嫌いな人は名誉を捨ててまで抹殺しますが、仲間は大切にする所存です   作:タクティス・ハルバード=レミィ

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読み方は崩剛鬼刃《ホウゴウキバ》らしいですよ?

1年以上やってましたが、初めて知りましたね。


クエスト9武器の名前は崩剛鬼刃

 オルセ達と話し込んでいると、カスが思いがけない事を言い出した。

 

 狂ったのかな?

 

『おい! あの子強いらしいぜ! 一人だしチャンス!』

 

「あふカスは、女の子好きだもんね。カスだから」

 

「ユッコひどいよおおおお」

 

 まぁ、仕方ない。付いていくか。誰か知らないけど。

 

 がっく、オルセは嫌そうについていく。

 

「お姉さん、、僕のグループはいらない?」

 

 丁寧な口調だった。意外にも。

 

 あれ、この女性見たことあるぞ。白い髪と同じ色の耳、服まで!

 

「私の事ですかね。良いですけど……あれ? 後ろの方は見たことあります」

 

 あっと、気づかれてしまった。

 

「丁度このオルタブレイド売るところだったんですが、返しときますね。グルはお願いします」

 

 オルタブレイドを受け取り、念じると体に入る感覚がして砂に変わる。

 

「なんで、オルタブレイドだった?」

 

「究極の方がお金になるからです」あふカスと拳を交わしつつ、答えると、光が漏れ仲間が増えた事を知る。

 

 なるほどね。理由がわかった。

 

『私の名前は、幻想歌《げんそう》です』

 

「よろしくううううゲンソウさああん!」

 

「あふカス黙れ。よろしくお願いしますね。僕はオルセ」

 

「……がっくです」

 

 がっく内気だなぁ。

 

「私、ジョーの鍛冶屋行ってくるから。メンバー集めてて!」

 

「ちょ、、、ユッコおおおお」

 

 カスの声を聞きもせずに、階段を降りると走って鍛冶屋に向かう。

 

 人混みをかき分け、黄色の床から砂の地面に足が入ると、目の前には鍛冶屋と思える店がある。

 

 なかなかのデカさだ。

 

『ジョー!』

 

 声を掛けると、元気な男が青い目を輝かせながら現れた。

 

「なんだい?」

 

「武器出来た?」

 

「うーん、出来たのは出来たけど調整が」

 

「ありがと!」ジョーが言い切る前に、私は抱きつく。

 

「まだなんだけど……」

 

「いいよいいよ! 今度調整してくれると助かるからさ!」

 

「――いい加減離れてくれない?」

 

 そうだった、今はそんな関係じゃないもんね。素直に離れよう。

 

『武器はこれ』

 

 ジョーは右手の平を見せると、岩で出来たような剣が姿を現す。

 

 なんていうんだろ、黒に近い石を使った感じ。

 

「壊れそうだよね」

 

「壊れないよ。見た目はアレだけど……石はかなり硬い黒曜石を使った」

 

「私なんかのためにごめんね?」

 

「良いんだよ、丁度余ってたんだ」

 

 黒曜石は、かなりレアなんだよね。余るなんて相当ない。

 

「余る?」

 

「国に依頼されるほどの鍛冶屋の末裔らしいからさ。お父さんが作ったらしい、それを僕が見様見真似で同じ様に作ったんだ。素材が余ってたから」

 

 だからか、なるほどね。

 

「感謝しきれない! もうなんていうか!」

 

 剣を握ると、黒い液体になって私の掌に消えたが、気にもとめずにジョーを再び抱き締める。

 

『なんだろ、君の抱き方、既視感あるよね』

 

 この時、私は知らなかった。この武器のメンテナンスはもうされないという事を。

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