NEW GAME! LEVEL UP!!   作:naogran

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ある夏のとある大学に予鈴が鳴った。

ねね「やったー!テスト終わったー!夏休みだぁああ!!」

テストが終わり夏休み突入。ねねはテンションMAXになってた。





大学から出て青葉に電話する。

ねね「あ。もしもしあおっち。そっち夏休みどれくらい?」

青葉「あ、う・・・」

ねね「凄いんだよ大学!夏休み2ヶ月もあるんだって!良いでしょ〜?フフーン!・・・ん?あおっち?」

青葉『・・・こっち夏休み無いみたい・・・』

ねね「ご・・・ごめん・・・」

青葉「開発終盤で忙しくてさ。夏休みはゲームが完成した後貰えるんだって・・・」

ねね『じゃあ働き尽くめじゃん・・・』

青葉「でもその分、良い物出来てるよ?発売したら買ってよね?」

ねね「勿論買うけどさ・・・」

青葉『わあ!!ごめん!お昼休み終わっちゃう!またね!!』

電話が切られた。

ねね「あおっち大丈夫かな・・・ん?」

するとねねは、掲示板に何かを発見した。それは何とイーグルジャンプの求人だった。


8話「夏休みだぁああ!!」

うみこ「初めまして。皆さんの担当をさせていただくうみこと申します。本日よりアルバイトとして来ていただいた皆さんには・・・おや?一人足りませんね・・・全く、初日から遅刻とはいただけませんね・・・クビにしてもらいましょうか。」

 

女性アルバイト「あの・・・あそこに・・・」

 

ドアの方にねねがガクガク震えてた。

 

ねね「く・・・クビ!?」

 

うみこ「あなた名前は?」

 

ねね「さ・・・桜ねねです・・・!遅刻してごめんなさい!」

 

うみこ「今日の所は大目に見ますが、気を付けて下さい。」

 

ねね「は、はい・・・」

 

 

 

 

 

 

そしてうみこはアルバイト達をオフィスへ連れて行く。

 

うみこ「このフロアでゲームを作っています。現在3チーム程動いてます。」

 

ねね(壁が邪魔であおっちが何処か分かんない~。)

 

するとねねはジャンプして青葉を探す。

 

うみこ「ぴょんぴょんしない!」

 

もずく「にゃ〜お。」

 

 

 

 

 

 

そしてアルバイト達をあるブースへ案内する。

 

うみこ「ここが皆さんにデバック、つまりテストプレイしていただくブースです。今回皆さんデバッグしていただくタイトルはフェアリーズストーリー3です。」

 

するとアルバイト達は声を上げた。

 

うみこ「まだ非公開ですので社外秘と言う事をお忘れなく。」

 

ねね(ふふふーん知ってます。何故ならあおっちから聞いていたから。)

 

うみこ「どうかしましたか桜さん?」

 

ねね「い・・・いや~!何も知りませんでした!」

 

うみこ「説明は以上です。何か質問はありますか?・・・桜さん先程から落ち着かないようですね。」

 

ねね「え!?そ、そうですか・・・?」

 

うみこ「あなたもしかして、他社からのスパイだったりして。」

 

まさかのスパイ容疑に掛けられた。

 

ねね「ただの大学生だよ!・・・です!」

 

うみこ「・・・まあ良いでしょう。では何かありましたらご連絡を。私も様子を見に来ますので。」

 

そう言ってうみこは仕事に戻って行く。

 

 

 

 

 

席に座るねねだが、不安をしていた。

 

ねね「(あおっちの会社って結構厳しそうだな・・・増々心配になって来た・・・)ちょっとトイレに行ってこよ~っと・・・わ?!」

 

はじめ「ん?」

 

すると途中ではじめと会った。だがねねは口笛吹きながら去って行く。

 

 

 

 

 

 

その頃青葉は、コウからのチェックを受けていた。

 

コウ「そうそう、このへんのバランスが悪いから・・・」

 

青葉「ふむふむ・・・ん?」

 

すると青葉はある人物を発見した。それは親友のねねだった。

 

青葉(ねねっち!?)

 

すると青葉は、ねねから隠れてしまった。

 

青葉(反射的に隠れてしまった・・・何でねねっちがここに?そっくりさんかな・・・?)

 

コウ「どした?」

 

するとねねは青葉へ近付く。

 

青葉(こっちに来る!)

 

するとねねは、はじめのコレクションを見て目を輝かせた。

 

青葉(やっぱりねねっちだ・・・)

 

本物のねねだと確信した。

 

青葉「や、八神さん、新入社員か何か入ったんですか?」

 

コウ「え?聞いてないけど・・・あ、デバッグのバイトって今日からだっけ?」

 

大輝「そうか、今日からでしたっけりんさん?」

 

りん「そうよ。うみこちゃんが担当だったかしら。」

 

青葉(成る程。ねねっちの事だ。黙って来たと言う事は私を驚かすつもりだったんだろうな・・・でもそれだけの理由でバイト来るかな・・・?)

 

コウ「だからどうしたんだよ?」

 

青葉「よし、決めた!な、成る程ー。分かりましたー。」

 

大輝「青葉ちゃん、何か棒読みだけど?」

 

青葉「だ、大丈夫ですよー。」

 

するとねねが青葉の声を聞いた。

 

ねね(見ー付けた。しかもこっちに気付いてないみたいだし・・・驚かせちゃお~。)

 

うみこ「桜さん。こんな所で何をしているんですか?」

 

驚かせに行こうとするが、うみこに見付かって逆に自分が驚いてしまった。

 

ねね「え・・・ああああの・・・」

 

うみこ「勝手に社内をうろうろと・・・やっぱりあなたは企業スパイですね。ちょっと来なさい!」

 

ねね(た・・・たた逮捕されちゃう~!)

 

するとそこに。

 

優斗「うみこさんどうかしたんですか?」

 

トイレから優斗が戻って来た。

 

うみこ「相葉さん、いえ企業スパイの方を。」

 

優斗「企業スパイ?ってねねさん!?」

 

ねね「あ、相葉さん・・・!?」

 

優斗「企業スパイってまさかのねねさん?」

 

ねね「違いますよ!」

 

優斗「ごめんごめん。」

 

うみこ「お知り合いなんですか?」

 

優斗「この前知り合った方です。あ、ちょっと待って下さい。」

 

青葉(あれ?来ない?)

 

優斗「青葉さん青葉さん。」

 

青葉「ん?」

 

優斗「ねねさんが企業スパイ容疑掛けられてるよ?」

 

青葉「ええ!?」

 

 

 

 

 

 

その後青葉はねねの事を話す。

 

うみこ「成る程。涼風さんのお友達でしたか。」

 

ねね「ごめんなさい・・・」

 

青葉「私からもごめんなさい。」

 

コウ「言う事が大袈裟なんだよ。大体スパイなんか居る訳無いじゃん。」

 

うみこ「そうですか?私も最初スパイとして入社したんですよ。」

 

コウ「え!嘘!?」

 

うみこ「冗談です。」

 

ねね「ねぇあおっち・・・」

 

青葉「ん?ああ、そうそう。此方は今回のADの遠山さん。」

 

りん「遠山りんです。宜しくね桜さん。」

 

青葉「ADって言ってもアシスタントディレクターじゃなくて・・・」

 

ねね「それくらい分かってるって。アートディレクターでしょ。」

 

青葉の顔が真っ赤になった。

 

優斗「へぇ〜。ねねさん知識あるね〜。」

 

青葉「そ、それでこちらがキャラクターデザイナーの八神コウさん・・・」

 

コウ「ああ。宜しくね。」

 

ねね「八神コウ!?あのフェアリーズのキャラデザの!?」

 

青葉「ちょっとねねっち!?」

 

ねね「わー!本物の八神コウだー!」

 

うみこ「桜さん。」

 

ねね「ヒィ!?ご・・・ごめんなさい。」

 

青葉「それで、此方がCG担当の秋山大輝さん。」

 

大輝「秋山大輝だ!ねねちゃん宜しくね!それと優斗と同期だ!」

 

優斗「お前急にフレンド気分全開だな。ねねさん宜しくね。俺ここではVFXを担当してるんだ。」

 

ねね「VFX?」

 

優斗「簡単に言えば、現実には見る事の出来ない物、つまり怪獣とかの画面効果を実現する為の技術の事を言うんだ。視覚効果と言った方が覚えやすいかな。」

 

 

 

 

 

 

その後ねねは仕事に戻ってプレイする。

 

ねね「はぁ・・・逮捕されなくて良かった〜。あ、でも発売前のゲームがただでやれてお金まで貰えるなんて案外お得なアルバイトだったかも。」

 

するとプレイ中に画面がフリーズした。

 

ねね「あ、またフリーズ・・・もう!こんなにフリーズしたらまともにプレイ出来ないじゃん!」

 

青葉「それを報告するのが仕事でしょ!」

 

そこに青葉が来た。

 

ねね「あおっち!」

 

青葉「そろそろ休憩時間だよね。お昼一緒に食べよ?」

 

ねね「わーい!行く行くー!ん?」

 

するとそこに青葉の先輩達が来た。

 

青葉「後、他の先輩も紹介するね。」

 

するとねねは青葉の後ろに隠れた。

 

ねね「あの・・・桜ねねです・・・宜しくお願いします。」

 

ゆん「何かさっきは騒がしかったのに大人しい子やな。青葉ちゃんの後輩なん?」

 

ねね「がーん!」

 

後輩と言われてがっかりした。

 

青葉「ほら、ねねっちの方が子供に見えるじゃん。」

 

はじめ(どっちも子供に見える・・・)

 

 

 

 

 

 

その後カフェで昼飯を食べる。

 

青葉「ご馳走様でした。」

 

優斗「ふぅ〜。」

 

ねね「はぁ・・・何かデザート買えば良かった・・・」

 

はじめ「あ。ちょっと待ってて。」

 

するとはじめは何処かへ行く。

 

優斗「にしても驚いたな〜。まさかねねさんがバイトとしてここに来るなんて。」

 

大輝「何何!?お前ねねちゃんの知り合いなのか!?」

 

優斗「この前美佳さんとムーンレンジャー観に行った時に会ったんだ。にしても大輝、お前テーブルの上の奴全部食うのか?」

 

テーブルの上には大量の弁当が置かれてあった。

 

大輝「沢山食わねえと気が済まねえんだよ俺は。」

 

優斗「お前はジャイアント白田かギャル曽根か?」

 

ねね「・・・秋山さんってあんなに食べるんですか・・・?」

 

優斗「まあね、此奴昔から大食いでな。毎日あんなにガツガツ食うんだよ。」

 

するとそこに。

 

しずく「おや~?企業スパイの子発見。」

 

ねね「えええーー!?」

 

しずくがねねを見てスパイ発見と言った。

 

ねね「ち、違います!!」

 

青葉「もう、葉月さんまでそんな事を?」

 

ねね「葉月、さん?」

 

優斗「そう。葉月しずくさんだよ。」

 

青葉「今回のフェアリーズストーリー3のディレクターさんだよ。」

 

ねね「じ、じゃあ一番偉い人!?」

 

しずく「もしスパイがこんなに可愛かったらどんな秘密も漏らしてしまうね。」

 

ねね「は、はぁ・・・」

 

しずく「そうだ。社員証用の写真は私が撮っておこう。ほら!もっと肩を寄って!」

 

何故か青葉まで巻き込まれてた。

 

ゆん「それじゃあ証明写真には使えへんやないですか?」

 

優斗「しずくさんそこまでにして下さいよ。青葉さんとねねさん困ってるでしょ?」

 

しずく「だったら相葉君、君が私を縛ってくれるかな?」

 

優斗「嫌ですよ!強姦は犯罪ですよ!」

 

青葉「もう、そう言うのはいいですから。」

 

大輝「美味い美味い!」

 

優斗「お前何時かしたらゲロ吐くぞ?」

 

ねね(こんな状況なのに誰も気にしてない!あ、あおっちの会社ってやっぱり変なんじゃ・・・)

 

はじめ「お待たせ~!はいどうぞ〜!」

 

そこにはじめがデザートを持って来た。

 

ねね「美味しそう!貰っちゃって良いんですか!?」

 

しずく「取引先からお中元でいただいたものだからね。こう言うのは皆で分けているんだよ。」

 

はじめ「冷蔵庫の方に置いてあるから自由に食べて良いよ。」

 

ねね(何て良い会社なんだ〜〜!!)

 

大輝「お!優斗!デザート全部食って良いか!?」

 

優斗「バカか。お前皆にボコられたいのか?」

 

大輝「冗談冗談。」

 

 

 

 

 

 

それからねねのバイト生活が始まって数日が経った。

 

ねね「来る日も来る日も同じ事ばっかり・・・デバッグって辛いんだな~。」

 

そこにうみこが様子を見に来た。

 

うみこ「桜さん、今だらけていませんでしたか?」

 

ねね「い・・・いえ!そんな事は!」

 

机の上にあるねねのメモを見る。

 

ねね「あ、あの・・・何か・・・?」

 

うみこ「いえ、何か気になる事がありましたら何でも結構です。全て報告書に書いて提出して下さい。」

 

ねね「は、はい。」

 

うみこは仕事に戻って行く。するとねねの腹が鳴った。

 

ねね「きゅるるる~。腹が減っては何とやら、ってね~。」

 

腹が減っては戦ができぬが正解。ねねは冷蔵庫で1つのプリンを発見した。

 

ねね「おっと!プリン発見!ラス1だ。ラッキ~!」

 

 

 

 

 

 

外では雨が降ってる。

 

ナイト『ソフィアには手を出させない!!』

 

プリンを食べ終えたねねは、プレイを続けていた。

 

ねね「後はここの隙間にはめて剣を振り続ければ・・・あおっちのソフィアちゃんやられないよ~!」

 

青葉「おお~!ソフィアちゃん生還ルート!」

 

ねね「でも何時までも終わんないんだけどね・・・」

 

青葉「あ!遠山さん!見て下さい!」

 

ねねのプレイを見る。

 

りん「これ不具合だから報告ね・・・」

 

青葉「ですよね~・・・」

 

りん「それはそうと青葉ちゃん。まだ就業時間なんだからあんまり席を外しちゃ駄目よ。」

 

青葉「ああ、ごめんなさい・・・」

 

りん「桜さんも気持ちは分かるけどあんまり誘わないようにね。」

 

ねね「は、はい!」

 

うみこ「りんさんちょっと良いですか?背景データで伺いたい事が。後葉月さんがお呼びでした。」

 

りん「あ、はい。今行きます。」

 

コウ「りん~!大変~!私のプリンが無いんだけど~!」

 

するとねねは密かに何かを察した。

 

りん「もう何かと思ったじゃない!」

 

コウ「だって冷蔵庫に入れといたのに~!」

 

りん「コウちゃんのは後回し!」

 

うみこに付いて行く。

 

青葉「遠山さん忙しそうですね・・・」

 

コウ「明日β版の提出だからね。」

 

青葉「β版?」

 

コウ「うん。パブリッシャーに提出するサンプルだよ。報告した予定通りの所までプレイ出来たクオリティも目標値に達してるかを判断されるの。て言うか本来はほぼ完成状態が理想なんだけどね。これが通らないと発売出来ませ~ん!」

 

青葉「ええ!?」

 

コウ「だから青葉も忙しいんだぞ。残りの村人遅れてるだろ?」

 

青葉「わ、分かってますよ!それじゃあね。ねねっち!」

 

急いで青葉は仕事へ戻る。

 

コウ「本当何処へ行ったのかな〜私のプリン・・・」

 

そしてコウはその場から去った。そしてねねはゴミ箱から邪悪な気配を感知した。プリンのカップを見ると、コウの名前がマジックで書かれてた。ねねが食べたプリンはコウのプリンだと確信した。

 

ねね(謝らないと!)

 

うみこ「桜さん。今は就業時間中ですよ。みだりに席を離れないように。」

 

ねね「あ、あのでも私・・・」

 

うみこ「でもじゃありません。早く戻って下さい。」

 

ねね「は、はい・・・」

 

 

 

 

 

 

その後りんが戻って来た。

 

りん「はぁ。」

 

コウ「りん。青葉の遅れ少し補填しといたから確認しといて。」

 

りん「何時も助かるわ。ありがと。そう言えばプリンは見付かった?」

 

コウ「全然。」

 

大輝「何かあったのか?」

 

優斗「コウさんのプリンが行方不明になったらしい。」

 

りん「盗難だなんてこの会社も物騒になったわね。」

 

コウ「そこまで深刻ではないでしょ。」

 

りん「駄目よ。β版が終わったらもうラストスパートだし、チームが一致団結する為にも放っておけないわ!」

 

コウ「え~。でもどうすんの?」

 

りん「私に考えがあるの。」

 

大輝「何か閃きましたか?」

 

その頃ねねはプレイを続けてた。そこに社内メッセが来た。そこに書かれてあったのは『皆さんお疲れさまです。本日、冷蔵庫にあった八神コウのプリンが盗まれました。食べた方は怒らないので、遠山のデスクまでお願いします。』と書かれてあった。

 

ねね(何ってこったーー!!)

 

コウ「こんな小学生みたいな方法で自首して来る訳ないでしょ・・・」

 

りん「あら?そうかしら?」

 

青葉「八神さんチェックお願いします。」

 

コウ「お。はいよ〜。」

 

青葉「メール見ましたけどそんな大切なプリンだったんですか?」

 

コウ「いや。コンビニの100円くらいのだよ。」

 

青葉「え!?それだけの為に全社員に一斉メールを!?」

 

コウ「ほら~!大事になっちゃったじゃん!」

 

ねね(大事!?もしここで名乗り出たら・・・)

 

 

 

 

 

 

名乗り出た後の想像をする。

 

りん『そう・・・桜さんが犯人だったのね。』

 

コウ『私のプリンをよくも!!』

 

ねね『ご!ごめんなさい!!』

 

青葉『私からもごめんなさい!!』

 

2人一緒に土下座をする。

 

りん『こんな悪い子と友達なんて実は青葉ちゃんも悪い子なんじゃないの?』

 

そして想像終了。

 

 

 

 

 

 

ねね「あおっちに迷惑掛けちゃう!」

 

りん「青葉ちゃんに迷惑?」

 

そこにりんがねねを見付けた。ねねは持ってるプリンのカップを隠してしまった。

 

りん「どうしたの?」

 

ねね「あの・・・その・・・何でもありませ~ん!」

 

そしてねねは逃げ出してしまった。

 

りん「どうして逃げるのかしら・・・あっ。」

 

 

 

 

 

 

コウ「もしかして、大輝が食べたんじゃないの?」

 

大輝「いや!食べてませんよ!?」

 

優斗「正直に白状しろ。お前よくガツガツ食うから無我夢中でコウさんのプリン食ったろ?」

 

そう言いながら優斗が大輝を詰める。

 

大輝「食ってねえよ!本当だ!嘘は付かねえ!!」

 

優斗「・・・どうやらその目は嘘じゃねえな。よし。お前は無罪確定だ。」

 

大輝「た、助かった・・・」

 

優斗「だが!もしお前が犯人だと分かったら、その無罪は撤回して毎日徹夜作業の刑を下す!良いな?」

 

大輝「お、おう・・・」

 

 

 

 

 

 

そして次の日のカフェ。ねねは元気無さそうな顔をしている。

 

青葉「ねねっち何か疲れてる?」

 

ねね「え?ううん・・・」

 

優斗「どうした大輝?お前何時ものテンションはどうした?」

 

大輝「いやぁ・・・ちょっとな・・・」

 

優斗「もしかしてお前が犯人じゃねえのか?」

 

大輝「だから違えぇよ!!」

 

そこにコウとりんが来た。

 

りん「お疲れ様。」

 

青葉「お疲れ様です。」

 

優斗「コウさんりんさんお疲れ様です。」

 

コウ「ここ良い・・・?」

 

青葉「はい。どうぞ。どうしたんですかその顔!?2人とも眠そうですね・・・」

 

優斗「コウさん、目の下にクマ出来てますよ?」

 

コウ「昨日の深夜β版をディスクに焼く直前に不具合が見付かってさ・・・朝まで対応してたから・・・」

 

青葉「た、大変でしたね・・・」

 

りん「でも、しっかり出来たから、これで審査も大丈夫だと思うわ。」

 

優斗「本当にお疲れ様です・・・あんまり無理しないで下さいね・・・?」

 

コウ「うん・・・」

 

青葉「あの・・・これ食べて下さい!八神さんには遅れを補填して貰っちゃったんで!」

 

袋からプリンを取り出した。

 

コウ「おお!ありがとー!」

 

青葉「結局プリンの犯人は見つかったんですか?」

 

コウ「分かんないまま。ま、良いよ別に。」

 

りん「でも本人は反省してるんじゃないかしら?」

 

コウ「そうかなー?」

 

オフィスにある冷蔵庫を見るとそこにあったのは。

 

りん「コウちゃん。」

 

持って来たのは、プリンだった。しかも手紙付き。

 

コウ「あ!これ!まさか帰って来るなんて!」

 

するとねねはドキッとした。

 

コウ「まぁりんのお陰だしな。あげるよ。」

 

りん「うん。ありがと。」

 

青葉「良かったですね。ね。ねねっち。」

 

ねね「え!うん・・・」

 

優斗「どうやら大輝は犯人じゃなかったようだな。判決は白だ。」

 

大輝「だから言ったろ!俺じゃないって!」

 

優斗「でも毎日徹夜作業させるのも面白そうだな。」

 

大輝「何でや!!その罪消してくれよ!!」

 

優斗「どうしよっかな〜?」

 

大輝「優斗〜〜〜!!!」

 

りん「やっぱりメールして正解だったでしょ?」

 

コウ「まあね。」

 

青葉「でも直接謝りに来ないなんて私はいけない事だと思います!」

 

大輝「そうですよ!その犯人見付けたら俺が懲らしめてやりますよ!」

 

コウ「真面目だな・・・」

 

りん「実はね。昨日こっそり謝りに来てたのよ。」

 

コウ「嘘!?」

 

青葉「誰ですか!?」

 

大輝「教えて下さい!俺が懲らしめてやります!」

 

優斗「お前それしか言えんのか?」

 

りん「内緒。」

 

青葉「ええ〜!?」

 

りん「私のメールで返って言いだしにくくなったかもしれないし、こうして謝る意志も見えたんだから青葉ちゃんと大輝君も、もう犯人の事は責めないで上げてね。」

 

青葉「そうですか・・・意外と良い人だったんですね犯人。」

 

りん「ねねちゃんも。ね。」

 

ねね「・・・はい。きっと反省していると思います・・・」

 

青葉「ねねっち、さっきから大人しいね。」

 

ねね「え!?いや別にそんな事・・・」

 

りん「あ!このプリン美味しい!」

 

コウ「だろ〜?・・・食べたら眠くなって来た・・・」

 

りん「そうね。私も。」

 

コウ「今日は早退して良いかな・・・」

 

りん「駄目よ~。定時まで我慢よ。」

 

するとねねは微笑んだ。

 

青葉「どうかした?」

 

ねね「ううん。会社ってもっと怖いイメージの所だったんだけど、あおっちは良い先輩に囲まれてるんだなって!」

 

青葉「そうでしょ!」

 

ねね「うん!」

 

大輝「りんさんコウさん!もし俺が犯人見付けたら徹夜作業させてやります!」

 

すると優斗が大輝を殴った。

 

大輝「ぶべら!」

 

優斗「責めるなってりんさんに言われたろ!今日から徹夜作業させるようにしずくさんに言うぞ!」

 

大輝「いやもうごめんなさい!」

 

 

 

 

 

 

そしてその夜。就業時間が終わった。

 

ねね「今日も真面目に働いたな~!あ!」

 

エレベーターのドアが閉まる直前。

 

ねね「ちょ・・・ちょっと待った~!」

 

そしてギリギリエレベーターに乗った。

 

ねね「セーフ・・・」

 

うみこ「お疲れ様です桜さん。」

 

ねね「え!?」

 

最初にエレベーターに乗ってたのはうみこだった。エレベーターで1階へ下がる。

 

うみこ「・・・桜さん。今日も遅くまでご苦労様でした。」

 

ねね「は・・・はい・・・」

 

うみこ「桜さん。今回旧作を知った上でバグ以外に気付いた点も報告してくれて大変助かると企画の人が言っていました。」

 

ねね「は、はぁ・・・」

 

うみこ「それではお先に。」

 

ねね「褒められたの・・・かな・・・あっ。」

 

エレベーターのドアが閉まった。

 

「END」




         キャスト

      涼風青葉:高田憂希

      相葉優斗:石井マーク

      秋山大輝:下野紘

      八神コウ:日笠陽子
      遠山りん:茅野愛衣
     篠田はじめ:戸田めぐみ
      飯島ゆん:竹尾歩美
       桜ねね:朝日奈丸佳
    阿波根うみこ:森永千才
     葉月しずく:喜多村英梨

     バイトっ子:貫井柚佳

ねね「あおっち入社当時は何か失敗した?」

青葉「八神さんに顔文字のメッセージを送信しちゃったよ・・・」

ねね「ええ!?まあ私も失敗しちゃったけどさ・・・」

青葉「お互い気を付けないとね・・・」

次回「出勤しちゃいけないんですか?」

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