魔法の世界で……   作:アルペリア

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導入編もあと一話で終わる予定です。そのあとはネギま!の世界でのお話になります。

読んでくださっている方々、本編までもう少しお付き合いください。


”世界”ではない場所でー2

 

 

「さぁさぁ!!早くお座りくださいっ!一番左の空いている席があなたの席ですよっ!!」

 

 

 

 

 扉を開けたら居たやたらハイテンションなタキシード姿の男に言われるまま俺は一番左の席に座る。それ以外の4つの席にはすでに男女両方とも二人が座っていた。

 

 

 俺は席に座ってタキシードの男の姿を見て見る。

 

 

 この男、姿はタキシードで年齢は見た目三十代と言ったところか。これだけならば普通の奴なのだが、奴の顔左半分を隠しているピエロのような仮面のせいでこの男が普通ではないことを表している。

 

その異様さに不安と恐怖を覚えながら、俺はタキシード姿の男の話を聞くことにした。

 

 

 

 俺が座るのを見届けたタキシードの男は、何がそんなに楽しいのかはわからないが、嬉しそうに手をたたくと大げさな身振りで口を開けた。

 

 

 

「皆様っ!!ようこそおいでくださりましたっ!私はここn「うるせぇよっ!!いい加減早くこの状況を説明しろっ!!」……おやおや、せっかちなお人ですねぇ。」

 

 

 

 タキシードの男が何か言おうとしたときに、一番右の男性が声を荒げていた。顔を見て見ると、案の定キレている顔をしていた。顔や雰囲気からして俺と同い年か、それとも少し下の年だなと思った。

 

 

 

 そんな男に対して、タキシードの男は特に気分を害した様子もなく、仕切り直しとばかりに手を打ち話し始める。

 

 

 

「こちらの男性からのリクエストですから、早くいきましょう。しかし、何事にもまずは自己紹介から行かなくてはいけません。

 あなたたちにも経験あるでしょう?ことあるごとにまず自己紹介があったことを。」

 

 

 

 

 …………………確かに、このタキシードの言うとおりだ。自己紹介というのを俺たちは何回やってきたのだろう。

 

 

 

 

俺たちの沈黙を肯定ととったのか、タキシードは満足そうにうなずく。

 

 

 

「結構、実に結構です。それではまず私から挨拶をさせていただきましょうか。私の名前は……………名前を言いたいところですが、私にはこれといった固有の名前がないのですよ。なので、皆様のお好きな名前でおよびください。」

 

 

 

 

タキシード(俺はこうやって呼ぶ事にした。)は申し訳なさそうに謝る。

 

 

 

 

そして右端の人から自己紹介をするように指示をする。

 

 

 

「自己紹介の内容としては、名前、年齢ぐらいの最低限の事柄で結構です。さぁそれではお願いします。」

 

 

 

促されて、右端の男、さっき怒鳴った奴だ。そいつから口を開く。

 

 

 

 

「………俺の名前は火野幸人、高校二年の17だ。」

 

 

 

 

「高校生ですかぁ、いいですねぇいかにも青春って感じの響きです。さぁ続いてお願いしますよ。」

 

 

 

 

何故が高校生という言葉に反応したタキシードは、ひとしきり嬉しそうに笑った後、次の隣の女性に向けて話しかける。次の女性は…………こちらは先ほどの火野のように怒鳴ることはしないが、やはり怒っているという雰囲気が出ていた。

 

 

 

 

「私は青山菜摘、高校三年生の18。」

 

 

 

「おや、こちらも高校生でしたか。これはこれはこちらも非常にいいですねぇ。」

 

 

 

タキシードはまた高校生という単語に反応して嬉しそうにしている。なんでそこまで高校生という単語に反応しているかは分からないが、見ていて少し気持ち悪い。横を見て見ると、どうやら青山も同じ気持ちのようだ。気持ち悪いという感情が顔に出ている。

 

 

 そんな青山の反応を特に気にすることなく、タキシードは次に話を進める。

 

 次の人は、また女性。しかも今までの二人より若く見える。見た目では中学生くらいか。

その子は今までの二人とは違い、ビクビクしながらか細い声で話し始める。なんだか今にでも泣きそうだ。

 

 

「……………わ、私は黒沢詩音と言います。年は中学三年の14歳です。よ、よろしくおn「おおおぉぉぉぉぉぉおぉ!!!中学生ですかっ!!これはまた若い人が来ましたねぇ!!」ひっ!!」

 

 

タキシードが黒沢の発言を途中で遮って、叫び始めた。こいつは一体何なんだ。人の言葉にいちいち反応して、それにお前が黒沢さんの時に叫んだから、彼女もう泣きそうだぞ。

 

 

タキシードはひとしきり自分だけで興奮(?)した後、咳を一つし次の人に発言を求めた。

次の奴は俺と同年代な感じの男だった。

 

 

 

「俺は白峰真。大学四年の22歳だ。」

 

 

「ほう、今度は大学生ですか。全く、幅が広くていいですねぇ。それでは最後にあなたですね、お願いしますよ。」

 

 

 

タキシードが俺を見て言う。その眼はとても面白いものを見ているかのように、とても楽しそうだった。

 

 

 

「…………渡良瀬アキラ。大学二年の19だ。」

 

 

 

「おや、大学生が二人ですか。………………まぁ、いいでしょう。これから五人の皆様にやってもらいたいことがあります。」

 

 

 

 

タキシードはそこで一度言葉を切り、急に態度を今までのピエロのような雰囲気からガラリと変え、急に真面目な口調で話し始めた。

 

「それは

 

 

………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

 

 

 

……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………あなた方五人には今から『魔法先生ネギま!』の世界へ行ってもらいます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………は?

 

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