NEW GAME! LEVEL UP!!   作:naogran

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ある日、滝本ひふみが服を試着していた。選んだ服を次々と試着する。

ひふみ(買うの・・・決めた!)

そして決めた服をレジに持って行く途中。

女性店員「お客様。何かお気に召した商品はありましたか?今年流行の物も揃えていますので、宜しければ。」

急に声を掛けられてパニック状態になった。

女性店員「お客様、お綺麗なので何でもお似合いに。」

そして買おうとした服を店員に返却した。

ひふみ「ま・・・また来ます!」

返却して店を出た。

先輩店員「あのお客様は強く押しちゃダメなんだって・・・」

女性店員「えええー!?」


16話「・・・うー、恥ずかしい!」

後日のイーグルジャンプ。

 

コウ「まずは主人公のペコのキャラから固めないとね。」

 

青葉「そうですね!」

 

今日の青葉はテンション高い。

 

コウ「この後、結構細かい所まで修正したり、書き直しなんて事もあるだろうし・・・リテイクに備えて早めにね・・・」

 

青葉「任せて下さい!」

 

すぐに仕事に戻る。

 

コウ「大丈夫か・・・?」

 

優斗「今日の青葉さん張り切ってるな。」

 

大輝「余程嬉しいだろうな。何せコウさんと一緒にキャラクターデザインに抜擢されたんだから。」

 

優斗「上手くいけば良いんだが・・・」

 

 

 

 

 

 

そして青葉がある物を見た。

 

青葉「おお!もう3Dになってる!」

 

自分がデザインしたキャラクターが、ひふみの手で3Dになっていた。

 

ひふみ「これはプロトタイプ版に使うテストモデル・・・だよ。」

 

青葉「成る程。何かデザインで質問があったら遠慮なく言って下さいね!」

 

ひふみ「うん。」

 

その後も作業を進めるが、青葉に見られて落ち着かない。

 

青葉「遠慮しなくて良いんですよ!」

 

ひふみ「え、え!?本当にない・・・よ?」

 

青葉「そうですか・・・」

 

ひふみ「え?」

 

青葉「いや!自分でデザインしたものを人に作ってもらうって初めてなので・・・形が分からないとか立体にならないとかそう言う質問があるのかと思って・・・」

 

ひふみ「そう言うのは・・・別になかったけど・・・あ!デザインが単純過ぎて・・・誤魔化さなくて難しい!」

 

青葉「それは今後の参考にさせていただきます・・・」

 

コウ「なーにやってんだよ。」

 

青葉「うわ!?」

 

コウ「青葉はデザイン進めなきゃだろ?」

 

青葉「ごめんなさい・・・」

 

コウ「ひふみんの方は調子どう?」

 

ひふみ「うん。あ、そうだ。ここなんだけど・・・ぬいぐるみの質感ってどうする?ファーとか使う?」

 

コウ「ん〜どうしよっか・・・絵っぽく仕上げたいしな〜。」

 

青葉「デザインの質問なら私に!」

 

急にまたやる気になった青葉。

 

コウ「質問って言っても、まだ3Dの事はそんなに分からないでしょ?」

 

青葉「うっ!・・・で・・・でも一応1年間やって来ましたし・・・」

 

コウ「たった1年だろ?」

 

青葉「うぅ・・・」

 

コウ「まぁ良いや・・・質感をファーにするかって話。青葉はどう思う?」

 

青葉「・・・ファーって何ですか?」

 

コウ「やっぱり分かんないんじゃん。」

 

すると優斗に社内メッセを送る大輝。

 

大輝『優斗、ファーって何だ?』

 

優斗『毛皮だ。それくらい覚えとけ。』

 

ひふみ「ファーって言うのはね、例えば・・・仮だからちょっと変だけど。」

 

3Dモデルの毛皮を増やした。

 

ひふみ「こんな感じに、毛の質感をリアルに出来るの。」

 

青葉「おぉ〜!ふわふわ〜!良いじゃないですか!これで!」

 

コウ「う〜ん・・・そうだな・・・」

 

ゆん「ちょ・・・ちょっと待って下さい!ファーは反対です!」

 

青葉「え?」

 

ゆん「仕様やと同じ熊のモンスターが何体も入るんですよ。ファーはリアルやけど多用すると重いし描写も安定せんので問題が多過ぎます。」

 

コウ「ん〜そうなんだよなぁ・・・そうだ!フェアリーズの時のゆんの毛皮のモンスターってファー使ってないよね?」

 

ゆん「使ってませんよ。ここぞと言う時にしか使いません。使わなくても表現出来ます!」

 

コウ「本当?じゃあ見せてくれる?」

 

ゆん「はい!」

 

大輝「優斗、俺達も見に行こうぜ?ゆんちゃんの説明。」

 

優斗「良いけど、戻ったらちゃんと仕事しろよ?」

 

大輝「分かってるって。」

 

 

 

 

 

 

早速ゆんが作ったキャラクターを見せる。

 

ゆん「前にCG映画で良えな~と思ったの参考にした奴なんですけど・・・」

 

コウ「あー。このキャラで使ってた奴か~。」

 

ゆん「そうです。」

 

優斗「凄いなゆんさん。」

 

コウ「ほら。青葉にはまだまだ3Dやってもらうんだからね。ゆんの説明を聞く!」

 

青葉「は、はい!」

 

ゆん「こう言う感じのテクスチャーなんですけど。」

 

コウ「へぇ〜。」

 

大輝「本当に凄えなゆんちゃん。」

 

ひふみ「色の境目も、リアルに見えるけど、どんな風に作ったの?」

 

青葉(どうしよう・・・全然意見が出せない・・・私がデザインしたキャラなのに・・・何か言わないと・・・何か良い意見・・・早く・・・早く・・・私は・・・キャラデザなのに・・・)

 

心の中が黒く染まってしまった青葉。両手の力が抜けてしまった。ひふみと優斗が青葉に気付いた。

 

ゆん「ちょっと時間もらえれば別の資料も用意しときますよ。」

 

コウ「本当?じゃあ・・・あ、もうすぐお昼だし休憩の後にまた。」

 

ゆん「はい!了解です!」

 

青葉が椅子に座ろうとした時。

 

ひふみ「あ・・・青葉ちゃん・・・」

 

青葉「はい?」

 

ひふみ「えと・・・あの・・・一緒にお昼・・・行こうか!」

 

青葉「え!?あ、はい・・・」

 

大輝「優斗〜、俺達も飯食いに行くぞ〜って、あれ?」

 

優斗「青葉さん、俺達も昼飯入れて良い?」

 

青葉「え?は、はい・・・」

 

優斗「ひふみさん、俺達も同行して良い?」

 

ひふみ「う、うん。」

 

優斗「大輝、今日は青葉さんとひふみさんと4人で食いに行くぞ。」

 

大輝「お、おう。」

 

 

 

 

 

 

4人は近くのレストランで昼食を食べる。青葉とひふみはカニパスタ。優斗はカルボナーラ、大輝はイカスミパスタ。

 

大輝「お前まさか、青葉ちゃんとひふみちゃんと一緒に昼飯食いたい思考が湧いたのか?」

 

優斗「んな訳ねえだろアホ。ちょっと青葉さんの事が心配でな。」

 

大輝「心配?」

 

優斗「ああ。」

 

青葉「おぉ〜!」

 

当の青葉は、スマホでカニパスタを撮った。

 

青葉「ひふみ先輩から誘ってくれるなんて、ちょっと前ならなかったですよね?」

 

ひふみ「うん・・・少しずつでも・・・話すの苦手なの・・・治そうと思って。」

 

青葉「そうなんですね〜。それで私をお昼に。」

 

ひふみ「でも今日は・・・青葉ちゃんが気になったからだよ!」

 

すると青葉の手がピクッとした。

 

ひふみ「なんだか・・・様子が変だったから・・・」

 

青葉「あはは・・・やっぱり分かっちゃいますか・・・さっき全然意見が言えなくて・・・」

 

優斗「そうだったんだ。」

 

青葉「私キャラデザなのに皆の力になれなくて・・・ダメダメです・・・ってやっぱり私ダメですね。愚痴ったりして・・・」

 

ひふみ「違うの!何て言うか考えてて・・・ごめんね・・・私も上手く意見が言えないから・・・だから・・・えと・・・そういう焦る気持ち・・・分かるんだよ!」

 

青葉「・・・分かりますか・・・?」

 

優斗「青葉さん、俺もその気持ち分かるよ。」

 

青葉「優斗さん・・・」

 

ひふみ「だからね・・・青葉ちゃんが皆の力になれてないなんて・・・思ってないよ!あのデザインも・・・可愛いし・・・」

 

青葉「ひふみ先輩・・・」

 

ひふみ「それに3Dの意見が言えないのは経験が浅いんだもん!当然だよ!」

 

青葉「うっ!!」

 

当然と言う名の矢印が刺さった。

 

ひふみ「あ!ごめん!」

 

優斗「ひふみさん、ちょっと言い過ぎじゃ・・・」

 

ひふみ「ごめん・・・」

 

青葉「そうですよね・・・私何か勘違いしてたんです!きっとキャラデザになって何でも出来るような気がして・・・それとこれとは違う事なのに・・・うー、恥ずかしい!まだまだ勉強です!」

 

ひふみ「・・・うん。一緒に頑張ろ。」

 

大輝「良い話ありがと〜・・・」

 

優斗「涙拭け。泣き止め。後おかわりすんな。」

 

 

 

 

 

 

昼飯食べ終えて戻って来た。

 

青葉「あの!午後もご教授お願いします!」

 

ゆん「お~!任しとき~!」

 

コウ「じゃあ早速さっきの続きを・・・あれ?」

 

青葉「どうしたんですかひふみ先輩!?」

 

優斗「ひふみさんが寝てる!?しかしその枕は何所から?」

 

戻った直後、ひふみが枕の上で寝ていた。

 

ひふみ「喋り・・・過ぎて・・・疲れたから・・・もう・・・ダメ~!」

 

青葉「え~!?さっき一緒に頑張ろうって!」

 

大輝「ひふみちゃんのトークは力使うの!?」

 

 

 

 

 

 

そしてその頃とある大学の図書室では、ねねがゲームを作っていた。

 

ねね「よ~し。ゲームも結構出来てきたぞ~。ドラゴンファイヤー、実装~!」

 

しかし動作が停止してしまった。

 

ねね「む〜〜・・・・・」

 

 

 

 

 

 

同じ頃イーグルジャンプのプログラマーブースでは。

 

コウ「阿波根~。例の処理って出来てる?」

 

うみこ「うみこだと言ってるでしょう。まっ、今丁度できる所です。」

 

しかし動作が停止してしまった。

 

 

 

 

 

 

大学の図書室では、ねねが説明書を見ていた。

 

ねね「そっか!これで・・・ったん!」

 

動作が正常に動いた。

 

ねね「やった!」

 

 

 

 

 

 

イーグルジャンプでは。

 

うみこ「ちょっとしたミスです・・・」

 

コウ「本当に~?」

 

うみこ「これで・・・タン!」

 

動作が正常に動いた。

 

コウ「おぉ〜!良い感じ!綺麗に燃え落ちた!」

 

うみこ「余裕です。後の見栄えはそちらで調節を。」

 

 

 

 

 

 

大学の図書室では。

 

岡田「凄ーい。火吹いてる。」

 

ねね「でしょでしょ!頑張ったんだから!エンジンに頼らず1からプログラミングしてるんだ~!」

 

岡田「へぇ〜。あ、そうそう。時給の良いバイト見付けたんだけど一緒にやらない?」

 

ねね「あ・・・今はこれで忙しいからいい!」

 

岡田「何怒ってるの?」

 

ねね「怒ってないし!」

 

岡田「分かったよ。今はそれが楽しいんだね。でも気が変わったら言ってね?」

 

図書室から出て行った。

 

ねね「ごめん・・・本当に凄いって思ってもらうのって大変なんだな・・・もっと改良しないと!」

 

 

 

 

 

 

イーグルジャンプでは。

 

しずく「うん。描写は良いね。因みに何体くらいなら同時に燃えても処理落ちしない?」

 

うみこ「10体程度ですね。」

 

しずく「う~ん・・・100!とは言わないまでも20か30くらいは同時に燃えても大丈夫な速度にならないかな~?」

 

うみこ「相変わらず簡単には納得してくれませんね・・・」

 

しずく「当然。それに・・・困ってるうみこ君の顔も見れるしね!」

 

うみこ「改良してあげませんよ。」

 

 

 

 

 

 

そして夜になり、ねねはまだ大学に居た。

 

ねね「これで・・・どう・・・かな?」

 

炎のエフェクトが増えたが、動作が停止しなかった。

 

ねね「ちょっと良くなった!」

 

 

 

 

 

 

そしてイーグルジャンプでも。

 

うみこ「こんなものでしょうか・・・」

 

数十体燃えても動作が停止しなかった。

 

うみこ「まずまず・・・でしょうか。」

 

 

 

 

 

 

同じ頃大学では。

 

ねね「疲れた〜頭パンクしそ〜・・・前より結構出来てきたし・・・うみこさんに見せたら何かアドバイスもらえるかな・・・」

 

 

 

うみこ『こんな画期的なコード・・・天才ですか?』

 

 

 

ねね「な~んて!あ!でも・・・」

 

 

 

うみこ『しょぼいですね。』

 

 

 

ねね「だったらどうしよ~!怖い・・・」

 

 

 

 

 

 

イーグルジャンプでは、うみこがコーヒーを飲んでた。

 

うみこ「ま、今日はこんな所で帰りましょうか・・・」

 

帰ろうとした時、良いタイミングでねねからの着信が来た。

 

うみこ「はいもしもし、うみこです。・・・お久し振りです。・・・はい、はい。構いませんよ。・・・音沙汰がないので心配してましたよ。」

 

 

 

 

 

 

月曜日のイーグルジャンプ。

 

コウ「このチョコ美味いよ。食べる?」

 

りん「いただくわ。」

 

優斗「おはようございます。」

 

りん「あら。優斗君おはよう。」

 

優斗「ん?チョコですか?」

 

コウ「うん。優斗も食べる?」

 

優斗「良いんですか?じゃあ1つ貰います。・・・甘いですね。」

 

コウ「だろ?」

 

青葉「おはようございます・・・」

 

りん「あら。おはよう。」

 

優斗「おはよう青葉さん。」

 

コウ「月曜から何だらけてんだよ。休みボケか?」

 

青葉「あ!いえ、そんな事は・・・」

 

大輝「おはようございます・・・」

 

りん「おはよう大輝君。」

 

優斗「何だ大輝?お前も休みボケ全開か?」

 

大輝「んな事ねえよ。夜遅くまでバイオハザード6やってただけだ。」

 

優斗「してんじゃん。」

 

りん「青葉ちゃん、昨日はどこか遊びに行ったの?」

 

青葉「ねねっちと久しぶりに会おうと思ったんですけど最近忙しいみたいで・・・結局家でだらだらしちゃいました。」

 

りん「まぁお休み出来て良かったわね。」

 

コウ「ああそうだ。今日の昼前にプロトタイプ版の会議するから青葉も資料用意しといて。」

 

青葉「あ、はい!よし!私も気合入れなきゃ!」

 

大輝「ん?優斗、何食ってんだ?」

 

優斗「コウさんからチョコ貰った。」

 

大輝「良いな〜。俺の分あるか?」

 

優斗「残念。残りはコウさんが全部食った。」

 

大輝「あばす!」

 

 

 

 

 

 

昼になり、しずくとうみこがカフェで昼飯食べてる。

 

しずく「も~。週明け早々会議会議で疲れちゃったよ・・・」

 

うみこ「お疲れ様です。今回は珍しく順調ですね。」

 

しずく「そうだろ!褒めてくれて良いんだよ?」

 

うみこ「流石です。りんさんのマネジメント能力が。」

 

しずく「あははは、素直じゃないんだから〜。」

 

うみこ「素直ですよ。私は。」

 

しずく「まぁでも、遠山君も八神も立派に育ってくれて私は安心だよ。」

 

うみこ「そう言えばコウさんも今回は上手くADをこなせてるようですね。」

 

しずく「そうだね。」

 

うみこ「と言っても、私がここに転職した時にはコウさんは既にADを降りていたので実際に以前の状況を見た訳ではないのですが・・・」

 

しずく「悩んでる八神ねぇ・・・可愛かったよ〜!」

 

うみこ「そこは聞いてないです。」

 

しずく「でもね、過去も含めて今の八神があるのさ。それも必要な事だったんだよ。」

 

 

 

 

 

 

キャラ班ブースでは。

 

はじめ「青葉ちゃん、お昼どうする?」

 

青葉「お弁当買って来ようかなって。」

 

コウ「じゃあ皆で食べに行こうか。」

 

 

 

 

 

 

そしてカフェ。

 

しずく「辞めていった子達には悪いけどね。それに責任の話をしたら上司である私の責任だし。だから私は部下を選ぶときに何時も決めてる事があるんだ。」

 

うみこ「何ですか?」

 

しずく「この子の失敗なら受け止められるって思えるような可愛い子を部下にしようってね!」

 

うみこ「真面目に聞いた私がバカでしたよ。」

 

しずく「おいおい。うみこ君もその一人なんだよ。だから、ね。ちょっと仕様書で変更したい所があるんだけど~・・・」

 

仕様書の変更と言う言葉を聞いたうみこが反応した。

 

しずく「私の失敗も受け止めてくれ・・・るか・・・な・・・?」

 

うみこ「は?仕様書の変更はデコピンの約束です。」

 

しずく「いやぁそれは・・・」

 

うみこ「デコピンを受け止めなさい。」

 

しずく「で、でも・・・」

 

うみこ「デコピン。」

 

強烈なデコピンを放った。

 

しずく「いったーーーーー!!!!」

 

額が赤く腫れてしまった。

 

しずく「もう!やっぱり仕様変更は仕方無いだろ!」

 

うみこ「違います。私のデコピンは、仕様変更に対するデコピンではありません。それを誤魔化そうとする心へのデコピンです。コウさんのように反省の色が見えるならデコピンも優しくなりますよ。」

 

しずく「本当?」

 

うみこ「反省してませんね。」

 

しずく「うぐっ!」

 

丁度そこに。

 

しずく「お・・・おーい!涼風君達じゃないかー!」

 

青葉「あ!お疲れ様です!」

 

優斗(しずくさんどうしたんですか?)

 

 

 

 

 

 

テーブルの上に豪華な弁当を置いた。

 

しずく「あれ?そのお弁当は・・・」

 

はじめ「なんと!ひふみ先輩が持って来てくれたんです!」

 

しずく「おお!ひふみ君の手作り?」

 

ひふみ「は・・・はい。皆で・・・どうかなって・・・」

 

するとしずくが涎を少し垂らした。

 

ひふみ「よ・・・良ければどうぞ・・・」

 

しずく「嬉しいなぁ。いただくよ。」

 

ひふみ「あの・・・出来合いのもあるんですけど・・・」

 

しずく「美味しい・・・これがひふみ君のだし巻きの味・・・」

 

ひふみ「それは・・・はい・・・」

 

大輝(何か下ネタにしか思えない台詞だな・・・)

 

青葉(あれが出来合いだったんだな・・・)

 

皆で弁当をいただく。

 

大輝「こんな豪華な弁当作れるひふみちゃん凄えな〜!」

 

優斗「おい大輝、1人で全部食うなよ?」

 

大輝「大丈夫だって!」

 

ひふみ「青葉ちゃん、こっち。肉じゃがも作って来たから。」

 

肉じゃがも持って来たのだった。

 

ひふみ「食べて。」

 

コウ「あ!美味しそう!いただき〜!美味〜い!」

 

しかしコウに少し横取りされた。ひふみが怒った。

 

コウ「あ、ごめん・・・で・・・でもまだあるんだし良いじゃん?ね?そ、それに本当に美味しかったよ?りんの肉じゃがより美味しかったかも!」

 

するとりんの嫉妬の炎が燃えた。

 

りん「ひふみちゃん。私も貰って良いかしら。素手で失礼。・・・コウちゃんはこう言う味が好みなの?」

 

コウ「何ムキになってるの・・・?」

 

優斗「りんさん大丈夫ですか?」

 

しずく「そうだ。うみこ君も弁当いただけば?美味しいよ?」

 

大輝「そうですようみこさん!弁当ガチ美味ですよ?」

 

優斗「ガツガツ食ってんじゃねえよ。」

 

しずく「ほら。あーんしてあげるよ。」

 

割り箸で卵焼きを掴んでうみこに出した。するとうみこが自ら行った。

 

しずく「あ・・・あれ?」

 

うみこ「確かに美味しいですね。お店で買ったような・・・どうしました?」

 

しずく「いや・・・てっきり恥ずかしがるものかと・・・」

 

うみこ「ああ、そう言う魂胆でしたか。相変わらずですね。残念ですが最近慣れたので別に・・・」

 

全員「ええ!?誰に!?」

 

うみこ「何ですか皆して。まぁ・・・内緒です。」

 

大輝「うみこさんに恋人が出来たのか!?これは調べてみる必要あり!」

 

優斗「すんなボケ!」

 

 

 

 

 

 

数日後、うみこがねねが通ってる大学に訪れた。

 

うみこ「ここが桜さんの大学ですか。良いんですか?勝手に入って。」

 

ねね「良いの良いのー。ここの食堂すっごく美味しいから後で食べに行きましょ!」

 

早速ノートパソコンを開けた。

 

うみこ「読み込んでますね・・・」

 

ねね「うん!その本読みやすいんだ~!因みに!こっちの本はもっとボロボロなんだから!」

 

もう1冊はコーヒーの染みが入ってた。

 

うみこ「コーヒーでも溢したんですか?で、今日の用事は何ですか?」

 

ねね「用事って言うか・・・前と一緒だけど・・・」

 

うみこ「もじもじして、桜さんらしくないですね。」

 

ねね「分かってるでしょ!」

 

うみこ「ならさっさと見せて下さい。」

 

そう言ってねねの隣に座った。

 

ねね「・・・はい!」

 

現在作ってるゲーム、「NENE QUEST」を見せる。そして時間が過ぎて夕方になった。

 

ねね「でね、ボスも出て来て炎とか吐くんですよ?」

 

うみこ「ここの炎の処理頑張ってますね。わざわざプログラムで・・・」

 

ねね「へへ~。でしょでしょ?私って凄いでしょ!」

 

うみこ「そこまで褒めてないです。」

 

ねね「そんな!」

 

スペースキーを数回押す。

 

うみこ「だいたい重いですね。この程度の描写で処理落ちはないでしょう。」

 

ねね「え!?嘘!?そうかな・・・ちょっとカク付いてはいるけど・・・」

 

うみこ「ちょっとでも処理落ちは処理落ちです。当たり判定も雑だし、この辺はさんざんデバッグでチェックした立場でしょう。」

 

ねね「え~。だって実際やってみると面倒で・・・」

 

うみこ「面倒?なら止めますか。」

 

ねね「ちょ・・・!止めるとは言ってないですよ~!頑張りますって~!」

 

うみこ「そうだ。涼風さんの事は聞いてますか?」

 

ねね「へ?」

 

 

 

 

 

 

その日の夜。ねねが青葉と通話している。

 

ねね「え〜!?すっごいよあおっち!新人なのにキャラデザなんて八神さんみたいじゃん!」

 

青葉『ぜ、全然そんな事ないって!あまり詳しく言えないけど・・・支えて貰いながら一緒にやってるんだって・・・私なんてまだまだだよ・・・』

 

ねね「そっか〜!」

 

青葉『ごめんね連絡空いちゃって・・・』

 

ねね「大丈夫だよ。やる事いっぱいだったし。」

 

青葉『バイトとか始めたの?』

 

ねね「ふっふ~ん。ちょっとね~。」

 

「END」




         キャスト

      涼風青葉:高田憂希

      相葉優斗:石井マーク

      秋山大輝:下野紘

      八神コウ:日笠陽子
      遠山りん:茅野愛衣
     滝本ひふみ:山口愛
     篠田はじめ:戸田めぐみ
      飯島ゆん:竹尾歩美
       桜ねね:朝日奈丸佳
    阿波根うみこ:森永千才
     葉月しずく:喜多村英梨

        岡田:貫井柚佳
      女性店員:濱口綾乃

青葉「ひふみ先輩!質問です!」

ひふみ「な、何?青葉、ちゃん。」

青葉「先日の肉じゃが、凄く美味しかったんですけど、料理の秘訣とかってあるんですか?」

ひふみ「何だろう・・・私も気になるわ・・・う〜ん・・・文量を、守る事とか・・・」

青葉「成る程〜!やっぱり基礎って大事ですよね〜!」

ひふみ「でも、1番大事なのは・・・」

青葉「大事なのは?」

ひふみ「愛情・・・かな?」

青葉「愛情!?ゴクリ・・・!ひふみ先輩の愛情たっぷりの肉じゃが、また食べたいです!」

コウ「私もー!」

りん「コウちゃん!」

大輝「俺も俺もー!」

優斗「おい大輝ゴラー!」

次回「この・・・にぶちんめ!」

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