龍の背中を追いし竜   作:Kurato

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ちょっと時間掛かりました。
後、今回からある程度その人の話が長くなったら一旦区切るために「~~。」
こうゆう風に取り入れてます。
今回ご都合主義入ってるかもです。


22話 真相

埠頭に着く間に神宮の事についてきいた。

スターダストを襲った連中あれが“MIA”という組織らしく、それを束ねてるのが神宮らしい。

埠頭にはコンテナが多くある中開けた場所の先に大きな船があった。

周りにはスーツ姿のやり手そうな連中がいた。

 

「竜也?恐らく船の中だろう。行くぞ」

 

船のデッキ部分に1人立っていた。かなりの大男だ。

 

「あの人…多分バッティングセンターで助けてくれた人。ペンダントの事も教えてくれた」

「……行くぞ遥、竜也」

「うん」

「はい」

 

あの大男の入った先に行くとさっきの奴が立って待っていた。

 

「五代目近江連合……寺田と申します」

「近江連合がなぜ風間のおやっさんを?」

「桐生さんや黒瀬くんと同じですよ。俺も風間さんには返しきれない恩が……風間さんがお待ちです。こちらへ」

 

桐生さん、遥ちゃんと部屋へと入る。俺も行こうとすると

 

「竜也くん…」

 

心愛が話しかけてきた。

 

「寺田さん。すいません……竜也くんと話してきます。風間さんには言ってあります」

「分かりました…」

「竜也くん。こっち」

 

誘導されるまま着いていく。

甲板に着くとようやく足を止めた。

 

「傷多いね…」

「まぁ結構な野郎と闘ってきたからな…」

 

自然と頭に嶈と真島さんの顔が浮かぶ。

 

「………あのね、神室町に来て2年くらいかな?」

 

心愛が喋り出す。

 

「お父さんの仕事の都合でここに来て……最初は普通の仕事だと思ってた。でも違かった……」

「………」

 

俺は口を挟まない。しっかりと話を聞く。

 

「新型の麻薬……それの密売人だったの。お父さんはそれが気づかれる前にいっつも転々としてた。あの街の時は全然バレなかったんだろうね……。」

「そして神室町に来たのは良いんだけど簡単にバレたらしくって……三次団体の組が家に来たのもホント直ぐ…。」

「で、もう身寄りがお父さんしか居なかった私をどうするかってなった時に手を差し伸べたのが錦山さんだったの…」

「あいつが……?」

「まだ、あの時はこの前竜也くんが会ったような人じゃ無かったの……私に優しくしてくれた。けど……急に変わってしまった……」

「……変わらねぇよ」

「え……?」

「人の本質がそんな簡単に変わってたまるか…俺は錦山がどんな風に心愛に接してたかは知らねぇけど、見た目が変わろうと心を変えようとしても……変わらねぇもんなんだよ………」

 

桐生さんに出会う前の地獄を思い出す。

 

「そう…だよね…」

 

お互い暗くなってしまう。

 

「あ!そうだ。日挟連の安堂の事知ってるか?」

「うん……けど何で?」

 

最初会った時に心愛について教えるように言われた事、そして最近再度接触してきたを伝える。

 

「あの人……!錦山さんと本格的に話をするようになったのは100億が言われた後なの…」

「なるほどな……幹部会で言った錦山とつるめば直ぐに場所が分かるとでも思ったんだろうな」

「多分私を狙ったのも、錦山さんが言ったからだと思う」

「なるほどな…………かなり分かったわ。サンキューな」

「………うん!」

 

俺がお礼を言うと少し後に最高の笑顔で返された。

 

「あ、これだけ言っておかなきゃ!」

「ん?」

「遥ちゃんだよね!あの子のお母さんの美月さん」

「美月さん…なぁ、もしかして…美月さんって本当は由美さんなんじゃねぇの?」

 

ニンベン師が言ってた“紙でのみ生きている人物”。俺の予想は由美さんこそが美月さんなのではないかという予想。

 

「え!?何で分かったの?」

 

「(やっぱ合ってたか……話聞いてた時からそんな気はしたけど……)」

 

「ほとんど“感”なんだけどな。ニンベン師の話し方的にどうしても匿わなきゃいけない人物、それでいて隠し通さなきゃならねぇ。で、風間さんが直々に頼んだってなると由美さん位のもんだ」

 

一息ついて心愛を見ると目が点になっていた。

 

「竜也くんってとっきどき!鋭いよね……」

「時々は余計だ。………普通に悲しいから止めてくんね?」

 

流石に堂々と言われると心にくるものがある。

 

「あ!ごめん……」

「気にすんな」

「あのさ?闘技場で会った時言ってた事あるじゃない?」

「おう。それがどうした?」

「実は……それじゃn」

 

車が何台も押し寄せてくる。

 

「何だ?」

 

車から出てきたのは様々なスーツを着た男達。後から赤いスーツを着たスキンヘッドの男。そしてロングで目にまでかかっている男2人

 

「嘘でしょ……!?」

「知ってんのか?」

「赤いスーツを着てる人は“東城会直系嶋野組組長”の嶋野太まさか嶋野組が来るなんて……」

 

心愛のその言葉に続くように島野組が何かを船に投げる。

 

ドォォン!

 

「な!?」

 

それに続き様々な戦闘員が船に上がってきたり風間組か近江連合だろう。船の至る所から出てきてる。

 

「心愛、俺の後ろに居ろ」

「うん…」

 

きた奴を船にぶつける

 

「まず1人……」

「居たぞ。桐生だ!」

 

桐生さんも出てきたらしい。

 

「おい……全員注目してんなよ……待ってもらえるなんて思ってんじゃねぇよ……」

 

ドゴッ!

 

5人位一気に吹っ飛ばす。

空いている左手で裾を掴み海に放り投げる。

 

「(ヤッバ……キツいなこれ)」

 

後ろを絶対に空けないようにしながら闘う。

 

「竜也くん!こっち!」

「遥ちゃん!」

 

さっき入ろうとしていた部屋付近に行くと遥ちゃんが声を掛けてきた。

 

「黒瀬くん!心愛さんだけ引き取ります」

「すいません!助かります!」

 

寺田さんに言われ心愛を部屋の中に入れる。

 

「さて……もうこれ以上喧嘩で頭を使わなくても良いよな……」

 

後ろに回り込み首を捻って無効化させる。

 

「まだまだ行くぜ……」

 

ライフルになり、ガスボンベを持ち全員吹き飛ばす。

 

「後は向こうの甲板か……」

 

向こう側に行くと

 

「竜也!……どうやらそっち側は終わったらしいな」

 

桐生さんが全員倒した所だった。

 

「桐生さん!はい…こっちは終わりました」

「良し…俺らも降りるぞ」

 

「おう!お前ら!どっかんどっかん投げ込んだれや!」

 

物凄く図太い声が聞こえてきてかなりの数の手榴弾が一斉に投げ込まれる。急いでダッシュして海に飛び降りる。

 

「「うぉぉぉ!!」」

 

直ぐ後ろで爆風がした。

船を見ると火で無残な事になっている。

 

「……間一髪でしたね……」

「あぁ……出来る事ならこんな体験は二度としたくないな」

「同感です…」

「桐生さん!」

 

寺田さんの声と同時に遥ちゃんがこっちに来る。

 

「大丈夫?おじさん、竜也くん!」

「あぁ…少しヒヤッとしたがな」

「俺も大丈夫だよ」

「久しぶりだな……竜也…」

「風間さん……久しぶりです……」

 

風間さんの所へ行こうとするとライトで俺ら全員照らされる。

 

「ハッハッハっ!やっと会えたなぁ桐生!それと…風間!へへへへ…コソコソしやがって」

「嶋野……!」

「寺田はん、あんた……錦山裏切ってワシにつくフリ見せてたけどなぁそんなん全部裏の裏まで全部お見通しや。ずっと…見晴らしてもろうてましたわ」

「クッ!……」

「お前らといい…錦山といい……ホンマ脇が甘いわ。ガキは貰ってくでぇお前らはここで終いやけどなぁ」

「……嶋野さん……あいつは俺が貰いますよォ……」

 

さっきまで喋らなかったロングの男が俺を指さす。

 

「あいつは……日挟連に喧嘩売ったんだ………」

 

最後の方は小さすぎて恐らく嶋野位しか聞こえてないだろう。

 

「分かっとるわ!……ったく…何で幹部がお前しかおらんのや…」

「嶋野よ……」

「何や…」

「お前さんも相当脇が甘いぜ」

 

風間さんが視線を嶋野から逸らすとそこからトラックが二台来た。

 

「何や!」

「親父!」

「遅せぇぞ。柏木」

「へへ、もうすぐクリスマスですしね。屈強なプレゼントをお持ちしましたよ」

 

風間組らしい。トラック二台分となると結構な数だ。

 

「桐生!ずいぶん苦労したみてぇだな」

「柏木さんこそ」

「フフ、何や?風間組はやる気みたいやなぁ。よっしゃあ!血の雨降らしたるわぁ!!」

「寺田さん…皆を下げといてください」

「柏木さん…嶋野組や日挟連の連中は頼んだ」

「「桐生さん(竜也)」」

「「嶋野は任せましたよ(そこのロンゲは任せるぞ)」」

 

2人して同じ事を言い、苦笑しながら改めて向こうを見る。

 

「来いよ、ロンゲ……俺が目的なんだろ?」

「………」

 

ブツブツ言いながら俺が移動した方へ来る。正直怖い…

 

「お願いします!」

「アリガトォ……」

 

日挟連の男がロンゲにある物を渡す。

ロンゲに渡されたのは厳つすぎるチェーンソーだった。

 

「!?」

「さて……じゃあァやろうかァ……!」

 

「(真島さんよりやべぇんじゃねぇのか…………!!こいつ………!?)」

 

「フッ!」

 

<日挟連幹部>

 

チェーンソーを避けハイキックを入れる。

蹴った感触では軽かった。

真島さんや嶈、今回の件でやりあった幹部クラスの中では1番軽い。

 

「アハハハハッッ!楽しいなぁ!」

「こ、こいつ……!?」

 

チェーンソーでの突進

どこからその力が出るのかフラつく様子も無く避けられた直ぐに横に振る。

 

ブゥン!

 

「はぁ……はぁ……」

 

ただ避けただけなのに汗の量が尋常じゃなかった。もちろん喰らえば即死というのもはいっているのだろうがその後だった。

 

「あれぇ…避けられたァ……!」

 

物凄く不快な笑みを浮かべられる。

 

ゾクゾク!

 

背中には悪寒しか漂わない。

 

「ありえねぇ……!キモすぎ……!」

「アハァ!」

 

縦での振り下ろし。これも避けて蹴りで吹っ飛ばすのだがまた何も無いように立ち上がる。

 

「(落ち着け……ちゃんと血は出てんだ。だから野郎も1人の人間なんだ……多分……)」

 

その時、日挟連の1人が援護に入る形で俺に向かう。

 

「(っクソ!あいつ1人でキツいってのに……!!)」

 

ジャギジャギジャギ!!

 

その1人の援護に入った奴が横に切られた。

 

「ギャァァァ!!!」

「なっ!?」

「あれぇ……邪魔だよォ……あいつだと思ったのにさぁ…」

「す、すいません!」

 

謝罪に入った奴も切られる。

 

「もういいからさぁ…入ってこないでよォ……」

 

顔をぶっ壊す勢いでぶん殴る。

 

「……おい!いつもよ、あいつがやりだすとあんな感じなのか?」

 

古参らしき奴が口を開く。

 

「………あぁ……あの人の闘いに入ると何しても切られちまう。いっつも安堂さんも注意するんだが…」

「リョーかい………あ、そだ。日挟連、俺が潰すから今の内に組替わりしといた方がいいぞ」

「何だと……!?」

「例えば……人が良い風間組とかな」

 

ロンゲを吹っ飛ばした方を見るとかなり顔を怒りで歪ませていた。

 

「行けよ……殺されるぞ。死にたく無かったら俺から離れとけ」

 

古参が組員を全員連れていく。

 

「もう怖くねぇわ、お前」

 

話してる内にも突進で向かってくる。

 

「……恐怖よりも怒りのが勝ってるからな!」

 

メキメキメキ!

 

脇腹にフックを入れる。感触的にかなり骨に来ているだろう。

 

「………人を殺す事だけ楽しんでる奴なんか…!」

 

バキッ!ゴリッ!

 

膝を砕き、右手の甲を蹴る。

 

「うぁぁぁぁ!」

 

チェーンソーを振り回す。

避けハイキックで蹴り下ろしアッパーでぶっ飛ばす。ダメ押しで顔を踏み付ける。

 

「……ッ!嫌な事思い出したな…桐生さんの方行くか…」

 

急ぎ足で桐生さんの所へ行く。俺のが先に終わったらしく桐生さん含め風間組の人達はまだ闘っている。

 

「風間さん!」

「竜也!そっちは終わったみてぇだな」

「えぇ…まだこっちは乱闘って事で時間掛かってるみたいですね。もう一仕事行ってきます」

「風間さん!危ない!」

 

寺田さんと心愛の視線の先にはさっきのロンゲが風間さんに向けてチェーンソーを構えていた。

 

「死ねぇぇ!!」

 

傍にあったドラム缶をチェーンソーと風間さんの間にねじ込む様に投げる。チェーンソーはドラム缶から取るのに時間が掛かった。

 

「自慢の武器取り上げられちゃぁ怖くねぇな」

 

ミシミシミシ!!

 

逆にこっちの手が悲鳴をあげそうな音を立てまたロンゲは沈んだ。

 

「ったく……くそゾンビが、大人しく倒れとけってんだ…風間さん大丈夫ですか?」

「俺は大丈夫だ。むしろお前のが大丈夫か?」

「あぁ、全然なんて事無いです」

 

そこまで言って心愛と寺田さんの方へ行く。

 

「寺田さん、ありがとうございました。あん時言ってくれなかったらと思うと……」

「いや…こっちこそ直ぐに手が出せませんでした……」

「竜也くん!ホントに大丈夫……?」

「あぁ…数時間前に闘った。真島さんの方が断然ヤバかった…」

「あの真島さんと……黒瀬くんは強いですな」

「まだまだですよ…もっかいやれって言われたら今度は勝てるとは思えません」

「フグォ!」

 

桐生さん達も決着が着いたらしい。嶋野が吹っ飛ばされていた。

 

「これまでだ嶋野」

 

風間さんが桐生さんを見て優しい笑みを零す。

 

「(この2人はすげぇ良いな…信頼しあってるっていうか……)」

 

「でやあぁああっ!!」

 

嶋野が叫ぶ。その手の中には手榴弾

 

「風間さん!離れて!」

 

寺田さんが嶋野を撃つがもう手からは離れていた。

 

「遥、親っさん!」

 

ドォン!

 

「風間さん!」

「一馬……」

「親っさん!」

「遥は無事だぜ……」

「風間のおじさん!」

「親っさん!」

「100億の……話を…………」

「寺田さん!救急車!」

「分かってる!!」

「一馬……金を盗んだのは…由美と俺…そして世良なんだ……」

「えっ……」

「100億は神宮のだ……奴は、東城会使って…闇の金を洗ってた」

「“マネーロンダリング”……」

「そうだ…俺は奴を失脚させるために………その100億をそして由美は、その計画に志願したんだ。」

「由美が……?」

「アレスに急げ…一馬。由美が危ねぇ…!」

「アレス……アレスに由美が!?」

「そうだ。それから…」

 

風間さんは封筒を取り出した。

 

「これは……?」

「三代目の……“遺言状”だ。東城会の……未来が、ここにある…」

「はい……!」

「一馬……俺はお前に、謝らなきゃならない事がある………許してくれ。一馬…お前の……“肉親”殺したのは…俺なんだ。」

「ヒマワリは…俺が“肉親”殺した……子供の為の……施設……」

 

風間さんの手が桐生さんに伸びていく。

 

「いいんだ……いいんだ親っさん。俺にとっちゃ親っさんが本当の……」

 

風間さんの手が落ちる。

 

「本当の……親父でした………!!」

 

桐生さんの目から大粒の涙が出てくる。だが、桐生さんは分かっている。これで止まっては行けないのを……

 

「竜也……神室町に急ぐぞ…」

「はい……!」

「私も行く!」

 

遥ちゃんがハッキリと言った。

 

「あぁ、勿論そのつもりだ。竜也も問題無いだろ」

「えぇ、ようやく“お母さん”と“娘”として会える瞬間が来たってのに、会わせないのは酷いですからね」

「あ、あの!私も……行っていいですか?」

「心愛…」

「竜也の知り合いだったな…神室町は危険だ。俺と竜也が直ぐ助けられるかどうかも分からない。そんな状態で連れてく訳には……」

「分かってます……でも、連れてって欲しいです」

「………竜也」

「はい…?」

「お前に任せる。ある程度信念はあるみたいだからな」

「良いよ…何かあったら俺が守るから」

「ありがとう…!」




後、早くて1話。多くても3話で終わります。
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