バカとテストと僕たちの戦いはこれからだ(仮)!   作:ハッピー23

3 / 11
第二問

《指導室》

勉強合宿が始まって二日目の晩のことである……

 

「チッ……翔子め。お陰で失敗しちまったじゃねぇか……っ」

 

カリカリカリ……

 

「雄二の考えは筒抜けと言うことじゃな」

 

カリカリカリカリ……

 

「……さすが雄二のお嫁さん」

 

カリカリカリ……

 

あれ。おかしいな……いつもなら《お嫁さん》とか、似たようなワードがくると全力で否定するのに。

「今日は否定しないんだね。雄二?」

 

「今はんなことで時間を使いたくないだけだ」

 

「……確かに」

 

「ワシはなぜか皆より少ない量じゃが……」

 

鉄人に渡されたプリント計五十枚……。回りにいるFクラスも叫んでいる。

 

『いやだぁ~!』

 

『こんな地獄に耐えれるはずないだろ!』

 

『もう、どうにでもなりやがれっ!』

 

あ、誰かが脱出を試みようとしているみたいだ……。

 

『フンッ』

 

『ごはぁ……っ!!』

 

『『『福村~!!』』

 

……逃げ出そうとした福村君が見事に吹き飛ばされる。

 

「バカだなぁ。鉄人が出入口にいる限りまず不可能だと言うのに……」

 

よいしょっと……

 

「ま、待つのじゃ明久!?お主は何をしようとしてるのじゃ!?」

 

「……もう、いっそのことさ。鉄人に返り討ちにあって気絶でもした方が楽になれると思うんだ」

 

「「……」」

 

「待つのじゃ雄二!ムッツリーニ!?なぜお主らまで立ち上がっておるのじゃ!?」

 

「……勉強なんてしてられるかっ」

 

「ああ、そうだ。こんなとこで監禁されて寝られない夜を過ごすなんて出来るかってんだ!」

 

「雄二、ムッツリーニ……」

 

「……明久」

 

「行くぞっ!」

 

視線を出口にいる鉄人へと向けて僕たち三人は突撃の覚悟を決める。

 

「「「ウオォォ!!」」」

 

このあと、返り討ちにあったのは言うまでもない……。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

《女子部屋》

 

 

「一人って暇ね……」

 

カリカリカリ……

 

私は部屋で自習をしながら呟く

本来いるはずの二人は覗き犯撃退のためにお風呂に遅れて入り、もう二人は本来の時間に……遅れて入った二人と一緒に入浴中である。でも、もうそろそろ帰ってくるかしら?

 

「よし、今日はここまでにして終わりにしようかな」

 

座りながら背伸びをして、そのままの勢いで寝転ぶようにして倒れる。と、思ったとおり……

 

「「「「ただいま」」」」

 

寝転んだとほほ同時に部屋のドアが開いた。

 

「あら?皆早かったわね」

 

「あれれ?優子がだらしない格好してる」

 

「流石に息抜きしないとやってられないものよ?愛子」

 

普段は家でしか見せないような格好をしてるのは自覚している。仰向けになったまま話すなんていうグウたら姿で話すなんて、秀吉や家族以外は初めてだ。

 

「息抜きって大事ですもんね」

 

「……勉強のやり過ぎもよくない」

 

「ここに全員揃うとウチだけ場違いな気がするわ……」

 

島田さんが自分の回りを見渡している。

まあ、確かにAクラス三人にAクラス候補だった姫路さんに囲まれてると落ち着かないかもしれない。いや、私が逆の立場なら落ち着かないはずだ

 

「あまり気にしない方がいいわよ島田さん。AクラスだからとかFクラスだからといって別に接し方とか変わらないから」

 

「それは…どうもありがと」

 

なぜか感謝される。別に御礼を言われるようなことは言ってないと思うけど?

 

「そういえば愛子」

 

「ん、なにカナ?」

 

「愛子はなんで吉井くんの方に行ったの?代表ならまだしも、愛子との繋がりがわからないんだけど」

 

そう尋ねると、「う~ん……どうしようカナ?でも言わない方が面白そうだしな~」とボソボソ言い出した。何が面白そうなのか、そこが一番気になるところだ。

 

「……まあ、ナイショかな♪」

 

「愛子らしい答えをどうも……」

 

はあ、と溜め息をつき会話を続ける

 

「それにしても、盗撮の次は覗きだなんて……最低ね」

 

「ウチのクラスの男子が迷惑をかけてごめん」

 

「別に構わないわよ。むしろ私はなにもしてないし、今日追い払ってくれたのは皆でしょ?逆にお礼を言わなきゃ」

 

私は「ありがとね」と皆にお礼を言う。

 

「でもですね木下さん」

 

「どうしたの?」

 

何か迷っているような顔で姫路さんが話してくる。

 

「初日は明久くん達がカメラを設置したと思ってたんですけどね……」

 

「そうなのよ。よくよく考えてみればアキはあの日、瑞希のお弁当の後に眠っちゃってね?確かこの合宿所に着くまでは起きてなかったはずなのよ」

 

「それじゃあ、ここに着いてすぐにでも起きて土屋君にでも頼んだんじゃ?」

 

「いや、それができそうもないのよね……」

 

なんでその時に気づかなかったのだろう、というような少し罪悪感のある表情で続ける島田さん

 

「ほら、ウチたちFクラスは皆ギリギリに着いてたでしょ?」

 

「確か着いてすぐに晩御飯を食べて、その後にすぐお風呂の時間でしたよね?」

 

「そうね。ついでにお風呂の時間までにあった時間は一時間ちょっとかしら?」

 

そういえばその間に秀吉だけうろちょろしていた気がする。

 

「その間見たのって秀吉だけだったわね。同じ部屋にいるはずの三人は一度も見ていない」

 

でもそれじゃあ……

 

「秀吉が部屋にご飯を運んで、他の三人がカメラを仕掛けに行ったんじゃないの?」

 

出来ないというより出来ない訳がないと言うしかない。

 

「アハハ、優子でも分かってないことがあるんだね♪」

 

え……?

 

「確かね~こんな事があるかもしれないからって、教師が一人は廊下に出てたはずなんだよね」

 

「……つまり、盗撮の犯人は雄二や吉井達じゃないかもしれない」

 

「それに、西村先生に聞く限りでは、西村先生が木下君に明久君と側にいた坂本君と土屋君にご飯をて来るようにって、言ってたみたいですし……」

 

「なんか先生の言い方だと、アキ達の部屋をしばらく監視してた感じがするのよね……」

 

「……カメラを仕掛けに行くにしても、西村先生や他の先生が集まったのは食事の終わり」

 

「教師が集まったとしても十分やそこら……。仕掛けに必要な時間が短すぎる。お風呂場に盗撮カメラを仕掛けて部屋に戻る時間がないわけね」

 

じゃあ誰がってことになるんだけど……

 

「でも、それじゃあなんで覗きなんてしようとしてるのかしら?」

 

「……わからない」

 

なぜか遠くを見てこちらを向かない代表。何か隠してそうで気になる。ていうか、何か代表と愛子は知っているな?

 

「何を隠してるかはわからないけど……、いまは聞かないでおくわ」

 

どうせ教えてもらえそうにないし。

 

「さあ、今夜はもう寝ましょう?」

 

まだまだ合宿も始まったばかりだし、二人が隠してることもわかるかもしれない。わからなければわからなかったで私はそれで構わないしね。

 

こうして、二日目の合宿は終わった……。




……本当に駄文って思います……すみません。


まあ、とりあえずこれからのことですが……、明久×優子にできたらなと思っています
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。