オタク剣士がIS学園で剣技を舞う!   作:ケルさん

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初投稿です。皆さんに面白いと思ってもらえるような楽しく読んでもらえるようなものを書けるように気合い!入れて!いきます!のでどうぞよろしくお願いします!


プロローグ オタク剣士と世界最強

ここはIS学園。女性だけが使える兵器IS[インフィニット・ストラトス]の操縦者を育成する学校である。今日は入学式だったようで今は放課後である。

 

「ふぅ…………」

 

場所は職員室、自分の席で一息ついているこの女性教師は織斑千冬。元日本代表のIS操縦者で《世界最強》や《ブリュンヒルデ》などと呼ばれたりしている。今はこのIS学園の1年1組の担任をしている。

 

「お疲れ様です、織斑先生」

千冬「ん?あぁ……山田先生か」

 

彼女に声をかけながらコーヒーを渡してきたのは同じ1年1組の副担任の山田真耶。彼女も元日本代表で実力も高く千冬も認めているほどである。

 

千冬「しかしこの先不安だな……あいつらは」

真耶「そうですねぇ……胃のライフもかなりヤバいですし……」

 

それぞれ愚痴をこぼしながら一息ついている時だった。

 

ドゴオオオオオオン…………

 

轟音と共に巨大な水柱が上がったのは。

 

真耶「ブフッ!?」

千冬「うん?」

 

真耶はコーヒーを吹き出して、千冬は一瞬だけめんどくさい的な顔をして振り向いた。その方向には一本の水柱が螺旋状に空高く上がっていた。

 

千冬「なんだアレは?」

真耶「ゲホゲホッ……水柱でしょうか?でも不自然な感じです……」

千冬「やれやれ……少し様子を見てくる。山田先生はここに待機してくれ。生徒達にも知らせないように」

真耶「わかりました、お気をつけて」

 

千冬は一気にコーヒーを飲み干し職員室を後にした。

しかし、この時水柱を見て驚いていたのはこの2人だけではなかった。

 

「…………なぁにあれぇ?」

 

扇子を持った女性は螺旋状の水柱を見てただ唖然とするだけだった、後に水柱の犯人と出会うことになるのだがそれはまた別の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少々遡り、ここは本土のIS学園行きのモノレール駅の近くの砂浜。そこで1人の少年が剣術の特訓をしていた。

 

「995……996……997……998……999……1000!!」

 

汗を流しながら岩を3つ突き刺した棒で素振りしているこの少年の名は月島剣護。

足まで伸びている黒髪をしめ縄の髪飾りで一本にまとめているのが特徴の少年である。

 

剣護「ふぅ……さてと」

 

素振りを終えた剣護は近くに置いてある刀を持って海の近くに立つと

 

剣護「流れを読み……掴む……」

 

教えられたことを反芻しながら刀を脇に構える。

 

剣護「月島流……富嶽山嵐!」

 

そして構えた体勢から巻き上げるように斬り上げた。放たれた斬撃は海水を巻き上げ螺旋状の水柱を作り空高く上がった。

 

そう、千冬達がみた水柱は剣護が作ったものだったのだ。

 

剣護「ふぅ……上出来っちゃあ上出来かな、まだまだじいちゃんやご先祖様に比べりゃまだまだだけど」

 

剣護は空高く昇る水柱を見てそう呟いた。

 

剣護「さてと次は……呼吸の練習かなぁ……これも竈門のじっちゃんには遠く及ばんし……」

 

そう言って腹に手を当てると深呼吸から呼吸の練習を始めた。

 

剣護「スゥ…………フゥー……確かじっちゃんの呼吸は風の逆巻くような音がしたっけ……やれやれ技は覚えても呼吸がまだまだだなぁ」

(……誰か来るな)

 

何かを察知したのか剣護は近くに置いていた刀を腰に差して警戒しながら振り向いた。

 

千冬「……なかなかの気配察知能力だな。お前だな?あの水柱の正体は」

 

振り向いた先にいたのはIS学園からこちらに来た千冬だった。

 

剣護「そうですけど……ってあなたは織斑千冬?」

千冬「ほう、私のことを知っているのか」

剣護「そりゃもちろん有名ですから」

千冬「そうか……あの水柱といいその腰に差している刀といい……鍛錬でもしてるのか?」

剣護「えぇ、そっすよ」

千冬「今どきこんな昼間から鍛錬をしてるのは珍しいな。学校はどうした?」

剣護「堕ちました」

千冬「一体何に堕ちたんだ」

剣護「ショッカー?」

千冬「真面目に答えんか」

剣護「ういっす。えっとですね本当は高校受けてなくてですね……」

千冬「は?おい待てなんで受けてないんだ」

剣護「入試の日に知り合いがぽっくり逝ったからに決まってるでしょうがぁぁぁ!!なんでや!なんで入試当日ぴったしに逝ってまうんや!ナゼェイッテシマウンディス!畜生めぇ!!」

千冬「落ち着け。キバオウと総統閣下とオンドゥル語が混じってるぞ」

剣護「はぁ……はぁ……失礼しました」

 

急にブチ切れてネタを混ぜて答えた剣護に少しビックリした千冬はどうどうと剣護を宥めて落ち着かせる。

 

千冬「まあ知り合いが亡くなってしまったのは仕方ないな」

剣護「うぅ……やることが剣術とゲームとアニメと漫画なんて……色んな意味で悲しいわ!」

千冬「ふむ……そうだな……よし、おいお前の名前は?」

剣護「え?月島剣護です」

千冬「剣護か……良い名だな。お前が良ければうちの学園に編入させてやらんこともない」

剣護「え?マジすか!?やたー!」

千冬「ただし、試験をやらないといけないし適性検査もしなければならない」

剣護「試験?」

千冬「そうだ、そりゃ試験も無しに入れるわけにはいかん。本来はISで行うのだが……ふむ、ちょうどお前も刀を持ってることだ。真剣で行う、良いな?」

剣護「OK!」

千冬「よろしい。私に一撃でも当てられれば合格にしてやろう」

剣護「お願いします!」

 

お互い距離を取り刀を抜いて構えた。千冬はISの刀を、剣護は桜色の刀身を持った刀をそれぞれ構えた。

 

千冬「それでは………………始めっ!」

剣護「ふんっ!」

 

開始初っ端から剣護は地面を思い切り踏み込み突っ込んだ。しかし千冬は簡単に避けるが、剣護の狙いはそこだった。左足を軸に右回転しながら刀を横に薙いだ。

 

剣護「風の型一式……旋斬り!」

千冬「おっと……なかなか速いな」

剣護「チィ…………」

 

しかし、少し届かず剣護の技は千冬のスーツの袖を掠めただけに終わった。

 

千冬「ふむ……面白いやつだな……はっ!」

剣護「うおっ!?」

 

ガギンッと刃と刃がぶつかり合い火花を散らす。剣護が攻めては千冬は防いだりいなしたり、千冬が攻めれば剣護は避けたり防いだりと攻防が繰り広げられる。だんだんと刃同士がぶつかり合う音が速くなっていき2人の動きもどんどん速くなる。

 

千冬「ははは!ここまでついて来るとは思わなかったぞ」

剣護「そいつぁどーも!てか何気に楽しんでません!?」

千冬「そうかもな!」

剣護「ぐううううう!」

 

激しく刃をぶつけ合ってお互いに離れる。千冬のスーツは所々切れており、剣護は顔や腕、足など全身あちこちに傷がついて服が所々血で赤く染まっている。

 

千冬「ふぅ……さてそろそろ終わらせるとしようか」

剣護「……………………」

 

終わらせると聞いて剣護の目は一層鋭くなる。剣護が斬ったのはスーツだけでまだ千冬自身に一撃も当てられていない。「このままだと負ける」その考えが剣護を焦らせる。

 

剣護(このままだとジリ貧だ……千冬さんに一撃当てるには…………技で攻めるしかない!)

 

片手でIS刀を構える千冬に対して剣護は両腕をクロスさせて構える。そして駆け出した。

 

剣護「全集中・水の呼吸……!」

千冬「ふむ、正面か……悪くない……が」

剣護「水面斬り……ぃっ!?」

千冬「胴が空いているぞ」

 

ザシュッと剣護の技に対して千冬は斜め前に斬り抜けた。抜けると同時に右脇腹を斬ったのである。

ドスッと地面に着地すると剣護は脇腹を押さえた。結構深めに入ったようでドクドクと血が流れている。

 

千冬「よく倒れないでいるな……だがここまでだな」

剣護「っ…………ぐぅ……!」

千冬「もう少し鍛錬を積めば技の隙も減るだろう……まあ頑張れ」

剣護「…………だ……」

千冬「うん?」

剣護「まだだ……!」

千冬「はぁ…………」

 

剣護のまだ諦めないという闘志に満ちた目を見て千冬は軽く溜息をついた。

 

千冬「良いだろう、最後のチャンスだ。これで一撃当てられなければお前は不合格となる、良いな?」

剣護「あぁ…………」

千冬「では……はっ!」

 

今度は千冬が仕掛けた。もちろん斬るのではなく峰打ちで終わらせようと仕掛けたのだ。しかしそれは失敗に終わる。

 

剣護「………………上顎」

千冬「っ!?」

剣護「下顎…………」

千冬「なっ……!?」

 

峰打ちを仕掛けた千冬に対して剣護は上段から振り下ろし千冬はそれを防いだが、続けて手首を返して下からの振り上げに千冬は同じく防ごうとしたがバキンと刀身の中心から折られたのである。驚く千冬に剣護は追撃の手を止めない。

 

剣護「上下合わせて……」

千冬「くっ……!」

剣護「噛み砕く……!」

千冬「ぐっ!」

 

振り上げた勢いを殺さずに寧ろその勢いのまま左回転して横薙ぎに振るう。千冬は回避するも避け切れず左頬を斬られ鮮血が宙を舞った。

 

剣護「……鬼哭流火の型奥義……焔燃(かぐつち)(あぎと)

 

技の名前を呟くと剣護はぶっ倒れてしまいそのまま気絶した。

それを見て千冬は軽く溜息をつき斬られた左頬を触れて痛みに顔をしかめた。

 

千冬「やれやれ……こんな隠し玉を持っていたとは……私も少し鈍ったか?まあ……とりあえずは合格だ」

 

千冬は剣護を担いで刀を持ち駅まで歩いていった。

 

千冬「聞こえてないだろうがそのままで良い。剣護、お前をIS学園に入学することを認める」

 

 

こうして剣護はIS学園の生徒となり、新たな道へと進み始めるのだった。

 

 

 

 




如何でしたか?まだまだ未熟者で面白くないかと思いますがこれからどんどん面白くしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします!
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