オルレアンの覇王   作:球磨川べネット

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謎の組織K…………いったい何デアの人達なんだ()


アルトリア顔絶対殺す集団と化した謎の組織K

 砲撃により既にボコボコになってる城に重力という頼もしい味方を得た船が襲いかかった。しかし、城を半壊させた辺りで船の落下が止まり、それから10秒後に見覚えのある黒い極光が2つ(・・)船を貫いた。

 だがジャンヌ達はその10秒で既に船より脱出していた。

 ジャンヌ達を待ち受けていたのはアルトリア顔の巣窟だった。

 

「!?先輩、なんかアルトリアさんが増えてます!!」

「何で2日見ない間にアルトリア顔そんなに増えてるんですかねぇ(困惑)」

 

 ジャンヌ・オルタが新たに呼んだバーサークサーヴァント4騎は全てアルトリア顔であったのだ。

 バーサーク・バーサーカー アルトリア・オルタ

 バーサーク・ライダー アルトリア・サンタ・オルタ

 バーサーク・アーチャー アルトリア・水着・オルタ

 バーサーク・セイバー 沖田総司

 

「二回も連続で出てるくる上にサンタコスや水着とか増えてるし。ここはコスプレ会場じゃ無いんだけど?恥ずかしくないんですか?」

 

 赤ジャンヌの言う通りである。既に冬木で戦ったアルトリア・オルタが同じアルトリア・オルタを服装で無理矢理クラス誤魔化して連れてきた様にしか見えない。沖田総司が何かの間違いで召喚されたのだろうと察する程だ。

 しかもそれは転生者というアドバンテージにより歩くサーヴァント図鑑と化してる赤ジャンヌ視点であり、他からは沖田総司はアルトリアに似てるけど若干違う人という感じの認識になるだろう。ランスロットが白目を剥いていてもしょうがない。

 しかし忘れてはいけない。敵には「敵と話してる暇有るなら何で斬らないんです?」を地でいく人斬りが居るのだ。

 

「危ないんだけど?」

「チッ」

 

 縮地による背後からの奇襲を難なく防ぐ赤ジャンヌであった。

 

「恥ずかしく無いのか聞かれても呼ばれてしまったからにはしょうがないであろう。一度倒したならもう一度倒してみせる気概位持て」

 

 赤ジャンヌの質問(?)に答えたのはアルトリア・オルターーーではなくサンタ・オルタだった。

 

「お前が言うのかよ……」

 

 何だか割とユルい流れになりそうになっているが、そんなの許さないとばかりにジャンヌ・オルタの怒声が響いた

 

「ば、馬ッッ鹿じゃないの!?砲弾の雨もそうだけど船で高所から突っ込んでくるとか頭おかしいんじゃないの!?危うくペシャンコになる所だったじゃない!!しかも何よあの船!対城宝具二つを少しの間耐えるってどんな耐久してるのよ!?」

「正直拙者もあそこまで自分の船が強くなるとは思わなかった。」

「邪ンヌは相変わらずお元気そうでなによりです。」

「燃やし尽くすやわよ!?」

 

 いくら聖杯を持ってるとはいえ、サーヴァントへの魔力供給は一度ジャンヌ・オルタを通す。それのせいで対城宝具を同時に二つも撃った負担はジャンヌ・オルタに来るので、未だに邪ンヌは肩で息をしていたがある程度息が整った様で、赤ジャンヌと黒髭に怒りをぶつけていた。

 

 だが怒っているのは何もジャンヌ・オルタだけではない。

 

「貴様!!我が王にサンタの格好や水着を着せるなど……似合うじゃないか!!」

「ランスロットさん?」

「いや、違うんだ。待ってくれ、とりあえずその振り上げた盾を下ろしてもらえないか。別に眼福と思ってなどいない。ただぶっちゃけ我が王が私の好みだったんだ。」

 

 有罪判決を受けたランスロットの脳天に罰が下されたが些細な事であろう。

 

「それにしてものこのこやって来るなんていい度胸じゃない。私達は貴方達が来るのを待ってたわ。

貴方達の弱点はそのマスター。そのマスターを狙えば貴方達はマスターを護らざるをえない。なら私達は物量でマスターごと貴方達を押し潰せばいい。」

「どうせジルの受け売りでしょ?脳ミソ乙女なお前がそんな作戦たてられるわけないってモッピーは知ってるんだよ。」

「煩いわね!!要するに私達は貴方達を倒す準備を整えてたって事よ!ワイバーンは殆ど死んだけど私達にはジルとそのバーサーク・セイバーの宝具がある!やりなさいジル、バーサーク・セイバー!」

 

 合図を受けたジルは数々の気持ち悪い触手で出来たヒトデとタコを混ぜた様な生き物が次々と産み出され、セイバーは『誠』とかかれた旗を掲げると、セイバーと同じ服を着た人が次々と現れた。

 

「はぁ、しょうがないにぁ宝具使うか。

いいぜ、テメェが本当に数で攻めれば勝てると思ってんなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!『50人の赤き悪魔の軍勢(アヴェンジャーズ)』」

「ジャンヌ殿の宝具名がハリウッド映画で聞いた事が有るような気がするのでござるがそれは」

「ハリウッドは『ベ』でこっちは『ヴェ』だからセーフ(震え声)」

 

 ジャンヌが使用した宝具は、沖田総司と同じく旗を掲げる事による軍勢召喚系の宝具であった。

 実は赤ジャンヌは自らの過去をあまり語らない。唯一語ったのは説明会の時の大雑把な来歴だけだった。ただ、その大雑把な来歴だけでも宝具が50人の軍勢を呼び出す宝具と聞いても不思議なものでは無かった。

 だが、赤ジャンヌの掲げた旗は、本来あり得ない旗だった。

 

「ジャンヌ…それは…その旗は!?」

 

 その旗は、立香にとって親の顔より見た旗だった。

 

 赤ジャンヌの掲げた旗は、彼女の絶対に譲れない芯。彼女を支え続けた誇りの象徴。

 純白の中心に真っ赤な太陽の様な赤。

 赤ジャンヌの掲げた旗は、現代日本の国旗であった。




リアルでも忙しくなってきたので1日1話になってしまう……申し訳ないです。

ぶっちゃけ赤ジャンヌは転生者で有ることを隠すつもりはあんまり無いです。ただ馬鹿正直に話すつもりも無いです。
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