皆さま応援たいへんありがとうございます
立香side
フランスの特異点を修復してから1日がたった。なんやかんやありながらも思い返せば胃にダメージを貰いながらも大半の事をジャンヌが片付けていた。だが、どうやら僕は思ってた以上に疲労が溜まってたみたいで、カルデアに帰ってきて、ドクターから休むように言われて、ベットに入ったらすぐに眠りに落ちた。
そのお陰かだいぶリフレッシュした。
そして現在会議室にて今回の特異点を振り替えっての反省会が開かれていた。
「まぁ反省会って言っても、言うほどの困難は無かったし計3日で攻略出来てた事やその他もろもろ含めて満点に近いだろ。
と言うわけで解散!!」
「待って。」
反省会開始10秒で終わってたまるか!
「もっと色々あるよね?」
「そうだな…………黒髭の宝具が強かったな。多分黒髭の宝具の中で俺の宝具使えばもっと強化されるだろうしこれから更にサーヴァントが増えるだろうし黒髭はほぼスタメン確定じゃないか?」
「やったぜ」
「違うそうじゃない。いや、確かに黒髭の宝具は凄かったけどさ。
その………ジャンヌのあの宝具は………いったい……。」
そう、僕が最も聞きたいのはそれなのだ。何故ジャンヌの宝具が日本の国旗なのか。
いや、本当はだいたいの見当はついてる。ジャンヌのネタ知識は召喚のさいに貰ったものだと最初は思ってた。でもあのとき見た夢で、ジャンヌは岸辺露伴ネタを使ってたし、なにより思い返せばあの時『円』という単位を使っていた。他にも所々思い当たる節がいくつかある。
そして、僕の仮説が正しかったみたいだ。
「あれ?言ってなかったっけ?俺転生者だゾ☆」
想像以上に軽い感じでカミングアウトされた。
「なに!?転生者だって!?いや、でも確かにそう仮定すればあの宝具にも説明が……」
ドクターが凄く驚いていた。
僕も最初にあの宝具を見たときは内心でドクター並に驚いていた。だが、1日たってスッキリした頭で良く考えれば、ある程度ジャンヌの言動も納得する。ジャンヌと同レベルの会話をしてる黒髭は謎だが。
「?あの先輩、転生者とはいったい何の事か教えていただけませんか?」
おっと、どうやらマシュは知らない様だ。ここは先輩として教えてあげなきゃ(使命感)
「えと、ここで言ってる『転生者』は、前世の記憶を持って新しい命を得る、もしくは誰かに憑依する事。定番なら2つ。1つは前世で居た世界と違う異世界に転生する。もう1つは前世ではアニメや漫画であった世界に転生する。
ジャンヌは……」
「俺は元居た世界と同じ、もしくは若干違う平行世界の過去に飛んでこの
「それって……かなり凄い事なのでは?」
「うん、僕もまさか本物の転生者に会えるとは思ってなかったよ。」
過去に飛んで憑依か……珍しいと言えば珍しいかな?いや、そもそも本物の転生者の時点で珍しいんだけど、転生ものの話としては珍しいって意味だ。
「こちらで観測していたが、君のあの日本国旗は間違いなく宝具だった。兎に角今はそれが証拠となって君が転生者である事は一応の筋が通る事になる。だから私としては君が転生者であることを信じるよ。ただ疑問に思ったのは何を根拠に君は転生先が自分の居た世界、もしくは平行世界だと確信しているんだい?」
「簡単だよ。冬木でエミヤって居たじゃん?あいつって俺の世界の座にも居たんだよ。
そしてあいつ俺の前世での1個上の幼馴染み。」
「うん………うん?」
えっ?えっ?つまりどういうこと?
「あいつのフルネームってか真名は『エミヤシロウ』で、この現代でマジで正義の味方やって英雄化した大馬鹿野郎。俺が7歳位の時に親が会社の都合で冬木に引っ越した時にお隣同士でそっからの付き合いだったのよ。今になって思えばあいつも色々あったんだろうなぁ、あいつ親子なのに見た目似てなかったしな。
あっ因みにあの野郎のせいで冬木の第五次聖杯戦争に巻き込まれたZE☆
武術を嗜んでいなかったら死んでたよ糞が!!
そもそも確かにエミヤと同じ高校入ったけど別に近かったからであって他意は無いって桜さん言ってるじゃないですか………なんで襲ってくるんですか…むしろ俺としてはそんなに好きなら押し倒してヤッちまえよって応援してた側なんですけど…。
そして武術嗜んでるけど聖剣ブッパされても平気な訳じゃねんだぞエミヤァ!!なにが「ここは任せた」だ!!5回は走馬灯見えたわ!!改めて考えるとよくあの時の俺聖杯戦争生き残ったな!?」
「ゴメン、聞いた私が悪かった。うん、大体解った。大丈夫だから。」
途中から前世の愚痴になってたんですが……。
て言うよりマシンガントークで突っ込む暇無かったけどジャンヌって前世は冬木に住んでたのか。しかも聖杯戦争巻き込まれてるし。
あれ?しれっとジャンヌ前世の時から聖剣持ってるサーヴァント相手にして生き残ってるの?……前世から化け物だったんじゃ……僕未だに黒髭の攻撃すら全部は避けられないんだけど………
「ところで気になったのでござるが結局ジャンヌ殿の前世の記憶はどこまであるのでござる?特に名前とか。」
「前世での最後の記憶は
藤丸立香。女。24歳、学生です。」
「ん?24で学生?あっ(察し)……ふーん。オ〇ニーは週何回位やってるでござるか?」
「やっぱり、僕は王道を往く週五ですかね。」
「黒髭さん唐突にセクハラ発言は止めてください。そしてジャンヌさんも当たり前のように返さないでください。
ん?
えっ?あの、今ご自身の事を藤丸立香と言いましたか?」
「ふっ、何を隠そう俺とマスターは血縁者どころか魂は同一人物!!」
「そんな重要な事実をゼオライマー風に言うな!!てかお前その口調で前世では女だったの!?
そして僕が女体化できる原因お前かよ!!」
「ぶっちゃけお前の女状態見たとき一瞬前世の自分が居るのかと思った。
口調に関しては生前にあの野郎ども率いてる内に舐められないように男言葉使ってたらいつの間にか定着した。まぁ元々自分で言うのもあれだけど男勝りな性格で、思い返せばエミヤとも割りと同性みたいに話してたから素質はあったんだと思う。」
衝撃の真実が続々出てきて正直既に頭パンクしそう。そして突っ込みどころが満載過ぎて疲れる………そして何よりこいつと自分が魂は同一人物とか頭が痛くなってくる。出来れば信じたくないなぁ。
「さて、マスターの顔色が悪くなってきたし1度休憩してから続きを話すか」
誰のせいだと思ってるんだよ!!
安心しろぐだ男。9割嘘だから。
またしても息をするかの如く原作知識を利用して嘘を吐く赤ジャンヌ。いつか天罰が下る日が来るのか………