嫌いな人は名誉を捨ててまで抹殺しますが、仲間は大切にする所存です 作:タクティス・ハルバード=レミィ
『やめれえええええ』
あふカスが耐えきれなくて激怒した。
右手にダーインを構えてる。
まーた城下町であふたと戦うのか。
噴水に腰掛けたオルセ、がっく、げんそうは……おい、何笑ってるんだ!
私もう戦いたくないんですけどね! 特にオルセとがっく、もっと笑えよ……。
『ま、周りに被害出ても知らないよ?あふカス? もう無効化は使えない』
「周りとかどうでもいいわ! あふカスじゃねえよ!」
「あーごめんね。確か、消しゴムの角にいる人」
「消しカスじゃねーって! 角にいる人って何? 角野卓〜って予定いい?」
うーん、高揚してるのか滑ってる。
ギャラリーは、また最高潮で増えてる。賑わってるぞ。
『きゃー! 究極ダーインスレイヴよ!』
『ダーインってあれか!? レア物だぜ! スレイヴとスレイブ説があるらしいがどれなんだろうな』
『ダーイン持ってない子は可哀想ね、殺されちゃうのかしら』
うーん、ウザイ。
「来いよおおおお」
「遠慮なく行くぞ! まず武器出させて」
左手の平に黒い液体が漏れだし、ギャラリーがザワつく。
「おい、、、、ユッコ大丈夫ううう?」
片方の手で握り拳を作って、左手に擦り合わせる。
『
右手を動かして離すと、左手から引き抜く度に液体が吹き荒れる。
だが、同時にあの時見た岩のようで黒い剣が右手には握られていた。
「なんだこいつ、、、、ユッコきめえええ」
抜き終えると、左手の液体は止まった。
「おおー、私初めて使うけど、強そうじゃん」
「勝てそうにないよおおお」
『ダーインなら行けるだろ! 頑張れ! ダーイン!』
ギャラリーって宗教?
武器は心を開いてないようで、技名しか教えてくれなかった。
確か、『ダークオーラドライブ』と『裏・天地無双斬』らしい、効果は不明。
予想だと、ダークオーラで力食わせて、裏天地が必殺的な?
行ってみたらわかる。
『ダーク・オーラ・ドライブ』
特に変化はないな、モーションもないし。
「ぼくのかちいいいいい」
あふカスは、私にダーインを向けてビームを発動する。
もちろん、難なく避けると後ろのギャラリーが煙を巻きながら吹き飛ぶ。
「あぶな! あふカスは人の事考えてるのかよ!」
「かんがえて、、、ましぇええええん」
ですよねー。さて、ダークオーラドライブ使いまくってます。
「ダーインは、そんなに頻繁出来ないから持つ武器じゃない。使うならそれなりに使い手じゃないと」
「そんなこと、ユッコにわかるのかよおおお」
いつもより、軽い体に胸を踊らせあふカスに駆け寄る。
近寄り方? ジャンプですけど。
「ダーインしかないいい」
懐に回り込むと、武器の峰で腹を殴る。
「いてええ」
切りつけるという真似はしない。どうやって無力化するかだ。
「いや、試させてもらう!」
ダーインを掴み、あふたを体当たりで吹き飛ばす。
〈パワードライブ〉
「何か言った?」
気のせいかな。そのままダーインスレイヴを空に投げる。
『
私の目の前に現れた状態で、高速で切りつける!
二回振る度、一文字ずつ浮かび上がっていく紫色の滲んだ文字。
〈
脳に響く声が聞こえると、黒の粒子を纏ったホウゴウキバを縦に振り下ろしていた。
途端にダーインの背後から『無双』という文字が浮かび上がる。
〈プラス
メキメキと、ダーインに遅れてヒビが入っていく――
瞬く間に、花瓶を落とした時より細かく砕け地面に溶け込む。
「あふたーはカス、はっきりわかったよね?」
「まだ終わってねえよ」
派手に壊れたクエストボードから立ち上がると、カスはまた手にダーインスレイヴを出す。
『いい加減あふたさんに答えろ! ダーイン・スレイヴ!!』