魔法少女リリカルなのはStrikerS ~魔法少女と魔神相剋者~   作:ミストルティン

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一巡目の世界から二巡目へと飛んだ夏目智春達。彼らが飛んだ先とは……。

会話等での記号は基本以下の通りとします。
「」は通常会話、()は考え事や念話、『』は射影体


EX-1 辿り着いたのは異世界?

「行くぞ!黑鐵(クロガネ)!!」

 

 

夏目智春は自分の契約している漆黒の魔神の名を呼ぶ。

今いる一巡目の世界から元いた二巡目の世界に還る為に、そして

夏目智春たちは機巧魔神(アスラ・マキーナ)黑鐵(クロガネ)の力を使い

一巡目から二巡目の世界へと飛び立った……のだが……。

 

 

辿り着いたのは知らない森の中だった。

 

 

「ここは二巡目の世界……成功したのか?」

 

黒鐡の演操者(ハンドラー)の夏目智春は周囲を見渡すが周りにあるのは

木々ばかりだった。

 

「何が成功したのかだ。このバカ智春!鳴桜邸に飛ぶのではなく、こんな訳も分からない森の中に飛ぶとは一体どういう事だ?これではここが二巡目なのかも分からないではないか!?」

 

『全くだよ~。自分の機巧魔神(アスラ・マキーナ)何だからしっかりしてくれないと…それにしてもここは何処なのかな?』

 

と言ったのは黑鐵の副葬処女(べリアル・ドール)、幼なじみの水無神 操緒と

悪魔の少女、鳴桜邸に居候している

アニア・フォルチュナ・ソメシェル・ミク・クラウゼンブルヒ、通称ニアだ。

 

「そんなこと言われても、でも確かにこれじゃここが二巡目なのかも分からないな」

 

辺り一面の森を見廻している途中、智春の目線はカプセルの中に入っている少女、

嵩月奏へ向かった。

 

「嵩月……」

 

「ニア。ここが二巡目の世界なのか確認する為にもこの当たりを調べた方が良いんじゃないか?」

 

「確かにここが二巡目かどうか確認する必要はあるだろう。だがここが既に二巡目の世界である可能性もある、迂闊に動けば塔貴也に私達がこちらに還って来ている事を気付かれる可能性がある」

 

「う~ん。だけどこのままここにじっとしている訳にもいかないし」

 

そんな時、操緒が何かに気付いたようだ。

 

『トモ……何の音だろう、これ?』

 

「音?」

 

耳を澄ましてみれば左方向から変な音が聞こえて来た。

 

「この音……機械?」

 

「機械音からして中々の数のようだな。警戒しろ、智春」

 

左方向の木々から現れたのは見知らぬ機械達。

 

『何あれ?機巧護衛機(カスタス・マキーナ)?』

 

「分からん!この私でも見た事もないタイプだ、塔貴也の奴が新型を造ったのやも知れん。塔貴也め、こんなにも早く私達の帰還に気付くとはこちらも予想外だ」

 

「ニアは嵩月を頼む。操緒!」

 

僕は操緒を見つめ、そうすると彼女は"うん"と頷いた。

 

「来い!黒鐡!!」

 

『闇より暗き深淵より出でし……其は、科学の光が落とす影!』

 

智春の影から4メートル近くある機械仕掛けの悪魔が出てくる。

そう智春の持つ機巧魔神(アスラ・マキーナ)黒鐡(クロガネ)だ。

 

黒鐡が現れると未確認機械は青い光線を発射し攻撃して来たが黒鐡は左手で光線を打ち払い未確認機械の攻撃を防御する。

防御後、黒鐵はすぐさま右手を突き出し攻撃態勢を取った。

 

「いけぇぇぇ――黑鐵!」

 

黑鐵は右手に魔力を集束し重力球"黒の拳撃"を放った。

黑鐵の放った重力球で未確認機械達が粉々に吹っ飛ぶ。

 

「終わったか」

 

「何だったんだ、あの機械たちは?」

 

謎の未確認機械との戦いが終わったと思ったのも

束の間、こちらの方へ飛んでくる人が見えた。

 

「………。ニア、二巡目に空を飛べる人って居るのか?」

 

智春は思っていた疑問を口に出した。

 

「悪魔であれば可能ではあるだろう。む?どうやらこちらの方へ降りて来たようだな」

 

降りて来たのは杖のような武器を持ったツインテールの2人の少女だった。

 

「こちら時空管理局です。武装を解除してあなた方が所持しているロストロギアを渡して頂けますか?」

 

それが彼女達、魔法少女達との出会いだった…。

 

 




つづく。
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