従者現代録   作:銀の鰹節

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前回のあらすじ
藍・橙・咲夜・妖夢の4人が現代へと移動した。
 ↓
葵・健汰との出会いは無茶苦茶だったが、話をしている内に和解し、共に暮らす事となった。


#2 こんな現代、現代じゃない!!

 

 

【現代入り・2日目】

 

葵「わっ!藍さん豊かだねぇ~…」

 

藍「おっおい?!何故、胸を触っているんだ?!」

 

藍達と葵達が出会ってから次の日の朝。全員、疲れて風呂に入らずに寝てしまったため、朝に入っているのだ。

ちなみに咲夜と妖夢はもう既に入っており、今は葵と藍と橙の番だ。

 

葵「いや、私の下着が小さいんじゃないかと思って、大きさを確かめているだけだよ。それにしても着替えがないって聞いた時はちと驚いちゃった」

 

橙「あ、葵さんの胸もおっきい…?!」

 

葵「ん?橙ちゃん、ありがとうね♪褒め言葉として受け取っておくわ。さてと、朝食の方も気になるからさっさとあがりましょ!」

 

3人は風呂から上がり、ドライヤーでさっと髪を乾かす。リビングに戻ると妖夢と咲夜が料理をテーブルに広げていた。

 

葵「ほぇ~~…何この景色…この家にこんな料理を作れる材料あったけ…?」

 

妖夢「今、冷蔵庫にある物がこのぐらいの量しかなくて…この程度の料理になってしまいました…」

 

葵「妖夢ちゃんは程度の使い方を学び直した方がいいと私は思う…」

 

 

『ガチャ』

 

 

健汰「ふぁあ~~…おはよー…」

 

リビングのドアが開くとそこから、健汰が目を擦りながら入って来た。

 

葵「おはよう、ケン」

 

咲夜「健汰さん、私昨日あなたに刃を向けてしまったけど嫌な夢とか見ませんでしたか…?」

 

健汰「あ、うん…大丈夫、です…。それよりも『健汰さん』じゃなくて『ケン』でいいよ…何か変な感じになるし…」

 

咲夜「!そう、わかったわケン」

 

6人はそれぞれ皿が置かれた所に座る。少し窮屈だがこういうのもいいなと、葵は思うのであった。

 

 

少年少女食事中…

 

 

6人『ごちそうさまでした』

 

葵「それで藍さん達はこの後の用事とかあるの?」

 

藍「いや、今から4人で話し合って決める所だ」

 

葵「そう、じゃあまだ未定って事ね。日常生活用品を買いたいの。食材も尽きてるだろうし、何より皆の服を買わないと」

 

妖夢「そ、そんな!?お金の事情だってある筈なのに頼るのはできませんよ!」

 

咲夜「私も同意見です。泊めてもらっている立場なのに、そのうえ服まで買ってもらうなど…」

 

葵「大丈夫、大丈夫!これがあるから…!」

 

葵はそう言って、引出しからカードを取り出す。

 

藍「それは…葵のカードか?」

 

葵「いや、私の父さんのだよ。家にあんまり戻って来れないから困った時はこれで何とかしろって言われているの」

 

妖夢「いくら身内でもご本人に一度確認しなくては…」

 

健汰「やめといたほうがいいよ。お姉ちゃんが言いだしたら止まらないから。諦めるんだね」

 

藍「薄々そのような気はしていたよ…。では葵、君の好意に甘えさせてもらう事にするよ…」

 

葵「うん、それが一番ね!そしたらそうだねぇ…今が9時位だから移動時間も兼ねて…9時半に家を出るから準備しといて!」

 

5人「わかった(はい)…」

 

葵から準備しといてといわれても準備する物がない為、藍達は30分程、葵達の準備が終わるまで待つのだった。

 

 

 

30分後…

 

葵「いやぁ~準備する物がないのに準備しといてとか言ってゴメンね~…」

 

咲夜「いえ、それは大丈夫ですが…これから何処に行くのでしょうか?」

 

葵「これから電車に乗って大型ショッピングモールに行くの。ちょっと移動で結構時間がかかっちゃうけどね」

 

健汰「今日は日曜日だから結構人が混むよ」

 

葵「と、いう訳で気を引き締めていこう!あ、電車の中でここ周辺の事を話すよ」

 

葵達6人は徒歩で駅を目指す。3分程歩いたら田舎などにある小さな小屋があり、その奥に線路があった。

 

咲夜「電車…八雲紫のスペカで1回だけ見た事あるのですが…あの速度でやってくるのでしょうか」

 

藍「いや、今の時代はアレ以上だ。廃線の電車だからな…」

 

橙「…!来た…!!」

 

 

『ゴゴゴゴゴ…!!!』

 

 

奥から地響きをあげ、猛スピードでこっちへ向かってくる大型の物体が見えた。

 

妖夢「あれが…今の電車?!」

 

葵「妖夢ちゃん、一歩下がらないと轢かれるよ~?」

 

妖夢は葵の言う事に従い、一歩下がる。そして電車は自分達の前で停車し、中へと乗り込む。

 

葵「ふぅ、何とか人数分の席を確保できたね!」

 

藍「それにしてもすごいな…現代には来たことあったのだが、電車には一度も乗らなかったんだ…」

 

葵「へぇ~…(藍さんって現代には来た事があるけど、プライベートではなしって感じだね…)」

 

健汰「お、お姉ちゃん?ここ周辺の事を話すんじゃなかったの…?」

 

葵「あ、忘れてた。思い出した事だし、早速説明させてもらうよ。まず私達が住んで居る町の名は『石山峰町』っていうの」

 

藍「石山峰…聞いた事のない地名だ」

 

葵「内陸にある町だよ。そこから北西へ行けば昔に結構ヤバそうな殺人事件があった『杜王町』、東へ行けばヤクザやらギャングやらいる危険地帯の『凡矢理市』があるし…」

 

健汰「何でお姉ちゃんはあまり行かない方がいい所を言うんだよ…。もっとあるでしょ…」

 

葵「あ、あぁそうだね…。えーと…そう!南の方へ行けば『空座町』もあるよ。あそこでは心霊現象の噂が絶えないとか…」

 

妖夢「し、心霊?!」

 

妖夢は心霊のワードに過剰に反応した。足を見てみると小さく震えていた。

 

健汰「…妖夢さん、幽霊とか怖い?」

 

妖夢「そ、そんな事はありませんよっ?!私は幻想郷では魂の管理を―――」

 

 

『え~、石幽峰、石幽峰~』

 

 

葵「あ、着いた着いた!行くよ皆、逸れないでね!」

 

葵はそう言って、電車から降りていった。

 

健汰「…ん?妖夢さん行くよ?」

 

妖夢「あ、はい!」

 

妖夢は電車が止まった事に気付かず皆と少し遅れたが、健汰の後ろをついていって何とか逸れずにすんだ。

 

葵「よぉ~し、これからデパートに行くからね。まずは服を買って、その後に食品とかを買うから各自忘れずに」

 

健汰「お姉ちゃんが『自分、忘れやすい性格だから他がしっかりと覚えておいてよ』って言ってるの」

 

葵「け、ケン?!何でアンタは~~~!!!!」

 

健汰「隠す必要はないでしょ。お互い知らない事があったら困るでしょ?」

 

橙「ケンタはお姉さんと本当に仲がいいんだね」

 

健汰「う、うん…。ちぇ、橙ちゃんも藍さんと仲がいいんだね」

 

葵「あら?あらら~?ケンったら顔を赤くしちゃって~!脈アリって感じ?!」

 

藍「何ッ?!橙そうなのか?!」

 

橙「ま、まだそんな訳じゃありません!!」

 

藍「『まだ』だと…?!」

 

咲夜「ねぇ、お取込み中に悪いのだけど、電車から降りて5分。まだ100mも進んでいないわよ…」

 

葵「おおっといけないいけない…。それじゃあ皆行くよ~!」

 

咲夜の一言により、ほぼ止まっている足を動かし、目的地へと進んでいった。

 

 

 

~数分後~

 

葵達が歩き続けて、5分か6分が立った時、目の前にそびえたつ大きな建物の前に来ていた。

 

妖夢・咲夜「…!!?」

 

橙「やっぱり外の世界の建物は大きいですね~…」

 

藍「ああ。外の物資を買いに紫様と行った事があったが、やはり慣れないな…」

 

葵「なにポカーンとしているの!中に入って服買うよ、服っ!!」

 

妖夢・咲夜「は、はいっ?!」

 

健汰「(テンションのお姉ちゃん…久しぶりに見た気がする)」

 

葵を先頭に、咲夜達はデパートの中へと入っていった。

中は妖夢達にとって見た事のない物がたくさんあった。(エスカレーターなど…)

 

葵「さてと…洋服売り場は2階か。よし、あっちだ!」

 

葵はそう言って、エスカレーターに乗って2階へと上がっていった。健汰も葵の後に続いて、エスカレータに乗っていった。

 

妖夢「…!!(くっ、タイミングが掴めない!!いつ、いつ足を乗っければ…)」

 

咲夜「(葵達はもう半分くらいまで進んでしまっている…!!)妖夢、勇気を出して足を前に出すのよ!」

 

妖夢「あと、あとちょっとで見えてくるんです…!!」

 

藍「…ハァ」

 

躊躇っている咲夜と妖夢を見て、藍はため息を吐く。

 

 

『トンッ!』

 

 

咲夜・妖夢「うひゃっ?!」

 

2人は後ろから押された為、前によろける。その結果、エスカレーターに何とか乗れることは出来た。

 

藍「すまないな。後ろがつっかえて来ていたので強行手段にうつらせてもらった」

 

橙「自分は動いていないのに、自分が移動するとは変な感じですね」

 

咲夜・妖夢「(こ、怖かった…)」

 

壁を何とか乗り越えて葵達と合流し、衣服のコーナーへと向かった妖夢達であった。

そして各自で気に入った物を探した。一番最初に決めたのは妖夢だった。

 

妖夢「あの、これでいいですか?」

 

葵「…妖夢ちゃん…色が地味ね。何よ、濃い緑と黒って…。その銀髪を生かすためにはそうだねぇ…」

 

妖夢「え、私はこれでいいのですが…」

 

葵「ダメダメダメ!!あ、これがいいわよ!こっちの方が似合うって!」

 

葵はそう言って妖夢に、白のワンピースを渡す。

 

妖夢「こ、こんなお洒落な物は私にはあまり…」

 

葵「美少女さんがな~にを言ってらっしゃるの…。あっちに試着スペースがあるから試しに来てみなよ。ケンもついていってあげて」

 

健汰「えっ?!何で僕が行かなくちゃいけないの!?」

 

葵「だって妖夢さんここに来るの初めてだし、私は他の3人から目を離せないし…だから、ね?お願いッ!!」

 

健汰「うっ…?!…ハァ、わかったよ…。妖夢さん、こっち」

 

妖夢「えっ?!あっはい…」

 

妖夢は健汰の行く先へとついて行き、試着室へ入った。

すると、次に咲夜が葵の所にやって来た。

 

咲夜「葵様、このような物でいいのでしょうか…」

 

葵「咲夜ちゃん、べつに『様』はいらないよ。そしてなぜ故にジャージを持っているの、お主」

 

咲夜「動きやすい服を探していたらこれが目に入ったものですから…」

 

葵「ダメダメダメダメーッ!!そうだねぇ、動きやすいのが欲しいなら…これだ!」

 

葵はそう言って、スカート・Tシャツ・ジャケットを渡す。色は紺、グレー、黄緑色の順だ。

 

健汰「妖夢さんバッチリ似合っていたから大丈夫ですよ。お姉ちゃん、終わったよ」

 

妖夢「な、何か恥ずかしかったです…」

 

葵「お、丁度いいタイミングじゃん!はい、今度は咲夜ちゃんを連れていって」

 

健汰「はぁ…この調子だと藍さんもかなぁ…。咲夜さん、行こう…」

 

咲夜「あ、あの一体何をするのですか…?」

 

葵「あぁ、その服を試着して欲しいの。そしてケンが似合っているか判断し、購入を考えるの」

 

健汰「お姉ちゃん…僕基準なのはどうして…」

 

葵「さぁさぁいいからいったいった!」

 

健汰「分かったってば…。咲夜さん、こっち…」

 

咲夜「え?あぁ、はい…」

 

健汰は咲夜を連れて、試着室へと向かって行った。その時、藍と橙が葵の元へやって来た。

 

藍「これで良いだろうか?私なりのファッションなのだが…」

 

葵「おっ?!おおっ?!これは試着しなくてもわかる、絶対に似合う!!藍さんのセンスって凄いですね!!」

 

橙「私の物も藍様に選んでもらいました!」

 

葵「了解!じゃあ咲夜ちゃんを待とうか」

 

葵達は咲夜と健汰が戻ってくるのを待った。そして数分後には2人が戻ってきて合流した。

流石に1日分だけじゃ足りないという事で、7日分程の服をまた選び、そしてやっと購入して終わる事ができた。

 

健汰「お姉ちゃん…俺が人見知りだってことを知っておいてこういう事をやらせているだろ…!!」

 

しかし、その度に健汰に試着の付き添いをさせていた為、キレかけていた。

 

葵「ご、ゴメンね…?家に帰ったら納豆バニラアイスを食べさせてあげるから…」

 

健汰「…約束だよ」

 

藍「(納豆とアイス?!変わった好みもあるものだな…)」

 

妖夢「!葵さん、あれ何ですか?」

 

妖夢はある店舗に指をさす。そのテンポはレトロな感じが漂ういかにも高級感満載のカフェだった。

 

葵「おっ!ちょっと疲れたし休憩がてら寄っていこうか!」

 

咲夜「落ち着いた外観ですね…(私好みなお店ね…)」

 

葵達はカフェへと足を運ぶ。席へと案内され、メニュー表を店員から渡される。

 

葵「とりあえず、カフェラテをください」

 

健汰「僕は緑茶を…」

 

妖夢「あ、私も緑茶で…」

 

咲夜「私は紅茶をよろしいでしょうか?」

 

藍「私は緑茶で…」

 

橙「じゃあ私も緑茶で!」

 

店員「畏まりました、少々お待ちください」

 

店員は店の奥へと消えていった。それぞれが頼んだ物が来るまで、葵達はその後の日程を計画する。

 

葵「とりあえずは後食材を買うだけでいいよね?」

 

藍「ああ、服も買ったし大丈夫だろう」

 

葵「…あ!下着!下着の事をすっかり忘れていたよ…。よし、ケン似合うかどうかを後でしっかりと確かめてよ!」

 

健汰「テメェはどこまで羞恥プレイをさせたいんだ、あ゙?」

 

葵「う、すいません…」

 

咲夜「?!(今…ケンの周りの空気が変わった…?!)」

 

妖夢「お2人は仲がいいですね、やっぱり!」

 

健汰「よく言われます…」

 

店員「お待たせしました、こちらが――――」

 

店員がそれぞれ頼んだ物を持ってきた時だった。入り口の方から悲鳴が聞こえた。

 

 

『キャーーッ!!!!』

 

 

全員『ッ?!』

 

全員が思わず入り口の方へ振り向く。すると視線の先には、赤い液体が付着した包丁を持った男性と、横たわった人だった。

男性はこっちをみるなり、走り出して来た。

 

葵「ッ!!?」

 

健汰「ヤバイヤバイヤバイッ?!!」

 

妖夢「!!(しまった、刀を置いて来てしまった!!)」

 

咲夜「藍さん、この世界では凶器などを所持するのは犯罪なのでは?!」

 

藍「そうだ!!だから今こっちに向かって来ている奴は犯罪者だ!!しかも殺人罪にもなりかねんかもしれない!!」

 

橙「藍さま…?!後ろは壁ですよ?!」

 

絶対絶命のピンチに陥った時だった。

 

??「貧弱貧弱ゥ!!!」

 

男「ガアッ?!!」

 

 

『ズザザ…!!』

 

 

何者かが横から男性を殴り飛ばしたのだった。

 

葵「その声…まさか『ノブっち』?!」

 

ノブっちと呼ばれた者は葵の方へと振り向く。

 

ノブっち?「む?その声は葵か!!奇遇だな!だが少し待ってろ…今から我が力でアイツをぶっ殺してくるからなァ!WRYYYYーーーーッ!!」

 

男「ぐっ、この―――」

 

??「『悪・即・斬』俺はこの正義だけを貫いて生きてゆく――牙突!」

 

男「ぐああっ?!」

 

男が起き上がり、持っていた包丁をノブっちに向けて刺そうとしたが、横から手を棒で突かれる。

 

葵「やっぱり『ゆづっち』もいる!」

 

ゆづっち?「おい、その呼び方は止めろと言っただろ…!!牙突をくらいたいのか…!」

 

ノブっち?「待て、それよりもコイツを倒すのが先だ」

 

ゆづっち?「…わかった、やるんだな、アレを」

 

ノブっち?「ああ。行くぞ!!時よ止まれ、『ザ・ワールド』!!」

 

男「…?!(身動きが―――)」

 

ゆづっち?「まずは俺からだ。牙突!!ハアッ!!!」

 

男「ぐっ?!」

 

ノブっち?「トドメだぁ!!無駄無駄無駄無駄無駄無駄、無駄ァーーーッ!!!(そして時は動き出すッ!)」

 

男「ぐああーーーーっ?!」

 

ノブっちとゆづっちは連係プレーで男に一切動く隙も与えず、倒す。男は意識があるが、動けはしなかった。

 

男「これは…『糸』?!」

 

ノブっち?「チェックメイトだ。このまま警察に捕まるのを待っているといい!!」

 

ゆづっち?「葵、お前らもここから離れろ。こういうのは逃げるが勝ち、だ。刺された人なら先程、従業員が対応していたから大丈夫だ」

 

葵「う、うん!店員さん、ここに代金置いとくよ!皆行くよ!!」

 

全員「わ、わかった!!」

 

ノブっちとゆづっちの行く先に葵達はついていき、やがて店の玄関へと辿り着いた。

 

ノブっち?「さてと…あそこにベンチがある。そこで一旦落ち着こう」

 

ゆづっち?「はぁ…とんでもない物を見てしまった…」

 

葵「いやぁ~二人とも有難うね!お蔭で助かったよ!」

 

ノブっち?「フン、たまたまだ。奴を止める事と、お前らを助ける事が同時に起こっただけの事よ」

 

ゆづっち?「それで、後ろの方々は誰なんだ?お前に友達が居るとはあまり考えづらい…」

 

葵「し、失礼なッ!?」

 

健汰「この人達は居候さんですよ。ちょっと家を改築しているみたいなので、それが終わるまで僕達の家に住んで居るんです」

 

藍「!(ナイスフォローだ、ケン!)」

 

ノブっち?「なんだケン、もう俺達には慣れたのか?」

 

健汰「うん。お姉ちゃんの友達として家に遊びに来たりしてたからね。もう慣れたよ」

 

ゆづっち?「ほう…人見知り解消へと一歩進んだな」

 

葵達4人が話し合っている内に、ノブっちが腕時計を気にし始める。

 

ノブっち?「…!すまない、もうそろそろ俺達はここで御邪魔させてもらうよ。やらなくてはいけない事があるからな」

 

ゆづっち?「また今度な。夏休み、お互い楽しく過ごせるよう努力しような」

 

葵「うん!じゃーねー!」

 

ノブっちとゆづっちは葵達と別れ、どこかへ行ってしまった。

 

葵「さてと、気を取り直して食材買いに行こう?早く家にかえりたくなっちゃった…」

 

妖夢「わ、私もです…現代というのは危険な場所ですね…」

 

咲夜「葵さん、後でノブっちと呼んでいた男性の事について詳しく教えてくれませんか?」

 

葵「な、なぬっ?!もしかして好み?」

 

咲夜「いえ、そういう感情ではなく彼の『時よ止まれ!』という発言に対してです」

 

葵「ふーん…わかった、家に帰ったら教えてあげるよ!」

 

咲夜「感謝いたします」

 

葵「別にいいよ、それぐらい!さてさて…今日は卵と大根が20%OFFか。皆、スーパーに行くよ!」

 

葵を先頭に、皆はスーパーへと足を運ぶ。その時に藍が健汰へと近づく。

 

藍「ケン、さっきのフォロー助かった。ありがとう」

 

健汰「大丈夫。こういう事もあろうかとあと3通りくらいの言い訳は考えて来た」

 

藍「すごいな…!じゃあケンに頼らせてもらうとしよう」

 

健汰「任せて。僕に出来る事はこれぐらいしかないから…」

 

葵達はその後、スーパーで食材を買い、家に帰って安息の時間を過ごすのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
まだキャラが安定していない気がするので、違和感があるかもしれませんが最初の頃はご了承ください…。
今回は買い物へ葵達が行きましたね。ですがその行先で事件に巻き込まれてしまいました。たまたま、葵の友達らしき人が近くに居たお蔭で助かりましたね。
葵は前回から登場して必ずナイフを向けられている…何か運命的な物があるのでしょうか?
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!
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