何も言えないです。前話であんなペースにならないようにって言ったのにあれよりも酷い空き日時になってしまいました。
期待してくれた皆さん(まだいることを信じて言います)!とりあえずどうぞ!
セレナに着くと、麗奈がいた。
「麗奈!?どうしてここに?」
「貴方達2人だけにしたら殺し会いでも始めるかもしれないじゃない」
「それは………そうだが…」
「安心して、別にいちいち口を挟むつもりは無いから」
「そうか……すまない…」
「別にいいわよ」
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数十分くらいすると錦が入ってきた。
「錦……」
「久しぶりだな…桐生……」
錦は俺と2席分離れた席に座ると麗奈に酒を頼んだ。
「十年ぶりか…お前とこうして飲むのも……」
「あぁ」
「面会にも行かなくて悪かったな…こっちも色々忙しくてな……」
「そうだろうな」
「俺は……どうしても100億を手に入れたい。お前の連れているガキとペンダントを渡せ」
「その前に答えろ…何故美月を殺した?」
「………殺す気は無かったんだ…由美の妹を……殺すつもりなんてな………」
錦がその時の状況を説明する。
「十年間………俺は由美の行方を追い続けた。由美の妹がセレナで働いていると知り、俺はずっと彼女をマークしていた。いつかそこに、由美が現れるんじゃないかなってな」
「遥の事もそれで知ったのか?」
「巡り合わせだよなぁ………あの娘は“ヒマワリ”にいたんだ。俺達が育った、あの孤児院にな…美月はその後“アレス”を持ち、そして姿を消した……ヒマワリにいた娘も、そして東城会の100億が抜かれる…」
そこまで言って、錦が何かを取り出す。
「だがな…!」
「それは……!?」
「そうだ。由美の指輪だよ…これが現場で見つかったんだ。由美はいる…近くに…必ずな」
「桐生…これは東城会の戦争だ、お前1人でどうなるもんでもねぇ……悪いようにはしねぇ………ペンダントを渡してくれ」
「あれは遥にとってたった一つ残された母親との大事な繋がりだ。お前らの戦争なんて関係ねぇ」
「変わらねぇな…だから由美もお前に魅かれただろう。皆お前の味方をする……昔からだ…」
「お前……俺の事を憎んでるのか?」
「分からねぇ…俺自身お前をどう思ってるのか……だが、結局俺はお前を裏切った。風間の親父もな、もう後戻りは出来ねぇ…」
「まさか……風間の親っさんを撃ったのは!?」
錦は微妙な笑みを浮かべながら
「流石にあん時は手が震えた」
我慢の限界だった。席を立ち錦を殴る。
「止めて!止めてよ2人共!」
麗奈が止めるが俺は気にしない
「てめぇ!親っさんに世話になった恩はねぇのか!」
「まだ、くたばっちゃねぇだろ!それに今はシンジも一緒だしな…」
そう言うと錦は胸からトランシーバーを取り出した
『親っさん、着きました』
「!?お前…シンジを盗聴して…」
「10年前のあの日から俺は誰も信用しちゃいない!俺は俺のやり方で東城会の“頂点”に立つ!どうしても美月の娘寄越さないって言うならお前でも容赦はしない」
「好きにしろ…だが、遥は渡さない。お前の道具になんか……させやしねぇ」
錦が出口に向かって歩き出す。
「今さらだが、お前とはもう一度やり直したかった…だが、それももう終わりだ。もう今日限り兄弟じゃねぇ」
錦が出ていく。
「何でこんな事になっちゃったの?ねぇ………なんで?」
~~錦山視点~~
「(桐生…何故だ)」
考えていると、あいつらが来た。
「親父…手筈通りで?」
「……あぁ………やってくれ……」
「はい…」
「(桐生…悪く思うなよ。ここで死ぬならお前はそこまでだ)」
~~桐生視点~~
しばらく、その場に立っていたら、突如入口、裏口から木刀を持った奴等が入ってきた。
「錦の組か?」
相手は答えず、仕掛けてくる。
振り下ろされた木刀を避け、そのまま蹴る。
「(全員木刀か…なら)」
「麗奈、すまん!」
麗奈に一言謝ってから壊し屋スタイルになり、そばの机を掴み振り回し全員倒した。
どんなに刀の使い方が上手くても攻撃のリーチ外からやってしまえば関係ないのだ。
「ふぅ…すまなかったな机を壊してしまって」
「大丈夫よ…そこまで被害は出てないから…むしろこの位ですんで、良かったくらいよ」
「そうか…」
会話をしているとセレナの裏口側から段々騒がしくなってきた。
相手側に先制の意味も込めて、すぐ側に倒れていた奴の首を掴み、裏口側に放り投げた。
ガンッ!
ゆっくりと裏口に向かって歩みを進めると下にはかなりの人数が居て、後ろの方から一人の男が出てきた。
「お久しぶりです。桐生の叔父貴」
そこには錦の若頭の奴が居た。
「親父の命令です。恨まんでください…殺れ!」
その言葉が開戦の合図だった。
すぐさま下に飛び降りる。
<錦山組構成員>
改めて周りを見てみると若頭の奴は日本刀、他の奴らはドスや木刀を持っていた。
「(これだけの数となると流石に動きの遅い壊し屋だと辛いか…なら…)」
ラッシュスタイルにして、何処から来てもいいように構えた瞬間に二、三人から一斉に攻撃が来る。
二人の攻撃を躱し、残り一人を喰らう前に倒し、そのままそいつの持っていたドスで別の敵の腹を刺す。
「(ふぅ…多いな…次は…)」
ラッシュスタイル特有の速い手数で一人を後ろに仰け反らせる。すると、周りの奴らの行動が遅くなる。その瞬間に仰け反らせた奴ごと吹き飛ばす。
そのまま堂島の龍スタイルに切り替え、一人を掴み投げる。壊し屋スタイルで突進する様にして一人を抱きつくようにして、背骨を折る。そいつを投げ飛ばし、別に狙いをつけ頭を掴み蹴る。
チンピラスタイルになり木刀を掴んだその瞬間若頭の奴が襲いかかってくる
すぐさま木刀でガードするが、相手は日本刀なので綺麗に切断されてしまう。
「!?クソっ!」
顔に一発しかし、相手も仰け反ったため掠る程度で終わってしまう。
その直後に感じる背中への重み、他の連中に木刀で殴られたのだ。
「オラァ!」
痛みに苦しむ暇はない。瞬時に壊し屋スタイルになり他の連中を飛ばす。
「(はぁ…仕方ない。少し喰らうか)」
それを考えた瞬間、俺は腰を低くし気合いを入れた構えをとった。すると連中は何かしてくると思ったのか、木刀を持った連中が一斉に向かい掛かってきた。すると他の連中は攻撃する素振りを辞めた。
傍から見ると約十人対一人、ボロボロなのは俺だと攻撃してない連中は思っているかもしれないが、実際は疲れているのは錦の組の方だった。
『レジストガード』
壊し屋スタイル特有の攻撃力や安定感を防御に振る事で並大抵の攻撃ではビクともしないという事だ。
「はぁ…はぁ…クソなんだよこいつ!」
そう一人が言った時だった。その言葉と同時に皆の攻撃が止む。
「(今だ!)」
そう思った時にはもう身体はすぐさま狙いを決めていた若頭の奴に近付いていた。
「何!?」
急いで日本刀を振るが
「遅い!」
振ってくる日本刀を白刃取りで取ってしまい、全力の蹴り
ドゴッ!!
鈍い音と共に奴の身体は壁に激突した
「あ、アニキ!」
「もう…終わりだな。そいつを連れてさっさと病院にでも行くんだな」
「うおぉぉぉ!桐生ぅぅ!」
「オラァ!」
後ろから襲ってきた奴を吹き飛ばす。周りを見るともう戦意を持っている奴は居なかった。
「ふぅ…これ以上襲って来なくて正解だったな。皆来ていたら俺は全員叩き潰さないといけない。そうすると少なくともそいつはかなり危ないぞ」
そう言って俺は若頭を指した。
「錦に言っとけ。何人お前の組の奴を使ってもいいが、俺を倒したいなら…」
俺はそこまで言って少し止まった。だが、
「お前が来いってな」
もう腹は決まった。
そして裏路地を抜けて、賽の河原へと向かう。
桐生が賽の河原へ向かった時賽の河原方面に大きな煙が立ち込めていた。
一応最後のは第三者目線を意識してみました