NEW GAME! LEVEL UP!!   作:naogran

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ある日、インセクトファイブのヒーローショーが開催されていた。

怪人殺虫剤男「へっへっへ!これでおしまいだぷしゅー!」

司会者「いやー!誰かー助けてー!皆ー!大きな声で名前を呼んでー!」

皆「インセクトファイブーーー!!!」

観客席に、はじめとゆんとれんとみう。更に優斗と美佳と奈々と大輝が居た。はじめとれんとみうと大輝が大声でインセクトファイブを呼んだ。

インセクトファイブ「俺達を無視出来なくしてやるぜ!!」

爆発と共にインセクトファイブが登場した。

スパイダーレッド「止めろ!怪人殺虫剤男!」

れん「頑張れーー!!力のアントブラックーーー!!」

大輝「悪者を懲らしめてやれーーー!!」

アントブラック「おりゃああああ!!」

岩を持ち上げて、殺虫剤男に投げ飛ばした。岩攻撃を受けた殺虫剤男が力尽きた。

殺虫剤男「ぷしゅー、やられた・・・」

こうしてヒーローショーが終わった。

スパイダーレッド「皆!応援ありがとう!」

司会者「はーい。インセクトファイブと握手したいお友達はテント側に並んでねー。」

はじめ「れん!みう!行こう!」

れん・みう「うん!」

ゆん「え?はじめも握手するん?」

はじめ「当然だよ!良いショー見せてくれてありがとうってお礼しなきゃ!」

ゆん「好きやなぁ。うちはここで待っとるわ。」

はじめ「ゆんも楽しんでた癖に。」

ゆん「それとこれとは別~!」

美佳「奈々、一緒に握手行く?」

奈々「いきた〜い。」

大輝「先輩!俺も行くです!」

優斗「お前も行くんかい。」

大輝「当たり前だろ!握手せずに帰る客なんて居ねえだろ普通?」

優斗「そうかい。俺はゆんさんと待ってるからな。」


22話「シャツくらい着なよ!」

その後も握手する客達が増える。優斗とゆんが観客席で待ちながら握手会を見る。

 

優斗「結構多いもんだな。」

 

ゆん「そうですね。」

 

優斗「ん?」

 

ひふみ「あ・・・あの・・・凄く格好良かったです!」

 

バタフライピンク「応援ありがとう!」

 

優斗(ひふみさんも居たんかい。)

 

ひふみ「あの・・・先週のドームパークの公演も良かったし、今日もキレキレでした!」

 

バタフライピンク「よ・・・よく見てくれてるのね・・・」

 

優斗(ひふみさんって結構ガチだな・・・)

 

 

 

 

 

 

その頃はじめ達が握手しに行こうとしたその時。

 

???「あれ?しの?」

 

後ろから1人の女性が来た。

 

女性「あ〜!やっぱりしのだ!久し振り〜!」

 

はじめ「え?アッキー!?」

 

アッキー「高校以来?ラフな格好だから誰かと思ったよ~!」

 

この女性は、どうやらはじめの高校時代の同級生らしい。

 

アッキー「しのも東京に来てたんだね。奇遇!あれ?その子達ってしのの子供?」

 

れんとみうと奈々を見る。

 

はじめ「ち、違うよ!友達の弟と妹!こっちは私の先輩の娘さん!」

 

アッキー「だよね~びっくりした。しのはそう言うの疎かったし。」

 

はじめ「あはは・・・」

 

優斗(はじめさんの高校時代の同級生か。)

 

大輝(結構美人だな〜。)

 

アッキー「しのは東京で何してるの?」

 

はじめ「え?あ・・・えっと・・・デザイナー!」

 

優斗・大輝(嘘だ!)

 

アッキー「デザイナー!?格好良い~!器用だったもんねしの!」

 

はじめ「まぁね~・・・」

 

アッキー「私もこっちで働いてるんだ。でも、今日は友達と息抜き。」

 

はじめ「何の仕事してるの?」

 

アッキー「公務員!」

 

はじめ「え!?アッキーが!?勉強苦手だったのに!」

 

するとれんが、はじめの服を引っ張る。

 

れん「早く行かへんと終わっちゃうで?」

 

はじめ「あ~・・・そ、そうだね。えっと・・・ゆ・・・ゆん。2人を連れてってくれるかな・・・?」

 

ゆん「それは良えけど、はじめは握手せんで良かったん?」

 

はじめ「わ・・・私は大人なんだからする必要ないでしょ~?もうやだな〜。あはは・・・」

 

大輝(オタクだって事を隠してるみたいだな・・・)

 

ゆん「ほな行こ?れん、みう。」

 

れん・みう「わぁ〜い!」

 

美佳「じゃあ、奈々も行こうか。」

 

奈々「いく〜。」

 

 

 

 

 

 

はじめを除いた皆で握手しに行く。

 

優斗「俺まで付いて来ちまった。」

 

大輝「まあ良いじゃねえか。」

 

れん「蜘蛛って虫じゃないの?」

 

みう「そう!虫じゃないで。動物らしいで?」

 

れん「そうなんだ!」

 

大輝「みうちゃん詳しいな〜。お兄ちゃん感動しちゃった!」

 

みう「えへへ〜。」

 

しかしゆんは、アッキーと会話してるはじめをずっと見詰めていた。

 

 

 

 

 

 

その後はじめは、アッキーと別れてベンチに座った。

 

れん・みう「はじめお姉ちゃ〜ん!」

 

はじめ「あ、おかえり。」

 

ゆん「ただいま~。デザイナーのはじめちゃん。」

 

はじめ「や・・・止めてよ~!」

 

美佳「デザイナーのはじめちゃん、今戻ったよ〜。」

 

はじめ「美佳さんまで止めて下さいよ〜!」

 

奈々「でざいな〜。」

 

はじめ「奈々ちゃんまで・・・それに嘘は吐いてないだろ。モーションデザイナーだし。」

 

大輝「まあそうかもな。」

 

するとれんとみうが力士のキャラを見付けて走った。

 

奈々「まま〜。あっち〜。」

 

美佳「よ〜し。行ってみよう。」

 

奈々と一緒に力士のキャラの方へ歩く。

 

ゆん「アッキーさんは?」

 

はじめ「友達が呼んでるって帰った。」

 

ゆん「ほんまに握手せんで良かったん?」

 

はじめ「アッキーの前だと恥ずかしくて・・・」

 

大輝「分かる分かる。友達の前でヒーロー物が好きなんて言えないもんな〜。」

 

はじめ「あ~!私はインセクトファイブファン失格だ!」

 

ゆん「んな大袈裟な。」

 

優斗「また機会があれば握手出来るって。」

 

はじめ「・・・・・」

 

するとはじめが、ある事を話した。

 

はじめ「・・・私、高校の時はオタクって事隠してたんだ。」

 

ゆん「え!?はじめが!?そんなキャラやったん!?」

 

はじめ「普通に女子高生してたんだよ私だって!アッキーとだって良い友達だったよ。でも自分の趣味を否定されるのが怖くて・・・」

 

優斗「よくあるよね。」

 

ゆん「何や。はじめにも普通の感覚があったんやな〜って分かって安心したわ。」

 

はじめ「そっち!?」

 

大輝「ゆんちゃん、煽ってない?」

 

ゆん「何何?はじめも友達とプリフォトとか撮っとったん?」

 

はじめ「プリフォトは今は無いけど、昔一緒に撮った写真ならあるよ。」

 

ゆん「ほんま!?」

 

はじめ「わ、笑わない?」

 

ゆん「笑わんって!」

 

はじめ「怪しいな〜。」

 

大輝「俺達も昔のはじめちゃんの写真見たい!」

 

優斗「俺もかよ。」

 

はじめ「笑わないで下さいね?」

 

大輝「大丈夫大丈夫!」

 

スマホのギャラリーから、高校時代の写真を見せる。真ん中にアッキー、左に友達、右に美少女が写ってる。

 

はじめ「右が私。」

 

何と右の美少女の正体ははじめだった。ゆんと大輝が固まった。

 

ゆん・大輝「嘘やろ・・・!?」

 

はじめ「本当だよ!!」

 

優斗「でも俺でもびっくりしたよ・・・」

 

ゆん「へー・・・でも可愛いやん。おしゃれやん。」

 

はじめ「え?そう?友達の真似をそのまましてただけだけどね。」

 

ゆん「ふ・・・ふーん。良えやん普通で・・・」

 

はじめ「う〜ん、でもグッズ買っても付けられないし、ちょっと息苦しかったかな〜?」

 

ゆん「うちはそう言う友達と、真似っ子しておしゃれしたりする女子高校生生活が羨ましかったわ。」

 

はじめ「え?」

 

ゆん「今から見せるもん見ても笑わへん?」

 

はじめ「え?どう言う事?」

 

ゆん「笑わへんなら見せてあげる。昔のうちの写真。」

 

はじめ「別に笑うようなものじゃないでしょ・・・」

 

ゆん「良えから絶対笑わへんって約束して!」

 

はじめ「分かったって・・・」

 

ゆん「絶対絶対ぜ~ったい約束やからな!」

 

はじめ「笑わないって!」

 

ゆん「優斗さんと大輝さんも絶対絶対ぜ〜ったい笑わへんって約束して下さいね!」

 

優斗「分かった分かった。そんなに顔近付けないで。」

 

大輝「俺も約束する。絶対笑わない。」

 

ゆん「ほんなら、これ・・・」

 

昔の写真を3人に見せる。

 

ゆん「うちが高校の時の・・・」

 

はじめ・優斗・大輝「え!?」

 

画面には、グリグリメガネを掛けてる高校時代のゆんが写ってた。

 

はじめ・大輝「嘘やろ・・・?」

 

ゆん「さっきの仕返しか〜!うちは元々はこんなんやったんや・・・友達も少ないから家でゲームばっかりしとった。」

 

優斗「でもゆんさん、何時からイメチェンしたの?」

 

ゆん「東京に来たのを切欠に、色々イメチェンするようになったんです。」

 

優斗「そうだったんだ。」

 

大輝「俺が抱えてる疑問が解決したぜ。」

 

優斗「え?お前まだゆんさんの疑問を抱えてたんかい。」

 

はじめ「そっか。それでゆんの服装って何時も気合い入ってたんだ。慣れてないから。」

 

ゆん「っ!?」

 

さっきの言葉でゆんが察した。

 

ゆん「こっちは真剣に悩んどるんやあほ~!」

 

はじめ「別に悪い意味じゃ!」

 

怒りながらはじめをポカポカ叩く。

 

ゆん「確かに分からへんわ!でもこれでもうちなりに勉強して選んどるんや!」

 

はじめ「ちょ!落ち着いて!」

 

ゆん「何や!はじめの方が服も詳しそうでショックやわ!何時もラフな格好ばっかりしとる癖に~!分かっとるんならもっとおしゃれすれば良えのに!!」

 

はじめ「ん?」

 

するとはじめが、ゆんを止めた。

 

はじめ「待って。別にそれは恥ずかしい事じゃないよ。苦手を克服しようとするって凄い事だし。ゆんの服、私好きだよ。」

 

ゆん「っ!」

 

はじめ「だってキャラが立つのは良い事だし!」

 

ゆん「っ!!腹立つ!!」

 

はじめ「うっ!!」

 

怒って腹パンした。

 

優斗「本当仲良いな。」

 

大輝「いや〜、これはこれで〜。」

 

優斗「何で鼻血出てんだお前?」

 

はじめ「お互い友達に遠慮して。私達って案外似た者同士なのかもね。」

 

ゆん「かもな〜。」

 

はじめ「だからちょっと安心したしゆんは今の自分に自信持って大丈夫だよ。」

 

ゆん「くすっ。」

 

はじめ「よし!私も自信を持ってアッキーに自分の趣味を告白する!」

 

ゆん「え?ちょ、それは止めた方が・・・」

 

優斗「返って黒歴史になるかもだぞ?」

 

はじめ「いや、私はやりますよ〜。・・・メール送信!」

 

ゆん「え〜・・・」

 

はじめ「・・・あ。もう帰って来た。」

 

ゆん「え?早!」

 

メールが帰って来た。メールを読んだはじめが、ガクガク震え始めた。

 

ゆん「は、はじめ?」

 

大輝「はじめちゃん?どうした?」

 

ゆん「気にせんでも、うちは分かっとで?」

 

はじめ「知ってたって・・・1人でアニメショップに通ってるのもずっと知ってたって・・・」

 

優斗「あらら、密かにバレてた。」

 

はじめ「な~!私の長年の気苦労は何だったんだ~!」

 

ゆん「黙っててくれたなんて、アッキーさん良え人やん。」

 

はじめ「うん・・・ま、スッキリしたかな。」

 

ゆん「そっか。」

 

大輝「優しい友達に恵まれて良かったね〜はじめちゃん。」

 

優斗「おいおいお前な・・・」

 

はじめ「あ。さっきの写真の丸眼鏡ってもう掛けないの?」

 

ゆん「東京来る前捨てた。」

 

はじめ「え?」

 

ゆん「でも何時も眼鏡は持っとるで。こんなの。」

 

何時も持ってる眼鏡をした。

 

はじめ「頭良さそうに見える〜。」

 

ゆん「普段はアホに見える言う意味?」

 

はじめ「私にも貸して。どうかな?」

 

借りた眼鏡をする。

 

ゆん「頭良さそうに見える!」

 

はじめ「仕返しの仕返しか~!」

 

優斗「仲良いな〜ほんまに〜。」

 

 

 

 

 

その後。れんとみうと美佳と奈々が戻って来た。

 

はじめ「そう言えば私も東京来る前髪切ったんだ~。」

 

ゆん「そうなん?」

 

はじめ「うん。長いと色々面倒かなって。」

 

 

 

 

高校時代のはじめは、自分で長い髪を切った。

 

はじめ『何だ!自分でも全然切れるじゃん!』

 

 

 

 

ゆん「今まで自分で切ってたん!?」

 

はじめ「うん!節約にもなるし。」

 

ゆん「いやいやいや・・・」

 

優斗「凄いなはじめさん。」

 

 

 

 

 

 

後日のイーグルジャンプ。

 

はじめ「おっはようございまーす!」

 

ゆん「おはようさん!」

 

青葉「どうしたんですかお2人共・・・」

 

2人が眼鏡をしてる事に驚いた青葉。

 

ゆん「ま、まあ、イメチェンと言うか、気分転換?」

 

優斗(まさかのペアルックですかい。)

 

はじめ「ふふふ〜。どうかな?青葉ちゃん。」

 

青葉「う~ん・・・頭良さそうに見えます。」

 

はじめ・ゆん「仕返しの仕返しの仕返しか~!」

 

青葉「え!?仕返し!?」

 

優斗「あはは・・・」

 

 

 

 

 

 

更に後日のイーグルジャンプ。紅葉とツバメとあやが東京ゲーム専門学校の課題で作ったゲームをプレイしてる。

 

コウ「へえ~。これが課題で製作したってゲームか~。」

 

紅葉「は、はい。」

 

ツバメ「アイドルが歌うリズムが音符になって敵に当たると浄化されるんです。そんな音ゲー作ってました。」

 

あや「凄く苦労して作ったんです。」

 

ねね「音ゲー!?凄〜い!」

 

優斗「良く出来てるな〜。」

 

大輝「太鼓の達人みたいだな。」

 

優斗「お前鬼出来んのか?」

 

大輝「無理。」

 

ねね「3Dが動いてる!専門学生ってこんなに作れるの!?」

 

うみこ「いえ。優秀ですよこれは。」

 

ツバメ「えへへ、どうもっす!」

 

コウ「3Dモデルもこれくらい出来るなら本番行ってみるか!」

 

すると紅葉がドヤ顔した。

 

青葉(分かりやすい・・・)

 

ねね「あ!やられた。」

 

 

 

 

 

 

その後青葉達はキャラ班のブースに戻った。優斗はすぐ作業を始めた。

 

コウ「じゃあ紅葉はひふみんから指示をもらう事。」

 

紅葉「分かりました。」

 

ひふみ「後で、お仕事お願いするね。」

 

紅葉「はい。」

 

コウ「デザイン面で変なとこあったら、直接青葉に文句言って良いから~。」

 

青葉「ちょ。八神さんったら~・・・」

 

コウ「じゃんじゃん詰るように。」

 

紅葉「はい。分かりました。」

 

青葉「紅葉ちゃん!?」

 

紅葉「ん?」

 

優斗(コウさん・・・)

 

 

 

 

 

 

プログラム班のブース。

 

うみこ「それでは鳴海さんには研修という名目で来てもらった所悪いですが実作業をしてもらいます。まずは簡単なミニゲームを作って実力を見せて下さい。モーション班の篠田さんがその企画担当なので仕様で分からない事があれば聞きに行くように。」

 

ツバメ「了解っす!」

 

やる気満々のツバメに対し、ねねはモジモジしてる。

 

うみこ「・・・桜さんにもミニゲームを作ってもらいます。」

 

ねね「嘘!」

 

うみこ「と言っても、PECOには実装されない練習用のミニゲームです。」

 

ねね「ですよねー。」

 

うみこ「迷路状の板の上を球を転がして進むボードゲームを作って下さい。質問はありますか?」

 

ねね「どれくらいで作れば良いんですか?」

 

うみこ「大学に通いながらでは少し厳しめかもですが、まずは1ヶ月を目標に作ってみて下さい。」

 

ねね「了解であります!」

 

うみこ「私は少し席を外しますが静かにお願いしますよ。」

 

注意されたねねがムッとした。2人はその後作業をする。

 

ねね「なるっち凄いね。いきなりお仕事なんて。」

 

ツバメ「えへ、そんな事ないよ~。」

 

ねね「何時からプログラムの勉強してたの?」

 

ツバメ「中学くらいかな?」

 

ねね「そんな昔から!?何でプログラムを始めようと思ったの?」

 

ツバメ「ももとあやと一緒にゲームを作りたかったんだ。昔からももって絵が凄く上手で、あやも自作CGを作ってたんだ。でも私が出来る事は何かって考えたらプログラムかなって。」

 

ねね「あおっちも絵は上手かったけど、私ゲームクリエイターなんて夢物語でそんな想像した事なかったよ~。」

 

ツバメ「その気持ちも分かる。」

 

ねね「でもそっか。そうだよね。プログラマーになれたらあおっちとまたゲームを作れる事になるんだ・・・私もそれ夢にしちゃお~。」

 

ツバメ「随分軽いね・・・そもそもねねっちは何でプログラム始めたの?」

 

ねね「う〜ん・・・なんとなく?」

 

ツバメ「え?」

 

ねね「私将来の夢とかないからさ~。でもゲーム会社も最近良いかなって思えてきて、実際自分でゲーム作ってみたら結構面白かったし、うみこさんんに少しでも認めてもらえたのも嬉しかったし。だから気分と成り行きなんだよね~。でもまさかうみこさんのお陰で雇ってもらえるなんて思ってなかったけど、案外私才能あったのかも。な~んて~。」

 

その言葉を聞いたツバメが口を出した。

 

ツバメ「なんだ。それコネ入社じゃん。」

 

ねね「え?」

 

ツバメ「別に事実でしょ?うみこさんも厳しそうな顔して実はそんな人だったんだ。がっかり。」

 

ねね「ち・・・違う!うみこさんは・・・」

 

ツバメ「何が違うの?良いね。なんとなくやってたら認めてくれるんだから。でも私は実力で入社を勝ち取ってみせるから!絶対ももとあやとここでゲームを作るんだ!」

 

ねね「・・・べ・・・別に私だって真剣にプログラムの勉強してるし・・・うみこさんだってきっとそれを認めてくれたんだし・・・だ、だから!うみこさんはそんな変な事をする人じゃ!」

 

ツバメ「真剣にやるなんて当たり前じゃん!」

 

ねね「っ!?」

 

ツバメ「ま、お互い入社できるよう真剣に頑張ろうね。真剣の度合いなんか人それぞれだけど。桜さん。」

 

ねね(何で私嫌われてるの~!?)

 

距離置かれてしまった。

 

 

 

 

その後うみこが戻って来た。すると、悲しい顔で作業してるねねと、真剣な顔で作業してるツバメを見て疑問を抱いた。

 

うみこ「・・・桜さん。どうかしましたか?」

 

ねね「え!?えっと・・・」

 

ツバメ「ねねっち少し手間取ってるみたいで。」

 

ねね「え!?」

 

うみこ「そうだったんですか。何処が分からないんですか?」

 

ねね(い・・・良い子ちゃん降ってる!?でも・・・なるっちの言ってた事も本当の事だ・・・私は特別扱いされてここにいるんだ・・・だからここで言い訳するより私がしっかりプログラム出来るようになれば、うみこさんの判断も正しかった事になる!はず!そしたら・・・)

 

 

 

 

うみこ『流石私が見込んだだけの事はありますね。』

 

ねね『えへへ~。そうでしょ~。』

 

 

 

 

なんて想像をした。

 

ねね「大丈夫です!自分で考えます!なるっち!私絶対スーパープログラマーになるんだから!覚悟しててよね!」

 

 

 

 

 

 

そしてエフェクト班では。

 

大輝「ここか〜。もうちょっと迫力があった方が良いかもね。」

 

あや「ふむふむ。了解です!」

 

分からない所を教えてあげてる大輝。あやがそれを修正する。

 

大輝「しかしあやちゃん、年下なのにCGのクオリティ凄いね。」

 

あや「本当ですか?ありがとうございます。」

 

大輝「CGを作るのって楽しい?」

 

あや「そうですね。もうCGを作るのが趣味になってます。大輝さん、一緒に良いゲーム作りましょうね!」

 

大輝「おう!」

 

 

 

 

 

 

その頃キャラ班のブースでは。

 

ひふみ「も、ももちゃん。良いかな?」

 

紅葉「はい。」

 

ひふみ「・・・あの・・・これ・・・お仕事の発注書!」

 

紅葉「ありがとうございます。」

 

発注書を受け取る。

 

青葉「な・・・何かパーツとか分からない事あれば何でも聞いてね!」

 

優斗(青葉さん、ちょっと弁えたらどうかな?)

 

紅葉「・・・」

 

ひふみ「・・・あの・・・やっぱりいきなりキャラは難しい?もっと別の、小物とかにする?」

 

紅葉「いえ。これで良いです。」

 

青葉「っ!?」

 

紅葉「絶対良い物にしてみせます!」

 

真剣に作業してる紅葉を見て、青葉は静かに微笑む。

 

 

 

 

 

 

その日の夜のマンション。風呂上りの紅葉が扇風機に当たってる。

 

ツバメ「もう!シャツくらい着なよ!」

 

あや「上半身見えてるよ?」

 

紅葉「え~。だって暑くて~。」

 

ツバメ「もう!またびしょびしょじゃん!ほらちゃんと拭く!」

 

紅葉「あ〜〜〜〜!」

 

バスタオルで紅葉を拭く。

 

紅葉「・・・なる。何かイライラしてる?」

 

ツバメ「別に。何で?」

 

紅葉「何となく・・・」

 

あや「ツバメ、もしかして何かあったの?」

 

ツバメ「何でも無いよ。」

 

あや(何かあったのね。)

 

ツバメが抱えてる問題はお見通しである。

 

あや「はいこれ!干したてほかほか!」

 

干し立ての服を渡す。紅葉が服を着る。

 

紅葉「今夜のメニューは?」

 

ツバメ「肉なし回鍋肉!」

 

あや「じゃーん!」

 

紅葉「ただの野菜炒めじゃん!」

 

肉なし回鍋肉をちゃぶ台に置く。

 

ツバメ「へいお待ち!」

 

3人「いただきます!」

 

野菜を食べる紅葉とあや。

 

あや「ん〜美味しい〜!」

 

ツバメ「もう少し食べる量減らしてくれたら回鍋肉に出来るんだけどね~。」

 

紅葉「肉を足して量を減らすか肉なしのまま沢山食べるか・・・でも食後の満足感はきっと大盛り~!」

 

ツバメ「食いしん坊だな・・・でもでも、初お給料入ればだいぶ楽になるよ!何食べたい?」

 

紅葉「肉あり回鍋肉。」

 

あや「何で回鍋肉に拘るの?」

 

ツバメ「もっと欲張ろうよ・・・あやは何食べたい?」

 

あや「私はハンバーグが食べたいな〜!」

 

紅葉「う~ん・・・じゃあジンギスカン。」

 

ツバメ「ヤギか・・・」

 

紅葉「羊だよ。」

 

ツバメ「え?嘘?」

 

紅葉「ほんとに道民?」

 

ツバメ「そんなに軽蔑されるような間違いなの!?」

 

あや「あはは・・・」

 

ツバメ「ジンギスカンだと鍋がないから外食かな?」

 

紅葉「買おう!鍋!」

 

ツバメ「でもあんまり食べないかもしれないし・・・」

 

紅葉「ううん。そうじゃなくてなるが作ってくれた方が美味しいし。」

 

ツバメ「っ!もう!嬉しいこと言ってくれるじゃないの!じゃあお給料入ったら買おうか!」

 

あや「おやおや〜?ツバメ照れてる〜?照れてるの〜?」

 

ツバメ「ちょっとあや!照れてないって!」

 

あや「可愛い〜ツバメちゃん!」

 

晩御飯を食べ終えた。

 

紅葉「ごちそうさまでした!あ~。今日も美味しかった。」

 

その場で寝転がる。あやが食器を洗う。

 

ツバメ「もう。牛になるよ?」

 

紅葉「牛肉も良いかも・・・」

 

ツバメ「食べる事しか頭にないのか・・・私もお風呂入っちゃうから、あやと食器洗っといてね。私が上がるまでには洗っとくんだよ。」

 

紅葉「は~い。」

 

その場で気持ち良く寝始めた。

 

あや「もう紅葉〜。起きて〜。手伝ってよ〜。」

 

紅葉(もっとお給料入ったら自動食器洗い機も買おう・・・)

 

するとその時。『カサカサカサ』と言う謎の音が聞こえた。

 

あや「ん?この音って。」

 

 

 

 

その頃ツバメは風呂に入って満足している。しかしその時。

 

紅葉「きゃ~!」

 

ツバメ「っ!?」

 

紅葉の叫び声を聞いたツバメが体にバスタオルを巻いて駆け付けた。

 

ツバメ「どうした!?」

 

あや「何処だ〜?何処に隠れた〜?」

 

紅葉「か・・・隠れちゃったけど・・・例の・・・黒い・・・虫が・・・さっき初めて見た・・・」

 

ツバメ「黒い虫!?き、去年は出なかったのに、何でまた?」

 

紅葉「引っ越したばかりだったし・・・」

 

ツバメ「大体単なる虫でしょ大袈裟な・・・ほら強気に出たら向こうもびびって出て来ない・・・」

 

紅葉「本当かな・・・?」

 

”カサカサカサ”

 

あや「あ!居た!」

 

ツバメ・紅葉「きゃあああああああ!!!」

 

あや「あ、また隠れた。」

 

紅葉「さ・・・殺虫剤無いの!?」

 

ツバメ「無いよ!出るなんて思ってなかったし!」

 

紅葉「叩く物!叩く物!あっ!じゃあこれでお願い!」

 

ファミ通を丸めてツバメに差し出す。

 

ツバメ「それまだ読むし!何で私が!?」

 

紅葉「他の雑誌は!?」

 

ツバメ「いらないのは丁度先週ゴミに出しちゃったよ・・・」

 

紅葉・ツバメ(ぶ、武器が無い!!)

 

あや「そうだ!」

 

何処かへ行ったあや。

 

ツバメ「ちょっとあや!?」

 

”カサカサカサ”

 

ツバメ(ど・・・どうする・・・このまま放置は無理だ・・・かと言って潰すのも気持ち悪いし・・・あやはどっか行ったし・・・ももは限界だし・・・)

 

するとテーブルの上のある物を使う。

 

ツバメ「これで・・・どうだ~!」

 

お椀で奴を閉じ込めた。

 

紅葉「あ~!私のお椀~!」

 

ツバメ「や、やった!意外と鈍い奴だな!」

 

紅葉「私のお椀・・・」

 

あや「ナイスツバメ!」

 

そこにあやが戻って来た。

 

ツバメ「何処行ってたのよ!!」

 

あや「ごめんごめん。ちょっと私に代わって。」

 

ツバメ「どうするの?」

 

あや「じゃじゃーん!」

 

1枚の紙を取り出した。奴を閉じ込めたお椀の下に敷いて、敷いたまま持ち上げる。

 

あや「紅葉、窓開けて?」

 

紅葉「う、うん。」

 

窓を開ける。

 

あや「ぽい。」

 

そしてあやが、奴を外に飛ばした。

 

紅葉・ツバメ「おお〜!」

 

あや「任務完了!えへ!」

 

 

 

 

 

 

翌朝、紅葉とあやが目覚まし時計で目を覚ました。

 

ツバメ「もも、あや、起きた・・・?」

 

紅葉「うん、おはよ。」

 

あや「おはようツバメ。」

 

するとツバメが咳き込んだ。

 

ツバメ「ごめん・・・風邪引いた・・・」

 

あや「え!?嘘!?」

 

紅葉「大丈夫?」

 

ツバメ「うん・・・寝てれば治ると思うからももとあやで会社行って・・・」

 

紅葉「分かった。でも早めに帰るようにするね。」

 

あや「帰ったらお粥作ってあげるから。」

 

ツバメ「ありがとう・・・」

 

紅葉「えっと・・・服・・・服・・・どうしようかな・・・」

 

あや「紅葉、服用意してあげるから。」

 

ツバメ(もも大丈夫かな・・・)

 

紅葉「よし。行って来ま〜す。」

 

あや「じゃあツバメ、行って来るね!」

 

ツバメ(流石に大丈夫か・・・あやも居るし。)

 

 

 

 

 

 

その後イーグルジャンプに出社する。

 

紅葉「おはようございます。」

 

青葉「紅葉ちゃんおは・・・あれ?今日はラフな格好だね。気分転換?」

 

紅葉「別に。あ、これパジャマだからですかね。良いかなって、スカートは違いますけど。」

 

青葉「え!じゃあその髪は・・・」

 

紅葉「・・・あ。いけない。」

 

青葉「何かあったの!?」

 

 

 

 

 

 

その頃あやは。

 

あや「しまった。うっかりして、紅葉の服間違えちゃった。・・・まあ良いか。」

 

うっかりしてて、紅葉の服を間違えてしまったあやであった。

 

「END」




         キャスト

      涼風青葉:高田憂希

      相葉優斗:石井マーク

      秋山大輝:下野紘

      八神コウ:日笠陽子
     滝本ひふみ:山口愛
     篠田はじめ:戸田めぐみ
      飯島ゆん:竹尾歩美
      望月紅葉:鈴木亜理沙
     鳴海ツバメ:大和田仁美
      木崎あや:伊波杏樹
       桜ねね:朝日奈丸佳
    阿波根うみこ:森永千才
      相葉美佳:榎本温子
      相葉奈々:内藤穂之香
        れん:松田利冴
        みう:川上千尋
        山田:藤田咲
      アッキー:和久井優
    怪人殺虫剤男:保村真
  スパイダーレッド:バトリ勝悟
   アントブラック:古川真
  バタフライピンク:関根明良

青葉「ねねっちは、プログラムの勉強は順調?」

ねね「まあまあかなぁ〜?やっぱり先に進めば進む程難しくて・・・あおっちの方こそお仕事は順調?」

青葉「こっちは最後の追い込みだからね〜。時間が許す限り作るのみって感じだけど・・・紅葉ちゃんもひふみ先輩からノウハウを教わっただけで戦力になってるし、順調かな?」

ねね「やっぱりあの新人コンビは凄いよね〜・・・」

青葉「どうしたの?」

ねね「ううん!私も早くチームの役に立ちたいから頑張るよ!」

次回「どんどんリアリテイが薄くなっていくんだよ」

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