バカとテストと僕たちの戦いはこれからだ(仮)! 作:ハッピー23
「ん~……」
「どうしたの?」
いま僕は、夜道を木下さんと二人で歩いている。なんというか、色々と複雑だ。
「いや、別になにもないけだけどさ」
「……ふーん」
まず、学園では敵だったわけだし、まともに会話もしたことないし……。なんでこうなったのだろうか。いや、多分きっかけは昨日の夜なんだろうけども……。
「ねえ、吉井くん?」
「なにかな?」
「争い事がなくてよかったわね」
「どうしたの突然?」
「だってさ、昨日のこと思い出しただけで笑えてきてね」
そういえば、確かにこっちは覗きに行く気満々だったわけだし、木下さんも最後に……。
「あはは、確かにね」
「なんかねぇ…不思議だわ。あなた達を見てると」
最後に「なんだか秀吉が羨ましくなってきたかも」なんて言ってくれた。少し嬉しいかな?
こんな感じに話していると
「ここがチェックポイントだね」
旅館へ続く道の途中に、禍々しさを醸し出している召喚フィールドが展開されている。肝試し用に調整したのだろう。
「……これって召喚獣も妖怪みたいになっているのかな?」
「気になるなら召喚してみれば?」
「そうだね、試獣召喚(サモン)!」
「「……」」
……え、仮装?僕の召喚獣が、学ランから甲冑へと変わっている。しかも、召喚獣の体より、さらに小さな馬に乗っている?
「これ……「えいっ」って、えぇぇ!?」
痛い!なんか地味に痛いよ!?召喚獣の頬をつねる木下さん……なんで?
「急につねらないでよ!?」
「え?あ、ごめんなさい。なんか触ってみたくて」
最近の『触る』っていうのは、つねるということなのだろうか?そうして、しばらくする(いまだに頬をグニグニされている)と、ポロンと……え?
コロン……カラカラカラ………
首がとれた。
「キャアアァァァ~!?
「ギャアアァァァ~、僕の首がぁあぁぁ!!?」
しかも、転がり落ちた後……、その首はこちらをずっと見ていた。怖い!なにこれ!?
「ハァハァ……ビックリしたわ」
「落ち着くの早いね木下さん……」
普通なら、もうちょっとパニクっていてもおかしくないっていうのに……。
「とりあえずフィールド外へ出るよ」
そういって僕は数歩後ろへ下がった。もちろんフィールドの外へ出たので、首の取れた召喚獣も消えた。
「まさか、先生は使わないよね……」
「多分ね」
僕の召喚獣みたいなビックリがない限りは、ただの仮装召喚獣だし、可能性は低いかな?
「さて、なんか色々と想定外のことがあったけど……」
「そうね、行きましょうか」
僕たちは、また足を進める。
「そういえば、誰もいないよね。前にも後ろにも」
「そういえばそうね?まあ、私たちの前は急いで駆け抜けて行ったんじゃない?後ろは代表と坂本くんでしょ?」
「なるほどね。それなら少し納得だよ」
きっと雄二は辛い目にあってるだろう……。
『……吉井』
すると、急に肩に手がおかれた。
『welcome』
「て、鉄人!?」
ボカッ
「西村先生と呼べ」
狼男の衣装を着た鉄人に殴られた。
「ったく、何度言えば直るんだお前は」
多分、いくら直せと言われようが直らないだろう。
「西村先生お疲れさまです」
「おお、木下。このバカに何かされたら俺に言うんだぞ?しっかり指導してやるからな」
「僕はなにもしませんよ!」
鉄人が笑ながら変なことを言っている。いったい僕が何をするというんだろうか。
「お前ら、ここから目的地までは一本道だが、気をつけて行くようにな」
「鉄じ……ゴホン、西村先生は待機ですか?」
「ここを全員通過するまではな」
ゴンッ、とまた殴りながら「さっさと行け」と、また茂みに隠れていった……。
「うぅ……ひどいよ」
「ちゃんと呼ばないからでしょ?」
やれやれと言って歩いていく。
この後も、大島先生、布施先生と色々なオバケ役が登場した。
「それにしても、以外に長いわね」
「結構歩いたのにね……」
歩いても歩いても召喚フィールドさえ出れない。もうそろそろだと思うんだけどなぁ?しかも、霧が出てきたぞ?
「はいはーい、こっちだよこっち」
「「え?」」
「だがらこっちだよって」
すると、急に目の前に女の子が現れた。
「あの、君はいったい……?」
「私は『因幡 てゐ』。あんたらが目指してる旅館の案内人さ」
可愛いようでいて、少し不気味な笑みを浮かべた少女と出会った。
とりあえず、少しだけ東方とのコラボを考えてます。
他にも色々と知っているものは、知識が低くても混ぜていきたいと思ってますのでよろしくです。