今回も変更点があり、他の人の小説を見てみてそれを参考にしてみました。
「花屋あの手紙を返してくれ」
バッティングセンターで真島組との死闘を終えて、遥ちゃんが言っていた変な男が手紙を見ろと言ったこと。それは恐らく俺の読みが当たっていれば…
「(まぁそれで心愛の手紙の事だったらちょっとビビるけどな)」
「あぁホラよ」
心無しか元気が無いように聞こえた。
「何かあったのか?元気無いぞ」
「気にするな。ちょっと問題が起きただけだ」
花屋にこれ以上話しても話が聞ける訳無いので大人しく諦める事にした。
「そうか…何かあったら言えよ。別にそこまで面倒事じゃなきゃ手助けしてやる」
「あぁそうさせて貰うよ。まぁ暫く頼む事は無いだろうがな」
「そっか…じゃあな」
花屋はこちらを向かず、手を振るだけで終わった。
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一回セレナに行く事も考えたが、家に帰り手紙を読む事にした。
「(これで心愛の手紙が違かったら後はもう無いな)」
少しの期待を持ちつつ俺は手紙の封を開けた。
『竜也くんへ。さっきはありがとう。いきなり押し掛けたのに…でもあんまり長い事話している時間も無いんです。私は今ある組織の人の事を匿っています。竜也くんの所にもその人の側にいなきゃいけないので行くことが出来ません。なので一緒に入っている電話番号に電話してください。お願いします』
封筒の中には小さい手紙が入っていた。
「これか?」
手紙には知らない電話番号が書いてあった。
「(俺の知らない番号…悩んでいてもしゃあねぇ!)」
半ば強引に自分を納得させて、電話を掛けた。
電話の主はワンコールで出てきた。
『良かった!竜也くん手紙読んでくれたんだね!』
その声は三日前に聞いた心愛の声だった。
「喜ぶのはお前じゃねぇだろ…何でお前が東城会に追われてるんだよ?」
『そ、それは…』
「まぁ良いや。それより…」
『手紙の事だよね』
「あぁ…誰を匿ってんだよ」
『それも説明したいの。明日朝9時埠頭に来て』
「良いのか?手紙では動けないって…」
『それは神室町に行くのはって話。別に埠頭なら問題無いよ』
「そっか…じゃあ明日」
『うん』
「(何か電話だけなのに疲れたなぁ…まぁ明日の為に寝るか)」
普通に真島組の連中と闘ったからかも知れないが、死んだかの様に眠ってしまった。
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翌日
時計を見ると8時50分だった。
「(来るとしたらそろそろか…)」
暫くすると心愛が来た。
「竜也くん。昨日はごめんなさい」
会ったと思ったらいきなり謝って来た。
「何で謝るんだよ?」
「だって昨日…竜也くんが知りたい事一つも教えて無いから…」
「気にすんなよ。別に今日教えてくれれば良いし、俺は」
「うん…」
「(はぁ、女ってのはこれだから)」
「言いたくないなら別に良いぜ」
「べ、別にそんな事…無いよ…」
「ならそんな顔してんじゃねぇよ」
今の心愛はこれ以上責め続けたら泣いてしまうかの様な顔をしていた。
「…ごめんなさい」
「気にすんなっての…まぁならいっか」
「…え?」
「別にお前が言いたくないなら帰るだけだし。じゃあな」
俺はそのまま帰ろうとすると、心愛が袖を掴んできた。
「…桐生一馬」
「……え…?」
突然出てきた桐生さんの名前に俺は首を傾げるしか無かった。
「私が今匿ってる人はその人を探しているの」
「ちょ、ちょっと待った。まずその人を教えてくれねぇかな。言いづらいなら別にいいけど」
心愛は少し悩んだかと思うと、口を開き始めた。
「…私が今匿ってる人の名前はか」
パチパチパチ
何処かからか、拍手の音が聞こえた。
「ふぅ…探したぞ。心愛」
「!?錦山…さん。どうしてここが?」
「何て事はない。ただしそれでも時間はかかったけどなぁ」
「誰だ。あいつ?」
「東城会の直系の組長なの。でもまさか組ほとんどを連れて来るなんて」
「(何だ?あの人何処かで見た気が…)」
俺はあの錦山という人間を見た気がするのだが思い出せない。
「久しぶりですね。黒瀬竜也さん」
「お前…安堂…!どうして組が二つも仲良く埠頭にまできてんだよ」
そして錦山の隣にいたのは、昨日俺に話しかけてきた安堂剛だった。
「極道界にも色々あるんですよ。しかしまさか錦山さんから連絡があり、いざ来てみれば君もいるとは」
「心愛…早くお前が持っている物を寄越せ」
「(心愛が持ってる物?)」
「嫌です…だってあなたにこれを渡したら…」
「早く渡せと…言ってるんだ!!」
俺は咄嗟に心愛の前に立っていた。
「竜也くん…」
「てめぇら…恥ずかしく無いわけ?嫌がってる人に対して無理矢理やるとかさ」
「んだと!?」
錦山組の後ろにいた連中が反応し出した。
「(良し。後は…)」
俺はこっそり心愛に耳打ちした。
「心愛。俺は今からお前が逃げれるだけの時間を稼ぐ。俺は連中に向かったら、すぐさま逃げろ」
「そうしたら、竜也くんが…」
「俺なら大丈夫だ。暫く会えないだろ。この調子だと」
「うん…」
「そっか…まぁすぐに逃げろよ」
「分かった」
心愛はすぐに埠頭から出ていこうとした。
「女が逃げたぞ!」
「まぁ待てよ。てめぇらは俺が相手してやっから」
わざとらしく右手の指を曲げて挑発した。
「くそが!てめえ楽に死ねると思うなよ」
「さぁて、ゲーム開始だ」
<錦山組組員>
俺は自分でも不思議に思うくらい笑いながら約150対1の勝負が始まった。
「オラァ!ハァ…ハァ…」
「こいつ!?こんだけやってんのにまだ倒れねぇのかよ」
状況的に言えば、俺が40人位倒した位だろう。俺も息が上がってはいるが、まだやれる。ふと片隅にドラム缶が映った。
「(あれを使えば…やれる!)」
俺は昨日自分なりに桐生さんのヒートについて考えてみた。あの人の闘い方は俺と似ている所が会った、つまりだ。俺のライフルスタイルの状態でヒートを使えば。
「(来た!)」
黄色のヒートを纏ったライフルスタイルになるという訳だ。
「オラァ!」
ドラム缶を振り回しながら少しずつ敵の数を削っていく。
「ハァ…ハァ……もう…終わりかよ…」
「くそっ!こいつ…」
組員の数がようやく100人を切り、後少しというところで一人の男が入ってきた。
「お前らはもう良い。後は俺がやる」
「お前……」
「親父!?あんたが出る必要はありません!」
「ほぅ、あなたが出るとはどういう風の吹き回しかな?」
俺、安堂、組員達が揃って声を出す。その相手とは錦山組組長 錦山彰だった。
「お前らじゃあいつまでたっても終わらない。俺がこいつを殺して終わらせてやる」
「……あんたが俺を倒せるっていう根拠は無いだろ?」
「倒せるさ…今のお前ならな」
「今の俺ってのはスタミナ的な面でか?それとも…」
俺の話は終わる前に奴が一歩足を出してきた。闘い方をハンドガンスタイルに戻し、奴の動きをよく見る。
右、下、上、左、右、上、左、下、いくつものラッシュを直感で避け続ける。
「ハァ…ハァ…くそっ!」
「ふんっ!!」
ドンッ!!
一瞬の隙を突かれ、胸に掌底を喰らい吹っ飛ばされた。
「!?カハッ…」
たまらず咳き込んでしまう。
「終わりだな」
「ハァ…ハァ…ま、まだだ…」
錦山は俺を睨む様に見ると。
バキィ!
足の骨を折ってきた。
「!?て、てめぇ!」
「もう何も出来ねぇだろ。諦めろ」
「何で…こんだけで諦めなきゃなんねぇんだよ!」
「そうか……」
バキィ!
もう片方の足も折った。
「くそ……!」
「次は手を折る。今の内に心愛に電話してあいつを呼び出せ」
「呼び出したら、どうすんだよ」
「お前が知る必要は無い」
「(この状態で逃げるには……)」
「分かった」
「あぁ」
奴は俺に向けていた殺気を少し弱めた。
「(今だ!)」
折れた足で何とか立ち上がり錦山に頭突きをした。
「!?お前!」
「くそ…やっぱこれだけじゃダメか。でもじゃあな」
奴には対して効いていなかったが、俺は笑いながら埠頭の海に飛び込んだ。
~~錦山視点~~
「おい!早くハジキ持ってこい!」
逃がす訳にはいかなかった。このまま逃げられるなら今ここで殺した方が良い。
「ど、どうぞ親父」
バンバンバンバンカチッカチッ
暫く打ち続けていたら球切れになってしまった。
「錦山さん。もう黒瀬さんは死んでいるでしょう。埠頭を見てみて下さい」
安堂の言うとうり海を見てみると、血が少し滲み出ていた。
「撤収するぞ。歩けない奴は他の奴らに担がせてもらえ」
「(あれだけは他の連中に渡すわけにはいかない。俺の野望の為にも)」
俺は車に乗り車は事務所に向かい走り出した。
後半が酷いですね。タイトル詐欺と言われても何も言えません。竜也は死んでしまったのでしょうか?
次回は24日までに投稿します