うちのなまえは、ハヤテ・カミオカというんや。
今は、イギリスにあるギル・グレアムさんという、おっちゃんの家にいるんや。
いつもは、海鳴市に住んでいるんやけど、あんちゃんが仕事で家を留守にするんで、グレアムのおっちゃんの家にいることになったんや。
この家にはグレアムのおっちゃんいがいに、アリア姉ちゃんと、ロッテ姉ちゃんもいて、楽しいんだけど、やっぱりあんちゃんとかいないと、ちょっとだけ寂しい感じがするんだな〜
さてっと、前説は、ここまでにしてこれからはこの家を大捜索しないと、あかんのや。
なぜかというと、この家は、グレアムのおっちゃんと、アリア姉ちゃんとロッテ姉ちゃんの三人しかいないのに、すごく大きな家なんや、ただーし!こんな大きな家で、三人しかいないのに・・・・・・ほこりもなく、すごく綺麗なんや!!!
これは、調べなければ、うちのカンが何か訴えてくるん。
「・・・・・・・調べろ!調べろ!とな!」
うちは固く握った拳を天に掲げ叫んだ。
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場面はかわり、シン・カミオカ
・・・・・ロンドン発、ニューヨーク・・・・・モスクワ発、ロンドン着・・・・・・・搭乗者は14番ゲートに・・・・・・ローマ発・・・・」
ここは、空港。
搭乗者の乗降口。
入国手続きゲート。
「・・・・次の方、どうぞ」
目の前の夕刻手続きカウンターにいる空港職員から呼ばれた自分はカウンターまでいき、右手に持ったビジネスカバンを、カウンターの上に置き、その時に一緒にパスポートも、カウンターに置く。
置かれた荷物を見た空港職員は、まずパスポートを開き、機械にスキャンさせていく。
「・・・・・・シン・カミオカ様ですね。・・・・事前手続きでは、我が国には観光目的で滞在日数は3日となっておりますが、よろしいでしょうか?・・・・・それと、申し訳ないのですが・・・」
「・・・・そうですね。・・・・・あぁ、すみませんでした。・・・・・これでよろしいでしょうか?」
自分は申し訳なさそうに、自分の顔を見てくる空港職員にたいして、顔にかけていたサングラスを外して、にっこり微笑む。
「・・・はい、ありがとうございます。・・・・このままゲートを進んで、向こうのカウンターにて荷物をお受け取りください」
空港職員にそう言われた自分は、右手を軽くあげて「ありがとう」一言伝え、ゲートの向こうにあるカウンターにに向かって歩き出した。
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時間は進み、グレアム邸。
・・・・・これは、シン様お久しぶりです。ハヤテちゃんなら、お屋敷の中で探索中ですよ」
「・・・・・お久しぶりですアリアさん。あいかわらずハヤテは、探索中ですか・・・・・じゃあ、先にグレアムさんに会いたいのですが大丈夫ですか?」
「・・・・ええ、大丈夫ですよ。今は裏庭で、ティーを楽しんでると思いますので、ごあんないしますね」
自分はグレアム邸の玄関先で出会った、アリアさんの案内で、屋敷の裏庭に向かう。
「・・・・グレアムさん。お久しぶりです。今回は、ありがとうございました」
「・・・・これはこれは、カミオカくん。お疲れ様でした」
自分はアリアさんの案内で、裏庭のテーブル席にてティーを楽しんでいた、グレアムさんのところに案内された。
自分が声をかけると、微笑みを浮かべグレアムさんはかえしてくる。
「・・・・・・では、私はこれで失礼いたします」
「・・・・ありがとう。アリアさん」
「・・・ご苦労様。アリア」
アリアさんは頭をペコリと下げると、屋敷の中へと姿を消していった。
すると、自分とグレアムさんは穏やかな雰囲気から、緊張した真面目な顔つきに変わる。
「・・・・・グレアムさん。今回ので違法施設、開発者、関係者の処分は、我々の組織で調べあげたすべてが、終了した事になりました。これで、私たちのような増えることはないかと思われます。・・・・・あとは、クライドさん達にの活動待ちになります」
「・・・・・・そうか。・・・・・君と出会って、10年。・・・・・助けられてから7年・・・・・・・協力してから4年か。・・・・・・これからは、私やクライドの活動次第となるか」
グレアムさんは、自分の報告を聞くなり何かを思い出すかのようにつぶやく。
「・・・・・・そうですね。長かったような、短かったような。・・・・これで、管理局もかわりますかね?」
「・・・・・・さて、すべてはわからんが私はかわってくると思ってる。いまだに、一部の上層部の差別意識、自分達は特別と考えてる者も多い。・・・・さらに、地上派と本局とのあつれきもすべては解消されていない。・・・・ある意味これからが、本番という事か」
「そうですね。自分もこれ以上は、黒衣の悪魔として、活動するのも限界を感じてましたし・・・・・・・・」
自分もグレアムさんの問いに頷きながら応える。
すると、グレアムさんは苦虫を潰したような顔で
「・・・・・黒衣の悪魔か・・・・・管理局としては、君の正体がばれたら、大問題になるだろうね。・・・・・違法施設としても、本来は管理局の管理下にあった施設。・・・・・その中での違法事件の数々は管理局では、把握しておらず。いまだに、その現実を受け入れない上層部の考えもある。・・・・・その原因も評議会事件が元になっている」
「・・・・・あぁ、あの死に損ないの脳みそですか。いまだに、何か影響でもあたえてるのですか?」
自分が何事もなかったように応えると、苦笑交じりにグレアムさんは
「・・・・それは、別の意味でいやみかな?すでに最高評議員は君の手で対消滅させられ、チリも残さずこの世から消し去った本人が言う事かね?・・・・・・さすがにわたしも当初は信じられなかったさ。評議会が次元犯罪者の集団だったとはね。・・・・・しかし、君から見せられた機密書類の数々、証拠の一部。いままで、原因不明だった事件の内容。調査打ち切りになった事件の真相。すべてが、つながった時、わたしはいままで、何をしてきたか、自分のしてきた事が、すべて無駄だったんじゃないのか、自問自答するはめになったのだからね。いまも、半分信じられないのさ。自分の正義はどうなったのかと、いままでの行動は、本当に人のためになっていたのかを。だが、いままでの疑問が解決して納得している自分もいる。・・・・・だからこそ、君に協力したのだからね。・・・・いずれ、黒衣の悪魔は、黒衣の執行者にかわりそうだけどね」
グレアムさんの答えに、今度は自分が苦笑いをしながら答える事になった。
「・・・・・・黒衣の執行者ですか・・・・・あんまりかわらないような・・・・・・だれが、言い始めたのですか?」
「・・・・・それは、レオーネ、ナルゴ、ミゼットだな。・・・・・他にも・・・・」
「・・・いやいやいや、あの三提督ですか!?・・・・あの人達は苦手なんだよな・・・・・」
自分は、両手をあげて、降参のポーズしかできなかった。
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場面はかわり、ハヤテ・カミオカ
うちは、探した。
この家の秘密を・・・・しかし
「・・・・な、な、なんで!みつからんのや〜〜〜〜!!!」
うちは、一階のホールの中心で叫ぶ。
「・・・・ハヤテちゃん。いいかげんにあきらめたら?・・・・屋敷にはなにも怪しいところないし、定期的に清掃業者さんに頼んで、掃除してもらってるし、普段は私達で分担して、綺麗にしてるんだから」
うちの横で呆れた顔をしながら、ロッテ姉ちゃんが答えてくれるが
「・・・・ロッテ姉ちゃん。・・・なにか、ビッビっと感じるんや。この家にはなにか、隠してあると!」
うちは、横にいるロッテ姉ちゃんに、熱く答える。
そんな時
「・・・・・あら?声が聞こえると思ったら、ここにいたんですねロッテにハヤテちゃん」
ホールから一階の通路の奥からアリア姉ちゃんが現れたのは
「あ、アリア」
「アリア姉ちゃん」
ロッテ姉ちゃんはほっと、助かったような表情をして、うちはびっくりしたようにアリア姉ちゃんにふりかえった。
「・・・・ハヤテちゃん。いま裏庭に一番会いたい人がいるわよ。ここにいても、いいのかなぁ?」
アリア姉ちゃんはいたずらっぽく笑みを浮かべる。
「・・・・・ほんまか!あんちゃんが帰ってきたんか。・・・・・こうしちゃいられんわぁ〜」
うちは、アリア姉ちゃんから、話を聞いたとたん、裏庭に向かって走り出す。
「・・・・・ロッテ姉ちゃん。今日はありがとうなぁ〜うちは、あんちゃんのところに行くわ。・・・・アリア姉ちゃんもあんがと〜」
「・・・いってらっしゃい、ハヤテちゃん」
ロッテはハヤテに向かって軽く手を振る。
すると、アリアが横まで来て
「・・・・ロッテ、大丈夫だった?」
「ああ、大丈夫だったよ。偽装は万全。ぜんぜん、ばれていないよ」
「・・・そう、ならいいけど。ハヤテちゃん。ここに遊びに来るたびに、カンが良くなっているみたいだから」
「・・・・・そうだねぇ」
二人はそう語ると、壁面にある大きな姿見の鏡を、見つめるのであった。
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うちは、一階の通路を走り抜ける。
裏庭に出る木製のドアを、勢いよく開ける。
眩しい光が目に入ってくるが、視界を奪われるのは一瞬だけですぐに視力は戻ってくる。
そのさきに、テーブル席に座っているグレアムのおっちゃんと・・・・白い髪を腰まで伸ばし、その髪はいったん首元で束ねられており、その先は風でなびいている。
黒い上下のビジネススーツを着ており、その下には白いワイシャツに青いネクタイ。
素肌は、透き通るような白色で、顔はサングラスをかけており西洋人の顔つきを思わせる男性が立っていた。
「・・・・・・・あんちゃん!!!!!!」
うちは、その姿を見ると全速力の力を出して、裏庭をかける。
そのままの速度で、うちはあんちゃんに飛びつく。
「・・・・おおっと。ハヤテ・・・・ただいま・・・・あいかわらず元気いいなぁ〜お兄ちゃんとしては、もうすこしおしとやかなほうがいいんだけどな」
あんちゃんはサングラスを外すと、飛びついてきたうちをやさしく抱きとめてくれながら、笑顔を見せてくれる。
「・・・・あんちゃん。おしとやかだったら、もう、うちじゃないで」
「・・・・・そうか。・・・・そうだな、ハヤテはいつもこうだもんな。・・・・仕事もほとんどかたずいたから、今回はゆっくりできるよ。すでに一ヶ月は、休みを取っているから、日本に帰るまでロンドンで遊んで、日本に帰ったら、ハヤテが行きたかったところなら、どこでも連れて行ってあげれるよ」
あんちゃんはうちをだきかかえながら、頭をなでながら答えてくれる。
「・・・・・・ほんまか!ほんまやよね!うそはいっておらんよね?」
「・・・・ああ。うそは言ってないよ。本当のことだから」
うちは、何度も何度も同じことを聞くが、あんちゃんは笑顔で答えてくれる。
「・・・・じゃ、じゃ、じゃあ
あんちゃんがいない時に、ロッテ姉ちゃんとかアリア姉ちゃんとかグレアムのおっちゃんが連れて行ってくれたところで、あんちゃんと行きたかった所がいっぱいあるんや。日本に帰っても、デスティニーランドとか、ハウストッテスとか、伊勢志摩ヨーロッパ村とか・・・・・」
うちは、あんちゃんの言葉がうれしくてうれしくて、いっぱい行きたい所がでてくる。
そんなうちをあんちゃんは大きな笑顔を作ってうなずいてくる。
そんなうちらを、横にいるグレアムのおっちゃんも笑顔を作って、うなずいていた。