嫌いな人は名誉を捨ててまで抹殺しますが、仲間は大切にする所存です 作:タクティス・ハルバード=レミィ
『あふたはどう思った?』
「別に、、」
いつも素っ気ない態度、正直腹立つ時もある。
第1、ルルハの書斎で話す事じゃない。
書斎っていうか、殺害現場かな。
「そもそも、なんでここなんだあふた?」
「なんとなく。ルルハの事はどうでもいいけど漆黒の何か見つかるかなって」
「そんなの、既にハンター協会が採取していただろ? なのに捕まってないんだ。そういう事」
「明らかに見落としがある筈なんだ……!」
「どうしてそんなにこだわる、ルルハの事が好きなの?」
あふたは『別に』と声を変えずに言う。
「正直ルルハとか、僕はどうでもいい。漆黒と閃光に興味があるだけ」
「あふたもだよ」
ガサツにルルハの机をあふたはまさぐり、『ねぇな』と舌打ちをする。
どこに落ち込んでいるんだ。
「魔力の跡じゃ証拠になんね?」
「まぁ、なるにはなるだろう」
「ちょっと閃光に喧嘩売るわ」
「偽装はやめとけ、何も生まれはしない」
「どうせ、嘘でちたで通るし」
あふたはまるで分かってない、ルルハという人物を。
「通らねえよ。多分、即刻死刑でお役御免だろうが! ハンター協会もルルハが死んでテンパってる。犯人見つけて咎めて適当に処理したいだろよ」
「そんな事あるのか?」
「そもそもここに入る事すら認可されてねえ。バレたら犯人扱いだな。とにかく偽装でも処理すると表だけでもしていたらいいだろう」
「じゃあやめとこ」
途端に入口の開く音が響く。
「おいあふた」
「わかってる。隠れるぞ」
誰かは分からないが、僕達はタンスの中に身を隠すことにして、誰が来たか伺う。
『恥ずかしかった〜』
白い髪に白耳、そして尻尾。幻想歌? 何故ここに。
〈なんでいるんだろうな……?〉
〈わからねぇよ、、、、〉
不思議そうに幻想歌を見つめるんだ、僕達は!
恥ずかしかったってなんだろう?
〈おい、何かしだしたぞオルセ〉
ルルハの席の前に立ち、何かしている。
目を瞑り、右手を横に伸ばして。
「魔力を感じるのに……!」そう言いながらを歯を食いしばり、握り拳を左手に作る。
〈独り言言ってるぞ?〉
〈まぁ観察してみようや、、、、〉
「見えた!」
突然何も無い空間に手を入れると、風が巻き起こり、その辺の紙やホコリが舞い上がった!
〈幻想歌何してるんだ? あふたさんの僕より謎い〉
〈僕にもまるでわからない〉
『オルタ・ブレイド』
力強く引き抜くと、風が収まり既視感満載の白と黒の剣が姿を現す。
〈オルタ!?〉
〈ちょ、なんで幻想歌がそこで引き抜く?〉
『やったぁ!』と健気に喜びながら幻想歌は部屋を後にした。
ドアの閉まる音が聞こえると早速同じ位置に立つが何も感じない。
「なぜ、オルタブレイドがこんな所に?」
「わからな、、、、オルタをすげぇ使ってたの閃光くらいじゃ」
「手加減するためらしい、僕はそう聞いた」
「魔力掻き集めて幻想歌がオルタブレイド作ったなら、犯人はもう決まったってことでおけ?」
僕は頷く。
「問題はそんな技術を聞いたことない点、、、、」
「これは闇がありそうだよ。まさに」
『『
「いや、言いたかっただけだよ僕!」