視点は変わり、金髪の少年。
「くそぉぉぉ!!くそぉぉぉぉぉおおおお!!」
金髪の少年は非常に荒れていた。
それも、私立聖祥大学付属小学校を、不合格になったからだ。
「なにが!!精神的に難ありだとぉぉぉぉお!この俺様は、完璧だぞ!!どこに問題があるんだ!!」
金髪の少年は、部屋の中にある、物という物にやつあたりをする。
「なにが、ざまぁーすだぁぁぁ!!くそぉぉぉ!ザマスザマスとうるせえぇぇんだよぉぉぉ!」
金髪の少年は暴れるだけ暴れると、大きな呼吸をすると
「・・・そうだ!いまは賀マンの時だ!主人公は、目立つ時に登場する物だ。・・・・まだ、本編開始まで2年はある。・・・・それまでは、別の学校で、主席を取り、俺の立場を確立させればいい・・・ふははははは」
金髪の少年は、何かを思いついたかと思うと、突然高笑いをする。
「そうだそうだ!!ジュエルシードの出現場所もある程度はわかる。・・・そこで、俺様の登場だ。・・ふはははは!なんと言う、最高の作戦なんだ!さすが、俺様だ。すると、それまでに、インテリジェンスデバイスを手に入れるだけだ。ふははははは!時間はある。最高の物をてに入れよう!!これで、俺様の描いた通りのストーリーが動くのだ!!ふはははは!ちょうど、踏み台もいたことだしな、主人公の俺様の糧になってもらおう。ゲスの分際でもやくにたつのだな。ふははははは」
金髪の少年は、荒れ放題になった部屋の中心で、高笑いをし続けるのであった。
・
また、視点は変わり
僕の名前は藤堂マサキだ。
今は家のリビングで、家族全員が集まり、テーブルの上に置かれた封筒に全員の視線が集まっていた。
「・・・みんな、いいか?・・・開けるぞ」
僕の目の前で父さんが緊張した面持ちで、震えた手で、封筒を開け、中から一つの用紙を取り出す。
その封筒には、私立聖祥大学付属小学校合格通知と、書かれていた。
父さんはおそるおそる、たたまれている用紙を広げていく。
家族全員に緊張がはしり、緊張感が高まっていく。
そして、父さんの口が動き
「・・・・マサキ。・・・合格だ」
その主観、家族全員から歓喜の声が発せられる。
「よかったわねぇ〜マサキ」
母さんは、僕のところまで来て、僕を抱きしめてくれる。
「やったなぁ!マサキ」
兄さんは横で僕に親指を立てて満面の笑みで、僕に笑顔を向けてくれる。
父さんは、無言で涙を流していた。
そんな事で、その日は祝いとかで、家の中は大騒ぎになった。
その後も、入学準備とかで、制服やら、勉強道具やら、いろいろ買え揃うために、忙しい毎日を送る事になった。
そして、あっという間に入学式の日になった。
僕は学校指定のブレザーを着て、玄関前に立っていた。
「マサキ、兄ちゃんは別の学校になっちゃうけど、がんばれよな」
玄関前には僕と並ぶように、父さんと母さんが並んで立っており、その目の前には兄さんが一人で立っていた。
「・・・カズキ、申し訳ないが、一人で留守番を頼む」
「カズキお願いね」
「・・・わかっているよ。・・・そのくらいできるぜ。・・それよりも、マサキの入学式の事帰ってきたら、教えてくれよな」
父さん達が申し訳なさそうに兄さんに言うと、兄さんは笑顔で言葉を返す。
「じゃあ、行ってくる」
「いってくるわね、カズキ」
「・・・・行ってきます。兄さん」
僕はそう言うと、父さんと母さんと一緒に、入学式に参加するために、聖祥小学校に向かって歩き出した。
・
場面は代わり、テスサロッサ邸
「・・・ニニス、アルフ、家の事はマカせたわよ」
「ニニス、アルフ後はお願いねx2」
プレシアはいつも通りに、アリシアとフェイトはうれしそうに、ニニスとアルフに声をかける。
「はい。私もついて行きたかったのですが、大勢で行くのもなんですが・・・・」
「任せときな。二人は入学式を楽しんでくるといいさ。・・・まぁ帰ってきたら、入学式の話を教えてくれよな。私は、入学式とかわかんねぇからさぁ」
ニニスとアルフは三人に応える。
さぁ、アリシアにフェイト、行くわよ。・・・お母さんも楽しみなんだからね」
プレシアは、アリシアとフェイトの手を繋ぐと、楽しそうに笑顔を作り、小学校に向かって歩き出す。
それに引っ張られるように、アリシアとフェイトは
「いってきまぁぁ〜〜すぅx2」
空いてる手で、ニニスとアルフに大きく手を振りながら歩いて行くのであった。
・
さらに場面は代わり、高町家
「早く早くなの」
玄関先でなのはは、誰かを急かすように呼んでいた。
「・・・なのは、入学式は逃げないわよ。もうちょっと落ちついて・・・・ほら、あなたも、なのはが呼んでいるのだから、ちょっとは急いでください」
「・・・そう言われてもなぁ」
なのはの声に応えるように、桃子が姿を現し、士郎を呼ぶが、なかなか姿を現さない。
「早くしないとハヤテちゃんが来ちゃうなの」
なのはは、ぴょんぴょん跳ねがら、さらに急かす。
「まぁ、これでいいかな?」
「まったく。あなたったら」
士郎は少し慌てていたのか、服が多少乱れていた。
それを見た桃子は、クッスと笑う感じで、言葉を出すと、士郎の服の乱れを直していく。
「はい。これでいいわよ」
「・・・桃子」
「・・・あなた」
服を直してもらった士郎は桃子の手をとり、感謝をする。
その真剣な眼差しに、桃子はうっとりとした顔つきに変わる。
「桃子・・・」
「・・・あなた」
徐々に二人を中心に桃色空間が広がっていく。
「・・・・ごほん」
キッチンの方の廊下から、みゆきが姿を現し、わざとらしい咳をする。
「・・・はは」
「・・ふふ」
士郎と桃子は少し気まずくなり苦笑いをする。
「父さんも母さんも、今日はなのはの入学式でしょ?しかも、この間、シンさんに借りた機械も使えなかったのだから、その使い方とか、代わりに操作してもらったりとか、お願いしないといけないんでしょう?」
みゆきは、士郎と桃子の事を少しあきれたように見ながら言う。
「・・・そうだったな。なのは以外は、みんな使えなかったからな」
士郎は苦笑いをしてみゆきに応える。
「・・そうなの。私は入学式で使えないなの。だから、ハヤテちゃんに言って、シンお兄ちゃんに代わりに撮ってもらおうって、言ってたのはお父さんなの」
その言葉に続くようになのはも言う。
「だから、早めに合わないといけないなの」
なのはは、士郎と桃子の手を掴むと、外に引っ張り出そうとする。
「そうだったわね。シンさんにお願いしないとね。じゃあ、みゆき悪いけど、お留守番お願いね」
「うん。任せてね・・・シンさんに会えないのは寂しいけど(ボソ)」
「
そうして、高町家では、ひと騒動?を起こしながら、なのは達は家を出て行くのであった。
・
さらにさらに場面は代わり、月村邸。
「・・・スズカ、準備はいいわね?」
「・・・うん、できてるけど・・・・」
邸の前では、気合十分の忍の姿と、それを恥ずかしいそうに、見ているスズカの姿があった。
「じゃあ、ノエル、ファリン。後の事はマカせるわ」
「はい。忍様、後はお任せください」
「・・・任せられたっすよ」
忍は、後ろを振り返り、邸の外まで見送りに来ていた、ノエルとファリンに、家の事を託す。
「スズカ様、入学式、いってらっしゃいませ」
「いってらっしゃいっすよ」
「う、うん」
淡々と言うノエルと何か軽いファリン。
その二人に見送りに、をされるスズカは、初めての学校で、緊張をしていた。
「ほら、スズカ。そんな緊張しても、何も変わらないわ。・・ここは、お姉ちゃんに任せておきなさい」
そんなスズカを見た忍は胸を張って、堂々と語るが
(そんな、お姉ちゃんだから心配なんだけど)
そんな、気持ちのミスリードをしながら、二人は小学校に向かうのであった。
・
ここは、聖祥小学校に向かう途上の道。
そこには、シンの姿と、ハヤテの姿があった。
視点はハヤテになります。
うちは、ハヤテ・カミオカです。
非常に緊張しています。
今日はこれから、通う事になる聖祥小学校の入学式に向かっている途中なんです。
あれ?うちの口調がおかしいなぁ。
やっぱ、きんちょうしてるのかな?
そう言えば、今日の入学式に誰が、一緒に行くかで大変やったなぁ。
うちは、数日前の出来事を思い出す。
数日前のカミオカ家のリビング。
いま、ここではひと騒動が起きていた。
「いえ、こは、私が行くのが当然です」
「いや、そこは、私だろう」
「そこあ私ですね」
「ずずずx2」
「パンパン」
リビングでは三人の女性が言い争いをしていた。
そして、その横でテーブル咳に座り二人の男女がお茶を飲んで、静観の構えでいた。
そして、一匹の子パンダが、右手を上げ何かをアピールするかのように、ピョンピョン跳ねていた。
「このままでは、らちがあきませんわ・・・こうなったら、力で示しましょう」
リィンホースはおもむろにそう言うと、両手に手甲ををはめると、武道の何の流派かわからないが、かまえをとる。
それに続き
「・・・それなら、全力をつくすまで」
「・・・・戦いは好みませんが、今回は引くわけにはいきませんね」
シグナムは大剣を呼びだし、剣をかまえる。
シャマルは杖を持ち、杖先をリィンホースの方に向ける。
「・・・楽しそうだな。私も参加していいか?」
ブィータはその三人を見て、目をキラキラさせながら、イスから移動をして、三人のそばまで行く。
「ずずずずずず」
ザフィーラは、無言でお茶を飲む。
「パーンパーン!!」
なぜか、パンパンもやる気のようで、右手をぐるぐる回し、左手を右肩に置き、やる気は満々である。
そして、4人と一匹の壮絶な戦いが始まった?
「ずずずず」
なぜか、ひたすらにお茶を飲むザフィーラ。
そして、時間は経つ。
「一体何があったんだ!?」
「どうなっているんや!?」
シンとハヤテの目の前には、あちこちに、リビングにあったテーブルや、ソファー、テレビなどの家電製品が、破壊され嵐の後のようなリビングの姿があった。
「ずずずず」
ただ、何事も無かったようにザフィーラはお茶を飲んでいたが。
「・・・・なんでこうなるんだ」
シンはリビングの惨状を見て、涙目である。
「なんで、パンパンがみんなの上に乗っているんや?」
ハヤテの目には、リィンホースを一番下に、その上にシャマル、びぃーた、シグナムの順に積みあがったひとの上に、右手を上げ勝利のポーズで固まっているパンパンの姿があった。
「そんなことがあったのか・・・・みんな、ついてくるのは、無しだな。すまんが、ザフィーラは、当日みんなを見ていてくれ。いつ暴走するかわからない」
シンは、ひと騒動の経緯をザフィーラから聞いて、大きなため息をついていた。
ザフィーラはシンの言葉を聞いて、大きくうなずく。
「まぁ、しゃあないわな」
ハヤテはリビングをかたずけながら、何かにあきらめたようにため息をつく。
「はぁ〜これ、どうしたらいいんだ?」
シンはまだかだつかないリビングの惨状を見て、肩をがっくり落とすのであった。
そして、時間は戻り。
あの後は、大変やったな。
うちが、そんな事を思い出していると
「ん?どうしたんだい、ハヤテ?」
あんちゃんはうちに、不思議そうに聞いてくるので
「・あの賛辞を思い出していただけや」
そううちが言うと、あんちゃんは遠い目をして、無言になった。
(あ、ちょっと、涙目や)
うちが、あんちゃんの顔を見ていると目が潤んでいた。
そ、そう言えば、学校楽しみやなぁ」
うちは気まずくなった雰囲気をそらすために、話題を替えてみる。
「・・・・そうだな。楽しみだな。ハヤテはどんな入学式になるとおもう?」
あんちゃんは、うちの言葉を聞いて、笑顔になり、うちに楽しそうに学校の予想を聞いてくる。
「そうやなぁ〜なのはちゃんがいて、アリシアちゃんとフェイトちゃんがいて〜スズカちゃんもいて、アリサちゃんもいて〜・・・えっとなぁ〜」
うちも、みんなの事を思いながら答えていく。
「・・・・それは、いつもと、あまりかわらないのじゃないのかな?普段はみんな揃う事もすくないけどね」
うちの言葉を聞いて、あんちゃんも楽しそうに応えてくれる。
「いやぁなぁ、それだけじゃないでぇ〜なんか、わくわくするんや。いろんな友達ができるんやとか、何するんだろうかとか、いろいろあるんや」
うちは、思いつく事をあんちゃんに語りかけていく。
その事を、あんちゃんはニコニコ顔で聞いてくれる。
そんな事を話しながら、道を歩いていると
「ハヤテちゃんなの」
後ろの方から、なのはちゃんの聞きなれた声が聞こえてくる。
その声を聞いて、うちは振り返り
「なのはちゃん!合流までまだはやいよ〜もうちょい先のところやったかないか?」
うちはなのはちゃんに手を振りながら、早足でなのはちゃんに近づく。
なのはちゃんはいつもと違って、学校の指定のブレザーにスカートと言う、女の子の制服を着ている。
うちも、同じ格好やけどな。
「うん。そうなんだけど、シンお兄ちゃんにおねがいがあるのなの」
うちが、なのはちゃんの目の前に到着すると、なのはちゃんはお願い事をしてくる。
そんな話をしていると、あんちゃんと、士郎さん、桃子さんがうちらに追いついてくる。
「なのはちゃんに、士郎さん、桃子さん、こんにちわ。今日はハヤテ共々よろしくお願いします」
「いや、こちらこそよろしくお願いするよ」
あんちゃんは士郎さんと桃子さんに頭を下げ、挨拶をし、士郎さんたちも応えるように言葉をかえす。
そして
「お父さん、シンお兄ちゃんにちゃんと言うのなの。ハヤテちゃん、お父さんの話は長くなるのなの。・・お母さんと先に行こうなの」
なのはちゃんは士郎さんに、強く言うとうちの手をとり、小学校に行こうとする。
うちは、どうしようかとあんちゃんを見ると
「・・・・いっておいで〜、自分は士郎さんと話しながらゆっくり行くから、桃子さんハヤテの事お願いします」
あんちゃんはうなずくと、うちにそう言ってくれ、桃子さんに一声かけ、士郎さんと話を始める。
「・・・男は仕事の話になると長くなるから、私たちは、女の子同士、先に行きましょうか?」
桃子さんはそう言うと、士郎さんとあんちゃんを置いて行くような感じで、小学校に向かって歩き始める。
「そうなの。ハヤテちゃんも一緒にいくなの」
「・・・わかったでぇ〜ほんなら、行こうかなのはちゃん」
うちと、なのはちゃんは桃子さんを追い越すような感じで、小学校に向かって走り出す。
うちは、どんな入学式になるか、どんな学校生活が待っているか、楽しみでしょうがなかった。
なのはちゃんも満面の笑顔で、うちの手を引っ張りながら、かけていく。
明日に続く道を行くように、うちらは走り続けていくのであった。
間に合った。
しかも、さらに長くなった。
次回で入学式は終了です。
さぁがんばって、本編スタートまで、ラストスパート?になるか。
では、次もお楽しみに