龍の背中を追いし竜   作:Kurato

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遅くなりました。待っててくれてる人がいるのに何でこんなに遅くなってしまうのか。自分の事ながら不思議で、たまりません。
後書きの方にこれからの投稿ペースを書くのでちゃんと見ていただけると嬉しいです。


9話 協力

翌日 桐生さんに言われていたとうり俺はセレナに行こうとしていた矢先だった。

「誰だてめぇら。」

変な連中数人で俺の事を待っていた。

「黒瀬竜也さんで宜しいでしょうか?」

「誰だってきいんてんだろうが。」

「失礼しました。私日侠連の安堂剛と言います。」

「日侠連ね…聞いた事あるぜ。東城会の表立っては決してやれないような仕事をメインでやってる集団だってな。」

「ほう、知ってていただけるとは恐縮です。」

「で?そんな裏専門の奴らが何の用だ?」

「そうですね。早速本題と行きましょう。南 心愛という女性ご存じですよね。」

「あ?何でてめぇらが心愛を?」

「質問に質問で返さないで頂きたい。それで、今彼女がどこにいるかご存じでは?」

「確かに心愛は知り合いだけどよ。住んでる場所までは知らねーよ。」

「成る程…とすれば連絡の手段くらいは持ってますよね。彼女に連絡して頂きたい。」

「断る!」

「何故?」

「俺は勝手に人の事を利用する奴らが大っ嫌いなんだよ!後はまぁ心愛にも可哀想だからな。」

「ならば、交渉決裂ということで宜しいかな?」

「あぁ…」

俺は言ってからいつでも襲われても良いように身構えた。何せ相手は殺しあいが基本的な連中なのだ。

「分かりました…ではこれで」

奴らは帰って行こうとしていた。

「あぁですが、次会った時もこのような返事だった場合…容赦はしませんから。」

ゾワッ!?

とてつもない殺気に体全体が恐怖を覚えた。

これが東城会…俺は恐怖しながらもこいつと闘うのが楽しみにしている事に気付いた。

日侠連がいなくなった後、心愛に電話してみた。

『ただいま、この電話には電源が入っていないか、圏外にあります。」

「でねぇか。何したんだ心愛の奴…」

しかし、このまま立っていても仕方ないので、セレナへ向かった。

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「来たか竜也。」

「すいません桐生さん遅れました。そっちの人は?」

セレナへ行くと桐生さんそして、俺の知らない人がいた。

「あぁ、俺の知り合いの伊達さんだ。」

「伊達だ。宜しく頼む。」

「はい、黒瀬竜也です、宜しくお願いします。」

「伊達さんは警察の人間でな。今回起こった100億事件並びに由美の捜査なんやらも協力して貰ってるんだ。」

「へぇ…じゃあ人探しも得意なんすか?」

「おい、お前警察をあんまり利用すんなよ。警察なんてのは所詮事件があって動いてんだからな。今回の桐生の奴が例外なだけなんだからな。」

「そ、そうっすか。」

「伊達さん、竜也そろそろ本題に移ろう。」

「あぁそうだな。」

俺もすっかり話に夢中になってしまった。

「それで、桐生これからどうすんだ?」

「とりあえず、美月の情報を探そうと思う。由美も美月もホントに行方が分からないなら、遥の母親の美月を先に探そう。」

「そうか…しかし情報集めるのはどうする?流石にいくら有名ビルの酒場でマスターやってるとはいえいちいち気にしてる人はいないだろう。」

「サイの花屋はどうでしょうか?」

「成る程…情報を神室町一握っているあいつか…確かに桐生、そいつなら知ってるかも知れんな。」

「そうか。なら場所はどこにある?竜也分かるか?」

「はい、行きましょう。」

「伊達さん遥を見ていてくれ。」

「あぁ、任せておけ。」

そのまま俺と桐生さんはセレナを出ていった。

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「しかし竜也今日はどうして遅れたんだ?」

「あぁそれが…」

俺は今日朝起きた出来事を話した。(心愛の事は話してはいない。)

「そうか…日侠連か。」

「知ってるんですか?」

「あぁ、昔世話になってな。三代目会長だった世良会長は元々日侠連だったんだ。」

「成る程…あ!ここです。」

話してる内に花屋がいる公園までついてしまった。

早速中に入ろうとすると。

「待て。竜也さんは良いがあんたはダメだ。」

「誰だ?こいつらは?」

はぁ 俺はゆっくりため息つくと桐生さんに説明を始めた

「花屋の手足ですよ…花屋!見てんだろ通せ。」

そこまで言うと少ししてリーダー格の男に電話が掛かった。

「はい、え?いやですが…分かりました。」

「こっちです桐生さん。」

「あ、あぁ竜也お前サイの花屋と知り合いなのか?」

「ええまぁ…それより早く行きましょう。」

俺はさっさと花屋の所へ向かおうと決めた。

_______________________

「桐生一馬…17年前は堂島組の下らないカラの一坪事件に巻き込まれ、10年前は堂島射殺をした。極道界でその名を知らない奴は居ないほどだ。」

「花屋お前…桐生さんの事あおってんのか?」

花屋の所へ行ったすぐさまこんな事を言われた。

「よせ。あんたがサイの花屋か…」

「あぁそうだ…で竜也お前がこいつを誘ったんだ。後で何かしてもらうぞ。」

「わーってるよ。それより…」

「分かっている。欲しい情報はやろう…ただし条件だ。」

「条件?何だそれは?」

「あぁ、ここに来る前に二つ豪華な扉があっただろう。」

「花屋お前!」

俺は花屋が言おうとしてる事を無意識に察知して話を切った。

「竜也、止めなくて良い。」

「桐生さん…?」

「確かにあったな。しかしそれが何なんだ?」

「実は二つの内の一つは闘技場でな。お前さんにはそこで3勝してもらう。」

やっぱりか。

「それだけで良いのか?」

「あぁ3勝すれば欲しい情報をやろう。」

「桐生さんやる必要は無いです。」

俺はこんな大変な事をしなくても普通に花屋に頼もうとした時

「良いだろう。」

「え?」

「さっさとその闘技場とやらへと俺を連れてけ。」

「こっちだ。竜也も来い。」

「あ、あぁ。」

俺はあまり脳がついていかないまま花屋達の後について行った。

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「何で桐生さんをここに出した?」

「こいつを出せば多額の金が手にはいるからなここらで一気に金を稼いでおこうとな。それに奴も出所したてで、俺に以来するほど金を持ってないだろう。だからだ。」

「そりゃあそうだけど…」

俺は花屋の理由に納得して歯切れが悪くなった。

「そろそろ始まるぞ。」

「レディース&ジャントルメーン。ここで飛び入りのファイターが参戦です!」

「10年前堂島の龍と怖れられ自分の組の組長を手にかけた仁義なき男…桐生一馬!!!」

紹介と共に物凄い数の声援が飛んでくる。

「うっせなぁ…これだから観客席で見んのはやなんだよ。」

「我慢しろ。」

「へいへい…」

「迎え撃つはここまで二人勝ち抜き米国第一級殺人逃亡犯! ダニエル・フェルドマン!!!」

「さぁ!時間無制限、ルール無し!いざゴングです!」

「さぁ見るからにはお前にも掛けて貰うぞ。」

「はぁ今言うか?それ…」

うんざりしつつ、桐生さんに20万かけた

「ほぉ…良いのか?」

「あぁ、まぁな。」

それに、と言いながら会場の方を見た。

「もう終わるしな。」

気付けば相手は肩で息をしてるが、桐生さんの方は息を乱すどころか、汗すら出てはいなかった。

最後に相手を金網に叩きつけて終わった。

あまりに早すぎる決着にみんなどんな反応をして良いのか分からないようだ。

「な?言ったろ。もう終わるって。」

「フフフ…なるほどな面白い。」

「さ、流石桐生一馬!極道の喧嘩殺法炸裂!!」

「さ、さぁ続いての選手は、ムエタイ ミドル級元世界チャンピオン ガオワイヤン・プラムック!!!桐生一馬の初防衛戦!どんなファイトになるんでしょうか?いざゴングです!」

ゴングと同時に飛び出したムエタイ野郎は、低い体勢から足払い続いて半回転しながら膝蹴り。

しかし足払いをくらいつつも咄嗟に右手で体全体を支え、膝蹴りを左手で防いだ。

そのままバックステップで後退しながら体勢を立て直す。

そして桐生さんがヒートを使ったのだが。

(何だ?あのヒート?)

そこには俺が知ってるヒートでは無かった。

普通ヒートは青色なのだが(俺も使い出したばっかりなので詳しくは知らないが)、桐生さんが出したヒートは黄色だった。

そして、ムエタイ野郎へと、ゆったりした速度で向かう。

ムエタイ野郎も桐生さんを倒すべく力を溜めていた。

先手を撃ったのはムエタイ野郎だった。そして桐生さんも反撃をする。

(え?)

あり得ない事が起こった。まずムエタイ野郎の一撃は桐生さんは効いているのかという程涼しい顔をして受けたが、その後の桐生さんの一撃で金網を突き破り観客席までムエタイ野郎が飛ばされたのだ。

誰も喋らない。当然だ。花屋から聞いた事があるがこの金網は観客に被害がいかない為に作ったのだが今回壊されたのだ。

観客に怪我は無かったが、これは今回でしばらく休業するしか無くなったな。

花屋を見るとさっきまでくわえていた葉巻を落としてしまった。観客も同様で皆空いた口が塞がらない様だった。

「司会、進めろ。」

桐生さんの言葉で司会がようやく喋り出した。

「へ?あ、はい…えー皆さん!落ち着いて下さい!それでは次の試合へと…え?」

ふと隣を見ると電話してやがった。

(誰を出して来る気だよ?)

桐生さんもこっち見てるし…

「おっと急に対戦相手が変わったようです!驚きです!あの負け知らずの男が帰って来ました!過去3年試合の成績は“全戦無敗”!!ベガスの元リングチャンピオン!!ゲーリー・バスター・ホームズ!!!」

「おい?あいつの何処が負け知らずだ?俺と秋山さんに負けてるだろうが。」

「リングでは、負け知らずだ。」

「屁理屈だろーがそれじゃ。」

「なら、お前がやるか?」

「止めとくわ。勝てねーし。」

リングを見るとホームズと桐生さんが話してた。

「無敵の極道vsリングの王者!注目の一戦です!今、ゴングです!!」

桐生さんは先ほどまでのゆったりとした感じではなく、俺のマシンガンスタイルと同等もしくは少し早い位のスピードだった。

僅か数秒でホームズの懐に入り腹、膝、腕、最後に顎を叩いた。ホームズも両手を振り下ろしたが、俺の目ですら追い付かないスピードで背後に回った。

(またかよ、何なんだ、あのヒート?)

ヒートが出て、背後に回ったのが分かったのだが今回のは、薄いピンクだった。

そして、背中を怒涛のラッシュ!からの回し蹴り!

しかしホームズの一番の強みは何と言っても頑丈さだ。今のラッシュでも何食わぬ顔で立ち上がった。

(やっぱ頑丈だなぁ。)

そしてお互いの均衡状態が続く。先に動いたのはホームズだった。

真っ先に桐生さんへと特攻 右手を大きく振りかぶり叩き付けようとしている。

対する桐生さんは右足をずらしながら徐々に体全体を低くしていく。

(掌底か。狙ってるのはおそらく…)

桐生さんが何処を狙っているのか分かった。狙って下さいと言わんばかりに顎が空いていたのだ。

そして振り下ろされるホームズの一撃!それを右手で掠めながら俺の知っている青いヒートでの掌底!追撃で浮き上がった奴の頭を裏拳で沈めた。

ホームズは最初は体をピクピクさせていたが少しするとその痙攣すら止まった。

「決まったぁぁぁ!!!今!三年間王者の座を守り続けてきた男に土をつけ、今新チャンピオンの誕生です!!!」

桐生さんがこっちに向かって来た。

「約束は果たしたぞ。次はお前の番だ。」

「安心しろ。約束は守る。俺はフェアだからな。」

(桐生さん負かす為にホームズ出して来た男の何処がフェアなんだ?)

俺は今の発言に疑問を覚えながら、後に続いた。

_______________________

「で?欲しい情報は何だ?」

「東城会の100億、それに由美と美月って女の話だ。」

「成る程な…100億の方ならそいつにも話してるからな。直ぐに話せるが、女の方は少し待っててもらいたい。」

「なら、話せる方から頼む。」

「三代目は金が盗まれた事を隠していた。だが、それを錦山って直系組長が緊急幹部会でばらした。」

「って事は錦山はそれを知ってたのか?」

「あぁ…そういう事になるな。話を戻そう。俺は三代目を殺したのは…錦山だと踏んでいる。奴の動きは四代目の椅子を狙っているはずだ。」

「…かもしれないな。」

「でも、ただでさえ分裂してる東城会をまとめる奴がいなくなったんだから他の奴も四代目は狙ってるだろ。」

「あぁ…だから100億取り戻した奴が跡目のはずだ。錦山のたった一言で一気に泥沼とかした訳だ。次に女の方の話だが、100億盗んだのは由美と後もう一人いるらしい。こいつは匿名のたれ込みがあってな。」

「何?…」

「東城会で裏とってるうちに妹の美月が事件直後から店を閉めて行方をくらませてる。いよいよ本ボシ何だが二人共見つからねぇってんだからそれで…」

「美月の娘…遥か…」

「何だって?」

「東城会は美月の娘を探してる。遥は今、俺と竜也の所にいる。」

「成る程な…」

プルルルル

電話がなった。

「何だ?」

「そうか分かった。」

「お前らに“客”だ。」

「「“客”?」」

「見にいくぞ。足下に注意しとけ。」

「何?」

花屋の机から直径10㎝くらいの場所が沈み始めた。

「こいつは?」

「驚いていいぞ。ここが“賽の河原”の本当の姿だ。五年前警視庁は50台のカメラを取り付けた。テロ防止って名目らしいが、実際は全く役にたってない。ただし、俺はこの目できちんとみてんだ。一万台のカメラでな。」

桐生さんが不思議そうに周りを見渡してる。そりゃあそうだ。俺も初めて見た時は驚いた。

「おい、客の様子を見せろ。」

「へい」

「あれって…」

「伊達さん……!血か。何があったんだ?」

「奴の行動を辿るか。おい奴の映ってる他の映像を出せ。」

伊達さんの逆再生が始まった少し後に花屋が口を開いた。

「伊達か…なんとも落ちぶれたもんだ。」

「伊達さんを知ってるのか?」

桐生さんの質問には答えず、ただ伊達さんを哀れみの目で見てた。

「ボス!10分前の映像です。」

「ん?」

そこには町の外を歩いてる伊達さんと遥ちゃんがいた。

「何で外を?」

しばらくして黒いバンが表れ、伊達さんに傷を負わせ、遥ちゃんをさらっていった。

「くそ…」

「ボス!トラブルです!」

「何だ?」

「ライブ映像に回します。」

ホームレス数人に囲まれる伊達さんがいた。

「くそっ!」

気付けば俺は飛び出していた。

_______________________

「止めてくれ!この人は怪我をしてるんだ!」

俺は全速力で伊達さんの所へ駆け込んだ。

「竜也…すまない。遥が…」

「竜也君どいてくれるかい?」

「退くのはあんたらがその木刀を捨てた後でな。」

「竜也…そこをどけ。」

「桐生さん…」

「こいつらと仲良くしてるお前じゃあ手なんて出すこと出来ないだろう。」

「桐生さん…何する気ですか?」

「安心しろ。病院に行くほどまではやらねぇよ。」

「……お願いします。」

俺は少し悩んだ後、桐生さんに後を任せた。

ホームレスの中でも一番近い奴を殴り飛ばした。

ドカッ!

「これ以上やるならこいつだけじゃ済まねぇぞ。」

「くっ、くそ…」

そして段ボールの家に殴られた奴を抱えて向こうへ行った。

「呆れた強さだな。」

「あんたが…サイの花屋!?」

(そっか。伊達さんは花屋に会うのは初めてか。)

「久しぶりですね。伊達さん。」

(久しぶり?会った事あるのか?)

「桐生、竜也例の子さらった車は“バッティングセンター”に停まった。この情報はツケにしてやろう。」

「あぁ」

「あいつは元警官だ。警察の情報を横流ししてたのを俺が告発したんだ。その後何をしてたのか、気になったが…こんな事をやってたとはな。それよりお前ら、遥さらったのは“真島組”の奴らだ。」

「真島組か…」

(よりにもよって“狂犬”か。)

真島組の組長、真島吾朗その男につけられた異名は“嶋野の狂犬”その暴れ方からつけられたらしいが俺も詳しくは知らない。

桐生さんも心無しか嫌そうな顔をしている。

「よりによって真島の兄さんか…」

_______________________

公園の外に出た俺達はバッティングセンターに行こうとした所。

「伊達さんはセレナで待っててくれ。」

「だが、それじゃ……」

「その体じゃ、真島組と闘うのは辛いはずだ。それに麗奈も心配だ。一人にしないでやってくれ。」

「分かった…気をつけろよ。」

「行くぞ。竜也。」

「はい!」

伊達さんと別れバッティングセンターへと向かった。




後半グッダグッダになってしまってすいません。
前書きにも書いた投稿ペースですが、これからは10日以内に出来たら良いと思ってます。遅くなった場合は何かあったんだなと思ってください。
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