オルレアン。その地は、ジャンヌ・ダルクと深く結び付いている。なにせジャンヌ・ダルクの名を知らしめた始まりの地なのだ。故に、ジルとジャンヌ・オルタが拠点をここ、オルレアンにしたのも、オルレアンがこの特異点最後の決戦の舞台になるのも、きっと運命だったのだろう。
「うっわワイバーンがウジャウジャ居やがる。まぁ無駄な努力だろうけど。
どれ、戻るか。」
そして、そんなオルレアンを遠くから
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「おし、作戦の内容はちゃんと頭に入ってるな?特にエリザベート。」
「解ってるわよ!そもそもこんな作戦で大丈夫なの?」
「大丈夫だ。問題ない。
ダヴィンチちゃんからもちゃんと石3個と酸素ボンベと、耐寒服を受け取ってるし、それをマスターがちゃんと装備してるのも確認済みだ。
よしそれじゃ……………作戦開始だな。」
結局昨日、エリザベートは交渉の末こちらに味方してくれる事になった。
そこで、偵察より戻ったジャンヌは主にエリザベートに作戦を言い聞かせるのを目的とした作戦内容の再確認をしていた。
そしてついに、実は作戦内容の後半がてきとうだったりする、ガバガバな作戦が開始したのだ。
それから数十分後、オルレアンの地では雲の大量の鉛玉の雨と、真紅の槍の雨が降り注ぎ、最後には本来海に有る筈の海賊船が落ちて来ることとなった。
黒髭の宝具は、生前に乗っていた船『
そして、魔力さえ有れば海だけではなく、陸や空も進むことが出来る事に、赤ジャンヌは着目した。
「敵の攻撃が届かない程の高所から黒髭の戦艦で一方的に攻撃を仕掛けてレイプ試合する作戦。略して」
「「『艦これ作戦』だぁぁぁぁぁ!!!」」
「作戦名がごり押し過ぎない!?そして今すぐDMMと僕と全提督に謝って!?」
雲より上の高度ではしゃぐアホが二人居たが、やってることは魔力にものを言わせて無理矢理アウトレンジから攻撃しているのだ。それも砲弾だけではなく、おまけと言わんばかりにスカサハと赤ジャンヌとランスロットが横に並んでスカサハの生み出す槍を次々と投擲している。敵からしたら突如索敵範囲外から砲弾と槍が降ってくるのだ、たまったものではない。
そして、この初撃の砲弾と槍にてワイバーンは9割方死滅し、地味にワイバーン達の中に混じっていた複数のシャドウサーヴァントもほぼ全て倒された。
本来なら、いくら魔力お化けなマスターでも黒髭の船を雲より上に飛ばすなど、途中で魔力が尽きてしまう。しかし、その問題を解決したのが前にサーヴァント召喚でも使った【聖晶石】だった。
実は【聖晶石】は、高濃度の魔力の塊であり、それを砕く事で使用者の魔力を瞬時に回復させる事が出来る様にも作られていたのだ。そして、石を2個使う事により、遥かな高みからの一方的な攻撃を実現したのだ。
だが、これで終わりではない。アウトレンジからの砲撃など、例えるなら所詮部屋に入る前に扉をノックする様な物だ。なら次は
ある程度砲撃の終わった後は、微調整しながら敵拠点にフリーフォールである。
さて、先程黒髭の宝具は乗っている仲間の強さで強弱が変わると説明した。では改めて船に乗ってるメンツを確認してみよう。
まずそもそもの持ち主たる、黒髭という異名を持ち、最も知名度の高い大海賊、エドワード・ティーチ。
ケルト神話におけるヘラクレスと称されるクー・フーリンをはじめとする名だたる英雄達の師匠であり、死の国の頂点に君臨する女王、スカサハ。
本人に未だ自覚は無くとも、円卓の騎士でも最良と言われた騎士ギャラハットを身に宿す少女、マシュ・キリエライト。
同じく円卓出身で、円卓最強の騎士と言われるランスロット。
聖ジョージと言う名で有名であり、、聖剣アスカロンを持ったドラゴンスレイヤー、ゲオルギウス。
世界的に高い知名度をほこり、フランスを救済した聖女ジャンヌ・ダルク。
拳でフランスを救った覇王、ジャンヌ・ダルク。
そして、人類に残された最後の希望である、藤丸立香。
他にもついでにエリザベートや、マリー、アマデウス等も居るのだ。
最早、それは隕石の衝突に等しかった。
こうして、最終決戦の幕は開けた。
FGO的にはログボとか更新されてないしこの時間でも1日の範囲内でしょ。(暴論)
いや、申し訳ない。いろいろあって遅くなってしまいました。
眠いなか書いたので後で修正入ると思います