嫌いな人は名誉を捨ててまで抹殺しますが、仲間は大切にする所存です   作:タクティス・ハルバード=レミィ

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 ログレス王国に、1人のオシリス適合者が居たらしい。

 女戦士で彼女が握った時だけオシリスは全て金色のオーラを纏い究極レアリティになるなんて噂があった。

 そんな戦士にとある依頼が来た、ルルハ様から。

『ヘルフォートレスの暴走を止めて欲しい』

 ヘルフォートレス、奴は機械にして感情を持つという変わった物だ。

 それ故、ルルハ様やその他の者の命令を段々と拒否する様になってしまった。

 命令が街を壊すなど、残虐的だったからかもしれない。

 それを仕方なく受けた、戦士は護光の装具を纏い頭に黒のヘッドフォン、腕に紫色のトゲが付いた布を巻き付ける。

 倒せる者が彼女だけだったのか……? そもそもなんでそんな格好……?

 だが、彼女はヘルフォを破壊して死んだ。

 何故死んだのか、分かっていないが今尚『閃光の騎士』として知られてる。

 知り合いは無駄に多く、ログレス王国では時々子供の稽古を見に行くという気前の良さだ。





『ヘルフォートレス! お前を倒して……報酬は頂く!』

『……ォォォォン』

 私はさっと光に包まれた空間に手を入れる。

『オシリス・ダイト』

 引き抜くと、確かな感触が手に伝わり金色のオーラを纏った剣が手元にあった。

「ブヴヴン」

 ヘルフォートレスは、望んでいるように機械音で唸る。

 鼠色に染まった空間に漂う岩の上で、誰も知らない所で、エンディングが決まる、悪くはない。

『全力で来な、本気出さないから』

「ォォォォ!! ォォォォ!」


「――あ、古の大剣忘れてた」


最後のオルタ>>プロローグゼロ

 辺りにキノポというモンスターが歩き回っている草原で私は1人、黄昏(たそがれ)ていた。

 

 というのも、持っている武器はオルタブレイドという拾ったもので、服に至ってはファッション性が0に近い。

 赤タイツに、白いスカート、上は赤ネクタイ付きのジャケットで木製のヘッドフォンを着用してる新米ハンターです。

 

『キノポ……』

 

「ノポポ?」

 

「ひぃ!」

 

 可愛らしく見つめるキノコは私にとって脅威そのもの。

 仕方ないのでキノポ1体に駆け寄ると、オルタブレイドを握る。

 

「くっくらえぇ!」

 

「ノポ!?」

 

 私はオルタブレイドを持ち上げ、大きく振り下ろす!

 

『デッドリードライブ』

 

 衝撃波が走っていき、キノコにヒットする。

 

「ノッポォ……」

 

「ごめんね」

 

 光の粒子になって消えていくキノコを見つめながら、ほかのキノコに視線を配る。

 

「ノポ!」

 

「ノポポ!」

 

 あれ、これってもしかして……襲われる!?

 

 周りのキノコは震えながら、鋭い視線でゆっくり近づいてくる。

 

「ひぃい! 誰か助けて! お願い!」

 

「待ってろ! 助けてやる!」

 

 声のする方向を見てみると、ドデカイハンマーを担いだ人の影が見えた。

 

「来たー! ありがとう!」

 

 男は私の前に飛び込むと、キノコ達を睨み、

 

『ジョー式天変地異』

 

 ハンマーを大きく地面に叩きつける!

 

 その瞬間、轟音を掻き鳴らしながら、キノコを飲み込む土の波が巻き起こった!

 衝撃のあまり私は尻もちをついてしまう。

 

「ノポポ……」

 

 キノポ達は一斉に光の粒子になっていく。

 

「助かった! ありがとう!」

 

「びっくりしたよ、俺の名前はジョー。君の名前は?」

 

 私に手を差し伸べながら、はにかむ青い瞳の青年は私のハートを持っていく。もちろん、手は握りしめる。

 

「私の名前は……ユッコ」

 

「服装から見て新米だね、どうしてここに?」

 

 私は内心喜びながら、迷子になったことを説明した。

 

「なんだ、王国は……あっちだよ」

 

「え、戻るの!?」

 

 ジョーは私の来た道を戻って行く。

 

 それを不思議な気持ちで後を追う。道は細くなり、森に太陽の光は遮られていて涼しく感じた。

 

「ほら、もう着いたよ」

 

「そんな……」

 

 私の前には分かれ道が二つあった。

 来た道と今から行く道で、今から行く道には門がある。

 

 つまり、ちゃんとしていたら直ぐに着いたのだ……。

 

「ほら、行くよ」

 

「うん……」

 

 門の隣には兵士が居て、ジロジロ見てくる。

 

『どうぞ』

 

 門を開けてくれると、お辞儀をしながら通った。

 

「ここがログレス王国だよ、ユッコ……さん?」

 

「ユッコでいいよ」

 

 左を見れば、変な草食動物が気球を掃除していて、前には階段や屋台、人まで居る。

 

「何処か行きたい所ある?」

 

「ある! ルルハっていう人に会いたい」

 

「なんで?」

 

「なんとなく」

 

 紙が貼られている看板の後ろの建物指差すと、

 

「あそこがルルハさんがいる所だよ」

 

 と言った。確かに青と白で塗装された城は目的地感を感じさせる。

 

「行ってくる!」

 

 私は城の門に走って向かう。ジョーが何か言っていたような気がするけど気にしない。

 

「ルルハさんに会いたい……です」

 

『どうぞ』

 

 なんなく通してくれた騎士を嘲笑いながら、私はルルハの所へ向かった――




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