黒のIS 〜破壊の使者〜 『更新停止 リメイク予定』 作:煌酒ロード
しばらく放置していましたがこれを書き上げ次は別のを書くかなーという所で・・・
さて今回みんな大好きセシリアさんの登場です。
ちな私目は刀奈さん大好き人ですが
性格や喋り方等変わっていますが、俺はセシリアを見た時からこいつこういうキャラなら似合うんじゃね?と思っていたのをまんまぶっ込みました。
お姉さん分はあとから出てくるよ!
あれからなんやかんやあったが俺達は無事にIS学園に入学することが出来た。マスコミとか色々来るかと思ったが、束が手を回したのだろうか、誰一人来なかった。正直ブービートラップの実験ができなくて少しガッカリしたくらいだ。
そんな俺は今、
「ハァ・・・、勘弁しろっての・・・」
視線に殺されそうになっていた。秋都と同じように。
「あははは・・・、大丈夫ですか?」
「大丈夫なように見えっか・・・?コレ」
「見えないです・・・あははは」
笑い事じゃねーよと返したいが、本当に笑えないんだ。だって考えてみてくれ、全校生徒女子の学校に男子を放り込むということは完全に珍獣扱いなんだ。一夏が隣に居るからいいようなものの、これ居なくなったらプレッシャーに耐えらんねえな。
その時ドアが空いたかと思うと立派な胸部装甲をお持ちの緑髪メガネの女性が入ってきた。しかもベビーフェイス。エロゲから飛び出してきたんですかこの人は?
「おはようございます!今日からみなさんの副担任になる
すっごく元気な人だった。ああほら、元気よすぎてメロンが二つたゆんたゆんしてますよ。あと俺の後ろの女子。嫉妬オーラを送るんじゃない。後一夏、そのジト目で見るのをやめなさい。何もやましいこととか考えてないから。
そして悲しいことに先生が登場しても教室は静かなままだった。というか早く男子を紹介しろオーラで溢れていた。いや合コンかよ!
ああほら先生涙目になってんじゃん。そのままでは自己紹介を・・・とか言ってんじゃん。苛めてやるなよ。
そんな事を言っている間に秋都の自己紹介の番が来る。
「
自分を天才だと豪語してやまない奴にしては自己紹介が簡潔ではあったが、最初なんてそんな物だろうと思った。わざわざここで天才宣言して初日から浮く必要も無いだろう。
次に一夏が自己紹介をする。
「
そう言って頭を下げる。まあ無難に終わったようだ。それから少し時間が立ち、俺に番が回ってくる。
「
それだけ言って座る。その時、
「随分と傍若無人な挨拶だな。自己紹介もまともにできんのか?」
そう言って入ってくる、髪をポニーテールに纏めた、鋭い目つきのスーツの女性。
「言うことは全部言った。気になる事があれば聞きに来いともな。ここで俺が全員の質問に答えてもいいがそれだけでSHRの時間が終わるぞ?この後も授業なんだろう?」
「フン・・・、考え無しという訳ではなかったか。まあいいだろう。
さて諸君!私が今日から君たちの担任になる
まさに暴君。その超絶理論を展開した織斑千冬に黄色い声援が飛ぶ。
なぜこんな奴が人気なのか、王になるにはある程度横暴でないといけないと言ったのは誰だったか、俺はそれが正しいとは思わないが。
正直上官は賢くなくてもいい、いやむしろ変に賢しく無い方がいい。必要なのは必要な時に必要な判断ができる頭と、周囲の意見を聞くことの出来る度量だと思っている。前者が無かったとしても後者があればいい。変な話、
俺はそう思っている。
そんな勝手なことを考えているうちにSHRは終わってしまった。
特に用のない俺と一夏は次の授業の準備をしようとするが、
「少し宜しいですか?」
「えっと・・・、間違ってたらごめんなさい。セシリア・オルコットさんですよね?」
「そうですわ、貴方は織斑一夏さんでしたわね。そちらが斯波刻斗さん」
「セシリア・オルコット・・・、イギリスの代表候補性か、俺達に用でもあるのか?」
「知っていましたのね・・・。いえ、男性操縦者である貴方にご挨拶を、と思いまして」
「ソイツはどうも、改めて斯波刻斗だ。刻斗でいいぜオルコットさん」
「わかりました、私の事もセシリアで構いませんわ。刻斗さん。一夏さんも」
「じゃあセシリアさんって呼ばせてもらうね。宜しく」
「ええ、こちらこそ」
そう言って互いに握手をする。
「お二人はISについてはどのくらいご存知ですの?」
「一通りは、流石に知らないと動かせないからな」
「私も同じ」
「では今度模擬戦などお願いしたいですわね」
俺達が専用機持ちだというのは束がバラしたから知れ渡っている。だからこそデータ取りのための申し出かもしれないが、一夏には圧倒的に実戦経験が少ない。俺やらボーデヴィッヒとは模擬戦はしたが、逆に言えば俺たち意外とは全く戦ったことがない。だから有難くその申し出を受ける事にして、俺達はそこで鳴ったチャイムに邪魔される形になりながら別れた。
そして授業が始まる。
「この時間では銃火器などの扱いの基本を教えようと思っていたが、クラス代表を決めねばならんのでな。誰か立候補はいないか?推薦でもいいぞ?」
その言葉と同時に、あちこちから推薦の声が上がる。
「じゃあ斯波君で!」
「織斑君でしょ!」
「じゃあ私は織斑ちゃんで!」
当然のごとく俺も巻き込まれるわけだが。
「では候補は織斑兄、織斑妹、斯波。他にいるか?」
「お待ちくださいな」
そこに立ったのは金髪ロングの女子――セシリアさんだった。
「その人選には少し納得がいきかねますわ。
斯波刻斗さんと織斑一夏さんに関しては公式発表で専用機持ちだと公開されましたしISの訓練も受けているとお聞きしています。専用機がある以上実力は確かでしょうし異論はありません。
ですが、織斑秋都さんに関しましては専用機も無ければISの訓練もしていない。要するに実力を証明するものがありませんわ。実力がずば抜けている者がいない中でなら面白さという面を重視して秋都さんが代表でも構わないでしょう。
ですがここには専用気持ちが三人、うち一人は代表候補性です。少なくとも実力が定かではないような人間を代表にしていいような環境では無いと思われますわ」
そこで言葉を切ってそれに、と続ける。
「男性操縦者で無ければいけない。と言うのならば実力を証明するものがある斯波刻斗さんでも問題ないと考えます。
男女に拘らないのであれば実力があるという面から、私、一夏さん、刻斗さん。この三人から決めるべきだと思います。」
立て板に水とはこの事か、とでも言うように喋るセシリアさん。しかもこれ全部正論だからタチが悪い。
「じゃあ何か?僕では力量不足だと?天才と呼ばれるこの僕が?」
「力量不足ではなくそれを証明するものが無いと仰っているのですわ」
「入試の時に教官を倒した!それが僕が強者であることの証明だ!」
「入試の教官程度なら私も倒しました。あの程度訓練を受けたものなら倒せて当然です。手加減されているのですから」
「チィッ・・・、だったら勝負だ!お前を倒せば僕の力の証明になる!」
「確かに私を倒せれば証明にはなりますわね・・・、いいでしょう。その勝負受けて立ちますわ」
そこまで言ったところで教室に手を打つ音が鳴り響く。
「両者そこまでだ。オルコットの言い分にも一理ある。確かにクラス代表には実力のあるものが選ばれるべきではある。しかしそれだけでは決まらない。その点も踏まえれば私は秋都でも問題はないと思うが?」
「だーれもソイツが代表に相応しくないとか言ってないだろうが、ついでに言うとオルコットの言い分にケチつける部分なんてねーよ。クラス代表には強者であり人格者が選ばれるべきだ。っつーわけで俺はセシリアさんを推すぜ?」
流石に口を挟ませてもらう。正直に言うと俺もクラス代表をザコに任せて、一組は弱いと言われるのも癪だからな。
「少なくとも正論かまされてブチ切れるようなバカにはつとまんねーよ」
俺は軽蔑の眼差しも込めて秋都を見る。
「僕が馬鹿だというのか!」
「流石にそれは聞き逃せん!訂正しろ!」
「やっすい挑発に乗って今俺に噛み付いてるあたりバカだろーが・・・。
それとな、俺は今そこのバカと話してんだよ、しゃしゃり出てくんなよモップ頭」
「誰がモップ頭だ!私は
「どちらにせよ部外者だろうが。しゃしゃり出てくんじゃねえよ」
険悪ムードになったところでもう一度手を叩く音がする。そして織斑千冬がわざとらしく咳払いをし、注目を集める。
「そこまでにせんかバカ共!どうやら全員収まりがつかんようだしな、実力を知るという意味でも丁度いい。一週間後に模擬戦を行う!織斑兄、織斑妹、オルコット、斯波は模擬戦の準備をしておけ!この話はこれで終了だ!」
そう言われてしまってはここは引くしかない。それに妥協点としてはいい所だ。俺とセシリアさんが黙って座ると、秋都と箒も座った。
「山田先生、授業を」
「あ、はい。わかりました」
どうやら織斑千冬は自分で授業をしないスタイルらしい。担任とはなんだったのか、そう思ったがよく考えれば織斑千冬の現役時代の機体は〝暮桜〟
そのスタイルは近づいて切るというシンプルなもの。
つまり銃の扱いは専門外という事か、ならばしないのではなく出来ないのかも知れないな。
余談だが山田先生は銃火器のエキスパートらしく、この授業は大変わかり易かった。
ご意見ご感想お待ちしております!