立香side
赤ジャンヌの酒癖の悪さが発覚し、救世主が降臨した翌朝、赤ジャンヌが真っ青な顔でフラフラしながら皆の前に現れた。
「気持ち悪い……頭がズンガズンガする…吐きそう…まさか、つわり?」
「ランスロットさんあのあと夜這いでもかけたんですか?」
「待って、流石に待ってくれ、いくらなんでも私の信用度低すぎないか!?」
「そうよマシュ、いくらランスロットでも夜這いとか……………………しないんじゃないかな(目逸らし)」
「マスター!?」
「ジャンヌ殿それただの二日酔いでござるよ」
「でしょうね。ネタでつわりって言っただけなのに速攻でランスロット疑われてて流石に草。
でもちょっと膜の確認してくる」
「そなたらは朝から元気であるな(白目)」
まぁ流石に僕でもこの程度はネタで返せる位には慣れた。
そのせいかネロ皇帝が僕達のやり取りを見て感激したのか白目を剥いてくださってる。(現実逃避)
実際はいくらランスロットでも自動迎撃かわして夜這いかけるとか無理でしょ。
まぁもし赤ジャンヌの膜無かったら回復したばっかりの令呪が朝から1画無くなるんだけどね。
「マスター何故令呪を構えてるんですか!?」
「ふむ、惜しいやつを亡くすな」
「流石に夜這いを仕掛ける方と仲間なのはちょっと」
「あら、マスター、令呪なんて無くても私が燃やし尽くすわよ」
「私がヤッてる事前提で話を進めないでくれないか!?」
「そうだぞ、俺は寝てても自動迎撃するから早々簡単に夜這いさせないよ。そうだったろランスロット。あ、ルビ忘れた。そうだったろ
「……………………良かったですねランスロットさん、パパになったらしいですよ?では辞世の句を私が責任もってお子さんに伝えておきますね。」
「………………………………信じてくれ、本当に身に覚えがないんだ」
「酷い!私との一夜は遊びだったの!?」
「………らしいですよ?」
「待ってくれ、フランスでの手の込んだ『友情ごっこォ』の事を思い出してくれ、こんなやつを信用するのか!!」
……………………………とりあえず自害させてから考えよう。
「で、実際のところはどうなんでござるか?」
「昨日スカサハに酒瓶突っ込まれた辺りから今朝起きるまでの記憶がない。
あの糞アラヤがワザワザ再現して下さった糞忌々しい膜も健在だよ糞がぁ!!
いっそ酒の力でもいいから彼氏居ない歴=前世の人生終了まで+転生後の人生終了までとか卒業したいわ!!売れ残りってレベルじゃねぇんだよ!!売れ残ったまんま二回も人生終了してんだよボケェ!誰がこんな負け犬の象徴まで再現しろと言ったァ!!」
「おい、その発言は彼氏居ないまま数千年生きてる私への当て付けか?」
「ウルセェぞ回す方のノッブの玩具が!対魔忍みたいな見た目しやがって!!」
「感度3000倍にされたりして即堕ちしそうでござる(小並感)」
「宜しい、意味は解らないがとりあえず煽っておるのだな?戦争だ」
凄く生々しい発言を聞いたがすぐさま記憶から消し去りたい。それにスカサハって別に処女じゃないよね?伝承通りならけっこうな数の男漁ってると思うのですがそれは。そしていくらなんでも対魔忍扱いはやめてさしあげろ。
「赤ジャンヌ殿!?いくら何でも言って良い冗談と悪い冗談があるんですよ!?おかげで私自害させられる所だったんですよ!?」
「ぶっちゃけ俺があんな冗談言っても全員信じてる時点でお前の生前の行いが悪いだろ」
「†悔い改めて†下さいランスロットさん。」
「アッハイ」
なんかNTR騎士が騒いでるがマシュの一言で沈静化した。
「ふむ、そんなに処女であるのが嫌であるならば余が抱いてや「おし、スキンシップはここら辺にして本腰入れて笑顔で連合ローマ滅ぼすか」…そうであるな、まずそなたらにはガリアと言う場所に行って貰う。
そこに他の客将が防衛任務に当たっているため合流し、ガリア方面に居るとあるサーヴァントを倒す協力をして貰う。
そのサーヴァントは軍略に優れているため今までも幾度と余自身が討伐に向かったが、悉く失敗しておる。そのためそなたらと共に今度こそ確実に獲りに行く。よいな?」
急に真面目な話になった!?
いや、まぁ良いことではあるんだけど。
どうやら最初の仕事はガリアという場所で現地のサーヴァントと合流し、軍略に長けた敵サーヴァントを倒すのが目的の様だ。
「1つ注意事項であるが客将の一人は会話出来るようで出来ぬ。であるから下手に会話しようとすれば何故か戦闘になる。以上だ。 それと本当に余に抱かれる気は「了解であります!直ぐに行くぞ、とっとと行くぞ!俺の身の安全のために速くガリア行くぞ!あ、ごめんやっぱり待って、ちょっと吐いて来る」むむむ……」
ネロ皇帝ってその……レズ…………いや、皇帝なんだから世継ぎ作るためにするのなら女性と結婚する事になるのだし何ら不思議は…………あれ?ネロって史実どうだっけ?子供居たっけ?居たとしてそれネロ『が』生んだの?奥さんが生んだの?……ん?……ん?………………闇が深そうだからこれ以上考えるのは止めよう……。
会話が出来るようで出来ないってそれ完全にバーサーカーだよね?
………………よく考えたら赤ジャンヌも会話が出来るようで出来ない部類に入るかもしれない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2日後
ついに僕達はガリア戦線野営地に到着した。
ただ、ネロ皇帝は自分が首都を空ける間にやるべき事を終わらせるため1日遅れで到着予定なので、本格的に敵と戦うのは恐らく明後日になるだろうが。
野営地についた僕らを出迎えて歓迎してくれたのは二人のサーヴァントだった。
「貴方達が伝令の言ってた新しい客将ね。宜しく。私の
!?ブーディカと言えば確か夫の死後ローマに自分や娘達を凌辱されて、国を盗られ、それに激怒し反旗を翻した女王で、その……ネロ皇帝率いるローマ軍に負けて自殺した人の筈。そんな人がネロ皇帝の味方をするなんて、少し……いやかなり意外だ。
「そしてこいつが」
あぁ、うん、まぁ流れ的に普通はそうなるよね、知ってたうん。ただ出来ればもう少しだけこの現実から目を逸らしたかったかなって。
「おぉ圧政者達よ。我が筋肉は極限の痛みの中愛をもって爆発するだろう」
「スパルタクスだ。宜しくお願いするよ。」
ごめん、やっぱりもう少しだけこの筋肉の塊から目を逸らしてて良いかな。
ネロ皇帝の言ってた会話が出来るようで出来ない奴って絶対こいつだって間違いないって。だって既に意味不明だもん。見た目から意味不明だけど輪をかけて出てくる言葉が意味不明だ。
「本当はもう一人居るんだけど今敵相手に大暴れしてるんだ。そろそろ戻ってくるとは思うがそいつはその時に紹介せるよ。とにかく宜しく」
そういってブーディカさんは握手のために手を差し出してきた。
「『私達は人理継続保証機関カルデアの者です。宜しくお願いします』」
赤ジャンヌも所長代理として挨拶してるみたいだしフランスみたいな事はしないだろ………たぶん。
こうして僕達の現地サーヴァントとのファーストコンタクトは特に問題なく穏便に終った。
という訳で赤ジャンヌさんは前世から女です。まぁ1つ前の話で既に解ってたと思うけど。
赤ジャンヌの嘆き辺りはHSDDのロスヴァイセさんをイメージして書きましたのでこうなりました。
男口調なのは前に言った部下に舐められないようにって理由と、それとは別な理由があったりします
次は特別記念として一端本編をお休みして『絶対に笑ってはいけないカルデア24時』を予定しております