【全知全能】になった俺がアイドルになって人生を謳歌していく 作:PL.2G
初投稿です。
書き物も初めてです。
只々書きたくなった衝動だけで始めました。
書き溜めありません。
こんな状況の投稿ごめんなさい。
ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。
プロローグ - 秘密 Secret -
俺には、絶対に誰にも言えない秘密がある。
──秘密──
人間、誰しも一つ以上は持っているのではないだろうか?
「そんなものは無い」と豪語している人が居るのであれば、それはそれで良いと思う。
正直、そんな話は関係は無い。
今からする話は俺の、人には絶対に言えない二つの秘密……それについての話だ。
それを語る前にまずは自己紹介から。
俺の名前は『
どこにでも居るような極々一般的な普通の
実は
それは、アイドルを生業としている事。
紆余曲折・波乱万丈ありで、そこから今まで十一年の現在……
今をときめく世界のトップアイドルと称される位置にまで昇り詰めている。
トップアイドルと言うことが秘密なのか? と問われれば、この事実を打ち明けていない人も居なくは無いのでそうとも言えるかも知れない。
ただ、前述した通り俺は世界のトップアイドルである為、一〇〇人中九九人が俺をアイドルであると答える。その時点で誰にも隠せていないし、誰かに隠し通せる自信も無い……事も無い。
さて、ここでそろそろ本題である一つ目の秘密を公開する事にしよう。
まず一つ目、俺は世俗で言う所の【転生者】である。
今の俺は二度目の人生。
神様? によって前世の死ぬ直前までの記憶全てと、
曰く強くてニューゲーム……
聞く人が聞けば、懐かしいとか羨ましいとかの話になるのであろうと思う。
しかし、転生してからたったの数年──
その数年で生活全てが……俺の人生そのものが、ただただ虚しいモノへと変貌していった。
こんな
そんな事を思い溜息を吐く度、転生前に読んでいた某漫画の主人公のセリフを思い出しては心の中で良く呟いていた。
【圧倒的な力ってのはつまらないもんだ】
正にこれだ。
人に言えない秘密、二つ目。
それが神様から貰った
考える事が苦手で大嫌いな俺が、なんの考えも無しに考え付いてしまった圧倒的に絶対的過ぎる
?? 年前―
『私は貴方の世界で言う所の神です。貴方が生まれ変わるにあたって、お好きな
『はい?』
何の前触れも無く、突然目の前に居たソイツは、俺に向かってそんな事を言った。
身長が一メートル程しかなく、全身を白い絹のような上品な布きれで覆っていて、立っていた俺の視界からだと、口元しか見えていなかった。
『ふーん……お好きにって事は、貰える
こいつが誰か? とか、
ここは何処か? とか、
生まれ変わる? とか
正直、心底どうでも良かった。
『おや、やけに冷静ですね。ですが此方としては、その方が話を進めやすくて非常に助かります。そうですね。お好きな
『手続きってお前なぁ……でもなぁ。
俺はそう言った事を考えるのがひどく苦手だ。むしろ大嫌いだ。悩む・考えると言ったこと自体が大っ嫌いだ。だもんで、急に「
『ちなみに、生まれ変わり先って生前と同じ?』
『違います……が、明確にどう言った場所か……とまでは……』
考える事が大嫌いな俺の精一杯な質問が首ふりに終わる。
わからないのか……と、ここで疑問が生まれた。
『えっ!? それって実際問題かなり無茶振りなんじゃないの? 生まれ変わり先もわからないで能力決めるって』
『はい。ですので、ここでしっかり悩んで、考えていただいて、後悔の無い選択をお願い致します。非常に申し訳なく思っているのですが、我々の力では……そこまでの干渉が許されてませんので』
『うっわぁ……めんどうくさー』
『申し訳ありません』
『ちなみに、生まれ変わり先に俺の他に生まれ変わった人って……』
『それはあり得ません』
考える事が嫌いな俺の精一杯な二度目の質問が喰い気味に即答で終わる。
あり得ないのか……なるほど、ようわからん。
『ふーん……』
一応考えるフリを挟むが実際には無意味で無駄だ。
『では、能力が決まったら呼んでください』
『いや、もう決まったよ』
実は大分前から決まっていた。
最早コレしかないだろうと思っていた。
『おや? えらい早いですね。そんな事で大丈夫なんですか?』
『考えるのは面倒だし苦手で何より嫌いなんだ。無理って言われるかもしれないけど、俺が望む
『ふむ……なるほど……思考を汲み取る必要もない程度にわかりやすい
『えっ!? いいの!?』
神様? の全く伺えなかった顔に、一瞬だけ笑顔が見えた様な気がした瞬間から記憶は終わった。
気が付いた時には目の前に、母親であろう女性が俺を抱きしめながら涙を流し、「生まれて来てくれて、ありがとう」と、何度も何度も呟いていた……
俺が考えて、選んで、望んで、与えられた
その名も【
全てに於いて余す事無く
完全無欠に 完璧で
完成された 完了形の
圧倒的で 絶対的で
無敵過ぎてそれこそが最大の欠点である強力な
考えるのが苦手な俺が、どのような世界でも卒なく生きて行けると、考えるのを放棄して考え出した(むしろ勝手に思い付いていた)、楽をして生き抜いて行く為の
結果として得れたものは、平和と言う二文字が大変似合う
何をしても、何を薦められても、
目標が、
目的が、
結果が、
この世の全ての物事の事象の諸事万端の三千世界の森羅万象の天地万物の
最早たった今から『総理大臣か天皇とかになろうかなぁ』とか考えてみても、事も無げにあっさりとそれになれる為の道筋が、頭に七百八十八通りも構築されて、それを俺自信があっさり理解できてしまうあたり、正に【全知全能】の為せる業であろう。
ならばそもそも、何故にアイドルになんてなっているのか? と言うと……
現在の俺の転生先──
【アイドル至上主義】と言って良い程に、ここに現存するアイドル達がこの世界の人々に与える影響力が半端じゃない位に大きい。
それは、とあるアイドルが白を黒と言えば、その瞬間からそのアイドルのファン達は白を黒と呼ぶ様になってしまう位の影響力だと言えばわかり易いだろうか? まぁそんな妄信的で宗教的なアイドルは一握りしか居ないが……
まぁ、そんな世界であるが為、人々はアイドルと言う存在に憧れ、魅了される……、
しかし、当然の如くおいそれと簡単にアイドルになれる程、門戸も決して広くは無い訳であるが為、それ相応の資格を個人に要求される。
ここで話しは俺に戻る。そう、元より【全知全能】を持っている俺は、当然の如く資格の宝庫である。そしてこんな世界であるからこそ、俺は【
だが、それは叶わぬ願いであった。むしろ【全知全能】と言う絶対的な【
それは、生きていくことに疲れが見え始めた6歳。
そう、俺は転生してたったの6年で生き疲れてしまったのだ。
だから俺は、
『生きて行く上で、最も楽しめる生活を送るにはどうすれば良いか?』
と自分に問いかけてみた……
この時は藁にも縋る思いだったのを今でもしっかりと覚えている。
すると【全知全能】はそれに答える様に俺の頭の中に文字列を啓示する。
【世界征服】と【
この
転生前から平々凡々、正に普通と云わしめたこの俺が、この二択から選択出来るのは実質一択な無情な答えを【
だもんで、高速で脳内に構築された
鯉の滝登りが如く人気は急上昇。
究極のアイドルの祭典、
華々しくトップアイドルデビュー。
と、さっきも言ったが紆余曲折・波乱万丈を経ての現在である。
以上、色々と余計な話しがあった気はするけど、俺の略歴と二つの秘密だ。
長くなって申し訳ない。
これから先、これより始まる俺の物語にもし、タイトルを付けるとするならば、
「【全知全能】になった俺がアイドルになって人生を謳歌していく」
これだろう。
まぁ、謳歌ってところに希望的観測も含まれるけど。
さてさて、なにか楽しい出来事が起きるのを【全知全能】以外の何かに願うとしますか。
書いてると何が良くて何がダメなのか、客観的に読めなくて辛い。
書き物できる人は本当に尊敬致します。
※最終行ちょい手前に加筆修正・一ヶ所メタ発言削除致しました。2016/12/08
全体的に修正しました。2017/01/06
全体的に修正しました。2019/04/16