龍の背中を追いし竜   作:Kurato

8 / 36
しばらく更新出来なくてすいませんでした。龍が如くのストーリーを確認するためにやっていたら忘れてました。
後、前回喧嘩はしないと言いましたが、喧嘩シーンあります。他には台詞の前にその人の名前を書いてましたが、それが無くなりました。その代わり口調で分かりやすいと思います。それでは8話お楽しみ下さい



8話 母親探し

「桐生さん?」

「お前は…竜也か?」

「あぁまぁはい。」

「どうした?」

久しぶりの桐生さんだというのに上手く言葉が出てこない。

不思議に思った遥ちゃんが声を掛けてきた。

「竜也くんどうしてここに?」

「あ、やべそうだった。」

本来の目的を忘れる所だった。

「知ってるのか?竜也。」

「え、ええまぁちょっとこの子を探しに。でもどうして桐生さんと遥ちゃんが一緒に?」

「さっきそこにある店でこいつがいてな。一人だったもんで流れでついてきただけだ。」

「なるほど。これからどうするつもりですか?」

「いや、お前がこいつの知り合いならお前に預けよう。」

「待って。」

二人「え?」

「竜也くん。さっき私を探してるって言ってたよね。」

「う、うんそうだけど。」

「どうせあの人に言われたんでしょ。私はお母さんを見つけるまで帰らない。」

「竜也それはどういう事だ。お前家は?」

桐生さんも口を挟む。

「家はない。孤児院黙って出てきたから。」

「家がないって。じゃあお前。」

「お前じゃない……」

「ん?」

「私は“遥”……お前じゃない。おじさんの名前は?」

「あぁ……桐生“桐生一馬”だ。」

「ねぇお願いこの子に何か食べさせて。竜也くんもお願い。」

そこにいたのは犬だった。

「可哀想だが、今この子を助けた所でこの子が幸せになるとは到底思えない。仕方ねぇことだ。」

「桐生さん。そこまで言わなくとも良いと思います。」

「竜也お前なぁ。」

「竜也くん…」

桐生さんは呆れ顔で遥ちゃんは少しの期待を持ちながら俺を見上げていた。

「俺、買って来ますよ。待ってろよ。」

犬を撫でながら、行こうとすると。

「はぁ。竜也ここでこいつらを見てろ。俺が買ってくる。」

桐生さんが行く気になったらしい。

「分かりました。ドンキホーテにあると思います。店の場所は前と変わってません。」

「あぁ。すまないな。」

そう言って桐生さんは走って行った。

そして次は俺の問題だ。

「あのさ、遥ちゃん。」

「竜也くん。お願い私を戻さないで。」

遥ちゃんも何となく分かっているらしい。

「そうは言ってもね。お母さんの手掛かりとかもあるの?」

「少ししか無いけど…でも!絶対見つける。」

その手にはペンダントが握られていた。

俺は小さくため息をつきながら、院長に電話を掛けた。

『もしもし。竜也くん見つかったかい?』

遥ちゃんが下を向いたのが分かった。

「すいません。やっぱりここは広くて暫く見つからないと思います。なので見つかったらまた掛けます。」

『そうか。分かったじゃあまた』

「どうして、教えなかったの?」

「どうせ、また探すのに出ていくでしょ。それなら見つかるまでは俺も協力するよ。」

「ありがと……」

桐生さんが戻ってきた。

「ほらよ。これで良いだろう。」

自分の持っていたドッグフードを渡した。

食べていたのだが途中で食うのを止めてしまった。

「どうしよう…全然食べないよ。」

「喉が乾いてるのかな?」

「なるほど。しかしまた買いに行くのか。辛い労働だな。」

「今度は俺が行きますよ。少し動きたい気分ですし。」

「頼む。」

_______________________

適当なコンビニに寄り水を買ってきて直ぐに遥ちゃん達の所に戻ってきた。

「これでどうだ?」

「ありがと。でも…」

「水を入れる皿が必要だな。」

「今度は質屋か。直ぐに飲ませてやるから。」

_______________________

質屋で皿を買い戻ってきた。

「今度こそどうかな?」

皿に水を入れドッグフードの隣に置いた

そうすると犬は水とドッグフードを交互に食べ進めた

「やっぱりお腹減ってたんだ…この子。」

「そうみたいだな。…さっき孤児院に居ると言っていたが、本当にこの町に居るのか?」

「多分…手紙にはそう書いてあったから。」

「それは俺も保証しますよ。」

「?なぜお前が遥の手紙の事を知ってるんだ?」

「あれ?言ってませんでしたっけ?俺と遥ちゃんは一緒のヒマワリですよ。」

「そ、そうだったのか。だからお前達は知っていたんだな。まぁそれなら良いが頼れる人は他にはいないのか?」

「うん…私にはお母さんと由美お姉ちゃんだけ。」

「由美お姉ちゃんだと?まさかお前の母親は美月って名前じゃないか?」

「うん…いつも由美お姉ちゃんが手紙持ってきてくれてた。」

そこまで言って遥ちゃんが倒れた。

「おい、どうした!」

「熱が少しありますね。こんな状態になるまで一人で神室町を歩き回ったんだと思います。」

「そうか…取り敢えずどうする?」

「横になって上げられる場所無いですか?そこで目を覚ますまで待つのが一番いい気がします。」

「分かった。知り合いがやっている店がある。そこで休ませよう。」

_______________________

桐生さんの知り合いの店に遥ちゃんを休ませて少したった。

今、桐生さんは刑事と電話中だ。

電話が終わり桐生さんが戻ってきた。

「竜也、遥の調子はどうだ?」

「悪そうには見えないですね。もう少し寝てれば大丈夫かと。」

「そうか。麗奈何か作ってくれるか?」

「ええ。」

「おじさん?」

「起きたか。」

遥「ここは?」

「私のお店 宜しくね遥ちゃん。」

「俺の知り合いで麗奈だ。」

「ねぇ……あの子大丈夫かなぁ?」

「え?」

「元気になったかなぁ?」

「あの子ならちょっと待ってて。はい、遥ちゃん」

俺はさっきまで店の外に待たせていた犬を遥ちゃんに見せた。連れてきた良かった。

「あっ!良かった。もう会えないかと思ってた!」

「お前、待たせてたのか。」

「ええ、まぁさすがにいきなり連れてくるのはちょっと失礼かなと。」

「あら、別に気にしなくて良かったのに。」

「遥、さっきの続きだが美月はな。」

「お母さん今どこにいるの!?」

「待ってくれ。今俺も探してるんだ……由美の事も。」

「あの、俺だけ事情知らないんで説明貰っても良いですか?」

「あぁそうだな。」

_______________________

桐生さんから大体の説明を受けて事情を知った俺はさっきの続きの話を聞いた。

「ねぇおじさん…おじさんも由美お姉ちゃん探してるんだよね。」

「あぁ、そうだが。」

「私も一緒に…ついていっても良いかな?」

「だが、今は手掛かりも何も無いんだ。」

「私、お母さんがやってる店知ってるよ。アレスでしょ。」

「本当に!?遥ちゃん!」

「うん…だから一緒に…私だけじゃお母さんに会えない!ねぇ良いでしょおじさん!」

桐生さんは少し悩みながら

「しょうがねぇな。」

「俺も行きますよ。」

「竜也!?(くん)」

「さっき遥ちゃんにも言ったけど協力するって言ったんで。」

「そうか。」

外に出て、遥ちゃんのナビに従いながらアレスへと向かってる途中で遥ちゃんが桐生さんに話掛けた。

「おじさんはどうしてお母さんを探してるの?」

「あぁ…さっきも言ったが俺は由美を探してる。ただその為には美月に由美の事を聞くのが早いからな。」

「そうなんだ。」

「あぁ…遥はどうして美月を探してるんだ?」

「どうしてって…お母さんだよ!理由がなきゃ探しちゃ駄目なの?」

「あぁ、いやそうじゃ無いんだが。」

桐生さんは歯切れが悪そうに言葉を濁した。

「まぁまぁ遥ちゃん 桐生さんも探すのに変わりはないから早くアレスに行こう。」

「うん…あっ!ここだよ。」

遥ちゃんが案内した場所はどうやらミレニアムタワーの中にあるようだった。

いざ中に入ろうとすると警官に呼び止められた。

「ちょっとあなた達どういう関係?あなたはその二人のお父さんですか?」

「あぁそうだが。」

「君たちもそれを認めるのかい?」

めんどくせぇ。俺は声を掛けてきた瞬間にそういう顔になってしまった。

その顔を見たか、見てないかは分からないが、遥ちゃんがフォローを入れた。

「警察さんごめんなさい。お兄ちゃんとお父さんってば口べたで全然喋んなくてそれより、私達お母さんが働いてる店に家族皆で行こうって事になったの。通っても良いかな?」

「あぁそうだったのかすいませんでした。最近この辺に誘拐犯が表れたもので。」

俺は遥ちゃんの演技に感心しながら中へと入っていった。

_______________________

「ここが…アレス。」

「ずいぶん広いんだね。このフロア全体がそうなんじゃないすか。これ一人で掃除やら何やらやってる訳お母さん?」

俺達はアレスの中へと入るとその部屋の広さそして、部屋の綺麗さに目を引かれた。確かにほんの最近開店したとはいえ、目を凝らさないとホコリ一つ満足に見つけられないのだ。これを一人でやっているのでかなり感激する。

「多分…由美お姉ちゃんも時々手伝ってたらしいけど…」

「竜也 遥その辺にしとけ。それより早くお前のお母さんの手掛かりを探そう。」

三人で別れて美月さんの手掛かりを探す事にした。

「あっ!これ…竜也くんおじさん!!」

遥ちゃんが何か見つけたらしく呼ぶ声が聞こえた。

そこには額縁が一枚あった。そして下には美月という名前。まず間違いなかった。

「これが…美月…」

「お母さん…」

ぽん

エレベーターの開いた音だった。そして数人の足音

「竜也…」

「分かってます。」

俺は咄嗟に遥ちゃんを後ろに下げた。

エレベーターの方を見るとゴツい男共が来ていた。

?「あんた桐生さんでっか?…元堂島組の」

男共の中でもより一層ゴツい男が話し掛けてきた。

?「お初にお目に掛かります。ワシ五代目・近江連合本部の“林”言いまんねん。噂はよう聞いてまっせ。」

「近江連合…って事は錦山に頼まれたのか?俺が狙いなんだろ。」

「いや…」

プルルル

桐生さんの電話がなり始めた。

「電話出なくても良いんですか?どうぞ気にせんととって下さい。」

「桐生だ。」

『伊達だ。桐生100億のホシが分かったぞ。“由美”だお前が追っている由美が100億について知っている。』

「何だって!?」

『現場に“指輪”が落ちていた。』

「指輪?」

『あぁ、あの時お前が俺に渡した指輪だ。』

『とにかく、東城会は由美と“共犯の女”を探してるらしい。』

「共犯の女…」

『そうだ…明日セレナで話したいどうだ?』

「あぁ、問題ない。」

『分かった。』

電話が終わった。話を聞くと盗んだのは由美と美月らしい。

「そうか。お前らも由美と美月を…」

「いや…ワシらが追っとんのはそこのお嬢さんですわ。」

「えっ!?」

「この子は関係無いだろ。」

「いや、それがかなり関係があるもんで。」

「桐生さんそれに君もその子渡したってねぇな。」

「渡すと思うか?」

「右に同じ。」

「ほんならぶっちゃけますわ。こないな所であんた程の男殺しとう無いんですわ。」

「あんた…ずいぶん気が早いな。」

「はぁ!?」

「俺も竜也もこんな所で死ぬ程やわじゃねぇんだよ。」

「ハッハッハ流石は桐生さんでんな。」

「しゃあないなぁ…おい!殺れやぶち殺したれや!!」

「桐生さん林って男は頼みます。他は俺一人で大丈夫です。」

「あぁ。」

〈近江連合構成員〉

「おい、お前らの相手は俺だぜ。」

俺は林以外の男共をエレベーター付近に呼び出した。

「揃いも揃ってノロそうな奴らばっかだな。」

「あぁん!!」

俺は笑ってしまった。こんな簡単な挑発に乗るとは思ってなかったからだ。

「何笑うとんねん!」

「こいつらならこれで良いな。」

「答えろや!」

マシンガンスタイルになって改めて向かい合った。5人いるが、こいつらなら1人一分で済むだろう。

スウェイで男に近づき回し蹴りをやった。うずくまったのでとりあえず他に意識を向けた。

「とりゃぁ!」

寸前に迫っていた一撃だったが体を捻り楽々回避そのまま掴み逆に殴り返した。

グキャ!!

めり込む寸前だったので今起き上がるのは無理だし、起き上がっても極道をやろうとは思わないだろう。

「フンッ!」

うずくまっていた男は立ち上がり蹴り返した。

「グッざけんな!!」

マシンガンスタイルは耐久力はあまり無いため喰らい過ぎると勝負に成らなくなる時がある。

その男の頭を踵落としで踏んだ。

二人一緒に来たがそのまま後方宙返りして後ろから来た奴を蹴りで撃破その反動を使い、頭を一気に掴み地面に叩きつけた。その衝撃で地面に穴が開いてしまったが、多分大丈夫だろう。

「さぁ、後はお前だけだぜ。」

通常のハンドガンスタイルに戻し向き会った。

「止めとくわ。」

「ん?やんねーの?」

「あぁ、これ以上やっても無駄な血を流すだけやから。」

「そっか。近江って何か喧嘩ばっかしてるイメージばっかだから勝ち目ない勝負もするのかなって思ったんだけど。」

「勝ち目のない訳やない。ただこいつらを運ぶ必要もあるからのう。」

「おう、じゃあな。」

すると奴は二人を一気に運んで行った。

桐生さんの方に戻ると決着がついていた。

~~時間が戻って桐生視点~~

「ほな俺らもやりましょか。桐生はん」

「遥隠れてろ。」

「うん…」

遥が隠れるのを確認した林はその身長からは考えられないスピードで間を詰めていた。

手刀で喉を狙っていた。

俺はその腕を掴み捻りながら突き飛ばし蹴りを入れる。

「ヌゥゥ…ハッ!」

飛ばされながら背面蹴りが向かってきた。

読めない程の蹴りでは無いためガードしかしそれが林の狙いだった。左からの蹴りに夢中になり、右に視界を広げて無かった。あのデカイ体から来た右ストレート

倒されたが、直ぐに体勢を整え立ち上がり側にあった椅子を掴んで攻撃

椅子の攻撃で少し崩れた林の顔面めがけ膝蹴り

体が浮いた為に顔を叩き付けようとしたが、手刀で首を叩かれてしまった。

「グゥゥゥ!!」

若干意識が飛びながらも叩き付ける事に正解した。

「はぁ…はぁ…」

林はもうギリギリらしく俺は頭を頭突きそして足で林を踏みつけた。

ガンッ!!ドンッ!!!

林は起きなかった。

「はぁ…はぁ…遥…もうだ…大丈夫だ。」

遥は怯えながらこっちに来た。

「ねぇおじさんどうして、どうして私が狙われるの!?」

「分からねぇ…ただもう遅い。セレナに行こう。」

「うん…」

扉が開き中から来たのは竜也だった。

「終わったんすね。」

「あぁ…電話を聞いていたら分かると思うが、明日セレナで待ち合わせしてる人がいるんだ。そこでお前も紹介したい。大丈夫か?」

「はい…じゃあ早いとこ、ここを出ましょう。」

「あ、あのさ竜也くん…」

「どうかした?遥ちゃん?」

「遥いい。俺が言う。」

「あ、あの何すか?」

「竜也お前その服装で外に出る気か?」

竜也の服には上着には血が付いてない所を探す方が難しく、手は殆ど血で埋め尽くされていた。

「え?は!?」

どうやらさっきまで気付いて無かったらしい。

「どうしましょう、これ。」

「はぁ、竜也それを脱いで帰るしか無いな。」

俺は上着を脱いで、帰るように促した。

「あ、はいじゃあ明日セレナですよね。また明日会いましょう。」

「あぁ、じゃあな。」

竜也は直ぐに外に出ていき、俺と遥はゆっくりセレナへと向かって行った。




竜也が結構酷い事が分かりました。因みに竜也の攻撃方法としてめり込む寸前の奴は何度か使います。
竜也は自分が闘う気がしないもしくは相手にやる気がない場合は喧嘩しません。優しいのか、残虐なのか、分かりませんね。
次回も結構遅くなると思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。