魔法少女リリカルなのは 転生ホムンクルス編   作:青木 虚空

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13話過去を振り返れば(シン)

「・…あんちゃん・・ムニャムニャ」

自分の目の前には、ベットの上で、幸せそうな顔をして寝ているハヤテがいる。

自分はそんなハヤテの顔を見て

「・…もう、小学生か・…5年ちょっとになるのか。ハヤテを引き取って・…」

自分は、優しくハヤテの頭を、髪を撫でる。

「・…あんちゃん・…くすぐったい・…」

「・…寝ているのか、起きているのか、わからなくなるなぁ」

ハヤテは自分が優しく撫でると、えへへと言わんばかりの笑顔を作り、ぼそぼそっとつぶやく。

その声が聞こえる自分は、苦笑いをしながら、ハヤテの頭を撫で続ける。

そんな事をしながら思い出す。

ハヤテを引き取る事になった出来事を、そして、いままで過ごしてきた時間を。

それは闇の書を追っていた事から始まるのか・…

あの時は急いでいた。

管理局を脳みそごと消滅させ、スカさんと協力関係から、同士になった時。

そう、いそいでいたんじゃない、あせっていたんだ。

管理局を消滅させた際、管理局から押収した書類、データ、機密ファイルを解析していた時、スカさんが教えてくれたんだよな。

闇の書。

本来は夜天の書。

闇の書は、長年にわたり、各魔導師の手を渡り、次元も渡り、各世界で破壊をもたらしてきた。

それが、数年前、闇の書が発見され管理局は封印を決定。

管理局が管理している場所にへと輸送中、闇の書が暴走。

闇の書を一時的に闇の書を無効化したが、闇の書の自己防衛プログラムの影響で、どこかの次元に転移してしまった。

その際、自分も闇の書の封印を試したが魔力が膨大すぎて、しかも暴走しているおかげで、封印すら出来なかった。

その為、管理局のクライドさんとグレアムと協力し、無効化したんだ。

そして、闇の書の場所を探していたが、やっとみつけた。

機密ファイルに、闇の書の報告書があり、管理局というより脳みそが、闇の書の魔力を利用する為、闇の書の憑依した人物の捕縛。

その後の闇の書に対しての、器のコントロールを目的としたプロジェクト。

それは、幼子を誘拐し、人体実験で、体を闇の書の魔力、魔力暴走に耐えれる、体にし、洗脳及び、専用魔道具によるコントロールを目的とした、計画という事を。

そして、その情報を精査し、確認。

そうしたら、一つの家族の元にたどり着いた。

その家族には約1年前に生まれた女子がいた。

その子が生まれると同時に一冊の本が現れたという。

両親はその本を怪しみ、管理局の下部組織にその本を持ち込み、調査を依頼したらしい。

調査を進めるうちに、その本が闇の書と判明し、管理局がその情報を、手に入れた。

そうしてから、脳みそにもその情報が知れ、今回のプロジェクトが計画された。

そして、その計画が数日前に発動された。

自分はその情報を全て確認し、急いでその家族の元に向かった。

その時は、家族の安心より、闇の書が管理局に渡り、利用されるのを恐れたからだ。

もし、クライドさんなら、グレアムならとも考えたが、彼らならば自分はここまで、あせらなかった。

なぜかというと、いま動いているのは、管理局の闇の実行部隊。

違法な事も殺人も、躊躇わなく実行する部隊だからだった。

そうして、自分が目標とした建物、一軒のどこでもあるような家。

そこにその家族はいるはずだった。

だが、自分の感知にいくつもの反応を感じる。

一般人の反応ではなく、魔導師独特の反応。

それが、目標の家の周り、家の中に感じた。

「……まずいな」

自分は周囲の反応を見て、眉間にしわをよせる。

「……数は、12…外には9、中には3…家族は…ダメかもしれないな。しかし、やつらはまだいるということは……しょうがない殲滅するか」

自分は、周囲の状況を確認し、行動を開始する。

そうして

「……まず、一人」

自分は闇に溶け込むように、魔力を抑え、魔導師の背後に立つ。

そして、気づかない魔導師を、背後から口を押さえ、コンバットナイフを左肩から刺し、肺、心臓を刺しとおす。

すると、魔導師は口から血を出し、音もなく倒れる。

自分は同じように、さらに4人ほど殺る。

「……のこり、7…もう気づくな…一気に行くか」

自分はそう呟くと、魔力を一気に開放し、自分の周りに魔力玉をいくつも発言させる。

それから、その魔力玉を、周りに放ち、いくつもの方向から、魔導師たちに解き放つ。

「…!!なんだ!?仲間の反応が消えたと思ったら・次は攻撃か!?」

「……全員、反撃しろ!中の物は、闇の書を……」

「!だ、ダメだ!攻撃が多すぎる!迎げ…ぎゃああぁぁぁああ!」

魔導師たちは突然の攻撃で、戸惑った瞬間に、高速で襲いかかる、魔力玉の餌食になっていく。

そして、自分はそのまま、目標がいると思われる家に、近ずく。

「……残り3……小さな反応?……闇の書のマスターか?」

自分は家の前まで行くと、魔力の反応と小さな反応を感じる。

自分は、その小さな反応を闇の書と判断し、腰につけているコンバットナイフを抜き、魔力をとおしながら、魔力の反応に向かって投げる。

それを6本。

コンバットナイフは家の外装に穴を開け、家の中に飛び込んでいく。

そうして、家の中の魔力の反応が消える。

その事を確認した自分は家の玄関を音もなく開け、家の中に入っていく。

そうして、侵入した家の中のとある、一室に入る。

その部屋には男女5人が血を出し倒れていた。

「……この男女は、この子の親か……」

自分の目に、幼児の両親と思われる男女が倒れていた。

父親と思われる男性は、首元を押さえ倒れており、母親と思われる女性は、幼児に向かって倒れていた。

女性は、背中にナイフが一本刺さっており、そのナイフが心臓に届いていると思われた。

「……容赦なしか……子供は……」

自分はその両親を見を終わると、目的だった幼児を見る。

幼児は、幼児の体に合わせたベットで、すやすやと寝ており、この部屋の状態には全く気づいてはいなかった。

「……まずは、敵にこの子が渡らななくて、よかったとするか」

自分は、そんな事をつぶやきながら、幼児を抱きかかえる。

そうして

「……?ハヤテ?…この子の名前か」

自分は抱きかかえた幼児を見ると、服に刺繍がしてあり、その刺繍でハヤテと縫ってあった。

自分はその事を確認し、窓から外に出ると、転移しその場から立ち去るのであった。

「……あ!?…やヴァい…闇の書、忘れてた」

自分は、すぐに家に戻り、倒れている魔導師から、闇の書をちゃんと回収し、本当にその場から去る事ができた。

それからが、大変だった。

まず、拠点に戻りスカさんと合流するまではよかった。

その後だ。

ハヤテが目が覚め、両親の名前を呼びながら、泣き叫び、自分とスカさんと頭を抱える事になった。

そうして、ナンバーズのウーノさんにハヤテを見せたら

「…知識では知っていますが、現状の改善はできないと思います」

と、言葉を残し消えていった。

そして、自分とスカさんはさらに、頭を抱えた。

そうして、ついに同志が

「……もう、無理」

逃げた。

自分は泣いた。

それからが、地獄だったのは。

しかし、自分は乗り越えた。

幼児をあやすのは、初めてではなかったが、まず、慣れてもらう事から始め、コミュニケーションをとり、一緒に寝たり、お風呂に入ったり、遊んだりといろいろした。

そうして

「…にぃちゃ……」

と、呼んでくれたのは。

自分は泣いた。

ハヤテをあやしながら、闇の書を解析して、暴走の原因、バグなどを取り除く作業もしていたからだ。

闇の書のプログラムは膨大で、しかも、いろんな場所に改善と追加がされており、それが複雑に絡み合い、暴走を引き起こしていた。

しかもだ、ハヤテの感情で闇の書が反応し、暴走しかけたりと大変だった。

だからこそ、ハヤテと闇の書を、同時に相手をしながらの生活は地獄だったのだ。

まだ、管理局を相手にしている方が楽なほどに。

しかし、そんな日々は報われたのだ。

「…にぃちゃ、にぃちゃ」

ハヤテがとてとてと、自分に満面の笑みを浮かべ、自分に抱きついてくる。

「どうした、ハヤテ?」

「にぃちゃ、あしょぼ」

そう、こんな感じで、癒しをくれるのだ。

いままでの自分の過去を、この世界に来てからの自分を考えると、信じられない状況を考えてしまう。

しかし、ハヤテを抱きながら、そのハヤテの温もりが、現実だと教えてくれる。

そうすると、自然に目から涙が出てくる。

いままでの自分は、復習のみ、自分の体を改造し、無垢な命を弄んできた管理局に、復習を……

今まで、死んでいった自分と同じような境遇の者たち。

その思いが、自分の中を駆け抜けていく。

そうして、自分はこのままでいいのかと考えたら、涙が出てきたのだ。

「にぃちゃ?泣いてる。……うちが、とってあげる」

ハヤテは自分にそう言うと、小さな手をいっぱい伸ばし自分の頭に、手を乗せると

「……いちゃいの、いちゃいの、とんでけぇ〜」

と言いながら、自分の頭を撫でてくる。

そんなハヤテの行動に、自分はさらに、涙を流す。

ハヤテの行動が、自分の心を、体に安らぎをもたらしていく。

自分が長年、忘れていた感情が蘇っていく。

冷たかった心に、暖かい火が灯るのがわかる。

「…ありがとう。ハヤテ」

自分はそう言うと、ハヤテの頭を撫でる。

「…えへへへ。にぃちゃに褒められたぁ〜」

ハヤテはうれしそうに身をよじる。

そんな姿を自分は見て、この子はどんな事があっても守ろうと、自分達と同じような目にあわせないと決意したのであった。

そうして、闇の書のバグとりもおわり、本来の闇の書、夜天の書になり、暴走の危険性も完全に無くなった時、リィンホース達が本から召喚されたのは。

そういった事があり、この海泣市に住む事をきめたのは。

これからのハヤテの事を考えたら、普通に育って欲しかった。

普通と言ってもいろいろあるが、自分としてはあらそいから、ハヤテを離したかった事が一番だろうか。

その為に、管理外世界の地球をえらび、この町にしたのは。

そうして、この町での新しい生活が始まったのは。

それからも、いろいろあったが、なのはちゃん、アリシアちゃん、フェイトちゃん、スズカちゃん、アリサちゃん。

彼女達とハヤテが友人関係となり、穏やかな日々を過ごせてきたのは。

そんな、過去を自分は思い出し

「……ハヤテ、ありがとう。自分が人として、今、生きていられるのは、ハヤテのおかげだよ。……本当にありがとう」

自分はそうつぶやくと、ハヤテの頭をさらに撫で、席を静かに立ち上がり、静かに部屋をでていくのであった。

 




予定より遅れましたが、なんとか過去シリーズ終了?
次からはアニメ本編に突入したいと思います。
ながかったw

それと、今回の過去シリーズの話ですが、まずは忍
この話は、とらハ3の忍ルート確定イベント?の改造版。
主人公(狂也)に対して忍の好感度が上がっている状態で発生するイベント。
まぁここまでに行く前にチュートリアルで、忍ルート確定方向にしないおを進める必要がありますが…
まぁ、それを思い出しながら、内容を替えてシンにしてみました。
本来は高校生の時ですけどねw
そして、狂也とみゆきですが、これはオリジナルで。
一応、とらハ3の設定を考えて作ってみましたが、無茶があったようなきがします。
一応、狂也はとらハ3で、過去は荒れていた時期があったと話があるので、想像して、かきました。
みゆきは、とらハ3では従姉妹扱いで、義理の妹です。
ちなみにヒロインw
お兄ちゃん!手を出しちゃだめでしょw
で、なぜ狂也の妹かというと、みゆきの両親は披露宴の時、会場ごと爆破テロにあい、父親は死亡。
母親は奇跡的に命は助かり、その後みゆきを生んでいたような。
そして、士郎がみゆきを引き取り、兄弟として育てる事になりました。
なぜ?みゆきの家族はテロにあったのかは、それは、士郎の一族は暗殺者の一族で敵が多かったのです。
それで、敵対組織に、一族が集まる披露宴を狙われ、テロで一族は全滅。
みゆきの母親、士郎、狂也、みゆきだけ残った事になりました。
その時、士郎はというと、全国を、狂也を連れて放浪していたおかげでテロにはあいませんでした。
それで、母親は香港に渡り、武装警察の体調になりますが、それは別の話になるので、ここで書くと、大変な事になります。
という事で、ご勘弁を。
それから、士郎は桃子さんと出会い、熱烈な?恋愛の末にゴールイン。
そして、なのはが生まれました。
ちなみに、とらハ3では士郎は、狂也が8歳だったけな?記憶が曖昧(無
ボディーガードの仕事中に死亡しています。
リリカルではそんな事ないので、生き残っていますが。
入院しているのは、この話のせいかとも思っています。
それをふまえて、敵対組織に狙われた、高町家と考えて、書きました。
シンは、ハヤテの設定を思い出し、確か孤児院にいたんだよなぁ〜と思い、グレアムさんと出会う前にシンをねじり込む為に、無茶振りしてみましたw
こんな感じで過去シリーズを書いてみましたが、つ、つかれた。
次からは、やっとアニメ本編に突入するとおもいます。
へんなネタさえ頭に出なければ、来週にはあげれると思います。
一応、頭に浮かんだネタは小ネタ集に投稿しますのでそちらも、よろしくお願いします。
それと、誤字報告送ってくださった皆様、ありがとうございます。
それと、小説の書き方で、ご指摘、ご指導をしてくださった、連鎖爆撃様ありがとうございます。
こんな作品ですが、完結目指して、がんばっっていきますので、温かい目でよろしくお願いいたします。
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