魔法少女リリカルなのはStrikerS ~魔法少女と魔神相剋者~ 作:ミストルティン
-なのはside-
「えっと、フェイトちゃん。ロストロギアの反応があったのは確かこの近辺だよね?」
「うん。ガジェットもロストロギアに向かって移動してるし急がないと……」
時空管理局に所属している高町なのはとフェイト・T・ハラオウンは先ほどまで機動六課にて普段通りに昼休みを堪能していた。
しかし突然発見されたロストロギア反応が検知されたので現場に向かって移動している。
それはロストロギア反応が現れた昼頃に遡る。
■昼休み
「なのは。フォワード達の皆はどんな感じかな?」
「皆素直で良い子達だよ。ちょっと危なっかしい所もあるけれど、ちゃんと鍛えてあげれば何処でも通用できる様になると思うし」
「そっか。でもフォワード達もそうだけどなのはも無理だけはダメだよ」
「にゃはは。もうフェイトちゃんは心配性だなぁ」
ピーッ!ピーッ!ピーッ!
「「ッ!」」
「これって一級警戒態勢!?」
他愛のない親友との会話。これも変わらない日常、こうして今日という一日も終わっていくと思っていたが昼休みの六課休憩室にALERTが鳴り響く。
「休憩中失礼!」
通信をしてきたのは親友の1人でこの機動六課の部隊長を
務めている八神はやてだ。
「はやてちゃん、今の警報は何?」
「実はな。先ほど六課のサーチャーが小規模だけど次元震を観測したんや。それに次元震が起きたとされる付近からロストロギアの反応も確認されとる」
「次元震とロストロギアが……」
「実はそれだけやないんや」
「それだけじゃないってどういう事、はやて?」
「反応は2つ観測してるんよ、そやけどもう片方と比べると反応が弱いんや」
「反応が弱い?それってサーチャーがロストロギアかどうか判断しかねてるって事なのかな?
それとも反応を弱くする事が出来るロストロギアとか?」
「私としてもそれについては考えてる最中なんよ、けど考える余裕が無いほど状況は切迫しとる。不味い事にロストロギアに向かってガジェットが移動してる事を六課のサーチャーで確認してる」
「ッ!それって……」
いくら何でも早すぎる次元震が起こり、それに並行してロストロギアが現れたとしても
ガジェットが向かって来るのにもう少し猶予があるはずだ。
「余程、危険なロストロギアって事?」
「私もその可能性が高いと考えてるんよ。反応が検知されてから直ぐにガジェットが狙ってくるほどの代物……。そんな物を見す見すガジェットに渡す事、況してやこのまま指を銜えたまま見ているなんてでけへん」
ロストロギアの回収、管理は管理局の重要は仕事の1つ。
ガジェットが直ぐ様狙ってくる様なロストロギアを放置、況してや静観するなんて彼女達には出来ないのである。
「タイミングの悪い事にシグナムとヴィータも出払ってるし、フォワード達も訓練後で疲れてる。悪いけどなのはちゃん、フェイトちゃん。ロストロギアの回収に向かって欲しいんやけれどええか?」
「うん、勿論だよ」
「危険度不明のロストロギアやし何が起こるか分からへん。非常時は限定解除も出来る様にクロノ君に許可を申請しとくさかい」
「うん、ありがとう。はやてちゃん」
こうしてなのは達は次元震とロストロギア反応があった現場に向かう事になるのだった。
■ロストロギア反応付近
なのはとフェイトが六課を出てロストロギア反応があった付近の森に着いたのだが辺りは一面の木々が生い茂るだけで空からは特に目立った痕跡は見当たらない。
「確か、反応があったのはこの辺りのはず……」
ドーンッ!
辺り一面の森を空から見渡していると突然爆発が起こった。
「「!」」
「何?あの爆発……」
「急ごう!フェイトちゃん」
その爆発があったと場所の近くに到着すると
そこには4メートルぐらいの人型機械が黙視できた。
「何?あの人型機械は?なのは!あの人型機械からロストロギア反応が! それに人型機械の近くに人もいる」
「あの人型機械の持ち主なのかな? とにかく早く会ってロストロギアを回収しないとだね」
なのはたちはガジェットを倒し終えた智春たちの前に降り立った。
-智春side-
「こちらは時空管理局です。武装を解除してあなたたちのロストロギアを渡して頂けますか?」
そう、さっき飛んで来た少女は言った。
「時空管理局?ロストロギア?」
その言葉はこちらの世界に来たばかり智春達には分からないするとアニアが
「行き成り現れて武装解除し投降しろとはな。時空管理局とは何だ?少なくともそんなものは私達はそんな名の機関に心当たりは無いのだが?」
時空管理局。ロストロギアそんな言葉は一巡目、二巡目の世界でも
智春達は聞き覚えはなかったのだから仕方がない。
「時空管理局をご存知ない?」
「ええ。そんな名前聞いた事がないです」
「……」
(フェイトちゃんそれってもしかして次元漂流者って事なのかな?)
(あの人達は嘘を言っているようには感じないし多分そうなると思う)
「なるほど、時空管理局をご存じないという事はあなた達は次元漂流者のようですね。
すみませんが詳しい話を聞きたいので一緒に来て頂いてよろしいですか?」
「……。私達の身の安全は保障できるのか?」
「はい。それは約束します。次元漂流者を保護するのも私達の仕事ですから」
「……」
「智春。黒鐡を戻せ」
「良いのか?ニア」
「先程からの彼女らのやり取りからここが二巡目でない可能性が高いのかもしれない。それなら大人しく従って情報を増やした方が良いかもしれないしな」
「分かった」
黒鐡は智春の影の中に入って行った。黒鐡が消えるのと同時に操緒が姿を現すそのことに時空管理局と名乗った2人は驚いている
「えっ!影の中に機械が入るなんて……」
「それに急に現れた子は宙に浮いていて少し透けてる!?」
宙を飛んでいる事自体はこのミッドチルダではそう珍しい事ではない……のだが流石に体が透けている人間に会うのは初めての体験であった。
『何であの人達、私の方ばかり見てるんだろう?』
「それは操緒が珍しいからじゃないのか?幽霊に会う機会なんて通常の人間にはそう無い事だし」
『あー。成る程!あれ?そういえばトモ。さっきから飛び交ってる時空管理局とかロストロギアとか次元漂流者って結局何?』
「いや、僕に聞かれ…て…も……」
操緒との多和いもない何時もの会話をしている最中、急に智春が倒れた。
『トモ!?』
「どうした!?智春!!」
「体が……体が焼けるように痛い……何なんだ……この痛みは……」
「だ、大丈夫ですか?」
「フ、フェイトちゃん……どうしよう?」
「取り合えず六課に運んで見てもらおう。えっとそちらの皆さん、彼を治療できる場所に運びますがよろしいですか?」
「仕方あるまい。悪いがそこにあるカプセルの中にいる者も一緒に見てはくれないか?」
「えっ?は、はい。分かりました、それじゃあ行きましょうか」
突然倒れた智春と操緒達はなのは、フェイトと共に機動六課に向かう事になった。
前ににじファンに上げている話数まではバックアップがあるので比較的早く投稿できるかもしれません。改良見直しするだけですし……。
では次回も早めに投稿できるように頑張ります。