嘘吐き女は舌を抜かれる   作:空亡 幽忌

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二回連続で久作が剰り出てこない……
高評価有り難うございます
後、改善点等を教えてくれたら飯田は狂喜乱舞します
ではどうぞ!



番外編 バレンタインデー

僕は、久作の黒砂糖を買う為に百貨店にやって来たのだか……

「なんかチョコが一杯有る……」

何時もはチンスコウやサーターアンダギー、黒砂糖等の沖縄名物が並んでいる棚はチョコに埋め尽くされていた

「…………あっ!今日、バレンタインかぁ」

バレンタイン

其れは、(いわ)く女が意中の相手にチョコを渡す日…………らしい

最近では友チョコや義理チョコ等が流行っているが、ついこの間迄、意中の相手はおろか、友達と云える者も居なかった独り身の僕には関係無いことだったが、

今では意中の相手──久作と云う相手が出来た

善し、初めての手作りチョコ作ってみるか……

取り敢えずチョコを買おう

近くに有った板チョコを手に取ろうと手を伸ばしたら

他の手に当たってしまったから謝ろうとすると何処かで聞いた事が有る声が聞こえた

「あっ、ご免なさい」

其の声の主は探偵社で会った学生服を着た女の子、

ナオミさんだっけ?

「あっ、この前の……」

「井上雅です」

「雅さん、貴女も殿方にチョコを?」

「はいそんな処です」

「まぁ!渡す相手は誰なのですか?」

ナオミさんも年相応に恋愛とかそう云う話に凄く食い付いてくるなぁ

「久作って云う子です」

「そうですか」

僕は頭の後ろに手を伸ばし頭を掻きながら

恥ずかし気に云う

「其れで……お恥ずかしい話なのですが手作りチョコを作った事が無いので、私と一緒に作っていただけませんか?」

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 

「此れが湯煎ですわ」

ナオミさんはチョコの作り方を知らない僕に優しく、

分かりやすく教えてくれた

「大きいボウルにお湯を張り、小さいボウルに小さく砕いたチョコを入れて熱で溶かしますわ

ざらつきが出ない様にちゃんと溶かしてくださいね」

「はい」

僕は、ゴム(へら)で、湯煎をしているチョコをゆっくり、ゆっくりと溶かし、ざらつきが出ない様にしている

「溶かし終えたら、型に淹れて、冷蔵庫に入れ、固まらせて包装(ラッピング)して終了ですわ」

ナオミさんは何処からか大きいハート型の型を出して来て、僕が溶かしたチョコを漏れない様に流し込んで往く

そして固まらせて出来たハート型のチョコを単純(シンプル)に包装して、やっと久作に贈るチョコが出来た

「有り難うございました、ナオミさん、貴女が居なかったらこんなに上手く作れなかったので、本当に有り難うございました」

「いえいえ、私も、兄様に贈るチョコが出来ましたし、丁度善かったです」

「では、久作に渡してきます」

「此れでお別れですね……」

そう云って僕達は別れた

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 

「はいっ!久作、此れ、バレンタイン」

「わぁ、有り難う雅お姉ちゃんっ!」

そう云って渡したチョコを嬉しそうに貰った久作を見て作って善かったなと実感した

「ホワイトデーには何か期待してるよ」




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