嫌いな人は名誉を捨ててまで抹殺しますが、仲間は大切にする所存です   作:タクティス・ハルバード=レミィ

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クエスト10あふた並

 なんで、ユッコが使うと凄く強いのに、僕が持つと使えないの?

 

 僕がダメだから? 武器にすら嫌われてしまったのか?

 

 僕は……武器を、信じてたのに。

 

『おいいいい、、、どうした? がっくってそんなに暗かったかあああ』

 

 うるさいな、あふたは黙っててよ。

 

 キツく目で睨む。

 

「はいはい、あふたさんは黙ります。ていうか、ユッコ遅くね?」

 

「そう? どうかなー。あふカス、勧誘してこい」

 

「オルセそんな事言うなよおおおお。行ってくるけどね!」

 

 言われた通り、あふたは視界から消えた。

 

「なぁ、がっくも思ってるよな?」

 

「オルセさん……僕は何も」

 

「ユッコのムラサメを見たか? アレはどう考えてもムラサメの性能じゃない」

 

「……」

 

「君が持った時と、ユッコが持った時。一瞬で光の強さが変わる。何故かわかるか」

 

 そんな事、理解したくはない。嫌だ……認めたく、なんて。

 

「分かってるみたいだな。ムラサメはアテナと呼ばれる神器。持ち主によって技を開いたり開かない時があるらしい」

 

「だよね」

 

「ユッコが必殺スキルと専用を使っている時、君の顔は『そんな挙動じゃない』って感じだった」

 

 瞬切は切った後再び同じ位置で切る技をだと思っていたし、絶刀に至っては強烈な居合切りだと……。

 

「そんな家宝を持っている君が使い切れてないのは変すぎる。アテナは……性格で持ち主を決めるらしいから、がっくも頑張れよ。グルマスとして」

 

 そう言うと、僕の肩を優しく叩き、噴水に腰をかける。オルセは。

 

 性格か……直せるのかな?

 

『あふカス! 焼きそばパン買ってこいや!』

 

「しゅみませええええ、ってオルセかよおおお! 僕悪いことした?」

 

「してないけど、うるせえから買ってこいカス」

 

「オルセの態度酷いよおおおふえええええ」

 

 マンドラマスクと青鬼の2人を見てると、平和だと感じる。

 

 

 

 

 

崩剛鬼刃(ホウゴウキバ)は、専用スキルで力を吸収するんだけど、その調整がまだ出来てないんだ。

魂を吸うだけ、武器が強くなるのは確かなんだけど――』

 

 そんな言葉が私の頭でフラッシュバックする。

 

 砂の地面を歩き、黄色い床に足を踏み入れて、階段をかけ登るとあふカスとオルセが仲良くパンを食べていた。

 

『いやぁ、あふカスのパン選びだけ上手いよな』

 

「照れるだろっ! パンだけに事実は捏ねる」

 

「…………」

 

「喋ろよおおお。すべってわるかったなあああ」

 

 なんだこいつら、ゲンソウさん私を睨んでるし。

 

 がっくに至っては、ムラサメを出して見つめてる。

 

「僕は、弱くなんかない。弱くなんか」

 

 がっく超キモい。

 

「おーい?」

 

「弱くな……え? あ。いや、何も」

 

「武器にしても無駄だよ。自身が変わらないと」

 

「聞かれてたんだ」

 

 小声でも聞こえるよ! 何気なく噴水の縁に腰をかける。

 

「何かあったの?」

 

「なんでもないよ。話しかけてみた」

 

「武器が答え返すと楽しいのにねー。そんな武器はダーインスレイヴくらいだ」

 

 あるらしいけど、私はそんなことないんだよね。なんでだろ。

 

『僕の究極だーいんすれいう。。。話しかけても答えこないよおおおおおふええええええん』

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