ようやく龍が如く1終わりました。
まぁこれから先は後書きで
とりあえずどうぞ!
アレスに戻って由美さん達の所に行くとエレベーターから出てくる2人が居た。
「錦山君……」
「安堂……!」
「終わったか…ようやく落ち着けるな」
「錦……」
「何だそりゃ…爆弾か?由美…馬鹿な事はやめとけ」
「だめよ!100億はあなた達にも渡さない!」
「どうやら私も入ってるようですね。まぁあなたと一緒にいれば当然か」
「当然だろうな……俺の事が憎いか由美…」
「諦めてないのか…錦……」
「当たり前だ!どんだけ犠牲払おうとも跡目になるんだ…」
「なぁ、錦…神宮に踊らされてたんだ。奴の本当の目的は…」
「んな事ァ分かってる!分かってて行動したんだよ俺ぁ…」
「えっ!?どういう事?」
「そんな話、聞いた事ありませんでしたが…」
由美さん、安堂の順で口を開く。
「言ったはずだぞ桐生。俺は10年前、お前裏切った時から誰も信用しちゃいねぇってな!神宮が話持ち出した時から信用なんかしちゃいねぇよ」
「じゃあ、お前は全てをしってて……?」
「あぁ、そうだ!俺は負けたくなかったんだ!……お前にな」
煙草に火を点けアレスにある、ソファーに腰掛ける錦山
「てめぇ…今の聞いても錦山と「知ってましたよ」
錦山に聞こえない程度で安堂と会話する
「……そうかよ」
簡単に引き下がる。元々味方でも無い人物だ。が、安堂は続ける。
「別に私からすればお互い目的がある程度一緒の方向にあれば問題無いと思いますがね?」
「それで良いのかよ…ちっちゃい子供じゃねぇんだぞ……」
「何と言われようとも結構…私も錦山さんも既に遅すぎた……」
「……?」
俺は安堂の言ってる事が分からず、首を傾げる。
「少し頭がきれると言っても流石にまだ分かりませんか…さ、話を終わりましょう」
「俺は100億を手に入れ東城会を継ぐ。由美を奪う…それで俺の運命が変えられるんだ!」
錦山の声が耳に入る
「錦山さん…あなたは分かってないと思います」
「何だと?」
心愛が錦山に言う。
「そんなのは……運命なんて言いません。ただの逃げです…運命は変わらないんです……」
「言わせておけば!」
心愛に殴りかかろうとするがそれは俺が抑える。
「おい…何してんだ…」
「お前は……港の時のやつか……てめぇは安堂にでも相手してもらえ」
強引に俺の手を振りほどく。
「………まぁいい…そろそろ決着をつけよう…」
「あぁ、俺達の闘いとお互いの運命にな…」
「「待った(待ってください)」」
俺と安堂が同時に待ったをかける。
「メインディッシュより先に前菜からやんないとな」
「先ずは私達2人でしょうね」
「……遥、由美、南後ろに下がろう」
桐生さんが3人を後ろに下げ、錦山は何も言わず下がる。
<安堂剛>
「思えば…あの時君が断った時からこうなる予定だったのかもしれませんね」
「さぁな……別に俺にとっちゃ関係ねぇよ」
お互いがゆっくり近づき俺の先手によりアッパー、ローキック、蹴り飛ばしでバルコニーまで飛ばす。
「(こんなもんで倒れてくれたら、あんだけの殺気は出せねぇよな)」
低い体制での接近。ローキックで当たらずとも動きを止めようとしたが、止まらずそのままアッパー、ローキック、蹴り飛ばしとさっきと同じ順でやり返された。
「ガハッ…の野郎…!」
「ふぅ……お互い準備運動は終わりですかね」
「……上等!」
フック気味のストレート。なんなく躱されハイキックが来るがガードで対処。左膝を腹に入れる。意識が一瞬向いた時に真島さんにやった時と同様に頭にフック
ドゴッ!
鈍い音と共に吹き飛ぶ。
「まだこんなもんじゃねぇだろ……!」
「やってくれる……!」
ローキック
余裕でガードするが
ドゴッ!
ローキックなどではなく本当は下から上にいくブラジリアンキックにより頭に直撃。そのまま蹴られた状態で足を掴みボディーブローを入れる。
膝から崩れ落ちるその隙に足を離し腕を掴み締め上げる。
「……!?」
「お…落ちろやコラァ!」
一切緩めず失神するまで締め続ける
つもりだった。
「!?」
俺の身体が持ち上げられていたのだ。
振り下ろしにより背中を強く打つ。
「ガハッ!」
両足を掴まれジャイアントスイングによりソファーがある場所に吹き飛ばされる。
即座に起き上がれずそのまま腹に一撃
ドゴッ!
と同時に俺も頭に蹴りを入れる。
それにより安堂が離れる。
「(っクソ……強えぇな…でも勝てないって事はねぇ)」
マシンガンスタイルになる。
地面を強く踏み急接近からの蹴りあげ顔が上を向き勝手に無防備になった腹に回転をつけ威力が上がるようにしたストレートを入れる。
メリメリメリ!
「グォ!」
「(っぶね……これならマシンガンのままでもハンドガン並の威力は出てそうだな)」
嶈との時に思った、マシンガンだと威力が低すぎて大したダメージを与えてなかったのがこのやり方だと解消されたようだ。
「(後、もうちょいか……ッ!よりによってこんな時に!)」
ガクッ!
ある程度時折休んでいたとはいえ、蛇華の時から連戦続き、頭ではどんなに思っても身体がついてこず膝から下が管理下から離れたように落ちる。
これを逃すはずもなく頭を蹴られる。
ドゴッ!
追撃で腹にも喰らう。
フラフラな状態ながらも立つ。
「さて…終わらせるとしましょうか」
ゆっくりと安堂が近づいてきてストレートを放つ。
ドゴォ!!
「!?グホォ!!」
「……小牧流奥義…虎落とし…」
俺の虎落としにより安堂が5mは吹き飛んだ事により多くの酒が置いてあるカウンターまで移動する。
「さぁ、仕切り直しか…?」
「グッ……!」
「立てんのかよ…それが凄ぇよ……今までの中で1番の手応えだったのによ……」
おぼつかない足どりながら行く。
アッパー
バキッ!!
浮いた身体を頭を鷲掴みしてカウンター席に叩き付ける。
ドタっ
「うおっ、もうちょい持てよ……」
ガクガクの膝を抑えながら立ち上がる。
「やっ…やっぱり……違い、ますね……“俺ら”みてぇな、もんとは……」
「何が言いてぇのか…分かんねぇな……」
「そのまんま、ですよ……良くも悪くも……“半端モン”とはちがうってことですよ……」
「………俺からすりゃぁてめぇも、変わんねぇけどな…」
「つまらない話をしてしまいましたね……」
喰らった威力、受けている箇所全て安堂のが上回っているはずだが、何事もないように構え直す。
「続き、行きましょうか…」
何も言わず俺も構え直す。
アッパーを膝で相殺、ハイキックからの飛んでもう片方の足でも頭に蹴り。
グリッ!ゴキッ!
「ッ!!」
右肩を殴られ肩が砕ける音もなる。
気にせず右で殴る。
ズキッ!!
「(ってぇ!もういっちょ!)」
腹を蹴飛ばす。スーツを引き込み頭突き。
ゴンッ!
「……オラァ!」
「フンッ!」
ドゴォ!
2人一緒に吹っ飛ぶ。
「あー、これやべぇな……ひでぇのが肩と頭…それと疲れ的に下半身かぁ……」
独り言を呟く。
吹っ飛ばされた状態のままで上を向き続ける。
「やるだけやるか………」
反動を使い身体を起こす。
安堂は既に接近していて距離はかなり近い。
「来いよ……受け止めてやるよ」
人差し指で挑発する。
「……そちら…こそ、来てもらって……構わないですよ」
安堂は反応せず、逆に俺を誘う。
「じゃあ、遠慮なく!」
ゴリッ!
殴って下がろうとするが
「!?…グホッ!」
足を踏まれ腹に喰らう。膝、顔、腕続けざまに喰らう。
ドゴッ!!
蹴り下ろしによりアスファルトすら砕け、そこに寝る形になる。
「やられた、フリですか……?らしくない……」
「グッ……!そんな、つもり…ねぇよ……!!」
「(や、やべぇ……力全く入んねぇ………!)」
既に足はおろか、腕にすら力は入らなくなっていた。
「……お終い、ですかね………──」
最後の方は聞き取れなかった。
「さて、では……」
ガンッ!
拳を頭で受け止める。
「ッ!!ハッ!」
直ぐに蹴られるが、その蹴られ浮いたのを利用し立ち上がる。
「さ……サン………キューな……ハハッ…おかげで…起きれたわ」
「……そこまでして立ち上がらなくても、良いんですけどね……!」
「つ……つれねぇこと……言うなよ………っクソ…もう、立ってんのしんどいから…終わらせようぜ………!!」
身体はボロボロ、まっすぐ立つことすら出来ていない。
対して安堂の方は終始安堂の方が優勢だったように立っている。
しかし、所々の傷の様子では俺より酷いようだ。
「…良いでしょう………!!」
先程と同じく俺と安堂の距離はかなり近く、拳1つ分位だろう。
「っしゃあ!…行くぜ……」
太ももを叩き、最後に備え動ける様にする。
「黒瀬ぇぇぇぇ!!」
「安堂ぅぅぅぅ!!」
ボコッ!!
吹っ飛んだ時と同じ2人同時に殴る。
「(負けるかよ!)」
今度は吹っ飛ばず左で殴る。そのまま自然に身体を落とし左手だけで全身支え上から蹴り下ろす。
ドゴォ!!
蹴り下ろしはしたが、安堂は立ち往生俺は先程以上支え切れず背中を丸め倒れる。
「(ど、どうだ……?もう無理だぜ……限界…超えた先の限界だ………)」
ドタっ!
人が倒れる音がする。間違いなく安堂だろうが、俺も顔すら動かせず確認出来ない。
少ししてようやく顔を動かし音の方を見る。
安堂が大の字で倒れていた。起き上がる気配は無い。
「はぁ…はぁ……」
俺は何とか立ち上がる。安堂は俺が上に立ってもまだ気付いていない。
「これは…俺の……勝ちって事で……いいよな…………」
安堂を抱え、ホールへと向かう扉を開けた。
~~桐生視点~~
壮絶と言ってもいい程の音が止んだ。
「(終わったか…どっちだ?)」
扉から出てきたのは闘っていた奴を背負った竜也だった。
「竜也!」
俺は竜也達の方へ急ぐ。
「き、桐生さん……ちょっと、こいつ持ってもらっても……いいですか……?結構………自分だけで…精一杯です………」
「あぁ、分かった。肩貸すか?」
「だい…大丈夫です……ソファー位までなら全然…行けます……」
竜也と奴をソファーまで運ぶ。
南が竜也に話し掛けている。竜也の方は任せて良いだろう。
「あ!……桐生さん!」
竜也に呼び止められる。
「?どうした竜也?」
「俺の方は…しっかり、やりましたよ………そっちは任せますよ……」
笑顔とピースをしながらそんな事を言ってきた。
「フッ……任せておけ」
改めて錦と向き合う。
「呆れた前座だったな…桐生」
「俺はそんな事は無かったがな。無駄話は良いだろ…来い、錦…!」
錦は上着を脱ぐ。俺も脱ぐ。
錦の鯉と俺の龍が表れる。俺は一瞬目を瞑り考える。
「(なぁ錦……その目は何を思ってんだ……10年前なら分かったかもしれねぇが…今はもう分かんねぇよ。それは暫く会ってなかったからか……?それとも…)」
目を開く。
<錦山彰>
「「ウォォォ!!」」
2人同時に殴り掛かる。お互い半身ずらし腕だけが交わる。
ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!
お互い脇腹を殴り続ける。
「桐生ぅぅ!!」
ドンッ!!
錦が腕を捻り俺を叩き付ける。そのままストレートが来るが手で軌道をずらす。
膝で顔をずらさせ急いで立ち上がる。
壊し屋になり抱きついて背中を折る勢いでやり、そのまま地面に投げ捨てる。
立たせ錦の意識が朦朧としている間にラッシュのコンボでダメージを与える。
反撃される前に蹴っ飛ばす。
「どうしたァ!そんなもんかァ!!」
あえての挑発
すっと錦が立ち上がる。向かってくるのを避け、避けた方にも蹴りが来ているがそれはラッシュのスピードを生かし、ガードする。
腹に膝を喰らい、拳を叩き降ろされる。その時に髪を掴みギリギリ投げ飛ばす。
ガシャン!!
ガラスの割れる音と共に先程まで竜也と奴がやり合っていたカウンター席まで移動する。
どうやら大したダメージではないらしく平然と錦は立っていた。
「お前の方こそそんなもんか?なまったなぁお前も」
堂島の龍スタイルになる。
「御託はいぃ…来るなら来い…」
実際、錦はかなり強い。余裕なんてものは最初から無かった。
「そうか……」
蹴りが来る。特に気にせずガードするが
「!?」
先程よりも格段に威力が上がっておりガードした左腕が痺れている。
さらによく見ると藍色のヒートを纏いスピードも竜也のラッシュに匹敵する程だ。
蹴りだけで一気に5箇所喰らう。
ドゴッ!ドゴッ!ビキッ!ゴリッ!ドゴッ!
「(足、腕、胸、顔、肩か…音的に肋骨はヒビが入っているかもしれないな)」
考えつつもヒートを最大限出す。
ストレートをスウェイで回避、そこから無理やりスウェイをキャンセルし拳を顔に入れる。
「ガッ!!オラ!!」
ストレートが来るが捌きで受け流し、蹴りで奥のプールらしき場所まで飛ばす。
「(やはり、小牧流を使うなら堂島の龍スタイルのが良いな)」
小牧のじいさんに教わった時に使っていたスタイルが堂島の龍スタイルなのもあり他のスタイルで使うよりはこっちのがしっくりくる。
「桐生ぅぅぅぅ!!!」
錦が拳を構えながら来る。
ドゴォ!!
竜也も使っていた虎落とし。かなり入っているはずだが錦は上から腕を振り下ろしてきた。
「グッ!」
直ぐに起き上がりそこからはノーガードで殴り合う。
その時、急に錦との過去が走馬灯の様に浮かんできた。
堂島組長の件、世良会長の葬儀、セレナでの会話
「う、ウォォォ!!」
錦をホールまで飛ばす。
錦が膝を着く。
俺は両手で頭を抑え膝に叩き付けた。
ドゴォ!!
「ッ…そんな…そんなもんで倒れると思ってんのかぁ!!」
マウントポジションを取られ殴られる。
ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!
本当にヤバくなる前に抜け出せた。
「もっと来いよ!桐生ぅ!!」
その言葉につられ構えまたノーガードで殴り合う。
今度も浮かんでくる。
“カラの一坪”の起こった。裏切り、共闘全て一気に来た。
「何だ!そのパンチは!?」
『行こうぜ!桐生ぅ!』
「!錦ぃぃぃ!!」
吹っ飛び、ゆっくり倒れる。
「はぁ…はぁ……」
俺も堪らず膝を着く。
「(真島の兄さん、嶋野、劉家龍…色んな奴とやったが錦以上は居なかった…)」
ペンダントを錦の服から取る。後ろを見ると皆待っていた。
「一馬!」
由美と抱き合う。
暫くして由美が鍵のようなものを取り出しペンダントを開けた。
中に入っていたのは“俺の写真”だった。
「由美、これは……?」
「ごめんなさい…私、あなたの事ずっと忘れられなかったの。記憶を取り戻した後もこうしてあなたの事を…私、弱い女だった…。」
「記憶を失っても本当はあなたの事だけは、うっすらと覚えていたの…名前は思い出せない。でも、あなたの笑顔や仕草が浮かんでたの。」
「でも誰だか分からない。全てを思い出せない。そんなあなたの事を………待ち続ける事が…出来なかった……!」
崩れ落ちるのを支えてやる。
涙も浮かんでいる。
「だから神宮を…でもね、遥は何もかも失った私にとって…たったひとつの宝物だった」
遥には竜也が肩を置いている。
「だから…遥とお別れに行った時思わずこのペンダントをあげてしまったの。私の一番大切なものを持っていて欲しかったから……遥…私のせいで恐い思いさせてごめんね…!」
遥は首を横に振る。
「一馬…私、まだやらなきゃいけない事があるの」
由美はペンダントを不自然に空いてある箇所に入れた。
ゆっくりと開いた隠し扉からはかなりの金が出てきた。
神宮の100億だろう…
「このお金は、あっちゃいけない…だからもう消すわ…」
「由美……」
由美がアタッシュケースの爆弾を始動させた。
俺が由美の方へ行こうとすると
バンッ!
「うっ!」
足に激痛。
「桐生ぅ!!」
後ろを見ると神宮が銃を構えて立っていた。
「て、てめぇ……!!」
「お前は近づくな!!」
竜也が声をだしたのに反応し竜也に向けて二発撃つ。
「クソっ……!!」
「竜也くん!」
南が直ぐに確認する。
どちらも急所ではなさそうだが、あのままでは危険だ。
神宮は俺に銃を構え直した。後少しで発砲するだろう。
「(ここまでか……せめて俺以外が助かれば…!)」
その時、遥が間に入る。
「遥!」
神宮が発砲する。
「遥……!!」
遥には傷一つついていなかった。遥の先に由美が立っていたからだ。
「由美ぃ!」
「お母さん!」
俺と遥が直ぐによる。
「由美………しっかりしろ!大丈夫か!」
「お母さん!」
目を開いているがまだ分からない。
「フハハハやっと見つけたぁ。私の金だァ」
神宮がまた俺に構え直す。
「どうしたぁ何も出来まい。お前等は終わりだぁ」
「うぁぁぁ!!」
「錦!」
錦がナイフを神宮に刺す。
「こんな奴に好きにさせて…た、たまるかよ…!」
錦は神宮の持っていた銃を爆弾に構える。
「最後のケジメくらい……俺につけさせろや…」
「やめろぉ!錦!」
錦は前まで見ていた笑顔を浮かべ銃の引き金を引いた。
ドォォン!!
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~~竜也視点~~
錦山が爆発を起こしてからどれ位経っただろうか…
撃たれたせいでろくに動けずちょっと離れた所に居る桐生さん達の声が聞こえる。
たが、俺らの方までは上手く聞こえてこなかった。
爆発音のせいで耳が遠くなっているのもあるだろうが。
「結局……呆気ない幕引きですね…」
「安堂……気がついたかよ」
「錦山さんがナイフをあいつに刺すホント直前ですよ」
「そうか……」
「………ひとつ錦山さんから伝言あります」
「俺に?桐生さんにじゃなくてか?」
「えぇ、『兄弟を頼んだ』だ、そうです。では私はこれで…」
「何処行くんだ?」
「どう考えても、こんだけの爆発事件…犯人がいないとおかしいでしょう…東城会ともサラバですね」
「おい…!お前それで「『日挟連を潰す』そう言ったんでしょう。なら有限実行してください」
安堂の言葉により詰まる。
その隙に安堂は行ってしまった。
「………心愛」
「どうしたの…竜也くん」
心愛は軽く放心状態らしい。仕方ないだろうが。
「あの人……錦山、いい人過ぎるだろ…」
「……そう、だね…」
「お母さぁん!!」
「っクソ……!!」
遥ちゃんの由美さんへの悲痛な叫びを聞き俺まで涙が出る。
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伊達さんと1人の刑事が入ってきた。
「竜也!お前、その銃痕どうしたんだ!それに、桐生も!」
「ははは、俺より桐生さんの方を…」
桐生さんは立ち尽くしたまま動いて無かった。
「桐生、大丈夫か?」
「伊達さん…もういいんだ。由美も錦も風間の親っさんも……皆居ないんだ。ほっといてくれ……」
「ふざ「バカ言わないでください!!」
伊達さんの言葉を遮り俺が喋る。
「皆居ないからってなんですか!それが何でもかんでも投げ捨てていい理由になる訳ないじゃないですか!!」
俺は何とか桐生さんの肩を掴む。
「何の為に由美さんが2人の前に立ったと思ってんだ!風間さんにしてもそうでしょ!命捨てて…!死者冒涜すんな!!」
「……そうだ。それにお前にはまだかけがえのないものが残ってるはずだ。それから逃げるな」
「かけがえの…無い?」
そう言って桐生さんは遥ちゃんを見る。
「全部逃げようとしないでください…ちゃんといるんですから……」
「伊達さん……竜也……すまなかった…」
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「伊達さん、冬なのにこの車暑いです……何とかしてください…」
「うるせぇ!文句言うとは何事だ!しょっぴくぞ!」
「うーわっ職権乱用ですよ」
伊達さんの車に乗りながら1人待っている人が居る。
「会長!待ってください!」
「来やがったな」
桐生さんが全力疾走で“東城会本部”から来ていた。
「桐生さん!こっちです!」
伊達さんが開けた所を指示する。
「じゃあ、お前等しっかりやれよ」
「行くぜ」
「頼む」
ミラーをみて構成員が追ってこないのをみて一息ついている。
「終わったのか?“襲名式”と“引退式”は?」
これが神宮との闘いで言っていた事だ。
「あぁ、義理は果たしたつもりだ」
「竜也、聞いた事あるか?組長の“襲名披露”と“引退式”が同時なんて」
「まぁ、普通聞かないですね。しかも東のトップと言っても良いような組ですからね。余計珍しいですよ」
「五代目は誰にしたんだ?」
あの闘いの時で桐生さんは全て決めていたので俺はもう聞いている。
「まぁ世良会長や親っさんに恥ずかしくない奴にはしたさ」
「ん?誰だよ?」
「意外な奴だな」
ここで伊達さんがミラーを見る。
「おい、元会長。尾けられてるぞ」
「え?」
寺田さんが礼をして抜いて行った。
「東城会五代目会長“寺田行雄”」
ここで俺が待っていたかの様に口を開く。
「な、何ぃ!ホントか?桐生!?」
「あぁ、奴ならしっかり東城会を立て直すさ」
「っていうか、竜也知ってたのか!」
「先に聞いてました」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
劇場前広場に着いてようやく車から降りる。
「お前等どうすんだ?これから」
「俺は遥となんとかやってくさ…竜也の方は?」
「俺も似たような感じですね。心愛と一緒に暮らします」
「あぁ、あの時一緒にいた彼女か」
「いや、違います…普通に友達ですよ」
俺は否定するが
「俺らの時代なんて、高三で一緒に住むなんてなぁ…」
「居なかったな」
「(全く聞いてねぇ……まぁ別にいいけど)」
「……もうお前等神室町には来ねぇのか?」
「俺は全然来ますよ。どっかの店でバイトしてます」
「俺らは……どうだろうな。また伊達さんから呼ばれる事があれば来るかもな」
「そうか…残念だなぁ。無いと思うぜそんな事。俺は暫く沙耶と暮らしてみるよ。今まで無かった“家庭”を楽しむさ」
「フッ…じゃあ俺らは居ない方がいいな」
「ですね」
「これで胃が痛い毎日とはおさらばさ」
伊達さんはふざけた調子で言う。
そして3人で硬い握手をかわす。
「じゃあな、お前等。桐生、警察の世話になんかなんじゃねぇぞ。竜也、バイト始めたら連絡しろよ。遊びに行ってやるから」
「大丈夫さ。あいつと一緒なんだからな」
「営業妨害は辞めてくださいね」
桐生さんは遥ちゃんと犬の所へ。
伊達さんは車を発車させる。
俺は心愛の方へ移動した。
「竜也くん!終わったの?」
「あぁ、さて…こっから忙しいな。まず心愛の荷物纏めてバイト探して……まぁ行くか」
「うん」
綺麗な青空を見ながら俺の家へ向かい始めた。
戦闘シーン全然書けないですねぇw
上手く書きたいなぁ
これからなんですが、龍が如く2に行く前に番外編的なものを2本3本出してからになります。
一応構成としては心愛と秋山さんで1本。
真島さんと亜門で1本。(これが2本分になるかも?)
えー後、謝罪を14話と15話の間の空白期間ホント待っててくれた方すいませんでした!(居たのかな?居たと思いたい。)
あれ以上開くことは絶対にしません!!
それでは次回もお楽しみに!