嫌いな人は名誉を捨ててまで抹殺しますが、仲間は大切にする所存です   作:タクティス・ハルバード=レミィ

16 / 33
クエスト15お前はどちかというとダークセイント

 仲間が一人増えた。

 

 赤い浴衣を着た女の子、なんだから鳥っぽいんだよね。

 

 カモメ、フリフリしてて可愛い。

 

『鳥、がっくに挨拶してくれ、僕とユッコは勧誘を』

 

「鳥じゃないですってばー! うう……」

 

 途端に走り出すオルセについていく。

 

「ちょっまって」

 

「ダメだ」

 

 ぴたっと足を止めるオルセ。ついていくのにやっとなんだよ。

 

「はぁ……どうしたの?」

 

『なあ、グループに入らない?』

 

 ザワザワしてる城下町でそんなに移動してないけど疲れる。

 

 ん? 誰?

 

 透き通った白い髪を両サイドに結って垂らしている女の子が!

 

 サイドテール女は黄色い瞳を輝かせてる。

 

『ぐるーぷ? なにそれ。新米だから分かんない』

 

 嘘ですか? その金色に輝く鎧を纏ってるのに?

 

「新米歓迎ですが、いかが?」

 

 オルセもグイグイ行くなー。

 

「うーお願いします! 名前は……」

 

『ようこそ、デモンガックスへ』

 

 かっちり拳を揃える。

 

「玄武です!」

 

 名前からして新米じゃないでしょうがああ!

 

 心でツッコミを入れ、ボケっと見る。

 

「さて、仲間はこれくらいでいいよな、ユッコ?」

 

「あ、そうだね。うんそうだよ! もう帰ろ!」

 

「それじゃ、玄武? グルマスに挨拶しよう」

 

 おおーここは任せてゆっくり待つか。

 

 オルセに説明などをぶん投げ私は、ベンチに腰を下ろす。

 

「ふーオルセがんば」

 

 制服のシワを伸ばしつつ、どんなクエストに行くか考えている時だった

 

『私の名前は! 閃光の騎士(ホーリーセイント)だぞ!』

 

「は?」

 

 座ってから数分、私は反動で立ち上がる。

 

 声の主は、鎧こそ金色だが一式だ。しかも護光じゃなくてライオット。つまり見た目だけ?

 

 しかし、黒い(ダーク)オシリス、がオーラを放ってるね……。

 

 どちかというと、お前漆黒の騎士(ダークセイント)だろ!

 

「本当か!?」

 

「あのお方が生きておられたのね!?」

 

「サインくだっさい!」

 

 そして、噴水の方から声が聞こえる。

 

「がっく! ちと、閃光の騎士に会ってくる!」

 

「僕もいくからまってー! でも……本当にもう一度?」

 

「ほーりーせいんと? 私は興味無いですねぇ……誰だっけ?と玄武さんかな? 行ってどうぞ」

 

「幻想歌さんありがとうございます」

 

『もはや鳥ですら無くなった』

 

 幻想歌除く暗黒剣はアフタ含めて騎士に夢中だ。

 

「あっすみません! 見回りさん! トイレどこですか?」

 

 通りかかった青い鎧に身を包む警備員に声をかける。

 

『あーあちらでござ』

 

「ありがとうございま……す!」

 

 思いっきり殴る、瞬く間にナイトは重力に負けて地面に崩れ落ちた。

 

「ごめんね、鎧借りるよ」

 

 制服の上から鎧を根こそぎ取ると装備。

 

 誰にも見られてない、さすが私と言ったところか。

 

『ヘルフォートレス後のお! 歴史に名を刻んだぁあ! 私の名前は! ホーリーイイいい! セイントゥゥウ!ダぁぁあ! 光と闇が合わさって最強に見えるだろう!』

 

――いや、私が本物なんで。




次回から過去編の予定
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。