魔法少女リリカルなのは 転生ホムンクルス編   作:青木 虚空

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2話私のお兄ちゃんは魔法使い?(後編)

「・・・・・・日本よ!私は帰ってきた!」

「・・・・・日本よ!うちは、帰ってきたでぇ〜」

うちの名前はハヤテ・カミオカや。

うち達は日本に帰ってきました〜

いまは、家の前です。

あ、なんか口調が変わってますが、気にしないでください。

説明部分は標準語のほうが、神様がわかりやすいと言っていました。

誰ですか?というのはナシング。

「・・・・?ハヤテどうしたんだ?何かつぶやいていたような気がしたんだが?」

「・・・・そんなことは、ないで。あんちゃんの気のせいとちゃうか?」

あぶないあぶない。

うちが回想に意識を持っていかれているうちに、あんちゃんに何か気づかれそうだったわ。

「・・・・・そういえば、あんちゃん。家に帰ってきたけど、この後はどないするん?」

うちは家の玄関前で立ち止まりあんちゃんに聞く。

「・・・・そうだな。・・・高町家に行くか?・・・・テスサロッサ家、月村家、バニングス家には、おみやげはおくってあるからなぁ。後はあいさつだけだし・・・・・高町家は、すこし持って行きたいものがあるからね。まぁその前に、家に入ってゆっくりしてから行こうか?まだ、時間はあるしね」

あんちゃんは、顎に手をあてながら、うちに答えてくれる。

そして、あんちゃんが玄関のドアの取っ手にてをかけドアを開け、家の中に入っていく。

「・・・・・・ただいま〜x2」

うちとあんちゃんは家の中に入ったとたん、家の中に対してあいさつをする。

すると家の奥から複数の足音が聞こえてくる。

「おかえり〜ハヤテ」

「ハヤテ、おかえりなさい」

「・・・あ、帰ってきた。・・・ハヤテ、おかえりぃ」

「・・・・・おかえり。ハヤテ」

うえから、リィンホース、シグナム、ブィータ、シャマル、ザフィーラ。

みんながうちの顔を見て、笑顔で迎えてくれる。

やっと、家に帰ってきた気がする。

この暖かい感じは、絶対に手放したくないもの。

うちの宝物。

しかし、うちがふっとそんな事を思っていると

「・・・・・あれ??自分は?・・・・何もないんですか?」

横にいたあんちゃんは、唖然とした感じでみんなに声をかけるが

「・・・あなたは、誰ですか?x5」

みんなが、声をそろえてあんちゃんに答える。

「・・・・・なぜだぁ〜〜〜一応家主ですよ〜ハヤテは一番だけど・・・・・自分を無視しないでください。・・・・・さすがに、さびしいですよ」

あんちゃんは、すこし涙目でみんなにすがりつこうとする。

その姿を見て

「・・・・ふふふ」

「・・・・・ククク」

「ぷぅははは」

「ぷぷぷ」

「クック」誰からか、笑いが漏れ出すとうちもふくめて、みんなが一斉に笑い出す。 うちは、すごくおかしくて、目に涙が出てくる。

その中、あんちゃんは、おろおろしながらみんなのほうや、うちの顔を見返していく。

「・・・・そんなことはないで、あんちゃん。・・・おかえりや・・・あんちゃん」

・・・・おかえり。シン。x5」

そんな姿を見て、うちはあんちゃんの腰に抱きつき、あんちゃんの顔を見ながら言うと、それに続くようにみんながあんちゃんに暖かい笑顔を送ってくれた。

「・・・・ああ・・ただいま。・・・ハヤテ、ただいま」

あんちゃんはそう言うと笑顔をうちに向け、手をうちの頭に乗せ、優しく撫でてくれる。

「・・・・えへへへ」

暖かく、優しい手が、うちの頭を撫でてくれると、なぜかぽかぽかとした暖かい気持ちがうちの中から込み上げてくる。

そしたら、自然と笑みが出てきて顔がニヤニヤしてしまう。

そんな家の帰宅を、うちは暖かく思った。

あの後、家の中では大騒ぎだった。

あんちゃんが買ってきたおみやげはみんなに大好評だった。

リィンホースには、何着かのドレスと、園芸用の道具一式と何種類もの植物の種。

リィンホースは、あのおひめ・・・・・ゲフンゲフン。喜んでいました。

シグナムは、一振りの剣と、経済学と書かれた本をもらって、すぐに部屋に行ってしまった。

リィンホースいわく「部屋の中でもらった剣を、ニヤニヤしている」だそうです。

ブィータは、巨大な箱に「男のロマンはロケットパンチ」と書かれた箱をもらっており、その箱を頭のうえに掲げ持ち裏にはに向かって、飛び出していった。

その後、裏庭方面から「ロケつぅぅぅぅうっとぉぉぉぉぉパァァァァァァアンチィィィィィ!!!」というブィータの気合の入った声とともに、何かの飛翔音、機械音がしていた。

シャマルは、エプロンと料理の本、各種調理道具えおもらい満面の笑顔になっていたけど、それを渡していたあんちゃんの顔が引きつっていた。

なんでやろ?とうちは思ってたけど「それは、知らないほうがいいんですよ」ってリィンホースが言ってた。

ヤそして、最後はザフィーラだったんだけど。

なにも、もらってないんだよね?なんでやろっとうちが聞いたら「・・・・・かまわない。すでにもらってる」っていうんや。

その言葉を聞いてリィンホースも首を傾げていたけど、あんちゃんの顔は笑顔が引きつり申し訳なさそうにもしてた。

なんでやろ?

そんな騒がしい時間はすぐに過ぎていく。

あれ?うちのおみやげは?ってこれはまた今度で〜

「じゃあ、そろそろ行くか。ハヤテ、じゅんびはいいかい?」

・・・・・ちょいっとまってや〜・・・・あんちゃん。いまいくで〜」

あんちゃんは大きな荷物を背中に背負い、長方形の箱をいれたバックを持ち、玄関から声をかけてくる。

うちは急いで、玄関に行くと、靴をはきあんちゃんの横に行く。

「では、リィンホース後はお願いするね。・・・ハヤテじゃあ行こうか」

「うん」

あんちゃんは一言リィンホースに声をかけると、うちの手を取り、玄関を出ていく。

「・・・・あんちゃん。なのはちゃんとか元気にしてるかな?」

「ん?・・・そうだな〜今頃ハヤテはいつ幼稚園に来るか、もやもやしてるんじゃないかな?ハヤテの一番のお友達だしね」

うちが不思議そうにあんちゃんに聞くと、あんちゃんは何か考えるようにしてから応えてくれる。

「まぁ、いがいと忘れてたりしてな」

「・・・・あんちゃん!!」

あんちゃんはいたずらっぽく笑うと、駆け足で先に進んでいく。

うちはそんなあんちゃんに、右手を上げて叩くポーズをして、追いかけていった。

その頃、とある公園

夕焼けの公園に一人の少女が、さびしそうにブランコに乗っていた。

その視線は下を向いており、周りを気にしている感じはなかった。

少女はつぶやく

「・・・・・さびしいなの」

その言葉は誰にも届かない小さな声だった。

栗色の髪の毛のツインテールがさびしく風に揺れる。

その時だった 「なのは。まだいたのか、この俺が家まで送ってやる。悩みも俺様にお願いすればかなえてやるぞ」

「・・・・おまえ!そのこは嫌がっているだろう!いいかげんにしろよ!」

金髪で単発の少年は、なのはといった少女になれなれしく肩を叩きながら語る。

それを止めるように黒い髪の毛をしで髪を短めに切った少年が、止めようとしている。

これが最近のこの公園での夕焼けの光景だった。

なのはと言われた少女はそんな状態でもなにも反応はしない。

ただなのはは、心では思っていた。

(うるさいなの。いまは一人にして欲しいのなの・・・・・・もう、こんなのいやだなのぉ!!!)

自然となのはの目からは涙が出てくる。

それを見た少年たちはさらに騒がしくなる。

「・・・!!!なのは!泣いているのか、俺様が慰めてやるだから、俺様の胸で泣け」

「おい!だから、この子は嫌がっていると言ってるだろう。いいかげんにしろよ!!」

金髪の少年はなのはの肩から手を離すと、その手を頭の方に手を移動させ、頭を撫でようとする。

それを、黒色の髪の毛の少年は、それを必死に止めようとする。

そんな時だった

「・・・・・・あんたらぁぁ!!なのはちゃんになにしとるんやぁぁぁぁぁぁ!!」

公園の外から女の子の大声が聞こえたのは。

ハヤテ視点

うちとあんちゃんは二人して、夕焼けの道を歩いていた。

そして、なのはちゃん家とうちの家の間にある公園から騒がしい音が聴こえてきた。

うちは、気になって公園の入り口から公園の中を見てみると、ブランコに栗色の髪の毛をした女の子がいた。

その髪の毛はいつも見慣れていたツインテールだった。

そんな女の子の横で、金髪の少年と黒色の髪の毛の少年が言い争いをしていた。

そんな時だった、金髪の少年が女の子の肩を叩き、頭に手を移動させた時、女の子の目から水滴が落ちるのが見えたのは。

その瞬間うちは 「あんたらぁ!なにやっとるんじゃぁぁぁぁぁ!!!このボケェェェェェ!

うちは駆けだしていた。

目の前のなのはちゃんにちょっかいをだしている少年たちに向かって

「・・・・・あれ?なんかセリフ変わってないか?」

後ろであんちゃんが何か言ってたような気がするが、うちは気にせずに右手にポケットから出した、張り線を持ってなのはちゃんのそばで騒いでいる少年二人に

「チェェェェェェッスゥゥゥゥゥットォォォォォォ!!!!」

ハリセンで顔を正面から、叩き、振りぬいた。

その勢いでなのはちゃんと少年の二人の間に滑り込む。

叩かれた少年二人は叩かれた衝撃で数メートルはすっ飛んで行った。

「なのはちゃん。大丈夫だった?ここはうちに任せておき。・・・うちが守ってあげるわ」

「・・・・・・ハヤテ・・・ちゃん?」

うちがなのはちゃんの前で仁王立ちをして、なのはちゃんは、信じられないといったような表情を浮かべ

「・・・・ハヤテちゃん・・・・こわかったよぉぉぉ・・・・すごく嫌だったなの・・・・」

大粒の涙を出しながら、うちの服を強く掴んでくる。

うちは、少年二人に顔を向けると

「・・・・いてぇなぁ!!コノヤロー!俺の嫁になにしようがいいだろうがぁぁぁ!!!」

金髪の少年が衝撃から復活して立ち上がり、うちに向かって歩き出しながら、怒声を浴びせてくる。

すると、うちの顔を見たとたん

「・・・なんだ俺様の嫁のハ・・・・・・・グベ」

何か言いかけたとたん、あんちゃんがものすごい勢いで金髪の少年の頭に足を乗せたとたんに、一瞬で金髪の少年は顔面から地面にめり込んだ。

「・・・・・ミネウチダ、キニスルナ」

あんちゃんはハイライトの消えた目をしながら、笑みを浮かべ金髪の少年を見下している。

よくみると、金髪の少年を中心にクレーターが出来ていたが、うちは、見なかったことにした。

「・・・・ソコノショウネン、コノゴミトトモダチだな」

「・・・・いえ、違います」

「ト・モ・ダ・チ・ダ・ヨ・ネ」

「・・・い、い、いえ・・」

「・・・・・・・トモダチダヨネ?」

「・・・・はい」

あんちゃんは起き上がってきた黒髪の少年にうむをいわさず、言葉を重ねていく。

「コノゴミヲ、ジブンノシカイカライナクナルヨウニモッテイケ」

「いや、そいつは・・・・とも・・」

「・・モ・ッ・テ・イ・け」

「だか・・・・」

「ツ・レ・テ・イ・け」

「・・・はい」

黒髪の少年は、涙目になりながら、嫌々金髪の少年の腕をつかみ引きずりながら、公園を出て行った。

うちは、その出来事を横目で見ながら、なのはちゃんに向き直りなのはちゃんのテを両手で包む。

「・・・なのはちゃん。大丈夫か?ケガはしてない?」

心配そうになのはちゃんに聞く。

「・・・大丈夫なの。ハヤテちゃんが来てくれたから」

なのはちゃんは涙目で、下からうちの顔を見つめてくる。 その時

「はうぅ」

「あう」

うちとなのはちゃんの頭に暖かく優しいテが乗ってきた。

「なのはちゃん。辛かったね・・・・でも、よくがんばったね。ハヤテもよく友達を守るために行動できたね」

あんちゃんはうちらの頭を優しく撫でながら、笑顔で語りかけてくる。

「・・・なのはちゃん。何があったかは知らないけど、一人で考えテたら、誰もなのはちゃんの事はわからないよ。・・・・できたら、自分とハヤテになのはちゃんの悩みを聞かせてくれないかな?もしかしたら、力になれるだろうし・・・・ハヤテが何か?ものすごく、聞きたそうだし」

うちがあんちゃんの言葉を聞きながらなのはちゃんを見ていると、あんちゃんは苦笑いしながらなのはちゃんに聞く。

うち、そんなに強く、なのはちゃんを見ていたのかな?

そうするとなのはちゃんは、ぽつぽつとしゃべりだした。

視点はかわりなのは

私はシンお兄ちゃんの言葉を聞いて、シンお兄ちゃんとハヤテちゃんに今までの事、お父さんが大きなケガをして病院に入院している事。

その影響で、お母さんが仕事でいつも疲れている事、お兄ちゃんとお姉ちゃんもお父さんの看病で忙しくしてる事。

それで、みんなが忙しくしてるのに私だけ何もできない事。

お手伝いをしようとしても、みんな「大丈夫だよなのは」と言って、大変なのに私がみんなの邪魔をしてるんじゃないかと思っている事

それで、みんなに迷惑をかけないように、この公園で夕食の時間までいる事

そして、いつもさっきまでいた男の子に迫られてた事を話した。

「・・・・・そうか」

シンお兄ちゃんはそうつぶやくと、ポケットの中にテを入れて、何かを取り出してきた。

「・・・・それはなになの?」

「あんちゃん、それはなん?」

シンお兄ちゃんのテの上には青い水晶のうさぎがいた。

「?青いうさぎさんなの?きれいなの」

「青い水晶のうさぎさんや」

ウサギさんを見せてくれたシンお兄ちゃんは

「・・・・このウサギは、一回だけ願いを叶えてくれるウサギさんだよ。ただし、願いを叶えられる人は限られているんだ」

シンお兄ちゃんは笑顔でウサギさんの事を教えてくれる。

「このウサギさんは、まず、優しい心を持っている人。そして次に、勇気の言葉を言える人・・・でもその勇気の言葉は、勇気がある人が言ってもダメなんだ。・・優しい心が本当に強く願う事、それは自分ではなく相手に対して思う事。それを声に出す事によって願いを叶えてくれるらしいんだが・・・・・自分は無理だったけどね」

シンお兄ちゃんはウサギさんの事を説明してくれた。

「でも、あんちゃん。このウサギさんでなにができるんや?」

「・・・・」

ハヤテちゃんは不思議そうに聞くけど、私は

「なのはちゃん。これを持って、優しく両手で包んでから、今自分で叶えて欲しい事を、思っている事を言葉に出して言ってごらん」

シンお兄ちゃんからウサギさんを受け取ると、両手で優しく包み込み

「・・・・・」

心から強く願いながら

「お父さんが、早く元気になって、みんなに笑顔が戻りますようになのぉぉぉ!」

すると、手の中が白く光り、指の隙間から光が漏れていく。

その光から光の球体ができ始め、私の周りを漂い始める。

たくさんの光の九大が私を包み込むように回り始める。

「・・・・暖かいなの」

「!?なんや!」」

私達はびっくりすると、光が弾けるように周りに散って消えていった。

「・・・お。願いがかなったみたいだな」

シンお兄ちゃんは笑顔をで私達の頭を撫でてくれる。

「さぁ、なのはちゃん家に帰ってごらん。たぶん願いは叶っているはずだよ。ハヤテもなのはちゃんについて行ってあげて、自分はゆっくり行くから」

シンお兄ちゃんはそう言ってくれるけど、私はさっきの光景が信じられなくて、ぼーっとしていた。

ハヤテちゃんも同じようで、大きな口を開けて、空を、周りを見るようにキョロキョロしていた。

「・・・・どうしたんだい?二人とも呆然としちゃって。ハヤテはそんなに周りを見ても、なにも変わらないよ。・・・・さぁ確認のためになのはちゃんの家に行かなくてもいいのかな?」

その言葉で私は、シンお兄ちゃんの顔を見て、大きくうなずくとハヤテちゃんの手を取って走り出す。

「・・ちょ、ちょ、ちょっとまってや〜なのはちゃん。あんちゃんに聞かないと」

ハヤテちゃんは何か言っているけど私は、願いがかなったのか、かなってないのかを確認するために、ハヤテちゃんを引っぱりながら家に向かって足を早めていく。

すると

「・・・二人ともさっきのは、三人の内緒だよ。誰にも言わないでね〜」

するとシンお兄ちゃんの声が後ろから聞こえてきた。

私達はわからなかったけど

「わかったなの」

「わかったでぇ」

二人で返事をして、家に向かって走る。

ハヤテちゃんも体制を立て直して、私達は夕暮れの道をかけていった。

 

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