嫌いな人は名誉を捨ててまで抹殺しますが、仲間は大切にする所存です 作:タクティス・ハルバード=レミィ
なんで、ユッコが使うと凄く強いのに、僕が持つと使えないの?
僕がダメだから? 武器にすら嫌われてしまったのか?
僕は……武器を、信じてたのに。
『おいいいい、、、どうした? がっくってそんなに暗かったかあああ』
うるさいな、あふたは黙っててよ。
キツく目で睨む。
「はいはい、あふたさんは黙ります。ていうか、ユッコ遅くね?」
「そう? どうかなー。あふカス、勧誘してこい」
「オルセそんな事言うなよおおおお。行ってくるけどね!」
言われた通り、あふたは視界から消えた。
「なぁ、がっくも思ってるよな?」
「オルセさん……僕は何も」
「ユッコのムラサメを見たか? アレはどう考えてもムラサメの性能じゃない」
「……」
「君が持った時と、ユッコが持った時。一瞬で光の強さが変わる。何故かわかるか」
そんな事、理解したくはない。嫌だ……認めたく、なんて。
「分かってるみたいだな。ムラサメはアテナと呼ばれる神器。持ち主によって技を開いたり開かない時があるらしい」
「だよね」
「ユッコが必殺スキルと専用を使っている時、君の顔は『そんな挙動じゃない』って感じだった」
瞬切は切った後再び同じ位置で切る技をだと思っていたし、絶刀に至っては強烈な居合切りだと……。
「そんな家宝を持っている君が使い切れてないのは変すぎる。アテナは……性格で持ち主を決めるらしいから、がっくも頑張れよ。グルマスとして」
そう言うと、僕の肩を優しく叩き、噴水に腰をかける。オルセは。
性格か……直せるのかな?
『あふカス! 焼きそばパン買ってこいや!』
「しゅみませええええ、ってオルセかよおおお! 僕悪いことした?」
「してないけど、うるせえから買ってこいカス」
「オルセの態度酷いよおおおふえええええ」
マンドラマスクと青鬼の2人を見てると、平和だと感じる。
『
魂を吸うだけ、武器が強くなるのは確かなんだけど――』
そんな言葉が私の頭でフラッシュバックする。
砂の地面を歩き、黄色い床に足を踏み入れて、階段をかけ登るとあふカスとオルセが仲良くパンを食べていた。
『いやぁ、あふカスのパン選びだけ上手いよな』
「照れるだろっ! パンだけに事実は捏ねる」
「…………」
「喋ろよおおお。すべってわるかったなあああ」
なんだこいつら、ゲンソウさん私を睨んでるし。
がっくに至っては、ムラサメを出して見つめてる。
「僕は、弱くなんかない。弱くなんか」
がっく超キモい。
「おーい?」
「弱くな……え? あ。いや、何も」
「武器にしても無駄だよ。自身が変わらないと」
「聞かれてたんだ」
小声でも聞こえるよ! 何気なく噴水の縁に腰をかける。
「何かあったの?」
「なんでもないよ。話しかけてみた」
「武器が答え返すと楽しいのにねー。そんな武器はダーインスレイヴくらいだ」
あるらしいけど、私はそんなことないんだよね。なんでだろ。
『僕の究極だーいんすれいう。。。話しかけても答えこないよおおおおおふええええええん』