やぁ、みんなのアイドル、ハヤテちゃんや。
あ、あんちゃん、なんで、そんな遠い目をしてるんや?目が悪くなったのかな?
まぁそんなわけで、リリカルなのはホムンクルス編はじまるよ。
な、なんでやぁぁぁぁあ!あんちゃん、そんな、あわれるような目でうちをみるんやぁぁぁぁぁああ。
「ど、どうしたなの?ハヤテちゃん?」
「い、いや、うちだけの話やなのはちゃん」
隣に立っている、なのはちゃんが不思議そうに聞いてくるが、うちの回想をなのはちゃんに説明する事はできない。
ただ、あんちゃんの目だけは説明できる。
「いやぁな、あんちゃんが、うちのことどうみてるのかぁなぁっとね」
「そうなの?いつもと、変わらないと思うなの」
なのはちゃんは、あんちゃんのことを見ながら、首を傾け不思議そうにうちを見直す。
「まぁ、そんなこ「パンパァァァン」」
うちが、なのはちゃんに続きを言おうとしたら、いつの間にかに横に来ていたパンダ?子パンダらしい動物が、自己視聴するように、跳ねながら両手をぶんぶん振りながら、うちらの視界の中に入ってくる。
「・・・どうしたなの?パンパン?」
パンパンと呼ばれた子パンダ?はなのはちゃんに抱っこされると、されるがままなのはちゃんに抱きかかえられる。
この子パンダのパンパンはこの間の、うちのおみやげや。
世界でも数少ない珍獣?らしくて、もうすでにこのサイズで大人の子パンダ?らしい。
最初はおとなしかったので、ぬいぐるみかと思ったが、実は生きていました。
その後は家の中は大騒動。
リィンホースはきゃあきゃあ言って、かわいい!!を連呼。
その後、パンパンのしぐさにノックアウト。
鼻血をだして、シャマルに介抱されて、ベットイン。
ブィータは、なぜかパンパンに勝負を挑み、はげしい?しれつ?な戦い?をお互いにその戦い?をたたえ、いい笑顔で、パンパンと握手していた。
シャマルは、ニコニコ顔で、パンパンを愛でた後、シャマル特性パンパン用の食事を出してきて、あんちゃんが必死に止めている最中にパンパンがその食事を食べてしまい。
満悦した顔?をして口を開け気絶した。
その姿を見て、シャマルは落ち込み、部屋に籠城した。
ザフィーラはパンパンの頭をひと撫ですると、何かを納得したように一回頷くと、道場の方に鍛錬するために、消えていった。
何をしたかったんだろう。
あんちゃんは、その騒動を納めるために、あたふたしてた。
それ以上はない。
さっきのお返しや。
そして、うちは・・・・満足するまでもふもふさせてもらったわ。
毛はやわらかく、ふわふわ。
肉球はプニプニ。
耳はもう、たまらんでぇ〜
そんな数日を送ったのち、なのはちゃんのお父さん。
史郎さんが無事、退院できたので、なのはちゃん家におみやげを渡すついでに、なのはちゃんの家に来てるんや。
そう言えば、史郎さんが治った日は、海泣市の奇跡と呼ばれた特別の日になった。
それは、史郎さんだけではなく、入院患者、来院者、関係者など病院にいたひと全員が、病気や、怪我などすべてが完治したからそうだ。
その際、あちこちから、光の球体が地上から、空に浮かび上がるように、飛んで行ったそうだ。
その現象を見た人は、神秘的な光景だったと一言で言ったそうだ。
そんな事があり、史郎さんは前より元気になって帰ってきたそうだ。
すると、あの公園での出来事はなのはちゃんの奇跡?でも、あんちゃんは必ずかなうって言ったしなぁ〜
あのうさちゃんのおかげなんやろぉなぁ〜でも?なぜ?あんちゃんは、あんなもの持ってたんやろ?
そんな事をうちが思い出していると
「・・・見つけたわよ。パンパンちゃん、こっちにおいで」
「パンパンちゃん、こっちで美味しいもの食べよう」
声がした方向を見ると、怪しい笑顔、禍々しいオーラを放つ?桃子さんとみゆきお姉ちゃんの姿があった。
その姿を見たパンパンはなのはちゃんの腕の中でガタガタと震えだす。
「パァァンパァン」
か細い声を出しながら、パンパンはなのはちゃんの腕の中から逃げ出そうとする。
「・・なのは、そのままパンパンちゃんを捕まえててねx2」
桃子さんとみゆきお姉ちゃんは笑みを浮かべながら、じわりじわり、なのはちゃんに近づいていく。
「・・・・お母さんも、お姉ちゃんも、だ、ダメなの。パンパンがおびえてるなの」
なのはちゃんは、じわりじわり近づいてくる、二人から距離をとるように、後ろに下がっていく。
うちは、そんな姿を見て、あんちゃんに助けを求めるように、あんちゃんを見る。
すると、あんちゃんは一回頷くと、なのはちゃんと、桃子さんとみゆきお姉ちゃんの間に、なのはちゃんの方にいかないように立ち塞がってくれる。
「・・桃子さんもみゆきちゃんも、ぱ・・・ほごぉぉぉぉ!?」
「邪魔x2」
あんちゃんは二人を止めようとした瞬間、何かしらの力が働いたか知らないが、突然アッパーカットを喰らったかのように体が宙に浮くと、そのままきりもみ回転をし赤い鮮血を撒き散らしながら、桃子さんとみゆきお姉ちゃんの後方に吹っ飛んで行った。
そして
ドシャァ
と音を立てて落下。
おしりをプリッとあげて、口から出ていると思われる、鮮血で、血の池を作っていた。
「あ、あぁぁぁんちゃぁぁぁぁんんん!!カムバァァァァックゥゥゥゥゥ!」
うちはその姿を見て叫ぶ。
なのはちゃんは
「い、いやなのぉ!だ、ダメなのぉぉぉぉ」
パンパンを抱きながら、泣きそうな顔で、桃子さんとみゆきお姉ちゃんから逃げだす。
「ま、待ちなさい!なのは!x2」
桃子さんとみゆきお姉ちゃんはその姿を見て、追いかけ始める。
必死の形相で逃げるなのはちゃん。
笑みを貼り付けて追いかける、桃子さんとみゆきお姉ちゃん。
まさに、高町家の庭はカオスの状況を生み出していた。
そして、シンは血の池を広げていた。
・
日が進み、視点はかわる。
俺の、いや、違うな。
僕の名前は藤堂マサキだ。
ついに、このひが来た。
僕はあの日に誓った、みんなを守る事を守る為に、自分自身を強くならないといけないと思った。
最低でも自分自身は守れるようにならないと、周りにいる愛しい人たちすら守れないと思ったからだ。
その為に、とある道場のの門をたたくことにしたんだ。
「君が藤堂マサキくんだね。私がこの道場主の高町士郎だ。よろしく」
僕の目の前には、鋭い目つき、引き締まった肉体、歴戦の勇士を彷彿させるオーラを放つ高町士郎さんの姿があった。
「今日は、君を指導する師範代(仮)と違う道場になるが、お手伝いで来てくれている人がいるから、その人たちと、あってもらう。その間、少し時間があるから、君の身体能力をはかることにする」
「・・・・はい」
僕はそんな士郎さんの言葉を聞いて、1人はなのはちゃんのお兄さん、高町強也さんと思ったが、もう1人はわからなかった。
そして、僕は、士郎さんの指示通りに、走ったり、飛んで跳ねたり、体の柔軟さを見てもらったりしていた。
そうやって時間が経つと
「・・・父さん。少し遅れました」
「やぁ、士郎さん。申し訳ない。強也の指導に力がはいりすぎました。申し訳ない」
そのような声が道場の出入り口から聞こえると、そこに立っていたのは高町狂也さんと、もう1人はみたことがあるような西洋人の男性が立っていた。
「・・・・?君が新しく入った門下生の子かな?・・・?どこかで、あったかな?」
西洋人の男性は穏やかな顔で、首を傾けながら僕に聞いてくる。
「・・・いえ、僕は覚えていないです」
僕はあせった。
声をちゃんと聞いて思い出したのだ。
あの公園での出来事を、あの恐ろしい出来事を、もし、覚えられていたら、ここにはいることができないかもしれない。
徐々に体は怖ばり、体は固くなっていく。
「・・?おや?シン、マサキ君とはしりあいかい?本人はわからないようだが?」
士郎さんの不思議そうな声が、助け舟に聞こえる。
「ん〜どっかで、見たことがあるとお思っただけだから、駅とかデパートとか、人の集まる所で見たのかな?・・・まぁ自分の記憶違いかもしれないから、ごめんね。変な気遣いをさせてしまって」
シンと呼ばれた男性はおだやかな声で、僕に応えてくれる。
「・・・い、いえ。そ、そんなことは、ありません。僕もあなたみたいな人になりたいです」
ここは、話をそらそう。
ちょうど、勘違いしているみたいだし、そのまま、公園のことは忘れてもらおう。
「君がマサキ君だね。俺の名は高町狂也と言う。よろしくな。一応、師範代をしている。まだ、父さんからは仮と言われるけどな」
強也さんは、笑顔を僕に向けてを前に出してくる。
「はい、狂也さん。藤堂マサキです。よろしくお願いいたします」
僕もあいさつを強也さんに返しながら、僕の目の前に出された手を握り、握手をする。
「そうか・・・自分見たいか・・・初めてだ、そんな事を言われるのは・・・なかなかいいものだな。・・・おっと、遅れたが、自分は、シン・カミオカと言う。シンでいい。よろしく、マサキくん」
シンさんは先ほど僕に言われた言葉を、嬉しく思ったみたいで、満面の笑みで僕と握手をする。
「はい。ぼくこそ、よろしくお願いします」
ぼくは握手をしながらシンさんに答える。
「・・・二人とも顔と名前はわかったようだね。マサキくん、二人は私がいない時、日によってにもなるけど、変わり代わり三人で君を指導していく事になるから、よろしくね。それと、最初は、体の成長もあるからそれにあわせて、鍛錬のメニューをかえたりするから、覚えておいてね。それと、最後になるけど、ある程度基礎ができないかぎり木刀をもたせてあげる事ができないから、それだけはがまんしてね」
士郎さんが、簡単にこれからの事を教えてくれる。
そうしていると
「あ〜いたいた。ここにおったんか」
そんな声が、道場の出入り口から聞こえてくる。
その場所には、ハヤテちゃんになのはちゃん、みゆきさんの三人が立っていた。
「あんちゃん、その子誰や?どっかで、見た気がするんやけど?」
「お父さん、お兄ちゃん。その子は誰なの?でも、見た事あるなの。でも、どこか、忘れたなの」
ハヤテちゃんとなのはちゃんは首を傾けながら不思議そうにぼくの事を見つめてくる。
「あ、あの。し、シンさんは、きょ、今日は、じ、時間ありまづ?」
みゆきさんは、ものすごく顔を赤くして、どもりながら、何か違う事をシンさんに聞いてくる。
その時
「・・・・・シン、みゆきとは、な・か・よ・く・しているのかな?」
士郎さんがシンさんの肩に手を置き、貼り付けた笑顔を浮かべ、シンさんに迫る。
・・・あ、し、士郎さん。肩がミシミシしていますが・・・・顔が、近いです」
鬼気迫る士郎さんの行動にシンさんは冷や汗を出しながら、後ろに下がろうとするが、肩をしっかりつかまっており、変な音がさらに聞こえてくる。
ミシミシと
「お、お父さん!わ、私。まだ、シンさんとつきあってないから」
その姿を見た、みゆきさんは、慌てながら、士郎さんを止めようとするが、みゆきさんの言葉が、さらに油を注ぐ。
「・・・・・ほう。お話をしないといけないね。・・・これから、何年かかるかわからないけど、家族になるかもしれないからね。・・・ソレマデイキテイレルトオモウカナ?ボソ」
士郎さんの笑みは消え、手は両肩に乗せられており、かなり力が入っているのがわかる。
変な音が聴こえるし
「い、いや。話せば、わかります。・・・・肩から変な音が聞こえるんですが?・・・力、入れすぎ・・・・骨がががががぁ」
「・・・・・か、家族。か、家族。・・・と言う事は、わ、私が、しし、し、し、シンさんの・・・・・」ボン
士郎さんは暴走し、みゆきさんは頭から煙が出て、完全フリーズ。
まさにあの空間だけ、カオス。
ぼくはそんな光景を見て、強也さんの方をみると
「・・合掌」
両手をあわせ、目をつむり、合掌してた。
僕はあきれた目でその光景を見ている事しかできなかった。
そして、忘れられたような、ハヤテちゃんとなのはちゃんは
「あいかわらず2やな。なの」
いつものような光景として、そのカオスを見ていた。
僕は思った。
「・・・・これは、本当にリリカルなのはの世界なのか?」
なぜか、将来が不安になる1日になった。
そして、この不思議な出会いが、ハヤテちゃんとなのはちゃんとの長い付き合いの始まりとは、思わなかった。