「ん?女性の悲鳴が聞こえましたマスター。あちらの方向です」
一悶着有ったものの無事新たな仲間を加えた一向は周辺の偵察を行っていた。その最中にランスロットが女性の悲鳴を聞き取ったようだ。
基本的にこのメンバーは善良な者達しか居ない。ゆえに悲鳴が聞こえた方向に助けに向かうの必然であり、更に言えば不謹慎では有るが悲鳴が聞こえると言うことは、何かしらの驚異が発生した事を意味する。そして今現在で最も驚異なのはそこらじゅうに徘徊しているスケルトンであり、ランスロットとしては、あわよくば大量のスケルトンに襲われている所を颯爽と助けてアピールするチャンスであった。
しかし実際に到着してみれば既に事が終わった後であった。良い意味で、であるが。
「もっと早く倒しなさいよ!私は戦闘は苦手なの!」
「なに、命が有るだけめっけもんだろ。」
そこに居たのは青ざめた顔をしたカルデアの所長であるオルガマリーと、蒼い髪と赤い瞳、RPGの魔法使いの様な服装と杖を持った男性がからりとした笑みを浮かべながら会話していた。
「所長!どうして所長がここに……まさか自力でレイシフトを!?所長!!」
そして何故かオルガマリーと顔を合わた事の無いはずの
その後、合流した彼等はお互いに情報共有を行い、蒼髪の男性が、元々この地で行われていた聖杯戦争の参加者であったキャスターであった事が判明。
「えぇ!クーフーリンってあのケルト版ヘラクレスって言われてる大英雄ですよね!うわぁ凄いな~憧れちゃうな~。そうだ、クーフーリンと言ったら何よりもゲイ・ボルグですよね、私是非ともその巧みな槍捌きを見たいなぁ。ねぇクーフーリンさん、少しその槍捌きを見せて………あっ(嘲笑)。すいません、そう言えばキャスターでしたねぇwwww」
「喧嘩売ってるだろテメェ」
といった所々
なお
そして所長が「ランスロット?……あっ(察し)」セイバーの真名を聞いた途端にマシュの盾に目線を向け何かを察した様だが些細な事であろう。
キャスニキの話によると、どうやら敵の本丸の場所は既に解っている様だったが、マシュが宝具を使えない様にならなければ話になら無いといい、
「極限まで追い詰めるなら、丁度良い相手を知っている。なに、安心しろって、手加減なんて生温い事はしない奴だから。」
との発言から
「■■■■■■■■■■■■■■■■!!」
「頑張れ♥頑張れ♥」
「ふざけんなよジャンヌゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」
現在シャドウサーヴァント化しているヘラクレスを相手にしていた。当然
ジャンヌ「良かれと思って!(ゲス顔)」