「・…あんちゃん・・ムニャムニャ」
自分の目の前には、ベットの上で、幸せそうな顔をして寝ているハヤテがいる。
自分はそんなハヤテの顔を見て
「・…もう、小学生か・…5年ちょっとになるのか。ハヤテを引き取って・…」
自分は、優しくハヤテの頭を、髪を撫でる。
「・…あんちゃん・…くすぐったい・…」
「・…寝ているのか、起きているのか、わからなくなるなぁ」
ハヤテは自分が優しく撫でると、えへへと言わんばかりの笑顔を作り、ぼそぼそっとつぶやく。
その声が聞こえる自分は、苦笑いをしながら、ハヤテの頭を撫で続ける。
そんな事をしながら思い出す。
ハヤテを引き取る事になった出来事を、そして、いままで過ごしてきた時間を。
それは闇の書を追っていた事から始まるのか・…
・
あの時は急いでいた。
管理局を脳みそごと消滅させ、スカさんと協力関係から、同士になった時。
そう、いそいでいたんじゃない、あせっていたんだ。
管理局を消滅させた際、管理局から押収した書類、データ、機密ファイルを解析していた時、スカさんが教えてくれたんだよな。
闇の書。
本来は夜天の書。
闇の書は、長年にわたり、各魔導師の手を渡り、次元も渡り、各世界で破壊をもたらしてきた。
それが、数年前、闇の書が発見され管理局は封印を決定。
管理局が管理している場所にへと輸送中、闇の書が暴走。
闇の書を一時的に闇の書を無効化したが、闇の書の自己防衛プログラムの影響で、どこかの次元に転移してしまった。
その際、自分も闇の書の封印を試したが魔力が膨大すぎて、しかも暴走しているおかげで、封印すら出来なかった。
その為、管理局のクライドさんとグレアムと協力し、無効化したんだ。
そして、闇の書の場所を探していたが、やっとみつけた。
機密ファイルに、闇の書の報告書があり、管理局というより脳みそが、闇の書の魔力を利用する為、闇の書の憑依した人物の捕縛。
その後の闇の書に対しての、器のコントロールを目的としたプロジェクト。
それは、幼子を誘拐し、人体実験で、体を闇の書の魔力、魔力暴走に耐えれる、体にし、洗脳及び、専用魔道具によるコントロールを目的とした、計画という事を。
そして、その情報を精査し、確認。
そうしたら、一つの家族の元にたどり着いた。
その家族には約1年前に生まれた女子がいた。
その子が生まれると同時に一冊の本が現れたという。
両親はその本を怪しみ、管理局の下部組織にその本を持ち込み、調査を依頼したらしい。
調査を進めるうちに、その本が闇の書と判明し、管理局がその情報を、手に入れた。
そうしてから、脳みそにもその情報が知れ、今回のプロジェクトが計画された。
そして、その計画が数日前に発動された。
自分はその情報を全て確認し、急いでその家族の元に向かった。
その時は、家族の安心より、闇の書が管理局に渡り、利用されるのを恐れたからだ。
もし、クライドさんなら、グレアムならとも考えたが、彼らならば自分はここまで、あせらなかった。
なぜかというと、いま動いているのは、管理局の闇の実行部隊。
違法な事も殺人も、躊躇わなく実行する部隊だからだった。
そうして、自分が目標とした建物、一軒のどこでもあるような家。
そこにその家族はいるはずだった。
だが、自分の感知にいくつもの反応を感じる。
一般人の反応ではなく、魔導師独特の反応。
それが、目標の家の周り、家の中に感じた。
「……まずいな」
自分は周囲の反応を見て、眉間にしわをよせる。
「……数は、12…外には9、中には3…家族は…ダメかもしれないな。しかし、やつらはまだいるということは……しょうがない殲滅するか」
自分は、周囲の状況を確認し、行動を開始する。
そうして
「……まず、一人」
自分は闇に溶け込むように、魔力を抑え、魔導師の背後に立つ。
そして、気づかない魔導師を、背後から口を押さえ、コンバットナイフを左肩から刺し、肺、心臓を刺しとおす。
すると、魔導師は口から血を出し、音もなく倒れる。
自分は同じように、さらに4人ほど殺る。
「……のこり、7…もう気づくな…一気に行くか」
自分はそう呟くと、魔力を一気に開放し、自分の周りに魔力玉をいくつも発言させる。
それから、その魔力玉を、周りに放ち、いくつもの方向から、魔導師たちに解き放つ。
「…!!なんだ!?仲間の反応が消えたと思ったら・次は攻撃か!?」
「……全員、反撃しろ!中の物は、闇の書を……」
「!だ、ダメだ!攻撃が多すぎる!迎げ…ぎゃああぁぁぁああ!」
魔導師たちは突然の攻撃で、戸惑った瞬間に、高速で襲いかかる、魔力玉の餌食になっていく。
そして、自分はそのまま、目標がいると思われる家に、近ずく。
「……残り3……小さな反応?……闇の書のマスターか?」
自分は家の前まで行くと、魔力の反応と小さな反応を感じる。
自分は、その小さな反応を闇の書と判断し、腰につけているコンバットナイフを抜き、魔力をとおしながら、魔力の反応に向かって投げる。
それを6本。
コンバットナイフは家の外装に穴を開け、家の中に飛び込んでいく。
そうして、家の中の魔力の反応が消える。
その事を確認した自分は家の玄関を音もなく開け、家の中に入っていく。
そうして、侵入した家の中のとある、一室に入る。
その部屋には男女5人が血を出し倒れていた。
「……この男女は、この子の親か……」
自分の目に、幼児の両親と思われる男女が倒れていた。
父親と思われる男性は、首元を押さえ倒れており、母親と思われる女性は、幼児に向かって倒れていた。
女性は、背中にナイフが一本刺さっており、そのナイフが心臓に届いていると思われた。
「……容赦なしか……子供は……」
自分はその両親を見を終わると、目的だった幼児を見る。
幼児は、幼児の体に合わせたベットで、すやすやと寝ており、この部屋の状態には全く気づいてはいなかった。
「……まずは、敵にこの子が渡らななくて、よかったとするか」
自分は、そんな事をつぶやきながら、幼児を抱きかかえる。
そうして
「……?ハヤテ?…この子の名前か」
自分は抱きかかえた幼児を見ると、服に刺繍がしてあり、その刺繍でハヤテと縫ってあった。
自分はその事を確認し、窓から外に出ると、転移しその場から立ち去るのであった。
「……あ!?…やヴァい…闇の書、忘れてた」
自分は、すぐに家に戻り、倒れている魔導師から、闇の書をちゃんと回収し、本当にその場から去る事ができた。
それからが、大変だった。
まず、拠点に戻りスカさんと合流するまではよかった。
その後だ。
ハヤテが目が覚め、両親の名前を呼びながら、泣き叫び、自分とスカさんと頭を抱える事になった。
そうして、ナンバーズのウーノさんにハヤテを見せたら
「…知識では知っていますが、現状の改善はできないと思います」
と、言葉を残し消えていった。
そして、自分とスカさんはさらに、頭を抱えた。
そうして、ついに同志が
「……もう、無理」
逃げた。
自分は泣いた。
それからが、地獄だったのは。
しかし、自分は乗り越えた。
幼児をあやすのは、初めてではなかったが、まず、慣れてもらう事から始め、コミュニケーションをとり、一緒に寝たり、お風呂に入ったり、遊んだりといろいろした。
そうして
「…にぃちゃ……」
と、呼んでくれたのは。
自分は泣いた。
ハヤテをあやしながら、闇の書を解析して、暴走の原因、バグなどを取り除く作業もしていたからだ。
闇の書のプログラムは膨大で、しかも、いろんな場所に改善と追加がされており、それが複雑に絡み合い、暴走を引き起こしていた。
しかもだ、ハヤテの感情で闇の書が反応し、暴走しかけたりと大変だった。
だからこそ、ハヤテと闇の書を、同時に相手をしながらの生活は地獄だったのだ。
まだ、管理局を相手にしている方が楽なほどに。
しかし、そんな日々は報われたのだ。
「…にぃちゃ、にぃちゃ」
ハヤテがとてとてと、自分に満面の笑みを浮かべ、自分に抱きついてくる。
「どうした、ハヤテ?」
「にぃちゃ、あしょぼ」
そう、こんな感じで、癒しをくれるのだ。
いままでの自分の過去を、この世界に来てからの自分を考えると、信じられない状況を考えてしまう。
しかし、ハヤテを抱きながら、そのハヤテの温もりが、現実だと教えてくれる。
そうすると、自然に目から涙が出てくる。
いままでの自分は、復習のみ、自分の体を改造し、無垢な命を弄んできた管理局に、復習を……
今まで、死んでいった自分と同じような境遇の者たち。
その思いが、自分の中を駆け抜けていく。
そうして、自分はこのままでいいのかと考えたら、涙が出てきたのだ。
「にぃちゃ?泣いてる。……うちが、とってあげる」
ハヤテは自分にそう言うと、小さな手をいっぱい伸ばし自分の頭に、手を乗せると
「……いちゃいの、いちゃいの、とんでけぇ〜」
と言いながら、自分の頭を撫でてくる。
そんなハヤテの行動に、自分はさらに、涙を流す。
ハヤテの行動が、自分の心を、体に安らぎをもたらしていく。
自分が長年、忘れていた感情が蘇っていく。
冷たかった心に、暖かい火が灯るのがわかる。
「…ありがとう。ハヤテ」
自分はそう言うと、ハヤテの頭を撫でる。
「…えへへへ。にぃちゃに褒められたぁ〜」
ハヤテはうれしそうに身をよじる。
そんな姿を自分は見て、この子はどんな事があっても守ろうと、自分達と同じような目にあわせないと決意したのであった。
そうして、闇の書のバグとりもおわり、本来の闇の書、夜天の書になり、暴走の危険性も完全に無くなった時、リィンホース達が本から召喚されたのは。
そういった事があり、この海泣市に住む事をきめたのは。
これからのハヤテの事を考えたら、普通に育って欲しかった。
普通と言ってもいろいろあるが、自分としてはあらそいから、ハヤテを離したかった事が一番だろうか。
その為に、管理外世界の地球をえらび、この町にしたのは。
そうして、この町での新しい生活が始まったのは。
それからも、いろいろあったが、なのはちゃん、アリシアちゃん、フェイトちゃん、スズカちゃん、アリサちゃん。
彼女達とハヤテが友人関係となり、穏やかな日々を過ごせてきたのは。
そんな、過去を自分は思い出し
「……ハヤテ、ありがとう。自分が人として、今、生きていられるのは、ハヤテのおかげだよ。……本当にありがとう」
自分はそうつぶやくと、ハヤテの頭をさらに撫で、席を静かに立ち上がり、静かに部屋をでていくのであった。
予定より遅れましたが、なんとか過去シリーズ終了?
次からはアニメ本編に突入したいと思います。
ながかったw
それと、今回の過去シリーズの話ですが、まずは忍
この話は、とらハ3の忍ルート確定イベント?の改造版。
主人公(狂也)に対して忍の好感度が上がっている状態で発生するイベント。
まぁここまでに行く前にチュートリアルで、忍ルート確定方向にしないおを進める必要がありますが…
まぁ、それを思い出しながら、内容を替えてシンにしてみました。
本来は高校生の時ですけどねw
そして、狂也とみゆきですが、これはオリジナルで。
一応、とらハ3の設定を考えて作ってみましたが、無茶があったようなきがします。
一応、狂也はとらハ3で、過去は荒れていた時期があったと話があるので、想像して、かきました。
みゆきは、とらハ3では従姉妹扱いで、義理の妹です。
ちなみにヒロインw
お兄ちゃん!手を出しちゃだめでしょw
で、なぜ狂也の妹かというと、みゆきの両親は披露宴の時、会場ごと爆破テロにあい、父親は死亡。
母親は奇跡的に命は助かり、その後みゆきを生んでいたような。
そして、士郎がみゆきを引き取り、兄弟として育てる事になりました。
なぜ?みゆきの家族はテロにあったのかは、それは、士郎の一族は暗殺者の一族で敵が多かったのです。
それで、敵対組織に、一族が集まる披露宴を狙われ、テロで一族は全滅。
みゆきの母親、士郎、狂也、みゆきだけ残った事になりました。
その時、士郎はというと、全国を、狂也を連れて放浪していたおかげでテロにはあいませんでした。
それで、母親は香港に渡り、武装警察の体調になりますが、それは別の話になるので、ここで書くと、大変な事になります。
という事で、ご勘弁を。
それから、士郎は桃子さんと出会い、熱烈な?恋愛の末にゴールイン。
そして、なのはが生まれました。
ちなみに、とらハ3では士郎は、狂也が8歳だったけな?記憶が曖昧(無
ボディーガードの仕事中に死亡しています。
リリカルではそんな事ないので、生き残っていますが。
入院しているのは、この話のせいかとも思っています。
それをふまえて、敵対組織に狙われた、高町家と考えて、書きました。
シンは、ハヤテの設定を思い出し、確か孤児院にいたんだよなぁ〜と思い、グレアムさんと出会う前にシンをねじり込む為に、無茶振りしてみましたw
こんな感じで過去シリーズを書いてみましたが、つ、つかれた。
次からは、やっとアニメ本編に突入するとおもいます。
へんなネタさえ頭に出なければ、来週にはあげれると思います。
一応、頭に浮かんだネタは小ネタ集に投稿しますのでそちらも、よろしくお願いします。
それと、誤字報告送ってくださった皆様、ありがとうございます。
それと、小説の書き方で、ご指摘、ご指導をしてくださった、連鎖爆撃様ありがとうございます。
こんな作品ですが、完結目指して、がんばっっていきますので、温かい目でよろしくお願いいたします。