ナザリック in オラリオ   作:タクミ( ☆∀☆)

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デミウルゴスは悪くないんです(ToT)
全て私が悪いんです( ノД`)…
もっと頭のいい子なんですorz


ファミリア

「私のファミリア、ヘルメスファミリアに入らないかい」

 

玉座の間が沈黙に包まれる。その沈黙の時間が一秒毎にがアスフィの精神をガリガリと削る。そして、その沈黙を破ったのはアインズではなく、横に控えるシャルティアだった。

 

「ナザリックの軍門に下るの間違いじゃないでありんすか?」

 

シャルティアがヘルメスに見下しながら言うが、アウラがシャルティアの後頭部を叩いた。

 

「静かにせよ」

 

アインズの堂の入った言葉に言われた二人だけでなく玉座の間に居る全員の背筋がヒヤリとする。

 

「どうだい?」

 

「分かった、ヘルメスファミリアに入ろう」

 

玉座の間に居る僕達がざわつく。僕だけでない、アスフィもまたアインズの考えに理解が追い付かない。

 

「そうか、それは良かった。それでファミリアに入るに際して何か聞きたいことはあるかい?」

 

「そうだな、ファミリアに入るのは私だけということかな?」

 

「ん、いや特に制限はないよ。ただ余り子供達から外れた外見の者は控えて欲しいな。正体が露見する可能性もあるからね」

 

「了解した」

 

「もういいのかい?それじゃあ入団する人に恩恵を刻みたいんだけどいいかな?」

 

「分かった、どうすればいいのだ?」

 

「それじゃあ服を脱いで背中を見せて欲しいのだけれど」

 

その言葉に男性守護者と女性守護者(主にアルベドとシャルティア)で全く違った反応を示した。一方はヘルメスが主に敵対的行動をしないか警戒して、もう一方はアインズの体をなめ回すような視線を向けた。

 

「すまんが、アウラ。二人の様子を見ていてくれ」

 

アインズは身の危険を感じ、アウラにアルベドとシャルティアの監視を頼んだ。そしアインズはヘルメスを連れて別室で恩恵を刻むべく移動した。

しかし、そこで異変が起こった。ヘルメスがアインズに恩恵を刻もうとしたとき、何者かに妨害されるかのように拒絶されたのだ。

試しにセバスやマーレ、一般メイド、召喚したモンスターに至るまで試してみたがやはり結果は同じだった。

 

(くそ、アンデッドや肉体の有無だけではないみたいだな。やはりユグドラシルのステータスを引き継いでいるのか。)

 

「すまない、私では力になれなかったみたいだ。ただ、ファミリアのエンブレムは使ってくれて問題ないので登録の方はそれで行ってくれ」

 

「分かった、また何かあればこちらから連絡しよう」

 

こうして二人の超越者(デウスデア)の会合は終わった。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

ヘルメス達が帰った後、玉座の間にはアインズと守護者達が残り、アインズに真意をうかがっていた。

 

「アインズ様。なぜあのようなものの下につくようなことをしたのでしょうか?」

 

「ぼ、僕にも教えて下さい」

 

「申シ訳アリマセン。愚カナ私ニモオ教エ下サイ」

 

「妾にもお願いいたしんす」

 

みな、アインズの真意を理解し少しでも期待に応えられるよう必死だ。アインズ自身がそれを知りたいが、聞くわけにはいかない。そこでナザリックの頭脳であるデミウルゴスに丸投げする。

 

「ではデミウルゴス。私の代わりに説明してやってくれ」

 

「はい、アインズ。今回、アインズ様には三つの意図がありました」

 

「さすがだな、デミウルゴス。私の意図を全て把握しているとは」

 

デミウルゴスが嬉しそうに笑みを浮かべる。

 

「いえ、あの一瞬でここまで考えが及ぶアインズ様の知謀には敵いません。それでみなさん今回、ファミリアに入ることに何の意味が有ると思う?」

 

「んー、それはやっぱり冒険者として活動ができるとか、それに対する現地通貨が得られるとか」

 

(それは分かる、というかそれがメインな気がするが。後は何だ?)

 

「そうだね、アウラ。それは目的の一つだ。後は分かるかい?」

 

「新タナスキルヤ魔法ハ得ルコトガデキナカッタガ」

 

「確かに我々の能力を高めることができなかったのは残念だったね。もし、それができていればナザリックの増強ということで目的は四つになっていただろう。ナザリックの増強ができない以上、オラリオの冒険者達の力は正しく把握すべきだ」

 

「で、でも・・・他の冒険者のスキルは秘密なんじゃ。」

 

「そうだね、マーレ。確かに町中では難しいでしょう。しかし、ダンジョンでは何が起こっても不思議ではありません。冒険者となれば堂々とダンジョンに潜り、しかもその中で監視される危険性は限りなく低いでしょう。そして三つ目ですが、現在オラリオにはいくつものファミリアがありますが、その中でも現在二大勢力としてフレイヤファミリアとロキファミリアがあります」

 

「フレイヤとロキでありんすか」

 

「そう。ただ以前は別のファミリアが勢力を誇っていたらしい。詳しくはまだ調査中ですが、その二つのファミリアに追い出されたようです。ではこれからオラリオの最大勢力になるのはどこだろうね?」

 

守護者達がニヤリと笑みを浮かべる。

 

「オラリオは世界の中心と言われているようです。オラリオの全てを手にいれようではありませんか。」

 

一人話についていけていないアインズを残して守護者達は野望を燃やすのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「とまぁ、ここまでは考えてるかもしれないね」

 

ヘルメスはあっけらかんと答える。

 

「そ、そんな。ではなぜファミリアに入団させたのですか?」

 

「だってそうでもしないとあそこでゲームオーバーになってたぜ。今のところ対抗策もないし。思わぬ誤算だったのは彼らがこれ以上強くなることはないって分かったことかな。まあそれでも勝ち目はないけどね」

 

ヘルメスはお手上げといったポーズをして天を仰いだ。

 

「それは・・・確かにそうですけど」

 

「まあ、部下達はともかく、あの子がどこまで押さえてくれるかにかかってるかな」

 

「あの子・・・ですか?」

 

「いやなんでもない。そうだアスフィ、悪いが旧友に会う予定があるんだ。すまないがしばらくオラリオを離れるよ。その間、ファミリアを頼んだ」

 

「ちょっと、待ってください。こんな大事の時にオラリオを離れるのですか?」

 

「なあに、すぐ戻るさ。じゃあ、後は頼んだ。みんなによろしく言っといて」

 

そういうとアスフィの頭をポンポンと叩き、ヘルメスは雑踏の中に消えていった。

 

しばらく休みをとろうと誓うアスフィだった。

 

 

 




やっと書きたかった冒険者に入れるよ(*´∀`)♪
長かった・・・

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