早朝、駅に集まり空港へと向かった。
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時間がずれるも、何とか離陸する。(今ココ!)
【現代入り・13日目】
『ザザーン…ザザーン…』
葵「うぐっ…!!えっぐ…!!」
全員『な、泣いてる…?!』
辺りに響く波の音。そしてその中に聞こえるすすり泣く声。葵は泣いていた。
やっと南国へ着いたというのに泣いているのかというと、それまでのルートが原因だった。
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飛行機までは何とか耐える事が出来た葵。だが、試練はこれで終わりではなかった。
『ザッパァーン!!!』
露木「こ、この荒れよう…こりゃ俺達もまずいぞ…?!」
祐彦「そうだな。これからは口数を減らすとしよう…。」
健汰「僕は乗り物に強いから平気だよ。」
葵「アヒッ…アガッ…?!」
咲夜「あ、葵さん、しっかりしてください?!」
露木「あー、焦点があってねぇな…。そこらへんにでも寝かせてあげてくれ。」
葵「ウボァー…。」
嵐の所為で、波は大荒れ。南国へ行く為に乗り継いだ船は、上下左右に激しく動く。
これが、葵への『トドメ』となったのである。
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葵「こんな思いするなら南国来たくなぁい…!!グスッ…!!」
健汰「(こ、ここまでか…!!初めて見たな、こんなお姉ちゃん…。)」
橙「…!!皆さん、アレを見てください!!」
全員「アレ…??」
橙の指さす方向を、全員が一斉に見る。するとその先には、長い紙が広げられていた。
数人の人達が立っていた。
『一等当選おめでとうございます!!歓迎します!!』
藍「とりあえずあそこへ行こう。どうやら私達を待っているみたいだからな。」
咲夜と妖夢が葵の肩を持ち、何とかその紙を広げている人達への元へ向かってゆく。
ガイド「1、2、3…。はい、全員いますね!この度は一等ご当選おめでとうございます!
私、この地でガイドをやっております『箔ヶ丘(はくがおか)』です。宜しくお願いします!」
祐彦「これから少しの間、よろしくお願いします。そしてまず先に休息を取り合いのですがいいでしょうか…?」
ガイド「今回の船旅はさぞ大変だったでしょう…。ここからは小型バスに乗ってホテルへ向かいましょう。」
葵「ば、バスゥ…?!い、いやよ、もういやなの…乗り物はもういや…!!」
妖夢「あとちょっとなんです、耐えてください!!」
咲夜「ここまで来たんだから最後までしっかり!!」
葵「いぃやぁだぁ~…?!」
露木「あれ、手を貸しているんだと思うけど、連行していくようにしか見えねぇ。」
祐彦「葵の為だ。さっさと俺達も乗り込もう。」
5分間。秒にすると300秒。その間、葵は再び地獄を味わうのであった。
~ホテル~
ガイド「それでは、当会社がご用意させていただいた部屋へと案内させていただきます。」
咲夜「あ、葵さん…!!」
妖夢「が、頑張ってください…!!」
露木「…酸っぺえ匂いがする。」
葵「ノブっ…ち…。私、もう死ぬ…。」
葵はバスに乗った事により、もう立ち上がる事すらできないぐらい弱っていた。なので今は露木が背負っている。
ガイド「ちょっと早足で行きましょうか。着いて来てくださいね~!!」
ガイドさんはエレベーターへと向かう。すると健汰がそれを止めた。
健汰「す、すいません、ガイドさん…。僕のお姉ちゃん、乗り物が本当にダメで、エレベーターですら今の状態は危険なんです…。ですので『階段』では行けませんか…?」
ガイド「姉思いで優しいね、ボク!わかりました、ちょっと時間はかかるけど階段で行きましょう!」
露木「おいケン。女性を背負って階段を上れっていうのか?」
健汰「お願い、露木さん!今回だけだから!!」
露木「はぁ…。おいケン、もう皆行ってるぞ…。」
健汰「(有難うございます…!)あ、今行きます!」
その後、ガイドに案内してもらって12階分の階段を上った頃、部屋に辿りついた。
ガイド「ここ2部屋、1256室と1257室を用意しましたので、4人ずつに分かれてください。」
露木「葵はこっちでいいだろ。」
葵「あうっ?!」
露木は部屋へ入り、ベットに葵を投げ捨てる。
健汰「有難うございます、露木さん。」
橙「あっ!見てください、皆さん!海ですよ、海!!」
橙はベランダから見える海をみて興奮する。
妖夢「海って本当に平らなんですね…。」
咲夜「幻想郷って思ったよりも狭いのね…。」
藍「でも現代よりありえない事が起こったり、存在していたりするけどな。」
健汰「前に優さんから聞いた話によれば、神様も居るらしいですね。」
祐彦「神様って、幻想郷は一体何なんだ…?」
ガイド「げんそうきょう…?神様…?」
全員『ハッ!』
ガイドが居る事を全員思い出してハッとする。
露木「あー、内陸にある場所ですから気にせずに。」
ガイド「は、はい…?」
祐彦「すいません、この館内の案内をお願いしてもいいですか?」
ガイド「あっ忘れてました!休みたい方は休んでていいですからね。」
祐彦「じゃあ露木、藍さん、咲夜さんの俺達4人で行こうか。健汰たちは葵を頼む。」
橙「わかりました!」
健汰「後で教えてよ~。」
祐彦たちはガイドと共に部屋を出て行く。残された4人は部屋から臨める絶景をただじっと見つめていた。
ガイド「このホテルは13階建てとなっていて、毎日イベントが行われる退屈しないようになっております!」
藍「イベントか…!それは期待できそうだな…!!」
露木「飯ッ!飯はどうなんだ?!」
ガイド「よくぞ聞いてくれました!!3階にある食堂では高級食材をふんだんに使ったコースが提供されます!」
咲夜「高級食材ですか…!!それはとても楽しみですね!」
ガイド「あっ、でもご注意を。ここはセレブな方も来られるリゾート地です…。ですので食事のマナーなどはしっかりと…。」
祐彦「はぁ…。葵が苦手そうだ…。あとお前もな。」
露木「俺は別に大丈夫だぜ。ナイフとフォークを使えばいいんだろ?」
咲夜「そのような嗜みには少々知識が備わっておりますので大丈夫ですよ。」
藍「それは助かる。私もそういうものが無いという訳ではないが、ちょっと不安でな…。」
ガイド「まーその確認は部屋に戻って、皆さんで確認しておいてください。では私が指をさす方向を見てください。あちらには娯楽施設があって、カジノやゲームセンター、カラオケボックスなどがあります。」
祐彦「カジノは行けないかもしれないが、その他の施設を利用すれば退屈はしなさそうだな。」
露木「カジノか…。(イカサマは昔から手慣れているんだ…!!後でカジノに行ってみよ~♪)」
祐彦「あぁ言い忘れていた…。お前、カジノには行くなよ?まず未成年だし、能力を使って不正するだろうからな。」
露木「うぎゃ?!み、見透かされているゥ?!」
ガイド「アハハハ…。それでは案内はこれくらいで終了させていただきます。明日、この島のツアーをしますのでご準備くださいね!」
藍「わかりました。戻ろう、みんな。」
藍達は部屋へと向かう。移動中、窓から見える景色は『晴天ながらも嵐の影響による荒波』だった。
皆、明日で落ち着けばいいなと思うのであった。
~部屋~
露木「おーい、案内終わったぞー。」
葵「あ、ノブっち!!どう、このホテルには何があったの?!」
祐彦「おい葵、もう大丈夫なのか…?」
咲夜「どうやらそのようですね…。顔色も元に戻っているし、何より動き回っているのですからね…。」
健汰「お、お姉ちゃん!!いくら治ったからってそんな動いたりしたら危ないよ?!」
葵「大丈夫だって、ケン。ほら!」
葵はそう言って反復横跳びをしてみせる。
葵「んもー、心配性だなケンは―――ごっふぇぇっ?!!!」
藍「吐いているじゃないか?!」
葵「ぐっ…?!(ば、馬鹿な?!もう治った筈じゃあ…?!)ゴホォッ?!」
健汰「ああああ?!!トイレで吐いてよ?!」
葵「ケン…やめられないし、止められないの…ゴッホォッ?!」
露木「何か嫌だけど…はぁ!!」
露木は能力で、糸のバケツを一瞬で作る。そしてすかさず葵の口元へと置く。
祐彦「はぁ…。この使い方なら能力の使用は良いんじゃないか?」
露木「いや、でもあの大きさの物を作ると結構体が疲れるわ…。それに見ているとちょっと精神的に危ないかも…。」
葵「―――ふぅ…。ノブっち、ありがとう!お蔭で被害はそれ程酷くはないよ!」
健汰「とりあえず嘔吐物のあるベットはお姉ちゃんが寝てね。」
葵「うっ…。そりゃそうか…。まぁでもこのホテルの従業員に言えば変えてくれるから大丈夫!」
橙「藍様、この館の配置、教えてくれませんか?」
藍「ああわかったよ。地図を使って説明するからよく聞いてね。葵達も聞いてくれ。」
藍・祐彦・咲夜の説明を聞いて葵達は粗方の事はわかった。
そして今度はこの後の行動について話し合う。
葵「さ、さすがセレブがくるホテルだねー…まさかカジノがあるとは…。」
健汰「僕はゲームセンターが気になるな。運ゲーだったらある程度の所まで出来ると思うし。」
葵「私はやっぱりカラオケかな。久しぶりにガツンと歌ってみたい気持ちもあるし!」
露木「俺はボウリングかな。チラッと見たらボウリング場もあったからな!」
祐彦「俺はトラブルが無ければな何処でもいいさ。」
咲夜「私は葵さんのいうカラオケにちょっと興味がありますね。」
妖夢「私は露木さんのボウリングですかね。幻想郷には話だけなら伝わっていて、立っている敵を薙ぎ倒すんですよね?」
健汰「違う…とも言えない…。ボウリングはボールを転がして、ピンを倒すゲームですよ。」
藍「私は橙の行きたい所に行こう。橙は何処に行きたい?」
橙「私は健汰のいうゲームセンターに行ってみたいです!」
葵「ありゃ、見事に別れたね…。じゃあこうしよう!最初にボウリングして、次にカラオケ、最後にゲーセン!」
祐彦「そうだな。やるとしたらそうなるな。」
露木「よし、じゃあ夜飯の時間帯まで遊びまくるぞ~!!」
予定がまとまった所で、全員はまずボウリング場へ向かう。
日中だからなのか、平日だからなのかボウリング場はそれ程人が混んでいなかった。。
『カコーン!!』
妖夢「成程、健汰さんが言っていた事はああいう事だったのですね。」
葵「じゃあまず各々で使用するボールを探そう!私はレーンの手続きをしてくるから!」
葵は受け付けの方へ行き、他の皆はボールを探しに行く。
露木「俺は大体14ポンドぐらいにしておこうかなっと♪」
藍「ふむ…(妖怪である橙と私にはどれも軽くて基準が分からない…。)なぁ、露木。私達はボールの重さをどれくらいにすればよいだろうか。」
露木「えっ?別に回転しやすいボールを選んだらいいんじゃないか?」
藍「成程、回転をかけるか…。ありがとう、少しは選びやすくなったよ。」
露木「うす。(そうか、藍さん達にとっては玉が軽いのかな…。じゃあキャッチボール感覚で投げる事も出来る?!)」
露木は藍の話を聞いて色んな事を妄想していたが、後ろからトントンと肩を叩かれる。
露木「ん?」
祐彦「お前は玉の重さどれくらいにしたんだ?」
露木「14ポンドだ。お前は?」
祐彦「今回はヘビーなのを求めて15ポンドだ。」
露木「重さに負けて肘が抜けないようにな?」
祐彦「ホントだな。健汰はまだ悩んでいるぞ。重さは決まったけど、色が決まっていないんだと。」
露木「ケンってそういう所をこだわるんだな。」
葵「あっ!いたいた、レーンの手続きし終わったよ。レーンを2つ用意したから4人ずつに別れよう!」
葵が皆を引き連れてその場所へ案内する。そして4人ずつに別れた。
―Aレーン―
・葵 ・露木 ・咲夜 ・橙
葵「第一投目は私からだね~!!」
葵は玉をヒョイと持ち、息を整える。
葵「フゥゥーーー…。―――せいやぁぁ!!」
勢いよく放たれたボールは一直線に戦闘のピンへと向かって行く。
『カコーン!!』
そして見事全てを吹っ飛ばしたのだった。
葵「ストライークッ!!!」
露木「おいおい、殆ど力まかせじゃねーか?!」
咲夜「わ、私は葵さんのようにはできなさそうです…。」
露木「いやっ咲夜さんは別にあんな豪快にやらなくてもいいからね?!別にゴリラが投げたかのようにパワフルじゃなくていいからね!」
橙「私はあれ、とても気持ち良さそうに見えます!」
露木「け、怪我をしない程度にね…。(次は俺か…。)俺がちゃんとしたボウリングを見せてやるからちゃんと見ておけよ。」
橙「ちゃんとしたボウリング…ちょっと期待ですね!」
咲夜「参考にしやすいものを見せてください♪」
葵「そんなに言っちゃっていいのぉ~?ハードル上がってるよぉ~??」
露木「その言い方なんかムカつくな…。…。行くぜ―――」
露木は葵とは違ってゆっくりとした玉を放つ。
咲夜「葵さんとは違ってゆっくりですね…。」
橙「あっ!端っこに落ちちゃう!!」
葵「やっぱり私の投げ方が一番なのよ!!」
露木「それはどうかな…?」
ガターに落ちそうになった瞬間、玉が大きく曲がった。それを見ていた3人は目を丸くして、声を上げる。
3人『えっ?!』
玉の軌道が大きく曲がったその先には先頭のピンがあった。
露木「全てはパワーじゃない!!如何にピンをお互いにぶつけさせ倒れさせるかだ!!また、弾き飛んだピンが他のピンの下部分に当たるよう、力加減も考えないといけない!!それが、ボウリングの奥深さってもんだ…!!」
『パッパラパー!!【ストライク】』
葵「あ、ありえない…?!あそこであんな急カーブを見せるなんて?!」
咲夜「回転、ですか…。それなら私も出来そうですね。」
露木「おう。むしろ葵の投げ方なんてしたらいつか肩を壊しちゃうぜ…。」
咲夜「よいしょ…。(少し重すぎたかしら…。でもさっきの露木さんの投げ方を真似すれば半分はいけるでしょう…!!)」
橙「咲夜さん、頑張ってくださーい!!」
葵「ガンバ、咲夜ちゃん!」
露木「あまり力みすぎると外れるぞー。」
咲夜「(心を落ち着かせて…。先程の露木さんの投げ方は確かこんな感じだったわよね…。)――――ハッ!!」
咲夜が放ったボールは、露木が放ったボールよりも遅かった。なのですぐ手前で軌道が曲がってしまう。
葵「ああっ!すぐそこで曲がっちゃった!!」
橙「速さが…足りないのですね…。」
露木「(…。ッ?!)なんだ、あの回転は?!」
『ギャキィィ!!!』
葵・橙「?!」
咲夜の投げた玉は最初
つまり咲夜は『
『カコーン!!』
咲夜「やっぱり全ては無理でしたね…。」
露木「いやいやいやいや?!!どどど、どうやって2回も軌道を反らせる事が出来たの?!」
咲夜「え…露木さんの投げ方をイメージしてやりましたけど…。」
露木「(2回?!2回方向転換したのか?!ほ、本当にどうやって…?!)」
葵「咲夜ちゃん、一回で全て倒せなかったからもう一回できるよ!ここで残りのピン全てを倒したらスペアだよ!」
現在、残りのピンはこのような感じだ(下)。
● ○ ○ ●
○ ○ ●
○ ○
○ 端っこにピンが残っているのがちょっと苦しい状況…。
咲夜「ふぅ…。(2本まとまっている方を狙いましょう…。)――…!!」
咲夜は玉をゆっくりと右端の方へと放つ。玉は無回転で、そのまま直進して2本とも倒す事に成功した。
橙「今度は私の番ですね!おっとと…(玉が意外と大きくて持つのが――)あっ!」
『ポーン…』
橙の玉が宙に浮かんだ。同時に4人の顔が青くなる。
葵「(受け止めなきゃ―――って腕折れるわ!?)」
橙「はわわわ…?!」
咲夜「橙、避けなさい!!」
露木「た、耐えてくれよ?!『
『ガキャン!!』
露木はボールが落ちてくる下に、能力で蜘蛛の巣のようなネットを作りだし、ボールを何とか受け止める。
葵「は、ハイヤァッ!!」
そして葵がすかさず手に取り、露木は直ぐに糸を消す。
咲夜「バレていないようね…!!」
橙「す、すいません!!体がフラフラって…。」
露木「い、いや大丈夫だ…。(妖怪って…怖ぇなぁ…。)」
気を取り直して、橙がボールを持ち直す。そして投球する。
橙「今度は―――えいっ!」
露木「おおっ!中々いいコースじゃないか!?」
橙の投げた玉はそのまま、先頭のピンへと向かっていく。そこまでは良かった。
『カキンッ!!』
3人「ん゙っ!?」
『カコーン!!』
なんとピンに当たると同時に玉が急回転し、ピンを凄い勢いで弾き飛ばしたのだ。
弾き飛ばしたピンは何故かレーンを越え…
『カコーン!!』
祐彦達のいる隣のBレーンへと吹っ飛び、並べられていたピンを全て倒してしまう。
だが、肝心の自分のレーンのピンは6ピンしか倒れていなかった。
祐彦「…投球しようとしたら、隣からピンがすっ飛んできてストライクを奪って行ったぞ…。」
健汰「良かったですね、祐彦さん。最初の出だしは良好じゃないですか。」
祐彦「感覚すらまだ掴めてないけどな。」
橙「…。」
露木「…橙ちゃん、今度から葵方式で投げようか…。無回転で一直線にな…。」
橙「はい、そうさせてもらいますぅ…。」
―Bレーン―
先程、不思議なストライクを発生させた祐彦。順番は次へ回り、藍が前にでる。
ちなみにこちらの順番は【健汰→妖夢→祐彦→藍】となっている。
藍「よし、見本を見て予習したぞ…。(軽い2、3mの助走からボールを腰の高さから腕を振り子のように振りおろし、ボールを手放すと同時に小首に捻りを入れ、回転をかける。)」
健汰「あっ、あのポーズ、さっきAレーンでやってた露木さんのポーズと同じだ!!」
祐彦「…お前らは違うレーンを見ていたのか?」
藍「(――ここだッ!)ハアッ!!」
『カラカラコーン!!!』
『パッパラパー!【ストライク】』
妖夢「凄いです、藍さん!!私何てさっき投げたら2球とも端っこに落ちちゃって…。」
藍「妖夢なら葵のような投球をしてみたらどうだ?先程は無理に回転をかけようとして失敗していたから無回転で行ってみてはどうだろうか?」
妖夢「成程、わかりました!」
妖夢は藍の言う通りに、この後の自分の番で無回転で投球した。
すると、ストライクは出来なかったものの、スペアを獲得する事が出来たのであった。
■
■
■
~結果発表~
―Aレーン―
一位:露木 二位:橙 三位:咲夜 四位:葵
―Bレーン―
一位:藍 二位:祐彦 三位:健汰 四位:妖夢
全体だと…
一位:露木 二位:藍 三位:橙 四位:咲夜・祐彦 五位:健汰 六位:妖夢
七位:葵
葵「…みんな上手すぎじゃない?!」
露木「あー楽しかったぜ!それにしても藍さん達の上達速度が異常だと思うのは俺だけだろうか…。」
健汰「あ、それは僕も思ってました。2球なげたらもうストライクをとるようになってましたからね…。」
藍「私は露木さんの投げ方に、自分なりの工夫を付け足して投球してました。」
妖夢「私は苦手ですね、ボウリングは…。」
葵「さてと、次はカラオケだよ!皆で歌いまくるよ~!!」
今度はカラオケルームへと向かう。
健汰が葵に「手続きは?」と聞くと「さっきした」と答えたそうだ。行動がはやい…。
橙「これがカラオケですか?」
咲夜「この前に河童が作った機械に似ているわね。」
葵「へぇ、幻想郷にもカラオケってあるんだ!じゃあ誰から歌うー?」
祐彦「ここはお手本として露木が歌ってみてはどうだ?」
健汰「いいですね、その案。僕も露木さんの歌を聞いてみたいです。」
露木「別に苦手じゃないからいいけどよ、何か俺を弄りにきていない?」
葵「気のせい気のせい~♪よし、これでどうだ!」
『ピピッ!予約されました。』
露木「あっ曲は俺が選ぶっつーの?!何を選んだんだよ?!」
葵「アンパ○マ○。」
露木「はぁ?!選ぶならもうちょっと違う曲にしてくれよ?!」
葵「いいからいいから!あっほら始まったよ、はいマイク。」
露木「葵、覚えてろよ…?!」
露木は嫌がりながらも葵からマイクを受け取り、歌い始める。
露木「An An Anpanman やっさしい君は~♪」
葵「…プフッ!」
祐彦「おい、笑うな葵…!!俺だって耐えているんだぞ…!!」
健汰「男子高校生が真面目にこの曲を歌うとかなりシュールですね。」
露木「愛と勇気だけがと~もだちさぁ~♪…って寂しいわっ?!恥ずかしいわ?!もう耐えられねぇよ?!」
葵「あっノブっちまだ曲は終わっていないよ?!」
祐彦・健汰「そうだそうだ、投げ出しはよくないぞー。」
露木「うるせぇ!!クスクス笑われながら、普通に歌ってなんかいられねぇよ?!」
咲夜「成程、これは楽しいわね…!」
妖夢「そうですね、ああやって楽しむんですね!」
露木「いやそこっ?!ただギャグっぽい事をして笑わせるのがカラオケじゃないからね?!歌って楽しむ事がカラオケだからね?!」
橙「藍様も何か歌ってみてください!」
藍「へっ?!ちぇ、橙?!」
葵「おっ、藍さん歌ってみる?」
藍「いや、私は―――」
葵「橙ちゃん、藍さんに何を歌ってほしい?」
橙「そうですね…。じゃあこの『3分の1の純情な感情』って曲がいいです!」
葵「へぇ、この曲ねぇ~!!この曲、祐彦好きでしょ?!」
祐彦「…まぁ否定はしない。」
葵「多分藍さんはこの曲を聞いた事がないから、デュエットでもしたら?」
藍「いや、あの―――」
露木「それは良い事だなぁ…やれよ、祐彦?」
祐彦「歌うのが嫌いって訳でもないし、別にいいぞ。藍さんはどうなんだ?」
葵「えっ?別にデュエットでもいいよね、藍さん?」
藍「あの私は――――?!」
橙「…!!」
橙は目を輝かせて藍の方を見ている。
藍は断ろうとしたが、橙に押されて断る事が出来なかった。
藍「わ、わかりました…。お願いします、祐彦さん…。」
祐彦「ああ。(久しぶりのカラオケだ。音程を外さなければいいんだけどな…。)」
曲は始まり、2人は歌いだす。やはりぶっつけで歌うのは難しかったようで、藍はちょっと慌てている。
だがそこを、祐彦がカバーしていた。
藍・祐彦『壊れる~ほどあ~いしても~♪ 1/3も伝~わらない♪』
橙「藍様声綺麗です…!!」
葵「ゆづっちって普段は低い声なのに、歌いだすとこんな高い声が出るんだねー…。」
咲夜「祐彦さんも歌うのがお上手ですね!」
妖夢「声が変わったかのようです…!」
露木「…(俺も得意な曲を歌いたかった…。)」
2人はそのまま歌い続け、見事最後まで歌いきったのだった。
祐彦「ふぅ…久しぶりに歌ったぞ。」
橙「藍様ー!!すごいです、すごいですよ!!」
藍「そうか?!そうかそうか…!!私も橙が喜んでくれて嬉しいよ!」
健汰「祐彦さんの安定感が凄いですね。」
祐彦「まぁな。ちょっと前までこの曲を歌っていたからなぁ…。」
葵「よし、じゃあ次はね――――」
この後も葵達は歌い続け、最終的にはゲーセンに行く体力なども無くなり、
部屋へと帰ったのだった。
~今日の主さん~
レミリア「これで咲夜たちが現代に行ってから結構経つわね…。」
フラン「お姉さま、最近ずっと同じことを言ってるね。」
レミリア「あら、そうなの? 考えてみたらコレ、どうやったら勝負がつくのかしら…?何か面倒になってきたわ…。」
パチュリー「元はと言えばそのちっぽけな意地を張ったレミィが原因じゃない。」
レミリア「はぁー…。じゃあ今日も霊夢の所、もとい美華ちゃんの所へ遊びに行きましょう!」
美鈴「(ここ最近ずっと博霊神社にお世話になりっぱなしですね…。すいません、優さん、霊夢さん…。)」
こうして、関係のない人をどんどんと巻き込んでゆく主であった。
この作品をこの作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回はやっと南国について楽しんでいましたね。
そして、すいません!!すごい長くなってしまいました…。
私なら途中で読むのをやめてしまうレベルです…。グダグダとすいません!!
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!