(前作を知らない人が呼んでも全く問題なく、読む事が可能です。)
設定
・前作完結から時間軸は3年が経過しております
(例)
通常ならば『博麗 霊夢』は14~15歳の設定にしていますが、
この作品では【28~30歳】と設定しています。
咲夜の場合は【30~32歳】ぐらい。
~注意~
この先これらの物が含まれております。
『ギャグ』 『激しすぎる二次創作』
など、以上の事が大丈夫な方はゆっくりしていってね!
~冥界・白玉楼~
死んだ者の魂が、閻魔の裁判で地獄行きを免れた魂が来世を送るまでの停留所である、冥界。
そしてその冥界を管理する者の為の住居、白玉楼。その白玉楼の縁側にて6人の女性達が杯を交わしていた。
?「ふぅ~…久しぶりの飲み会ね。何時ぶりかしら?」
金の長髪をリボンで結び、紫色のドレスを着用した女性が呟く。彼女は『八雲 紫』。
幻想郷創造者の1人でもあり、外の世界と幻想郷を遮断する為に張られた『博麗大結界』を留める役割も兼ねている。
???「んもぅ、紫が都合のいい時に限って来れないからよ…。それに今回は新人さんも居るしね…」
紫の呟きに対して発言した女性は桜色の髪をしており、薄い青色と白色の和服を着用していた。彼女は『西行寺 幽々子』。
この冥界の管理を閻魔から任されており、同時にこの屋敷の主である。
????「へぇ、ワインにこのおつまみって合うのね」
幽々子の視線の先には、水色と青が入り混じった髪に紅の瞳を持った幼き少女がいた。しかし、ただの少女ではなく、背中に
彼女は『レミリア・スカーレット』。幻想郷に住み着いた、吸血鬼である。外見は幼いが、これでも紅魔館という館の主である。
??「吸血鬼にはこの薬効くのかしら…?」
レミリア「こ、コラそこッ?!ワインに得体の知らない薬を入れないでちょうだい?!」
今レミリアのグラスに怪しげな薬を入れようとした女性は、腰まで伸びた銀髪を三つ編みに束ねていた。彼女は『八意 永琳』。
月から逃げて来た、つまり月人である。同時に天才であり、あらゆる薬を作る能力を持っている。
その為、幻想郷で病院のような役割を受け持っている。
???「そういえば吸血鬼、何故この飲み会に来たんだい?」
レミリア「フッ、我が従者が作った料理を食べたこの屋敷の主が私を招待してくれたのよ!」
今レミリアに問った女性は、髪が紫色っぽい青色で、首にから手鏡サイズの鏡を下げていた。
彼女は『八坂 神奈子』。ざっくりと言うが『神』である。
妖怪の山の頂上にある守矢神社に住んで居る。
幽々子「なんかまるで私が物で釣られたみたいじゃない…。それよりも僧侶さんもお酒を飲んで飲んで♪」
?「い、いえ私は遠慮させていただきます…。お酒は苦手なもので…」
酒を飲まずに水を飲んでいる女性は、金髪に紫のグラデーションの入った不思議な髪の色をしていた。彼女は『聖 白蓮』。
人里にある命蓮寺の主であり、絶対平等主義者である為、皆と平等で接するのだ。
紫「あら?もうおつまみ無くなっちゃったの…?」
幽々子「あらあら…妖夢ーー!おつまみを追加して頂戴ーー!」
??「はっはい、ただいま?!」
幽々子が妖夢と叫ぶと、屋敷の奥から早足で背中には2本の刀を背負い、銀髪の頭に黒のリボンを付けた少女がやって来た。
彼女は『魂魄 妖夢』。この白玉楼の庭師であり、幽々子の護衛役を務めている。
妖夢「お、お待たせしました…」
神奈子「あ、すまない…酒が切れてしまったようだから新しいのを持って来てはくれないだろうか…?」
妖夢「は、はい、わかりましたぁ?!!」
その後、白蓮以外の5人は飲み続ける内に『従者に身を委ねすぎではないか』という話題へ移ったのだった。
紫「ねぇ、吸血鬼。貴女は少し従者に頼りすぎているんじゃないの…?」
レミリア「そういったら貴女も式神をこき使っているじゃない。私の従者は、私に仕える事で幸せを感じているから大丈夫なのよ」
紫「へぇ…じゃあもしその従者が風邪かなんかで倒れたらどうするの?貴女は自分で自分の世話は出来るかしら?」
レミリア「ど、どういう事よそれ…!!まるで私が従者が居なかったら何も出来ないような言い方じゃない!!」
紫「あら?違うの?」
レミリア「そ、そういう貴女こそ式神が居なくなったら、ただ寝る事しかできなくなるんじゃないの?」
紫「なんですって…!?じゃあ勝負、してみるかしら…?」
レミリア「へぇ面白いじゃない…!!ちなみにどんな勝負よ?」
紫「私達がいつも頼っている従者や式神を休ませる。そしていつまで自分の力で生活できるか勝負するのよ…!!」
レミリア「成程ね。最近、こき使いすぎているから丁度いい休息にもなるだろうし、私達の勝負もつけれるから一石二鳥ね…!!」
紫「ふふふ、負けた方は勝った者のいう事を1つ従う。それでいいわね?」
レミリア「い、いいわよ。受けて立つわ!」
幽々子「妖夢~、おつまみ~」
妖夢「わ、わかりました!」
レミリア・紫「…」
レミリアと紫は、幽々子が妖夢に命令を下している姿を見つめると、何かを決心したらしく紫が幽々子へ近づく。
紫「幽々子、ちょっと話があるのだけれどいいかしら?」
幽々子「話?いいけど、なぁに?」
紫はレミリアとの勝負の事を話し、幽々子にも参加しないか促した。
幽々子「え、えぇ?!嫌よ私は?!妖夢は私の妖夢なんだから!」
紫「…。あ、私は従者達を休ませる為に
レミリア「えっ?!それは聞いていな―――ムゴゴッ?!」
紫「(アンタは黙ってなさい…!!)もしかしたら貴女の妖夢が外の世界の料理を習得して、帰って来た時に食べさせてくれるかもしれないわよ?」
幽々子【ピクッ!】
紫のその一言に幽々子は大きく反応した。その時、妖夢が大量のおつまみを持って戻って来た。
妖夢「ただいまお持ちいたしました―――」
幽々子「妖夢、貴女は働き過ぎよ。だから少し休暇をあげましょう」
妖夢「…へ?ええぇぇぇ?!!そ、そんな私は元気ですよ?!」
幽々子「いえ、これは主としての命令です。休暇中は外の世界へ行くのです。……そして外の世界の料理を作れるようになって帰ってきてほしいな?」
妖夢「ゆ、幽々子様…(「外の料理を習得して、食べさせてほしい」ってまた物で釣られている…。)」
紫「よし、これで決まりね!ねぇ、永琳はどうかしら?」
永琳「私はあの子が居なくなったら大変なのよ。だからパスするわ。貴女が実験体役を補ってくれるのなら…」
紫「え、遠慮しておくわ…。じゃあ――――」
紫はそう言うと、神奈子と白蓮に視線を向ける。
神奈子「おいおい、私もよしてくれ…。神社には巫女がいないとダメだろ…?という事で私もパスだ」
白蓮「別に私は頼り切っている訳ではないので大丈夫ですよ」
紫「…まぁそんなに現代へ人を送り出しても厄介な事になっちゃうわよね…。よし、私の式神、幽々子の従者『妖夢』、吸血鬼の従者を現代へ休暇旅行よ!」
という訳で、従者3人(内1名式神)が現代へと1週間後に行くことが決まったのだった。
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
まず初めまして、読者様方。私『銀の鰹節』という者です。以後お見知りおきを。そして前作で出会っている人はお久しぶりです。
今回は『従者現代録』のプロローグです。次回から本編へ移行し、従者である数名が現代入りします。
読んで楽しいと思えるような作品に出来るよう頑張りますので、これからよろしくお願いします。