小説でわかる幕間の物語   作:ニコ・トスカーニ

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一発ネタ二本目です


ぐだぐだ日本史

 新年が明けて、思わぬ形でまたレイシフトをすることになった。

 温泉に入ってリゾートホテルでリラックスするだけとダヴィンチちゃんもシオンも言っていたが、ドジっ子ゴルドさんがやらかしてしまい、千と●尋の神隠しみたいな旅館で働くことになった。

 

「失礼しまーす」

 

 感謝の気持ちを集めるために、閻魔亭には新カルデアから英霊たちを呼び寄せていた。

 旅館の従業員になった俺とぐだ子とマシュは新規で入ったある団体客の部屋を訪れていた。

 

「ノッブ!なんですかあれ!おかしいでしょあのキャラ!格ゲーじゃなくてSTGやってるのかと思いましたよ!」

 

 沖田さんがノッブに憤っていた。

 どうも話を聞いていると沖田さんは初プレイの『北●の拳 ~審判の双蒼星 拳豪列伝~』でノッブに嵌められてハート様を使わさせられ、ノッブのトキに蹂躙されたらしい。

 

「うっはははははははぁ!甘いのう、沖田。勝負の前から戦いは始まっておるのじゃ!情報戦というなあ!」

 

 沖田さんを一方的に蹂躙できたからかノッブは物凄く嬉しそうだ。

 あのバランス崩壊ゲーでトキを使って勝つのがそんなに楽しいのかはさておき、とにかく上機嫌だった。

 

 閻魔亭の日本英霊部屋はぐだぐだ空間を形成していた。

 ノッブは沖田さんを蹂躙するのに飽きたらしく(皆が忘れていたせいで)遅れてやってきた以蔵さんに標的を変えていた。

 

 

「ダーオカ、そなた童貞じゃろ」

 

 以蔵さん、わかりやすく動揺する。

 

「ど、どどどどど童貞ちゃうわ!」

 

 動揺が判り易すぎる。

 わかり易すぎる以蔵さんの動揺に沖田さん、茶々さん、土方さん、お竜さんが乗っかる。

 

「え?ダーオカさん、童貞なんですか?」

「ダーオカ、童貞なの?」

「なんだ、お前、童貞なのか」

「クソザコナメクジ、お前やっぱり童貞なのか」

 

 龍馬さんは「以蔵さんは剣の道に生涯をささげた人だから……」とフォローしたが誰も聞いていない。

 魔人さんはポカンとしている。

 

「茶々様、童貞って何だ?」

「沖田ちゃんは童貞にはならないから心配しなくていいのねん」

「そうなのか。つまり童貞とは悪いものなのだな。一つ利口になったぞ。嬉しみ」

 

 豆腐メンタルな以蔵さんのダメージは計り知れない。

 

「姉上……僕も童貞なのですが……ハァハァ」

「お前はセンズリでも扱いとれ!」

「ハァハァ……姉上……姉上……」

「アホか!人前でやるでない!せめて厠でやらんか!」

 

 ぐだぐだだ。

 あれ?信勝くん、何で普通にいるの?

 

  〇

 

「ああ、寺田屋ね」

 

 酒宴をはじめ、やたらと強いノッブと龍馬さん以外全員が潰れた。

 せっかくの機会なので有名な日本史のエピソードを本人から聞いてみようと思ったのだ。

 

「ええ、そうです。あのお竜さんがお風呂場から走って知らせたっていうやつです」

 

 日本人の俺とぐだ子にとってはすごく興味のある話だ。

 竜馬さんは苦笑いしながら答えた。

 

「あれね……何でああ伝わっちゃったのかな」

 

  〇

 

「龍馬。見ろ、カエルがいっぱい取れたぞ」

「うん。よかったね。お竜さん。悪いけど後にしてね。今、話し合いの最中だから」

「そうか。がっかり。……ああ、そうだ。どうでもいいけど、なんか下に槍持った奴がいっぱい遊びに来てたぞ」

「え?」

「龍馬は友達多いんだな。お竜さん、ちょっとジェラシーだぞ」

「違うよ!お竜さん!それ、奉行所だよ!」

「そうなのか?」

「そうだよ!友達は槍持って遊びに来ないよ!」

「そうか。友達ならカエル持って遊びに来るもんな。わかりみ」

 

  〇

 

「三吉さん※の日記だけど、お竜さんをそのまま出すわけにもいかないからさ。

脚色してくれって頼んだんだ。僕もどう脚色したかは知らなくてさ」

 

 寺田屋事件はぐだぐだだったらしい。

 何か思うところがあるのか、今度はノッブが口を開いた。

 

「わし、ミッチーの謀反の理由、わかったかもしれん…・・」

 

 ノッブは言った。

 

「当時、尾張ではあーけーどげえむがほっとな遊びでな。織田の家中でも流行っておったんじゃが、わしは最強、ミッチーは最弱じゃった。その日も戦国BAS●RA Xでわしの毛利がミッチーの伊達を蹂躙しておった」

 

  〇

 

 オーモーイーガー

 BASARA KO

 

「うっはっはっはっは!!また儂の勝ちじゃな!」

「……」

「わしに勝ちたくば寺でも焼き討ちするんじゃな!」

「……なるほど」

 

  〇

 

「ミッチーの奴、まさか本気にしとるとは思わんかったわ」

 

 日本史はぐだぐだだった。

 

 

※三吉さん=三吉慎蔵。詳しくはwikiでも読んでください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%90%89%E6%85%8E%E8%94%B5




短いのでオマケ

お題は「桜のサーヴァントがメドゥーサさんではなく黒髭氏だったら」
 

黒髭「ドュフフフフwww黒髭、参上ですぞ。緑は敵ですぞ」

桜「……」

ゾウケン「……」

黒髭「おひゃーーーーーー!!!薄幸系巨乳美少女ktkr!!!!!」

桜「……」

ゾウケン「……」

黒髭「おっと急に眩暈が……マスター、拙者魔力不足で今にも消滅しそうでござる。
魔力供給プリーズ」


ゾウケン「……桜よ。どうやら召喚に失敗したようじゃな」

桜「そうですね。行きましょうか、お爺様」

黒髭「ちょっと!!!無視はやめて無視は!傷つくから!!!」


 続かない
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