バカとテストと僕たちの戦いはこれからだ(仮)!   作:ハッピー23

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いや~…久しぶりの投稿です。
以前よりも駄文になってないかという自分への疑問……。
まあ、こんなアホな自分が書いているものですが、それなりに内容を理解してくれれば嬉しい限りです。


第五問

~明久side~

 

 

「なんて格好でここに……!?」

 

うわわ……どうしよう!?

僕は何か誤魔化せないかと焦る。

 

「お願い!叫ばないで!叫ぼうとしないで!?」

 

小声で僕は、木下さんがドア越しにいる鉄人に助けを呼ぼうとしているのを止めようとする。

 

「嫌よ。まず女子部屋に近づくだけでもおかしな行動なのに。しかも、パ、パンツ一枚って変態過ぎるわ!」

 

顔を少し背けてあまりこっちを見ないようにしている。……ん、少し顔が赤くなってる?まあ、他人のこんな姿を見るってそれなりに恥ずかしいか……。見られる僕もだけど。

 

「って、ちょっと待って呼ばないで!?」

 

今の木下さんに、ジェスチャーで「黙っててお願いします」なんて通用しない!じゃあどうすれば?と、頭に浮かんだ行動をとる。

 

「え?きゃ……ふぐっ!?」

 

「お願いします!どうか見逃して……あれ?」

 

パンツ一枚の男が女の子を床に押し倒して口を押さえる……。って、まるで変態そのものだ!?

 

「ふぁ~。どうしたの優子~……えっ?」

 

しかも見られた!?

 

「え~っと……これには深いわけがあって、決して工藤さんが考えてるようなことをしようとは思ってないんだけど……」

 

めんどくさいことになった……!見られたこと自体が余計変態扱いされるというのに、まさかここで工藤さんがくるなんて!?

 

「ふむふむ……」

 

工藤さんはあごに指をあて現状を確認している。木下さんはというと、僕と一緒に工藤さんの判断を待っているみたいだ。

 

「二人で楽しむのもいいけど、もっと静かにね~♪」

 

「「おかしいでしょ!?」」

 

「アハハ。……うん、優子。吉井くんを匿ってあげようよ。どうせ、あっちにいる西村先生から逃げてるんでしょ?」

 

へっ……?

 

「なっ、どうしてよ!」

 

「別にこの部屋に入ってきたのも、優子を押し倒したのも悪気があった訳じゃなさそうだから、じゃダメかな」

 

「……」

 

じっと僕の顔を睨み付けてくる木下さん……。正直辛い……。

 

「……はぁ、まあいいわ。確かに悪気があったようには見えないしね……」

 

「ありがとう。助かる「でも……」……はい?」

 

「次に何か仕出かしたらわかってるよね?吉井くん?」

 

目は笑ってるのに、全く笑ってるように思えない……。

 

「ホイ、吉井くん」

 

「え?あ、浴衣?」

 

「まだ余ってたからね。それに」

 

それに?と僕はハテナを頭に浮かべる。

 

「あ、アキ!?」

 

「吉井くん!?な、なんで……!?」

 

なるほど……二人がいるからか。でも、工藤さん……どうやら遅かったようだ。この後、着替えさせてもらってから美波と姫路さんは、しばらく顔を合わせてくれなかった……。

 

 

 

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

数分後……。

 

「で、吉井くん?どうしてこんなところに来たの?」

 

「え~っと……信じてもらえるかわからないんだけど」

 

とりあえず、霧島さん侵入と清水さんの暴走についてを四人に話すことにする。

 

「「「「……」」」」

 

「信じてもらえますでしょうか……?」

 

黙り混んでるぶん不安が高まる。

 

「いや、信じるも信じまいも……」

 

「「「ねぇ?」」」

 

「ん?」

 

「代表がここにいない時点で、吉井くんの言ってることを信じるしかないと思うんだけど?」

 

「いや、もしかしたらタイミングよくトイレに行ってるとかかもしれないのに……」

 

「まさか、吉井くん嘘をついたのかしら?」

 

しまった。本当のことを言ってるのに余計なことを言ってしまった。

 

「う、嘘はついてません!事実を言いました!信じてください!!」

 

「アハハ、吉井くんって素直だよね」

 

「だから危ういのよ……」

 

「そこが良い所でもあるんですけどね」

 

工藤さんと姫路さん、それと美波が少し苦笑いで話す。なんか複雑な気分だ。

 

「でも、気をつけなさい吉井くん。こんなことばかりしてると退学させられちゃうかもしれないのよ?今回は黙っててあげるけど」

 

「あはは……そうしたいのはやまやまなんだけどね」

 

「覗きの件もまだすんでいないんだから……」

 

「……まだ覗きにこようとしてるの?」

 

「「「「「いつから!?」」」」」

 

いつのまにか霧島さんが帰ってきていた。

 

「き、霧島さん……鉄じ、いや、西村先生と会わなかった?」

 

「……大丈夫。なかなか眠れなくてトイレに行ってたことにした」

 

成る程その手があったか。

 

「……それより、また来るの?」

 

「まさか、最後の最後までそんなバカなことしないわよね?吉井くん」

 

「アキ?もしその気なら逃がさないわよ?」

 

なぜかさっきよりも状況が悪化したような気がする……。

 

「い、いや~…どうなんだろうね」

 

「吉井くん?」

 

「……吉井」

 

「……わかったよ。答えればいいんだね?」

 

どうせなんだ。別にこのメンバーにばらしたって構わないや。どうせ犯人はこの中にいないと思うし。工藤さんを少し疑ってもいたが、そんなことをしそうには思えなくなった。

 

「僕たち男子はーーー」

 

少し間を置いて続ける。

 

「最後の最後まで諦める気はないよ」

 

部屋に沈黙が訪れる。

まあ、予想通りかな?でも、いまから言う言葉はどうだろうか?

 

「……って、言っても本当の目的が違うんだけどね」

 

「え?」

 

「本当の目的はある人物を探すことなんだ」

 

「……ある人って誰?」

 

「さあね。それがわからないから探すんじゃないか。僕たちがわかっているのは女子だということだけさ。あとは、見にくいところに火傷の後があるってこと」

 

「でも、探すだけならわざわざ覗きなんてしなくたっていいんじゃない?」

 

木下さんの言ってることはもっともだ。

 

「……最初はそんな気はなかったよ。でも、勝手に人の話も聞かないで盗撮の犯人扱いしたうえに、拷問のように痛め付けたのはどこの誰さ?」

 

そう言うと、この場の全員が黙りこむ。

 

「覗くなんてそんなことをしなくても探しだすつもりだったよ……。でも、日頃の行いが悪かったにしても、人の話を聞かずにあそこまでされたんだ。どうせ盗撮疑惑をかけられるんだったら、堂々と女子風呂を覗いてやろうってなるよ。……ま、僕のメインは人探しだけどね」

 

あれ?なんか暗くなってるような?少し言い過ぎただろうか……。

 

「「……ごめんなさい」」

 

「いや、わかってくれたんならいいよ美波、姫路さん」

 

「……吉井、ごめんなさい」

 

「え、なんで霧島さんまで!?」

 

「ボクたちもゴメンね吉井くん」

 

わからない。なんでAクラスの三人も謝るんだ?この三人は少なくとも関係はなかったはずだけど?

 

「私たちも悪かったわ。話は聞いてたけど、私たちも私たちで止めなかったんですもの。よくよく考えれば、確信もないのに疑った私たちも悪かったし……」

 

「いいよ、ぜんぜん構わないよ」

 

とりあえず場の空気を変えるために話題を覗きのことに戻す。

 

「ってことで、僕たちは諦めないからね」

 

「……吉井。覗きなんてしなくても私たちがその人をさがしたら、どう?」

 

「……それはダメだよ。その人に僕ともう一人が弱味を握られてるからね。自分達の力でなんとかしなくちゃ」

 

「弱味を?」

 

「詳しくは言えないけどそういうことなんだ。だから、僕たちは実行しなくちゃならない。僕たちの日常のために」

 

メイドパンチラ写真をばらまかれたら人生終わりだ。恥ずかしくて死んでしまう。

 

「でも、だからといって手は抜かなくていいからね」

 

「「「「「え?」」」」」

 

「別に協力がほしいって訳じゃないしね。それにメインじゃなくても、ここまで来たら皆は女子風呂を覗かないと気がすまないだろうし……」

 

なんかまた気まずい空気が漂った。

 

「ま、だからさ。皆は僕たちを阻止してよ。じゃないと本当に申し訳なくなるよ」

 

あははっ、と皆か笑い合う。

 

「アキって本当にバカよね」

 

「なんでいきなりバカにされるの!?」

 

「いや、明久くん?多分変わってるよね、ってことだと思いますよ?」

 

「そだね~。別に言わなくてもいいことを嘘とかつかずに素直に言っちゃうし」

 

「今回のことなんだけど、阻止してくれって、頼むかしら普通?じゃあ、なんのために数を増やしてるのかしらね……ふふ」

 

「……吉井らしいかも」

 

「しょうがないじゃんか!自分でなんとかしないと、誰も信じてくれないんだもん!」

 

だから、日頃真面目にしなくちゃいけないのはわかってるけど……。

 

「とにかく!そういうことだから、皆気は抜かな「ブー、ブー……」ケータイ?」

 

「……私の。雄二からだ」

 

そう言うと電話をとる。

 

「……もしもし?」

 

『無事に戻れたみてぇだな』

 

「……ありがとう」

 

『いや、それはいいんだが明久にかわってくれ』

 

僕に?

 

「もしもし雄二。なんでここにいるってわかったの?」

 

『そりゃわかるだろ?』

 

そう言った途端、天井から人らしき影が降ってきた。

 

「……明久、余計なことを言い過ぎだ」

 

「ムッツリーニ!?」

 

しかも、現れたと思ったら何かを探し始めている。

 

「……やっぱりか」

 

そういうと、誰かの荷物から黒い何かを取り出した。

 

「それは?」

 

「……盗聴器」

 

後ろから「美春の仕業ね……」と美波の呟きが聞こえた。ああ、そういうことか。

 

「でも、もう聞かれちゃったんじゃ……」

 

「……大丈夫。清水は鉄人に捕まっていた」

 

成る程ね。いま壊しておいたら大丈夫なわけか

 

『で、ムッツリーニ?だいたい犯人がわかった気がするんだが、どうすりゃいいと思う?』

 

「……勝負を決めるなら明日がいい」

 

『……だな。よし、明久と一緒に帰ってきてくれ』

 

ムッツリーニにケータイを渡してからの会話が聞こえない。いったい雄二と何を話してるのだろうか?

 

「……霧島」

 

と、霧島さんにケータイを返すムッツリーニ。

 

「……明久。帰るぞ」

 

「もしかして……上から?」

 

頷くムッツリーニ……なんか汚そうであまり行きたくない。

 

「はぁ……わかったよ。迷惑かけるのもなんだしね」

 

とりあえず、ムッツリーニについていき押入れから天井裏へと上がる。

 

「ちょっと吉井くん?」

 

「へ?」

 

「明日は全力で止めてやるからね!」

 

木下さんの声が天井下から聞こえた。

 

「……明久。本当に余計なことを」

 

「あはは……でも、ね?」

 

「……しょうがないか」

 

僕たちは何も言わずに天井裏から部屋へと戻った。

 

さて、最終決戦……犯人を捕まえることができるのだろうか?

 

 




あと、最後に……。
予定では、というか本当に気分で自分の好きなアニメなどを取り入れたりして、コラボさせていきたいと思っています。いまよりも内容がおかしくなったり変になったりするかもしれませんが、よろしくお願いします。とりあえず、コラボは覗き編が終わってからですね。
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