バカとテストと僕たちの戦いはこれからだ(仮)!   作:ハッピー23

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第三問

《三日目》

 

 

僕はどうやら眠ってしまっていた……というよりも、やはり気絶してきまっていたらしい。目覚めると自分達の部屋に寝かされていた。

 

「……え?」

 

あの鉄人が皆を部屋に運んだ上に布団まで敷いてくれているだと……っ。

 

「なんか気持ち悪い!?」

 

想像できない!っていうかあまり想像したくない!

なーんて、なんとか想像しないようにしていたところで。

 

「うっ…どうした明久……」

 

「……朝からうるさい」

 

「あ、ごめん」

 

声を出しすぎたようだ

 

 

 

~着替え中~

 

 

着替え終えた僕たちは部屋の真ん中に集まった。

 

「これってどうなってるんだろうね?」

 

「どうなってるんだろうな」

 

「何かあったのかのう?」

 

「……わからない」

 

起きたときは寝惚けていたのか気づいてなかったが……。

 

「なんで、召喚フィールドが使われてるのかな」

 

僕たちは召喚システムが起動してることに気づいた。何か力仕事でもしなきゃならないことでもあるのだろうか?

 

「明久」

 

「どったの雄二?」

 

「召喚獣を出せ」

 

「ん?別にいいけどさ……『試獣召喚』!」

 

一体僕になにをやらせる気だろう。

 

「ムッツリーニは明久の召喚獣にカメラを」

 

「……了解」

 

「どうして召喚獣にカメラを持たせるのじゃ?」

 

「まあ、あとになれば分かることだ」

 

「「「???」」」

 

訳のわからないまま時間は過ぎる……。一体なぜ召喚獣を出させたんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

 

 

 

 

『ーーと、言うことですので昼過ぎまではフィールドが展開しています。召喚獣を遊び半分で出さないようにしてください』

 

……なるほど。

 

「僕たちのせいで召喚システムが少しおかしくなっちゃったんだ」

 

「まさか合宿で、召喚システムをこんなにも使うとは思ってなかったんだろ。お陰で仲間集めができる」

 

「……可能性を考えてなかった教師陣のミス」

 

「確かに。今は先生からも女子生徒からもマークつけられちゃってるもんね」

 

隙を見て召喚獣さえ廊下に出せたら、あとはカメラ越しだけど操作していけばいいだけだし。このチャンスを生かさなきゃ。僕たち本人は監視されていても、こうして干渉できる召喚獣がいる限り、仲間を増やすという作戦は実行できる。

 

「おっと、そこがDクラスとEクラスの教室じゃ」

 

「じゃあ開けるよ」

 

ガラッとあまり音をたてないようにドアを開け、先生が近くにいないか確認。そして、いないことを確認したあと、近くの男子にある手紙を渡す。

 

『ん、なんだ?召喚獣……って、コイツあの吉井の……っ!?あん?手紙を開けってか?……ったく。え~っと、なになに……』

 

手紙に目を通していくDクラスの男子生徒。

 

『で、最後は……写真?……「ぶふぉ!?」』

 

画面越しにDクラスの生徒が、目の前で秀吉が吹き出した。

 

「いつの間にあのような写真を撮ったのじゃ!?」

 

秀吉の浴衣姿(はだけver)の写真だ。これを見て興奮しない男子生徒はまずいないだろう。

 

『……よし、この事は代表に言っておこう』

 

僕は召喚獣に頷くように操作する。

 

『でも、D、Eクラスだけでいいのか?A~Cクラスにも助けてもらえば……』

 

今度は首を横に振らせる。雄二が言うには……って言うか、僕も皆もだけど、その三クラスは最終手段として残しておきたい。だって、まず説得からして面倒くさそうだし……。

 

『そうか、まあこの手紙の通りには動くようにするよ』

 

用が済んだので僕はまた廊下へと召喚獣を向かわせる。なんか、妙にスムーズにいきすぎて怖いな。

 

「……明久!召喚獣を隠れさせろ!」

 

「ほへ?」

 

ムッツリーニが焦っている?僕はとりあえず、手紙を渡した男子生徒がいた机の下へと隠れさせる。一体何があるって……っ!

 

「……おはよう雄二」

 

「あ、ああ、おはよう翔子……」

 

霧島さんが、いつの間にっ!?

 

「……何してたの?」

 

「な、何って……そりゃ勉強をだな」

 

「へぇ~、そのわりにノートが真っ白なんだけど?」

 

まずい、霧島さんに連れられて木下さんと工藤さんまで……。

 

「おはよームッツリーニくん。調子はどうかな♪」

 

「……快調…」

 

メンバーが別れていく。雄二は霧島さんに、ムッツリーニは工藤さんに話しかけられて……。

どうしよう、自分がどうするべきかわからない。

 

「あら?吉井くん。その教科書の間に挟んでるのは『あ、姉上!ちょーどいいとこに来てくれたのう!』……はい?」

 

秀吉が焦りながらもお姉さんの注意を引いてくれた。グッジョブだよ秀吉!僕は誰も見ていないのを確認してカメラを隠す。

 

「どうしたのよ秀吉?今のあんたおかしいわよ?」

 

「まあ、気にせんでおいてくれ……」

 

どうやら隠したところを確認したらしい。適当に秀吉は秀吉のお姉さんとの会話を止めた。

 

「……ふぅ、別にいいけどね。ところで吉井くんの教科書に挟まってるのって……」

 

「ほら、僕の筆箱だよ」

 

少し小さめの黒色の筆箱を教科書の間から取り出した。いきなり有ったものが無くなれば、疑問に思い怪しまれるかもしれない。だから、隠したと同時に近くにあった自分の筆箱を教科書に挟んだ。

 

「なんで挟んでるの?」

 

「いやー、ついついウトウトしちゃう時があってね。そんな時はよく教科書を閉じてしまって、同じところを開くのが面倒くさいんだよ。だから、すぐわかるように何かを挟んでるのさ」

 

結構適当に答えたけど大丈夫だろうか……。

 

「そうなんだ。……吉井くんって少しは真面目なところがあるのかな?」

 

そんなことをいいながら、僕から視線を外して、秀吉に問いかけているようにそちらに視線をうつす。

 

「……そうじゃのう。やるときはやるのではないかの?」

「ふ~ん……」

 

「な、なんでそんなにジロジロ見るのかな?」

 

「別に……まあいいわ。私たちが来たのは少し確認したいことがあるだけだしね」

 

「「「「……!!」」」」

 

木下さんの言葉に全員の動きが止まる。

 

「ね?代ひょ……う?」

 

「……なに?優子」

 

どうやら雄二が霧島さんにアイアンクロー掛けられている姿に見慣れていないらしい。いや、見慣れている方がおかしいんだけども……。

 

「代表……放してあげて。そろそろ坂本くんの頭蓋が割れそうで恐いわ」

 

普通じゃあり得ないような音が確かに聞こえる。最近の女の子は、頭蓋からメキメキと音を響かせるほど握力が強いのだろうか?

 

「……でも」

 

「放しなさい」

 

「……わかった…」

 

木下さんのお陰でアイアンクローから解放された雄二。暫くの間起き上がれそうにないようだ。

 

「……はあ、しっかりしてよ代表。愛子はあんな調子だし、代表ぐらいちゃんとしてくれないと困るんだから」

 

そういえば、と先程ムッツリーニと工藤さんが離れて行った方向を見る。……ムッツリーニがすごい勢いで鼻血を噴出きているのが確認できた。大丈夫だろう。ムッツリーニはいつも輸血パックは手放さないから。

 

「それでね。聞きたいことなんだけど」

 

「な、なにかな……」

 

秀吉と視線が合う。ムッツリーニや雄二に頼れないいま……どうやって切り抜ければいいのかわからない。風呂覗き関係のことじゃなければいいんだけど……。

 

「あのね、なんで吉井くん達は女子のお風呂なんてーー」

 

と、ここで助け船がやって来た。

 

「おい、霧島と木下。私語は慎むように。今は自習とはいえ授業中だぞ」

 

アンタが助けてくれるなんて予想外だ鉄人。でも助かりました!

 

「すいません……」

 

「……優子。まだ時間はある」

 

「そうね。なにもこの時間に聞かなくってもいいんだしね」

 

このあと、霧島と木下さん二人はなにも言わずに手を振って離れて行った。

 

……やっぱり風呂覗きのことか

 

「どうする雄二?」

 

「痛つつ……どうするもこうするもねぇだろ」

 

「それじゃあ、何を言われても自分の欲のために覗くんだ、と言えばいいのかな」

 

 

「盗撮、盗聴の犯人に勘づかれないめにはそれしかないな」

 

一体どこまで落ちぶれたらいいんだ僕……。

 

「だが、覗きなんて今日で終いだ」

 

僕、雄二、秀吉の三人は(ムッツリーニ輸血中)目を会わせ覚悟を決める。さあ、僕らの幸せのために勝負だ!

 

 

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ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

 

「ーーで、言い残したいことはありますか?」

 

「「……ありませんですはい」」

 

一体自分達の覚悟というのはなんだったのだろうか……。雄二の作戦は全て霧島さんに読まれてしまいオマケに学年主任の高橋先生が女子勢に加わり勝てるわけもなく……

 

「ウェルカム」

 

後ろからゴリラのようなでかい手が僕と雄二の方におかれることとなった……。

 

残るは明日……明日で作戦を成功させないと、僕と雄二に明るい未来はやってこない。

僕たちは、とある部屋でまた鉛筆を握る……。第三問




はい、久しぶりの投稿です。
最近全てにおいて、考えることを蜂起していたため駄文すら書けないままでした。
そんなやつが書いてるやつですが、暇潰しにでもなってくれたらいいなと思ってます。
よろしくお願いしますm(__)m
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