麗しい三日月 〜E組告白実行委員会〜   作:カゲロー@

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また書いてしまった……
ほんと更新遅くてその上他の作品も書いてるのに、何してんでしょうね……僕……
ま、まぁ当初から書きたかった作品なので頑張りますね。



1つ目 『委員会設立』

僕が僕をどう思うかって?

 

うーん………一言で言うなら変人かな。自分で言うのもあれだけど。でも、これは自他共に認めてるんだ。

僕がこの世で一番愛しているのは"恋愛"だ。二次元も三次元も関係なく、僕はそれを溺愛している。

人は誰かに恋に落ち、告白したりしなかったりする。そして、そのままくっつく事もあれば、フラれる事だってもちろんある。そして、くっついたままゴールインする時もあれば、すぐに別れてしまうカップルだっている。

そして、結末は同じでもその過程は千差万別だ。学生が思わずキュンとする純愛、昼ドラのようなドロドロの愛憎劇、見ていてもどかしい不器用な初恋。それに関わるのは、幼馴染か、学園の王子様か、校内で有名な美少女か、はたまた世界の英雄か、何の変哲も無い少年少女か…………

細かい事を言ったら、きっと一生をかけたって語り尽くせないだろうね。

 

話を戻そう。僕が変人だと呼ばれる理由、それは"恋愛"に対する異常な行動力だろうね。恋愛相談を受ければ2人をくっつける為に尽力する。ちなみに恋愛相談されなくてもくっつけようとする。そして、2人が描く恋愛模様を1つ残らず記憶していくんだ。それが、僕の至高の時間。心が満たされ、真に幸福でいられる時間………あぁ…ヤバい……イチャイチャ成分が足りなくなってきたぁ…!誰か、誰かはよくっ付いてイチャコラチュッチュしてくれぇ!!それを見せてくれェ!!!

 

 

………はぁ、はぁ……うん、自分でも相当トチ狂ってる事くらい分かってるよ。でも、好きなんだもん!しょうがないじゃん!!

いつからこうなったかは分からない。きっかけはテレビドラマか、小説か、漫画か、同級生か……はたまた僕自身なのか……

 

とにかく、僕は自他共に認めるほどの"恋愛"好きってわけ!どれだけ変人と言われようと、それを止める気は無い。

ん?お前自身は恋愛しないのかって?んー……正直、考えた事も無かったんだよね〜。もう、自分の中の恋愛って分からなくなっちゃったし。

だから、僕は他人の分だけで満足なんだ。甘酸っぱくて、時に苦くて、沢山の感情溢れる恋愛、それが見れればいいんだ。それが僕の、生き甲斐だから……

 

……できればハッピーエンド多めで……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは、HRを始めます」

 

 

僕らは、殺し屋。ターゲットは、先生。

 

「起立!気をつけ!」

 

磯貝君の号令と共に、一斉に皆が銃を構える。対する先生は、怯える……わけもなく、ヌルフフフと奇怪な笑い声をあげていた。

 

「ーー礼!!」

 

その言葉を合図に、一斉に射撃が始まった。目にも留まらぬ速さで沢山の弾丸が先生に向かって飛んでいく。

それを、殺せんせーは避け始めた。目にも留まらぬ速さで動き、これだけ狭い空間で展開される弾幕を何てこと無いと避けていくのだ。

僕達の先生は、人間じゃない。マッハで動き、地球を破壊するパワーを持った超生物だった。僕達が任されたのはこの先生の暗殺。来年の3月に地球を爆破するというとんでも無い事を言い出したこの先生なのだが……どういうわけか、この超生物は椚ヶ丘中学3年E組の教師ならして良いと言い出したらしい。

………ほんとにどういうわけなんだろう………

 

「では出席を取ります。いつも通り大きな声で返事して下さいね〜。ヌルフフフ……」

 

そう言って、殺せんせーは一番初めに僕を呼ぶ。

 

蒼葉奏雨(あおばかなう)君」

 

「ッ…はいッ!」

 

その呼びに僕ーー蒼葉奏雨(あおばかなう)は銃で狙いながら叫ぶ。くっ、余裕そうな顔してこれだけの弾幕をあっさり避けるなんて……

初めの頃と違って移動狙撃やナイフも織り込んでるのに、未だにダメージが与えられていない。

 

 

この奇妙な教室での生活も、あの衝撃の始まりから2ヶ月を過ぎようとしていた。赤羽君の加入、ビッチ先生の暗殺、中間テスト、修学旅行、自律思考固定砲台ーー律の加入、色々な事が2ヶ月の間に起きた。

 

「自律思考固定砲台さん」

 

「はい!」

 

「全員出席、今日も命中弾はゼロでしたねぇ〜、ヌルフフフ……」

 

 

そしてその間、僕はごく普通の生活を送っていた。暗殺を仕掛ける訳でもなく、テストも大体平均点だった。きっとクラスの皆は、ごく普通の生徒として僕を見ているんだろう。

 

「さて……お知らせは特にありませんが……蒼葉君」

 

何故何もしなかったか……それは慣れるのを待つ為だ。クラスメイトが今のクラスに慣れ、友人関係をあらかた完成させた後が僕の動く時だ。元々E組は特殊なクラス故、時間はかかると思っていたが………超生物暗殺なんていう予想だにしなかった出来事により大幅に時間がかかった。

 

「昨日連絡がありましたね。皆に伝えたい事とは何でしょう?」

 

その言葉に、僕は立ち上がる。少し笑みを浮かべながら……

前へ歩いていく僕をクラスメイトは訝しんで見ていた。普通なクラスメイトが何を言い出すのか、そんな視線だ。

 

前に出た僕は教卓をダンッ!と叩いた。手をついたまま身を乗り出し、僕はこう切り出したのだった。

 

 

 

 

「今日から此処に、E組告白実行委員会を立ち上げたいと思います!!」

 

 

 

ーーこれが、蒼葉奏雨という少年が初めて本性の片鱗を見せた時だった。

 

 

 

「「「「はぁ!!?」」」」

 

クラスでは驚きの声が上がる。呆れる者、面白そうに笑う者、興味なさそうにそっぽ向く者もいれば、頬を染める者や目をそらす者もいた。

そして、僕はその反応を見て大体を把握できたのだった。現時点での、クラスの相関図を。

 

「委員長はもちろん僕!!1年間精一杯活動していきますので、これからよろしくお願いします!!」

 

 

「……いや、よろしくじゃなくて!」

 

「何なのよ!告白実行委員会って!」

 

「ヌルフフフ……これはこれは面白いですねぇ……」

 

ぎゃあぎゃあ騒ぐ皆、ヌルフフフと笑う殺せんせー、てっきり暗殺の話だと思っていて廊下で驚いたようにしている烏間先生とビッチ先生…………僕がこれから、沢山見せてもらう教室の皆だ。

 

 

さて……これからが僕のターンだ。面白くなるぞ………

……ふふふ……ハハハハハハハハハ!!

 

 

 

 




蒼葉君は結構おかしな子です。これからも異常な感じを意識したいと思います。
ネーミングはハニワの楽曲から。このフレーズを聞いた時にこの話が浮かびました。

頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!
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