説明回なので前編後編分けます。
ネタ薄めです。
藤丸立香Side
僕が冬木から帰還して、目覚めてから一日がたった。
結局昨日は管制室に行ったらマシュも所長も無事………無事?だった。マシュに関しては全く問題ないのだが、所長がちょっと。
ジャンヌ曰く「言ってしまえば二重人格みたいな状態」らしい。基本的に五感は共有で、体の主導権もジャンヌ。ただし、所長がかなり強く意識すれば体の一部は所長が動かせるみたいだ。当然ジャンヌが譲れば所長は自由に体を動かせるらしいが。
更にジャンヌは声帯模写も出来るため、所長が喋りたい事は、声帯模写で所長の声を真似しながら言ってくれるそうだ。
いつの間にかジャンヌとダヴィンチちゃんの間で取引が交わされていた様で、ダヴィンチちゃんが、所長の体のクローン、それもちゃんと肉体の寿命が95年前後まで保つ物を用意する事になっていた。そして、ジャンヌが見返りとして何を渡すのか気になったので聞いてもどちらも答えてくれなかった。
そして今日、どうやらジャンヌが僕に色々と教えるついでに前に言ってた質問に答えるために、会議室に、僕、マシュ、ランスロット、ロマン、ダヴィンチちゃん、そしてジャンヌが集まっていた。
「さて、では皆集まった様だし始めるか。まずはサーヴァントの話だ。」
「サーヴァントってのは俗に言う死んだ英雄、もしくは反英雄を、座と呼ばれる所から一側面を抽出し型に嵌め込んだ存在だ。まぁそこら辺は近くにダヴィンチとか言う歴史の授業で習う有名な過去の人物が平然と居るから実感しやすいだろ。あぁ、先に言っておくが英雄ってのは何も戦いで武勲をあげたり化け物を退治した奴らだけじゃないから。普通に暗殺を失敗した暗殺者や、しまいにはただの音楽家や作家なんかも居るからな。そこら辺はガバガバだから気にしない様に。」
音楽家や作家も英雄のくくりなのか(困惑)。まぁ気にしない様にって言われたしあんまり考えないでいこう。
「基本的な原則として、英雄のサーヴァントは神霊、要するに神様だな。判断基準として人の血が混ざってるか、混ざってないかな。混ざってない奴は召喚されないと思って良い。まぁどっちの意味でも例外は有るが。反英雄に関しては鬼だったり、メデューサだったり、ミノタウロスだったり、人の血が混ざってない奴でも召喚出来るからそっちに関しては知らん。ここら辺もガバポイントだな。」
さっきからガバガバな箇所多い………多くない?
「さて、さっきも言ったがサーヴァントってのは一側面だ。この側面ってのは一部のサーヴァントでは年齢とかも関係する。ただ基本はメイン武器が変わる。例えばアーサー王なんかは殆どのクラスの適正を持ってる。冬木ではセイバーで召喚されていたから
因みにクラス適正の方も、冬木のアーチャーみたいにクラス相性が有ったとはいえランスロットと打ち合える腕前が有るにも関わらずセイバー適正無かったり、別なサーヴァントで、霊基いじって本来なら有り得ないクラスになったりする程度にはガバガバだから。」
やっぱりガバガバな所多すぎるよ!?サーヴァントシステム大丈夫なの!?
「本来ならもっと時代が昔の方が強い傾向にあるとか、宝具の話とか、神性持ちによる与ダメアップと、同じ神性もってる相手以外からのダメージカットやら、細かい話が有るがめんどくさいからカット。
重要な話として、この特異点での特殊ルールであるクラス相性の話をしよう。
さっきもしれっと話題に上がったクラス相性だが、まずサーヴァントの基本クラスとして7つのクラスが有る。
セイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカーの7つだ。それぞれが、セイバーはアーチャーに弱く、アーチャーはランサーに弱く、ランサーはセイバーに弱い。ライダーはアサシンに弱く、アサシンはキャスターに弱く、キャスターはライダーに弱い。といった具合だ。そしてバーサーカーはどのクラスにも強く、また同時に弱くもある。3つのエクストラクラス。マシュのシールダーというクラスは、得手不得手無く全てのクラスとやりあえる。ルーラーというクラスはアヴェンジャーに弱く、バーサーカー以外から受けるダメージを軽減する。そして俺のクラスたるアヴェンジャーはルーラーに強い。
ただし、これ等はあくまで相性であり絶対では無い、だから例えばランサーでも普通にセイバーを倒すことは出来る」
成る程、マスターである自分はクラス相性はキッチリ覚えておかないといけないな。
そしてさらっとカミングアウトしてるけどジャンヌってアヴェンジャーだったのか。てっきり頭のネジがガバガバだからバーサーカー辺りかと。
「さて、ではそろそろ俺の事に関しての質問でも受け付けるか。では挙手」
では前から気になっていた質問をぶつけよう。
次の話でジャンヌ自体の説明回です。
説明回だからか今までで一番の文章量。
ネタを挟まないと死んじゃう病を患ってる作者は多分次の話で弾けます