なんか時系列がぐだぐだですけど許してください。多分ネロ祭前か最中の出来事です。
久し振りの一人称だからか何か違和感があるかもです。
赤ジャンヌside
十五夜が間近に控えているある日、カルデアに警報が鳴り響いた。俺が警報を聞いて会議室に訪れたら、
「食糧庫から食べ物を盗むなと何度も注意しているだろう!!倉庫に有る食糧は本来私達サーヴァントにではなく職員用の物で、テロにより職員が減ってしまった事情は有るがそれでもご好意で我々サーヴァントにも食糧の使用許可をもらっているんだぞ」
「それも職員の皆さんが楽しみにしてた高級団子は勿論食糧庫の物を根こそぎ。今回は流石に許せません!」
「グスン……私じゃないのに……確かにいままでたまにつまんだ事はあるけど今回は私じゃない」
「ほら、落ち着いて二人とも。その、控えめに言っても怪しいけど本人は否定してるし、ね?」
「駄目です先輩。甘やかし過ぎは良く有りません。それに今回ばかりはシャレになりませんのでガツンと言わないと」
高級月見団子……あっ(察し)
…………………面白そうだしこのまま観戦の体制といこうじゃないか。
「ねぇ、私そんな高級団子が有ったなんて知らないんだけどどうしてかしら?」
「全部ロマンって奴が悪いんだ!」
「待って!確かに最初にコッソリ発注したのは僕だけど『いっそ所長含めた職員全員分買っちゃえ、そうすれば皆共犯さ』って言ったのは君だろ!!」
「おいおいロマン、寝ぼけて大量発注したんだろ?私に責任を擦り付けようとしないでくれないかな?私は一切関係ないよ」
チーン
「…………………」
「…………………なんでそれがここに有るんだい?」
良く見たらロマンとダヴィンチちゃんも所長から説教受けてるじゃん。しかも所長がダヴィンチちゃんが作った嘘発見器をポケットから出してて草。ガッツリ反応してて更に大草原。
そもそもあの嘘発見器をえっちゃん相手に使えば容疑もはれると思うけど黙っとこ。
「
「あぁぁぁぁぁぁああああ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
あ、許されなかった二人が所長からアイアンクロー喰らってる。
それよりそろそろ真犯人もレイシフトする頃かな?
「あの~所長、ちょっと宜しいですか?」
「えぇいいわよ。どうしたの?」
「フランスに誰か勝手にレイシフトしたみたいなんですけど……」
「……あれ?おかしいわね…サーヴァントは皆会議室に居る……わね。誰がレイシフトを?」
うん、所長が回り見渡してサーヴァントの確認してたが間違いなく皆居るぞ。そもそも警報が鳴ったらとりあえず会議室に集まるマニュアルだしな。
まぁ、俺の記憶を所長に見せたんだからこのイベントの事も知ってるんだけどね!流石若い年齢で時計塔の魑魅魍魎共と腹の探りあいしてただけあって完璧な芝居やな。さながら何も知らないかの様だ。
「この天才の頭脳が閃いた。解説するから手を放してくれ!」
「あ!君だけ助かろうなんてずるいぞ!」
「…………まぁ良いわ。今はこれで許してあげるけど後で他に隠して発注したものが無いかキッチリ白状しなさい。良いわね」
「「アッハイ」」
「と言うわけでタイミングも考えると恐らく食糧を根こそぎ盗んだ犯人がレイシフトした可能性が高いね」
「ほら!私じゃない!」
えっちゃんがどうだみたか!と言わんばかりのドヤ顔してる。ははは、残念ながらまだ完全に容疑が晴れた訳では無いことを教えてやらねばな。
「それはどうかな(ねっとり)」
「!?は、犯人はレイシフトした人って」
「そうだね、
「そそそそそそそそんなことないですよ!」
……………あれ?冗談半分で言ったのに露骨に焦ってない?………あっれれ~おっかしいぞ~(小学生探偵並感)
これはひょっとするとひょっとしちゃう?さっきまで擁護してた立香まであの焦り様を見て疑いの目向けてるし。これはじっちゃの名に賭けてダンガンでロンパして崖に追い詰めて異議ありしないといけないですね。
「…………とりあえずレイシフトした人物が食糧を持っているのはほぼ間違いないでしょうしレイシフトするわよ」
☆☆☆
さぁ皆でフランスに到着しました。そして素早く辺りを見渡せばやっぱりアイツが居ましたね。
「先輩!あそこで女性の方がその…………あまり威力の無さそうな矢を射ってウェアウルフと戦闘してます」
「無理にオブラートに包まなくてもエエんやで。なにあのへっぴり腰wwwwザッコwwwwコミュ抜けるわ」
「それは流石に言い過ぎたから。兎に角助けよう!」
はい、助けましょ。まぁ黒幕こいつやけど黙っとこ。所長も黙ってるしな。
☆☆☆
「助けてくれてありがとう。私の真名はオリオンでーす」
「えっオリオンって確かギリシャ神話の……男性じゃなかった?」
「いつもの」
「様式美」
『無形文化遺産』
『あーもう(歴史が)メチャクチャだよ』
「まーた女体化かぁ壊れるなぁ」
俺の台詞だけで察してくれる奴は嫌いじゃないよ。まぁ嘘だけど。本当はギリシャ神話のヤベーやつの一人だけどな。そもそもあんなへっぴり腰で矢射つ奴がかの有名な狩人であるオリオンなわけ無いんだよなぁ。
「確かオリオンさんと言えば女神アルテミスを口説き落としたという逸話もあったはずですが」
「あら、真実よ。正確には女神さえも惚れさせただけどね!」
「ここにキマシタワーを建てるでゴザル」
「レズはホモ。よってオリオンはホモ。QED 証明完了」
「ふむ……確かにその美貌なら女神が惚れるのよ納得ですね。なんせ私も胸のドキドキが止まらないんですから!」
「〇ね穀潰し」
「マシュのランスロットに対する容赦の無さが加速していってる気がする」
「自業自得だからしょうがないね」
「たわけが!その位置から打ち込むのならここからこうやった方が避けられにくいだろうが」
「はい!こうですね!(ランスロットに死体打ち)」
「実地指導はいっちゃったよ」
「(オリオンって女性でしたっけ?)」
「(そんなわけないでしょうが。あんな変な構えから射つ矢が当たるのは完全におかしいけど)」
多分ランスロットに対するマシュの当たりの強さは自分と融合したサーヴァントの真名知るまで治らないと思うし、多分一時的ならともかく完全に態度が軟化することは永劫無いと思われ。
そして唐突に始まったマシンガントークと味方を殴り倒す盾持ちにオリオン(アルテミス)がドン引きしておられるぞ。しゃぶってさしあげろ。
「えぇ……」
「ところで貴女、ここら辺で食糧を大量に持った人物が通りかからなかったかしら?」
「え?それなら見かけたよ。抜けてるのか道にポツポツとお団子落としていってたからそれを目当てに狼がやって来てるんだよ」
「あぁそれで襲われてたんですね」
「ではこれを追いかければ犯人を見つけられるんですね。行きましょう」
「今回はランスロット誰が背負うのかしら?」
「…………………ぶっちゃけ戦力間に合ってるし不法投棄して狼の餌にしても良くない?」
「そうですね」
「ええ……」
☆☆☆
ランスロットは捨ててきた。この戦いに付いてこれそうもないからな。(大嘘)
流石に狼に食わせるのは後で呼び直すための石が勿体無いから令呪で強制送還しました。たぶん就労ビザと観光ビザ間違えたせいでしょう。(適当)
まぁその後は特にインフレも無く原作通りの流れでサーヴァント倒しながら団子を回収。そして今現在オリオンが実はアルテミスでしたーという衝撃の真実ゥ(笑)が明かされ、無事撃破。
「ほら!やっぱり私は犯人じゃない!」
本当ぉ?何か怪しいんだよなぁ。………………
「所長、あの嘘発見器まだ持ってる?」
「あぁそう言えばポケットに入れっぱなしだったわね。持ってるわよ」
「じゃけん本当に違うならこいつの前で『私は食糧を盗んでいません』と『アルテミスの食糧強奪に協力も手助けも一切していません』と、一字一句違わず宣言……出来るよね(ニッコリ)」
「え゙」
「言 え る よ ね」
「…………………………………サヨナラ」
「逃げたぞ!追え!」
☆☆☆
火サスで出てくる崖際までえっちゃんを追い込んだ俺達は、えっちゃんに問いかけた。
あれ?フランスにこんな崖有ったか?………まぁええわ。
「何故、このようなことを?ハンガーでも投げつけられましたか?」
「コナンやめろ」
「…………最初はつまみ食いしようとコッソリ食糧庫に入っただけなんです。でも、その時たまたま
「そんな事で君は食糧の半分を盗んだのか!!」
「まぁ落ち着いて
「食べました」
「……………は?」
「食べました」
「……あの短時間で?」
「隠すような場所も無かったので。レイシフトとは盲点でした」
「…………裁判長、判決は?」
「
「でしょうね。なので全力で抵抗します!」
☆☆☆
えっちゃんは罰として1ヵ月食事禁止となった。勿論ただの水も禁止である。サーヴァントに本来は食事も水も必要ねぇんだよ!!これから先えっちゃんは酷使無双が決定してるので強く生きてほしい。
兎に角今回の事件で新たに食糧の問題が浮上した。まだ半年分位なら残っているがそれ以降はもうレイシフトして食糧を集めるしかないだろう。TOKIOの0円生活かな?
ギリシャ神話のヤベーヤツ(主に鍛冶の神と紐神を除く大半の神々)
えっちゃんはヴィランだからね、しょうがないね(白目)
ハンガーを投げつけられる→名探偵コナンの中で多分最も酷い殺人動機理由
今年の水着はきっと配布で水着牛若オルタとピックガチャでアルターエゴティアマトが来るんだ(無理)