…………で、ではどうぞ
「はい、雅お姉ちゃん、ホワイトデー」
久作はそう云って僕に黒飴を渡してきた。
ホワイトデーにキャンディを渡すのは……好きって云う意味だったはず。と云うことは、久作は僕に対して好き、若しくは好意を寄せているって云うことになる。いや、落ち着け僕、久作がそんな
「何時ものお礼だよ」
と云うので義理路線も出てきた。いやいや、久作が
取り敢えず久作に有り難うとだけ伝えて置こう……
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ボクが雅お姉ちゃんに黒飴を贈ったのはホワイトデーにキャンディを贈ると好きって云うことになるって、雅お姉ちゃんが時偶使っているねっと?と云う物に書いてたから贈ったのに、雅お姉ちゃんは其れに気付いていなさそうだなぁ…………
恥ずかしかったから、何時も食べている黒飴を贈ったのだけど、矢っ張り其れが駄目だったのかなぁ?其れとも、何時ものお礼だよと云ったのが悪かったかな?有り難うと雅お姉ちゃんは云っていたけど、何だか厭そうだったし、僕、迷惑なのかなぁ、ポートマフィアでも嫌われてたし……
雅お姉ちゃんにとって僕はどんな存在なんだろう?
やっと出来た心地善い場所、其処にから追い出されたら、ボクは……
やっと守りたい物が出来たンだ。其処に居るためには
雅お姉ちゃんと一緒に居ること。雅お姉ちゃんの処だけはボクも心落ち着けるんだ。其処にずっと居たい……いや、居るんだ。そうボクは心に決めた。
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「どう思います?ナオミさん?」
僕は、探偵社の一階に或るうずまきでナオミさんと一緒に久作から渡された黒飴の事について話し合う。
「雅さんと、其の殿方との関係はどうなのですか?」
「まぁ、
「まぁ!兄妹!私と一緒ですわね」
ナオミさんはそう云い、何処からか電子機器を出し、其れで何らかの
「ナオミさんはホワイトデーにお兄さんから何を貰いました?」
「ええ、今年はお兄様からキャンディを貰いました。お兄様の事ですから、其の意味を知っていると思いますが。其れでですね、お兄様ったら…………」
其の後はナオミさんの
「ナオミさん、悪いですけど、急用を思い出しました。なので……」
「ええ、又今度、互いに沢山惚気ましょうね」
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「久作、ホワイトデーにキャンディを渡したら、好きって事を云うんだけど、其の……久作は……僕の…………事………………好き……?」
一言、一言、云うだけで僕の体温が数度
こう考えて居ると、久作が何か呟いた様な気がしたので久作の顔を見てみたら、久作の顔は真っ赤に為っており、頭からは湯気が出ている。何だか久作がふらふらしていたので、久作の顔に手を添えたら、久作が床に倒れてしまった。
「久作!?えっ?どうしたの?」
久作の顔に近付くと凄い熱気が感じられた。
「熱っ!?又、熱!?」
久作の頭に冷やした布を乗せ、寝かせる。
「二回も熱を引いちゃうなんて…………」
そう云えば、外国では、女装したら風邪を引かない、という噂が或るらしい。
服も買う
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ボ、ボクは、雅お姉ちゃんの事が好きで、雅お姉ちゃんも僕の事が好き……詰まり其れって…………りょ、両想いなんじゃ、両想いって事は雅お姉ちゃんと結婚も出来る…………そんなことを考えて居ると僕の体温が段々騰がっていく様な気分がする。雅お姉ちゃんと結婚出来るって事は雅お姉ちゃんの隣にずっと居られる……ボクの一つだけの居場所がずっと或るンだ。
あれ、なんだかふらふらしてきた……
僕の意識は其処で途切れた
何だか、この二人すれ違いばっかりしてますねぇ
いつくっつくんでしょうか?
まぁその前に姉って云うのは嘘と云わなければ駄目なんですけどね