嫌いな人は名誉を捨ててまで抹殺しますが、仲間は大切にする所存です   作:タクティス・ハルバード=レミィ

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クエスト20事細かな闇

『あふたはどう思った?』

 

「別に、、」

 

 いつも素っ気ない態度、正直腹立つ時もある。

 

 第1、ルルハの書斎で話す事じゃない。

 

 書斎っていうか、殺害現場かな。

 

「そもそも、なんでここなんだあふた?」

 

「なんとなく。ルルハの事はどうでもいいけど漆黒の何か見つかるかなって」

 

「そんなの、既にハンター協会が採取していただろ? なのに捕まってないんだ。そういう事」

 

「明らかに見落としがある筈なんだ……!」

 

「どうしてそんなにこだわる、ルルハの事が好きなの?」

 

 あふたは『別に』と声を変えずに言う。

 

「正直ルルハとか、僕はどうでもいい。漆黒と閃光に興味があるだけ」

 

「あふたもだよ」

 

 ガサツにルルハの机をあふたはまさぐり、『ねぇな』と舌打ちをする。

 

 どこに落ち込んでいるんだ。

 

「魔力の跡じゃ証拠になんね?」

 

「まぁ、なるにはなるだろう」

 

「ちょっと閃光に喧嘩売るわ」

 

「偽装はやめとけ、何も生まれはしない」

 

「どうせ、嘘でちたで通るし」

 

 あふたはまるで分かってない、ルルハという人物を。

 

「通らねえよ。多分、即刻死刑でお役御免だろうが! ハンター協会もルルハが死んでテンパってる。犯人見つけて咎めて適当に処理したいだろよ」

 

「そんな事あるのか?」

 

「そもそもここに入る事すら認可されてねえ。バレたら犯人扱いだな。とにかく偽装でも処理すると表だけでもしていたらいいだろう」

 

「じゃあやめとこ」

 

 途端に入口の開く音が響く。

 

「おいあふた」

 

「わかってる。隠れるぞ」

 

 誰かは分からないが、僕達はタンスの中に身を隠すことにして、誰が来たか伺う。

 

『恥ずかしかった〜』

 

 白い髪に白耳、そして尻尾。幻想歌? 何故ここに。

 

〈なんでいるんだろうな……?〉

 

〈わからねぇよ、、、、〉

 

 不思議そうに幻想歌を見つめるんだ、僕達は!

 

 恥ずかしかったってなんだろう?

 

〈おい、何かしだしたぞオルセ〉

 

 ルルハの席の前に立ち、何かしている。

 

 目を瞑り、右手を横に伸ばして。

 

「魔力を感じるのに……!」そう言いながらを歯を食いしばり、握り拳を左手に作る。

 

〈独り言言ってるぞ?〉

 

〈まぁ観察してみようや、、、、〉

 

「見えた!」

 

 突然何も無い空間に手を入れると、風が巻き起こり、その辺の紙やホコリが舞い上がった!

 

〈幻想歌何してるんだ? あふたさんの僕より謎い〉

 

〈僕にもまるでわからない〉

 

『オルタ・ブレイド』

 

 力強く引き抜くと、風が収まり既視感満載の白と黒の剣が姿を現す。

 

〈オルタ!?〉

 

〈ちょ、なんで幻想歌がそこで引き抜く?〉

 

『やったぁ!』と健気に喜びながら幻想歌は部屋を後にした。

 

 ドアの閉まる音が聞こえると早速同じ位置に立つが何も感じない。

 

「なぜ、オルタブレイドがこんな所に?」

 

「わからな、、、、オルタをすげぇ使ってたの閃光くらいじゃ」

 

「手加減するためらしい、僕はそう聞いた」

 

「魔力掻き集めて幻想歌がオルタブレイド作ったなら、犯人はもう決まったってことでおけ?」

 

 僕は頷く。

 

「問題はそんな技術を聞いたことない点、、、、」

 

「これは闇がありそうだよ。まさに」

 

『『漆黒の閃光(ダークネス・ホーリー)』』

 

「いや、言いたかっただけだよ僕!」

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