龍の背中を追いし竜   作:Kurato

17 / 36
龍が如く3、4、5のps4リメイク発売が発表されましたね。(言うのが遅い気がしますが)
なんとか3のリメイクが出る前に1くらいは終わらせてたい。泣


17話 準備 潜入

~~竜也視点~~

アジトに戻った俺達は伊達さんに遥ちゃんが横浜に居ること、やはり東城会ではなく、“蛇華”という組織が関わっている事を伝えた。

 

「(って事はあいつは蛇華の幹部って事か…恐らく乗り込めば奴も居るはずだ…)」

 

「桐生、どうする?もう横浜に行くのか?」

「いや、少し用意をしよう。流石に蛇華の日本支部に向かうのに何も無しってのは辛いからな」

「分かった。俺の方は準備は出来てるから用意が出来たら俺に声を掛けてくれ」

「だ、そうだ。竜也の方も何か準備する事があるならしておいてくれ」

「分かりました」

 

桐生さんが出口に向かったと同時に俺は河原の奥へと向かった。

 

「?何処に行くんだ?」

 

桐生さんと同じ様に神室町に行くと思っていた伊達さんが俺に話し掛ける。

 

「ちょっと向こうに用事があるんで」

「そうか…用事やら用意を済ませるなら早い方が良いぞ。蛇華の連中も遥をどうするのか分からない以上、早いに越したことは無いからな」

「分かってます…」

 

伊達さんの忠告を聞きながら奥へと向かった。河原の地上の中心には大きく開けた場所がある。

 

その端の方に用のある男が居た。

 

「よう、あんたが無事だったようで安心したわ。…まぁてめぇがやられるなんて思ってないけど」

「……誰かと思えば黒瀬か……何の用だ?」

「武器が欲しい」

「必要無いだろう」

「ぶちのめしたい奴が居てな、そいつやるのに必要なんだわ」

「お前が必要になるほどの奴なんてな…まぁ良いさ。余り過激すぎるのは無いが、ある程度ならあるぞ」

 

そこまで言って裏に置いてある風呂敷を広げるとそこには傘やバットなど日常的に使う物もあれば、スタングレネードなど普通使わない物すら置いてある。

 

「(十分過激だと思うけど…まぁいいや)」

 

「………これで良いや」

 

そう言って俺が選んだメリケンサック一つだった

 

「これだけで良いのか?」

「そんなに持てねぇし、傘とかよりは簡単にしまえる物のがいいしな」

「………一応言っておくが、耐久性はあまり無いぞ」

「全然良いさ。無いよりはマシだし」

「お前がそう言うなら別に良いが…」

「いくら?」

「まぁ500円ってとこか」

「やっす…まぁいいや。とりまサンキューな」

「あぁ…」

 

急いで伊達さんの所に戻るともう桐生さんも居た。

 

「すいません!」

「遅かったな」

「もう竜也も準備出来たのか?」

「……言い難いんですけどこっから薬局に行きたいんですけど…」

 

そう言って二人の反応を見ると、特にこれといって怒っている感じはしなかった。

 

「そうか。じゃあタクシーは止めて俺の車で行くか」

「伊達さんのですか?」

「あぁ、そうすりゃお前達二人を『天下一通り』で拾えるからな。桐生は先に行っててくれ。そして竜也は薬局に行ってからこっちに来ればいいからな」

「そうさせて貰おう」

「分かりました」

 

そう言って伊達さんと桐生さんは動き出す。

 

「(俺も急がねぇと)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「いらっしゃいませ」

 

薬局に着いた俺は急いで買い物を終わらせる

 

「んーと、スタミナミンXX三本くれ」

「7500円になります」

 

「(ま、しゃあねぇ出費だな)」

 

「ありがとうございました」

「よし……行くか……」

 

気合いを入れ直し桐生さん達が待つ天下一通りへと向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「竜也のが早かったか」

 

天下一通りに着き、桐生さんを発見して周りを見てみると、伊達さんはまだのようだった。

 

「もう準備は万端か?」

「はい、大丈夫です」

「後、10分位したら伊達さんも来るだろう。ちなみに何を買ったんだ?」

「一応、河原襲った奴との闘いに備えてのメリケンと、薬局で買ったスタミナミンXX3本ですね。桐生さんは?」

「俺も薬局で自分用のやつを2本だな」

「すまねぇ、遅くなった。もう二人共来てるみたいだな」

「あぁ、行こう」

__________________________

もうすぐで横浜に着くという時に伊達さんが口を開いた。

 

「“劉 家龍”に“蛇華“か…厄介な連中まで絡んできちまうとは」

「あぁ…」

「大体だ。桐生、ペンダントはともかく、連中が遥をどうこうする理由はねぇからな」

「……竜也は知ってるかも知れねぇが、伊達さん…遥は見たこともねぇ母親探しにたった一人であの街に乗り込んできた。9歳の女の子がだ。“ただ母親に会いたい”その一心でだ」

「ですね」

「遥が俺らから離れようとしたって聞いた時、俺は……10年前の事を思い出した。」

「何より大事なものを守りたい一心で自分のしたことをしんじてた時の気持ちを…だが、今おもえば俺は知らない内に逃げていたんだろう。」

「その人間が背負うべき運命を見てられなくて…俺は見届ける勇気すら無くて、奴の人生を曲げてしまった。」

「だが、こうも思ってしまうだ。“運命に逆らった自分は正しかったはずだ”“大事なもん守るために必死になった人間はどんな壁だって乗り越えるんだ”ってな…」

 

俺は後部座席に座ってるため桐生さんの表情を確認する事は出来ないが、声のトーンなどから恐らく悲しい顔をしているんだろう。

 

「美月が死んで、遥はあの小さい体で必死に歯食いしばってる。あいつが運命と闘うなら……俺はあいつの為に命張ってやろうと思うんだ…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

横浜に着いた俺達は中心部にある“翠蓮桜”という見に来ていた。

 

「ここが、蛇華のアジトなんですか?」

「そうだ。伊達さんは例の捜査を探ってくれないか?悪いが今の伊達さんは足手まといになる」

「ハッキリ言いやがる。……まぁお前ら二人なら問題無いだろう」

「さて、行くか」

 

桐生さんを追う形で行こうとしたその時

 

「おい、お前ら!」

「伊達さん…?」

「死ぬなよ…」

「んな簡単に死にませんよ」

 

そこまで言って店内に入っていった

 

「お客様、お二人様でしょうか?」

「“劉 家龍”に伝えろ。桐生一馬が会いに来たと」

「あいにくですが、当店にはそのような者はおりませんが…」

「桐生さん、カウンターの方…」

 

俺の言葉に釣られ、桐生さんもカウンターを見る。そこには必死に何処かに電話を掛けている男が居た。そして目があった瞬間、アサルトライフルを乱射してきた。

 

「!?くっ!」

「嘘だろ!?」

 

俺は瞬時に近くにあったテーブルを蹴りあげそれに隠れる。

桐生さんの方は本来なら絶対しない行為だが、本能が生きる為にやったのだろう。俺らに話し掛けてきたウェイターを盾にした。

 

リロードのタイミングを逃さず一気に近ずき顎を正確に狙い脳震盪させる。

 

「ふぅ…いきなり熱烈ですね」

「あぁ、だがまだまだ序の口らしい」

 

桐生さんの目線の先を見ると青竜刀や、ピストルを持った連中がぞろぞろ居た。

 

「(ッチ、流石にあの数まともに相手すんのはキツすぎる…ん?あれ使えば…)」

 

「桐生さん、青竜刀持ってるヤツらだけでもいいんでこっちに連れて来れますか?」

「何をするのかは知らないが……問題無いぜ」

「ありがとうございます」

 

「(俺が急がねぇと…)」

 

リロードの途中だった銃を急いでリロードさせる。

 

「※※※※※※※」

 

聞き取れない言語を発しながら一目散にこちらに向かって来る。

 

「待ってましたよっと!」

 

ガガガガ!!バキン!

 

店の上にあるシャンデリアを吊るしていた金具を狙い撃つ。

シャンデリアが外れ、向かって来た連中全員巻き込まれた。

 

「ふぅ…ギリギリ…!?」

 

安堵している隙に撃ってきたであろう弾を避ける。

 

「っぶね…次行くか…」

 

桐生さんの方を見ると、既に銃を持っている連中を壊滅目前まで追い込んでた。

 

「(これ…俺居るか……?)」

 

持っている銃を下ろし、桐生さんの居る階段に向かう。

 

「なるほどな、シャンデリアを落としたのか」

「ええ、なかなかの数だったんで、一気に減らそうかなと」

 

「(まぁ、半数位減らせたら良いなって思ってたんだけど…バカ過ぎるだろ)」

 

「さて、次行くぞ」

「はい…」

 

二階のドアを開けると調理場だった。そこには普通の蛇華の兵隊が4、5人と料理長らしき人物がいるだけだった。

 

「桐生さん、あの料理長みてぇなの俺に任せてもらっても良いですか?」

「………あぁ、良いぜ。じゃあ他の連中は俺に任せとけ」

「すいません。助かります」

 

「(さて、あーあー中華包丁なんか武器にしちゃって…勿体な)」

 

指を曲げ挑発する。

 

「言葉分かんなくてもこのくらいは分かんだろ?」

「※※※※※」

 

<蛇華構成員>

 

菜切を投げてくるが特に動かず回避、直ぐに中華包丁を振り回してきた。

 

「遅ぇ…」

 

バックステップで避け少しジャンプして蹴りで一本折る。

回避が足りず薄く斬られてしまうが気にしない。

 

「※※※※!!!」

「折られて怒ってんのか?ハッ!?笑わせんなよ…じゃあ使うなよ」

 

パンっ!

 

マシンガンスタイルで目の前に移動し猫騙しをする。簡単に包丁を落としてしまった。

 

「下、向いてる暇なんかねぇぞ」

 

ドゴッ!

 

鳩尾に思いっきり蹴りを入れる。

 

「※※!?……」

「だから…俯いてる暇すらねぇよ……」

 

グキっ!

 

顔を踏み潰す勢いで踏む。

 

「あーしんど」

 

スタミナミンXXを1本飲みながら呟く。

 

「相変わらず強いな」

「いやいや、桐生さんが言うと嫌味にしかなんないですよw」

「い、嫌味?そんなつもりは無かったんだが…」

 

「(あ、桐生さんガチ凹みしてる。……まぁ実際俺とか伊達さんからしたら桐生さんとか化け物レベルだからな。まぁこれくらいは良いよな)」

 

「かなり怒っていたようだが、何が癪に触ったんだ?」

「いや、その恥ずかしいんですけど…包丁なんですよね」

「包丁?」

「えぇ、まぁ俺も料理をする身としてはあんな風にめちゃめちゃいい調理器具があるのにそれを凶器に使うのが許せなくって…」

「なるほどな…しかし竜也の料理か…食べてみたい気もするな」

「今度機会があれば作りますよ。とにかく、次の部屋へと行きましょう」

 

次の部屋への扉を開こうとした時

 

ビュッ!

 

少し開けた隙間から針が飛んできた。

 

「「!?」」

 

ドンッ!

 

驚いている隙に近付かれ掌底で吹き飛ばされる。

 

「カハッ!……て、てめぇ!」

「こいつは…」

 

吹き飛ばしてきた相手は数時間前河原を襲ったリーダー格の男だった。

 

「サキホドブリダナ。ソレに“桐生一馬”ダナ」

「俺の姿を知ってるという事は劉家龍に近い存在という事か?」

「ワタシのコトハドウデモイイ。劉様のメイレイダ。オマエらをコロス」

 

桐生さんに向かっていったが届く前に俺が殴った。

 

「おい…てめぇの相手は俺だろ…」

「キサマ……!」

「桐生さん、先に行ってください。こいつだけは俺がやるんで」

「竜也…大丈夫なのか?胸の傷もあるし…俺がやるが…」

「大丈夫ですよ。そこまで深いやつではないですし、ある程度因縁あるんで」

「……分かった。そいつは頼んだぞ…」

「……イカセナイ」

 

幹部が向かっていくが

 

「だから、俺が相手だよ」

 

邪魔をする。

 

「キサマ……!!」

 

そうこうしてる間に桐生さんはドアの向こう側へ行ってしまった。

 

「ふぅ……さて、今回は止める野郎は誰一人居ねぇ。思う存分…殺り合おうぜ」

 

俺はメリケンサックを拳に着けた。

 

「……シカタナイ。“桐生”は劉様にマカセルトシヨウ」

 

そこまで言うと鉤爪を腕に着けた。

 

お互いにヒートを出し、お互いに向けて拳を突き出した。




ラストの終わり方雑ですね
もうちょいまともに書きたいなぁ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。