龍の背中を追いし竜   作:Kurato

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本当にお待たせしました(寧ろ、もう待たせ過ぎて待ってる人がいるのかも怪しい)
スランプに陥り、尚且つ高校生活で心身共に疲れてこれを見て書いてる暇もありませんでした。
これからも自由気ままにこれくらいのペースにはならないようにやっていきます。


14話 遥の気持ち

~~伊達視点~~

昨日の騒動も実に良く考えると呆気なかったなと思いつつ警察署を歩いていると

 

「おはよう伊達君」

「課長……何か?」

「ちょっと話がね。今いいかね?」

「構いません」

 

急に署長室に連れられた

 

「話とは何でしょうか?」

「十年前君は独断で捜査を進め、その後のキャリアを滞らせた。分かっているとは思うが二度目は無いよ」

「えぇまぁ……」

「単刀直入に言う。今調べている件からすぐに手を引きなさい」

「どの件でしょうか?」

「交渉は無いんだよ。今すぐに引くように」

「……失礼します」

「おい!伊達君!」

 

課長が呼び止めるが無視して署長室から出ていく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~~竜也視点~~

「おい、二人共こいつを見てくれ」

 

そう言って伊達さんが出したのは一枚の刺青をメインとした写真だった。

 

「これは?」

「今朝東京湾であがった女の水死体だ」

 

「あの桐生さんこれって」

「あぁ間違いなくあれだろうな」

「死因は頭部挫傷および出血多量によるショック死で死体にはコンクリートの重石をつけられ沈んでいた。それでいてかなりの拷問を受けていた」

「これって“美月”なんですか?」

「何とも言えないが………しかしこの刺青は美月の入れてた模様と一緒だろう?」

 

三人共に沈黙が続いている

 

「これは!?」

「どうした?」

「この辺りを見てくれ」

 

桐生さんが指した部分には刺青の少し下の部分だった

 

「小さく“歌”って文字が見えないか?」

「確かに見えますね」

「こいつは“二代目 歌彫”の仕事だ…この彫師は必ず自分の“銘”を入れる」

「って事はこの刺青も彫師が入れたのか?」

「あぁ俺の背中を彫ったのも歌彫だ。千両通りとピンク通りの間にある“龍神会館”にいるはずだ。もし写真の女が美月なら………遥には酷だ。遥には伏せておく」

 

遥ちゃんを置いていき、三人でセレナを後にした

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途中で伊達さんとは別れ二人だけで龍神会館に入る事になった

 

「お前まで来る必要はあったのか?」

「あぁいやまぁ、どっちでも良かったんですけど何となく付いて行こうかなって」

「フッ、まぁ良いそれより行くぞ」

 

龍神会館の中に入ると白髪を後ろで束ねている一人の老人がいた

 

「お久しぶりです」

「おぉ桐生か。隣のそいつは?」

「少し前に出所しまして、こいつは最近俺と一緒に行動している奴です」

「どうも」

「あぁ、でお前はお前で世良の葬式で大暴れか。どうした?墨でも入れ直しにきたのか?それともそいつが入れるのか?」

「いえ…こいつはあなたが入れたものかと思い」

 

そう言って桐生さんはさっき伊達さんから貰った写真を見せる

 

「この文様は……“月下美人”だな。一年に一晩しか咲かねぇ花だ。で、こいつは俺が入れたのかって話だが……俺ぁ彫った刺青は全て覚えてる………こいつは俺じゃねぇよ」

「そうですか……」

 

直後 電話が鳴り出した

 

「もしもし…おうお前か…あぁ……いるぜ。錦山からだ」

「え………!?」

 

「桐生だ…」

 

「どうして俺がここにいると」

 

「何!?」

 

どうやら電話が終わったらしく桐生さんの声しか聞こえなかったが何かやるつもりなんだろう

 

「桐生、背中の“龍”色入れ直してやる。弱っちい“龍”じゃあ今の錦山には勝てないぜ」

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「もう十何年も前か……お前は“龍”を………錦山は“鯉”を背中に入れた。刺青ってのはそいつ自身が光らせるもんだ。今の錦山の背中はすげぇ色に輝いている。これで奴はやっとおめぇと対等に張り合えるんだ」

「俺と?」

「黄河を泳ぐ鯉はいつしか龍門に入る。龍門を泳ぎきった鯉はな龍へと生まれ変わるんだ。奴は龍門を登りきろうとしてるんだ。龍へとなる前にはお前という相手が必要なんだろうな」

 

色の入れ直しが終わり龍神会館を後にした

 

「一度セレナへ戻ろう」

「はい、さっきどんな電話だったんですか?」

「……セレナで話そう」

「?…分かりました」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

セレナへと戻り伊達さんとも合流し、今度は奥での部屋では無くカウンターで麗奈さんもいれ4人での話し合いとなった

 

「明日の夜10時にセレナで錦とサシで話す事になった。麗奈、その時だけ外して貰っても構わないか?」

「えぇ大丈夫よ」

「しかし錦山がその約束を破り大人数で来た時はどうする?」

「問題は無い」

 

桐生さんはどこからその自信が来るのか伊達さんの問に即答した

 

「そ、そうか…となるとここで遥を見ておくのは危険だな。どこか安全な場所に隠しておいた方が良いんじゃないか?」

「確かにな…どこか安全な場所か……」

「賽の河原…」

「何?」

「あそこなら警察も簡単には入れませんし、何よりあそこに興味本意で近づくやつもいません」

「そうだな…桐生問題無いんじゃないか?」

「あぁ、今の内に移動しておこう」

「行かないよ。私」

「遥ちゃん?」

「おじさん達…さっきお母さんの事調べてたんでしょ」

「「「「!?」」」」

 

どうやらあの時気付いていたらしい。

 

「なのに……なんで連れていってくれないの?私はここに遊びに来たんじゃないの!」

「遥ちゃん……あのね」

 

俺の言葉も聞かずに桐生さんに近づく。

 

「このペンダントでしょ。これが皆欲しいんでしょ!私なんて皆どうでもいい……」

 

「おじさんだって100億円欲しいからきっと…「はるk」

 

パンッ

 

俺が説明する前に桐生さんが遥ちゃんの頬を叩く。すかさず、気まずい空気が流れる。

 

「……すまん」

「お母さんの事教えてよ…何か知ってるんでしょ。教えないよ!何とか行ってよ!」

「遥…桐生はな、お前のお母さんが「うるせぇ!言うな!」

 

また空気が重くなった。

 

「遥………今は俺たちを信じてくれ。それしか言えないんだ……」

「私だって信じたいよ……でも……私にはお母さんしかいないから。おじさんが勝手にするなら私もそうする……」

 

遥ちゃんはペンダントをカウンターに置き出ていった。

 

「「「遥(ちゃん)!」」」

 

「桐生さん!早く遥ちゃん探しに行きましょう!」

「あぁ、分かってる。伊達さんも来てくれ」

「あぁ、わかった」

 

俺達はすぐさま後を追いかけ始めた。

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映画館前の広場にやってきた。

 

「(とは言ってもかなり適当でここまで来たんだけど)」

 

「あ、桐生さん!やっぱりご無事だったんですね」

 

俺と伊達さんの知らない人がいた。

 

「あれ、でもさっき例のお嬢ちゃん見かけたんですけどね」

「!?本当か!」

「ハイ、直ぐそこの“ゲームセンター”に入って行きました。あぁ、後凄い寂しそうに歩いてましたね」

「そうか。助かる」

 

ゲームセンターに入り、すぐさま周りを見渡す。

「いなさそうですけど、一応他の人に聞いてみますか?」

「あぁそうだな」

 

そこら辺に居る女子高生に話しかけてみる。

 

「君たち、小さい子ども見なかった?」

「あぁ、さっきまでいたよ。でも酔っ払った怪しい人に連れられてた」

「!?何処につれてかれてたの?」

「“七福通り”の駐車場」

「わかった!ありがとね」

 

「急ぎましょう」

「あぁ」

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駐車場に着くと酔っぱらいが倒れていた。

 

「おい、あんた、少女を見なかったか?」

「ウィー、酒持ってこい!酒!」

 

こんな奴に時間を取られてる暇はない。

俺は酔っぱらいの頭を掴むと

 

「おい!いいから質問にだけ答えろ!少女見てねぇのかよ?」

 

どうやら今ので酔いが覚めたらしく

 

「す、すいません!さっきまでいたんですが、スーツの男がさらっていきました」

 

「何処につれてって行ったんだ?」

「ど、“何処かの公園”としか知らないです。ごめんなさい」

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しらみ潰しに公園を探し回り、ようやく“第3公園”でスーツを着て、電話をしている男を見つけた。

 

「遥は何処だ?」

「桐生さんに伊達刑事、それに黒瀬竜也君ですね。こちらもお迎えする準備が出来ました。ご案内します」

 

連れてこられた場所は

 

「ここは…スターダストじゃないか!」

「どうゆうことだ?」

「お入りになれば、分かりますよ」

 

入ってみると中に人はいなく、照明がただ輝いていただけだった。

 

「(どうなってんだ。)」

 

「お待たせしました。桐生さん」

 

上から見知らぬ声が聞こえてくる。

 

「遥は無事なんだろうな?」

 

その言葉を待っていたかのように遥ちゃんをこちらに見せてくる。

 

「「遥(ちゃん)!」」

 

俺達はすぐに上に行こうとすると、拳銃をこちらに向けてきた。

 

「一輝達はどうした!」

「別室にいますよ。縛るくらいはしていますが……別段命に問題は無いです」

「何者だ!お前ら?」

「それは止めておきましょう。お互いの為です」

「じゃあなんで遥ちゃんを拉致った?遥ちゃん自身か?それとも……」

「それは答えなくてもわかっているのでは?」

 

「(恐らく、奴等の狙いはペンダント……あんまり渡したくねぇけどこれで遥ちゃんが自由になるなら……)」

 

「ペンダントお渡し頂けますか?」

 

「(やっぱりか…)」

 

「渡せば遥を返すんだな」

「勿論です」

 

そう言って奴は部下に拳銃をおろさせ、遥ちゃんを下に行かせた。

 

桐生さんも直ぐにはペンダントを渡さない。硬直するなか、遥ちゃんの階段を下りる音だけが響く。

 

そして、遥ちゃんの位置が俺達と相手のそれぞれ半分位の位置に着いた所で

 

「ストップ、そこで止まってください。ペンダントをこちらに投げてください」

「………遥! すまない!」

 

桐生さんがペンダントを投げる。

その瞬間、俺と伊達さんが同時にスタート

伊達さんが遥ちゃんを救出し、階段から飛び降りる。それを見ている間に俺が近づく。

 

「オラァ!」

 

ドガッ!

 

拳銃を持っている奴が吹っ飛ぶ

そしてリーダーらしき奴が反撃しようとするが、俺は回避して、下に降りる。

 

「すいません!ペンダント取り損ねました!」

「嫌、大丈夫だ!伊達さん無事か!」

「俺は大丈夫なんだが、遥が!腕を撃たれた」

「クソ!」

 

後ろを見ると10人近くの敵が来ていた。

 

「桐生さん、伊達さんちょっと遥ちゃん見ていて貰ってて良いですか?」

「お前一人でやる気か?」

「久しぶりに体動かしたいですし、だいぶ腹立ってるんで」

「わかった。気を付けろよ」

「はい」

 

〈謎の男達〉

1人がいきなり発砲してくる。

俺はそれを体を捻りながら避け、近くにいた奴を蹴りで伸した。

 

「あめぇんだよ!」

 

体の低い体制を維持しながら、相手の一人を転ばせ、そのまま足を掴み回して、ついでに他のやつも倒す。

これだけで残り上に居るやつも合わせて、7人になった。

 

「(一気に全員やる必要はねぇ。一人一人確実に倒す!)」

 

マシンガンスタイルに変えて、すかさず1人をストレートで倒した。

他の奴が迫ってくるが、特に慌てず、腕を引いて顔に拳を叩き込んだ。

 

「どうした?群れてるだけかよ。拍子抜けだな」

「あぁ!」

 

「(本当、頭が弱いとやり易くてたまんねぇよ)」

 

多分自分でもびっくりするくらい悪い顔をしながら、ハイキックで特攻してきた奴を蹴り飛ばし、その飛ばした先にいた奴も潰せた。

 

残り3人の内の2人が銃を同時に発砲、

 

「(しゃあねぇ、一発喰らってやるよ)」

 

1人を確実に潰す事にし、腕に一発喰らう。そのままその腕でもう1人をぶん殴る。

それに恐怖したもう1人を蹴りで潰す

 

「もうあんただけになったな」

「…………」

 

「(黙りか……まぁいいや……ッツ!)」

 

急にきた拳を掴む。

すると下段蹴りがとてつもないスピードできた。

 

「ンッ!」

 

桐生さん達には普通に見えているかも知れないが流石にやはりあの時の勝負のせいで足には余計なダメージが入っている。出来ることならあまり食らいたくないし、攻撃に使う訳にも行かない。

 

「フゥ…フゥ…」

「足を怪我でもしてるですか?」

「るっせぇ、てめぇに関係ねぇだろうが!」

「確かにその通り、なので遠慮なく、いかせてもらいます」

 

ドンッ!

 

「グハッ!」

 

腹に強烈な一撃、思わず沈んでしまう。すると

 

グキッ!

 

鼻に膝蹴り

 

「て、てめぇ…」

 

鼻を素早く元に戻す。

 

「オラァ!」

 

大振りな攻撃、相手が攻撃してくる。

 

「分かってんだよ。こんな攻撃したら反撃する事くらい」

 

さっきのお返しと言わんばかりの腹に蹴り

 

「グッ!」

 

「(チャンス!)」

 

「オラァ!」

 

空手の正拳突き。相手はしばらくよろめいていたが、

 

バタン!

 

倒れた。

ペンダントを相手が拾おうとするが

 

ガンッ!

 

「ウッ!」

 

桐生さんが足で踏む。

 

「お前ら、何処の組織のもんだ?極道じゃねぇな。なんでペンダントの事を知ってる?」

 

答えない相手

 

「おい!答えろ!」

「………俺達はじ、じん」

 

言葉は途中で区切られた。

 

パンッ!

 

さっきの奴がこいつの頭を撃ったのだ。

 

「クソッ!」

「遥、大丈夫か?」

「出血の割には傷は浅い。大丈夫だろう」

「おじさん…………助けにきてくれたの?」

「あぁ」

「………ごめんね 私が勝手な事するから」

「遥………俺もお前に謝らなくちゃいけないことがあるんだ。 ちゃんと聞いてくれるか?」

「うん……」

「美月………お前の母さんな、もう………………死んでいたんだ」

 

遥ちゃんの悲しい顔が自然と目に入ってくる。

 

「すまない 俺は…助ける事が出来なかった…… ごめん………ごめんなぁ、遥」

 

遥ちゃんの手が桐生さんの頬に伸びる。

 

ドンッ!ドンッ!

 

俺達は音の方へと目を向ける。するとそこから出てきたのは、一輝達だった。

 

「撃たれた男からこのバッジが現れた。俺はこの線から調べてみる」

「あぁ、頼む」

 

「すまない、こんな騒動に巻き込んでしまって」

「いえ、そんな事ないっすよ!」

「ええ、俺らの方こそ銃向けられたっきり……」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おう、この嬢ちゃんが例の子か?」

「あぁ…」

 

遥ちゃんは桐生さんの後ろに隠れている。

 

「嫌われちまったかな?」

「まぁお前の顔じゃあな」

「竜也、そりゃどうゆうことだ?」

「おい、この子をしばらく、かくまいたいんだが……」

「分かってるよ。だが、しかしあんたに頼み事されるとはな…妙な気分だ」

「あぁ……俺もだ」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

翌日

~~桐生視点~~

「桐生、まだ約束の時間まではたっぷりある。今のうちにどこか出かけて来たらどうだ?遥は俺が見ておこう」

「あぁ、甘えさせてもらおう」

 

竜也は誰かと電話しているらしい。

 

「竜也、お前は何か用事あるのか?ないなら一緒に何処か回らないか?」

「いえ…今日用事入っちゃって…なんでまた今度」

「あぁ…」

「すいません」

「いや、大丈夫だ」

 

仕方ない。1人で回るか。

外に出ようとすると

 

「桐生さんお暇なんですか?」

 

一人のホームレスが話しかけてきた。

 

「あぁ、まぁな」

「ならいい場所がありますぜ。ミレニアムタワーの横に宝くじを売ってる場所がありましてね、そこのばあさんに『十万円バラで十枚』と言ってみてください」

「? そこでなにが出来るんだ?」

「まぁまぁそこは行ってみてのお楽しみですよ」

 

俺は不思議に思いながら行ってみる事にした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

真相を言うとそこは賭博場だった。

花屋の所にいたような人物や、それとは逆に良い身ぶりの人物合わせて10数人いた。

 

「さぁさぁ! 丁か半か?張った張った!」

「丁!」

「半!」

 

さまざまな声が響きわたるなか、静かに腰を下ろす。

 

「あんたは?」

「丁だ」

 

「さぁ!丁、半揃いました」

 

賽子の目が隠され振られた後から出てきたのは

 

「グサンの丁!」

 

その後、しばらく当て続けていると

 

「すいません ちっと…」

 

そういって出ていってしまった。数分すると

 

「すいませんねぇ。この年になると近くなってしまって。さて、今度は?」

「丁!」

「半!」

「俺も半だ」

「さぁ、丁半揃いました」

 

今度は

 

「ピンゾロの丁!」

 

初めて外れてしまったが変な違和感を感じた。

 

「今度は?」

「半だ!」

「丁!」

「……丁だ」

「さぁ、丁半揃いました」

 

今度も賽子を隠し、開けるその瞬間、手をつかんだ。

その手から賽子を離し開けてみると、機械的に動いていた。

 

「おい!イカサマじゃねぇか!」

「…ッチ!騙される奴がわりぃんだよ!」

「悪いが今のやつと前のやつの掛け分は返させてもらうぞ」

「………おい!この客を追い出せ!」

 

すると襖から5、6人の男達が後ろから出てきた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

数分してその場にいたのは倒れた男達と肩で息すらしていない俺だった。

 

「こんなもんじゃ用心棒としても意味がねぇな」

「く、くそが……」

「誠に失礼しました」

 

新たに襖の奥から出てきたのは白髪のかなり年をとっているじいさんだった。

 

「あんたは?」

「ここのオーナーをやらせてもらっています。先程は大変失礼しました」

「別にかわまない」

「お詫びと言ってはなんですがこれを」

 

十万円を受け取り外に出ると暗くなっていたのでセレナへと向かった。

 




多分ですが、次回竜也出ません。
ですが、次の次はオリジナルストーリーです。
一応、ストーリーの大元は頭の中にあるので、では次回をお待ちください。
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