前回のあらすじ
葵達の父、『草壁 英克』が家に帰ってきて、藍達が追い出されそうになる。
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だが、スキマから出てきた『博麗 優』と英克の取引により、何とか免れた。(今ココ!)
【現代入り・4日目】
『ピンポポポポポポポーン!』
日が昇り、時計の長針が10時を示す頃。草壁家にうざい程のインターフォンが鳴り響く。
『ドン、ドドドン、ドン、ドンドンッ!!』
さらにはリズミカルにノックされる。葵はバタバタと急いで玄関へと向かった。
葵「うっるさーい!!!迷惑だって言っているでしょーが?!」
『ガチャ!!』
葵が勢いよくドアを開ける。目の前には、この前にデパートで出会った『ノブっち』『ゆづっち』が立っていた。
ノブっち?「よう、遊びにきたぞ!」
ゆづっち?「暇だからここしか行く当てがなかった…」
英克「おい、誰だ。うっとおしい程、インターフォンを鳴らしたりドアを叩いたりしたのは…!!」
ノブっち?「うがっ?!今日は親父さん居たの?!」
ゆづっち?「朝からすみません…葵さんが早く出てこないものだから…」
英克「葵…今度からさっさと出ろ。わかったな」
葵「(よ、余計な事を言うんじゃないよ?!)」
玄関でギャーギャー、ギャーギャー騒いでいると、その騒ぎを聞きつけたのか、妖夢がやってくる。
妖夢「葵さん、騒がしいのですが何かありましたか?って、貴方がたはあの時の!!」
ノブっち?「む?…あぁ、あの時葵達と一緒にいた美少女さんか」
妖夢「びしょっ?!(あ、え?!ななな何か雰囲気変わっていませんか?!)」
英克「はぁ…玄関で騒がれても困る…。二人とも、上がりなさい」
ノブ&ゆづ「はーい。お邪魔しまーす」
2人は声をそろえて、家に入る。とりあえず2人をリビングへ移動させ、飲み物を出す。
妖夢「お飲み物をお持ちしました…」
ノブっち?「んぁ?あぁ、ありがとう」
ゆづっち?「…それにしてもいつからお前ん家は賑やかになったんだ?」
ゆづっちの質問に対して、健汰が後ろから答えた。
健汰「ん~ちょっと前かな?実際僕達もまだあまり彼女たちの事は知らなくて、知っているのは母さんの知り合いだって事だよ」
ノブっち?「成程ね。確かお母さんは外国で働いていたっけ?」
健汰「うん」
ゆづっち?「だから皆髪の色がバラバラなんだな」
葵「…よし、ノブにゆづ!自己紹介しなさいよ!これから私達は共に行動する事が多くなると思うの!」
ノブ&ゆづ「えっ?」
葵「じゃあここに居ない娘も呼ぼうか!おーい、藍さーん橙ちゃ~ん咲夜ちゃーん!!!」
葵がその名を叫ぶと、家の奥からドタドタと足音が聞こえてきた。
藍「何か呼んだか、葵?って、この者達は?!」
橙「あ!買い物しに行った時に助けてくれた人達だ!!」
咲夜「あの葵さん、これは一体…」
葵「ん?いや、今から自己紹介をしてもらおうかと思って…。それにきっとこれから会う事も多くなると思うし…」
葵のいきなりの要求には2人は慣れているらしく、臨機応変に行動をしていた。
ノブっち?「…わかった。俺は『
ゆづっち?「俺は『
葵「えー…私はゆづっち気に入っているんだけどなぁ…」
祐彦「ダメだったらダメだ」
葵「ぶー…。ほら、藍さん達も」
藍「あ、ああ。私は『八雲 藍』という者だ。宜しく頼む」
橙「『橙』です」
咲夜「『十六夜 咲夜』と申します。咲夜とお呼びください」
妖夢「『魂魄 妖夢』です。妖夢と呼んでください」
とりあえず全員の自己紹介が終わった所で、咲夜が2人に疑問を抱く。
咲夜「あの、前会った時とは違う感じがするのですが気のせいなのでしょうか…?」
妖夢「あ、私もそれ思っていました。特に信寺さんが変わってる感じがするんですよ…」
祐彦「違う感じ…?ああ、あの時はスイッチが入っていたからな」
咲夜「スイッチ?」
露木「つまりこういう感じだろ?…『フッ、貴様らが一体この俺に何の用だ?』」
祐彦「俺は元からこんな感じだから違和感ナシだ。だが、コイツはちょっとおかしいんだ」
露木「おいおい…おかしいとは貴様、一体どういう事だ?お前なら我が力も認知しているだろう…」
祐彦「な?」
咲夜「な、何故そのような事を…?」
露木「いや、ただアニメのキャラの真似をしているだけ。ちなみに葵だって出来るぞ?」
葵「バッ?!何を言ってんのよ?!」
祐彦「あぁ、そういえばそうだったな。ちなみに俺達3人が戦ったら葵には勝てない。たとえ2人がかりでもな」
妖夢「まず戦うっていうのがよくわかりませんが、どうしてですか?力はお2人の方が上だと思うのですが…」
露木「いやいや、まずその考えから間違ってるよ。アイツは力が―――ムゴゴ?!」
露木が話を続けようとした瞬間、葵は露木の口を手で塞ぎ、喋れないようにしていた。
葵「(いい…?その事を他の4人に話したらその頭かち割るわよ…?)」
露木「ムグッ、ムググッ!!?」
露木は顔を青くさせながらも、顔を縦に振った。葵はスッと露木の口から手を離す。
葵「さてと、皆なにをしようかー?」
露木「ケホッケホッ…?!(その笑顔が怖ぇよ…!!)」
祐彦「葵は彼女たちにここ周辺の地形などは説明したのか?」
葵「あ、近辺の町とかしか言っていないや」
露木「じゃあ案内がてら散歩したらどうだ?」
葵「えぇ~…今日はとても日差しが強いから日焼けだけじゃすまないよ…灰になっちゃうかも」
健汰「ニンニクを投げつけてあげようか、お姉ちゃん」
葵「私は吸血鬼じゃないよ~ケン…」
祐彦「じゃあどうする…俺達は暇でしかたないぞ」
葵「いや、行こうか…うん。私はもう覚悟を決めたから大丈夫!」
健汰「外に出るだけでそれだけ覚悟必要…?」
葵「やーねーケンったら!紫外線はお肌の敵なのよ!」
健汰「はい、日焼け止め」
葵「えっ?ああ、うん…」
葵は健汰から日焼け止めを渡され、何も反論せずに塗り出した。
葵「ねぇ、こんな日焼け止め家にあったっけ?」
健汰「あったよ」
妖夢「ではこれから外に行くという事ですね」
葵「あ、うん。皆も塗っとけば?」
藍「ああ使わせてもらうよ。橙、こっちにおいで。塗ってあげるから」
橙「はい藍様!」
祐彦「じゃあ男子の俺達は先に玄関で待っている。行くぞ、露木、ケン」
露木「あいよ~」
『グイッ!』
健汰「えっ?!ちょっ露木さん、下してください?!」
露木「おいおい『ノブっち』って呼んでくれよ、ケン~~」
3人は玄関へと向かうため、部屋から出ていった。葵達はササッと塗って、玄関へと向かった。
葵「お待たせ~準備オッケーだよ」
祐彦「よし。じゃあ行こう。まずはよく行きそうな所から行ってみよう」
健汰「そうだね。じゃあ右の方だ」
咲夜「あの、この先には何があるのですか?」
葵「それは行ってからのお楽しみだよ、咲夜ちゃん♪」
咲夜「は、はぁ…(何故『ちゃん』付け…)」
露木・祐彦・健汰・葵を先頭に玄関を出て右の方向へと進む。
妖夢「(改めてみると幻想郷では見た事のない家ばかり…それにちょっと息苦しい感じもしますね…)」
数分ほど歩いた時、とある古びた屋台の前で4人が立ち止った。
藍「ここは…『なめくじ』?」
橙「なめくじって、塩かけたらとけるやつですよね?」
露木「アハハハ!橙ちゃんは面白い事を言うね~!」
葵「ここは『駄菓子屋』!私達がチビだったころから共に過ごしてきた憩いの場なの!お邪魔しまーす!」
『ガララッ!』
葵は勢いよく引き戸を開け、中へと入っていった。
健汰「お、お姉ちゃん…。皆行こう…」
健汰たちは葵を追いかけるように後から入っていく。
中は木製の棚が沢山並べられており、いろいろなお菓子があった。
お婆さん「おや葵ちゃん、来てくれたのね。それに露木くんに祐彦くんまで…」
祐彦「すいません、葵が騒がしくて…」
お婆さん「いいのいいの。皆の顔をみると元気がでてくるからねぇ…!」
露木「婆ちゃん、ヴァリヴァリセンヴェある?」
お婆さん「ヴァリヴァリセンヴェなら右の棚にあるよ。」
露木「おっ、コレコレ~!」
露木は棚の方へと向かい、目的の物をあさり始めた。
お婆さん「それにしてもこの人達は誰だい?」
葵「この人達は私の友達で居候なの」
お婆さん「葵ちゃんの…!まぁまぁまぁまぁ!可愛らしい事!品が少ないけど食べて言って頂戴。」
藍達「ありがとうございます」
お婆さん「…あとそこの銀髪の娘さん」
妖夢「あ、はい。何でしょうか?」
葵はお婆ちゃんが妖夢を見た時に何かに気付いたのを感じ取った。一体何に気が付いたのだろう…。
お婆さん「アナタは『霊』って存在を信じているのかい?」
妖夢「えっ?それはもちろん信じてますけど…どうかしました?」
お婆さん「あなたの後ろにね、ピタァって霊がくっついているのよ…」
妖夢「?!お、お婆さんこれが見えるんですか?!」
お婆さん「あ、アナタさんもわかっていたのかい?!ちょっと待っててね。除霊道具を取ってくるから…」
妖夢「え゙っ?!」
お婆さんはスッと立ち上がり、店の奥へと消えていった。
葵が妖夢を見てみると、顔を真っ青にして思考が停止していた。
妖夢「 ・ ・ ・ 」
葵「よ、妖夢ちゃん?!顔色悪いよ、大丈夫?!」
妖夢「あ、葵さん…あのお婆さんを止めてください…?!私が死んでしまいます!?」
葵「ふぇっ?!ちょ、何を言って―――」
妖夢「あ、ああ、あああああ?!!気配が、気配がこっちにぃぃぃ?!!」
妖夢は完全に弱腰となり、葵にしがみついている。
そして奥からお婆さんの姿がゆっくりとこちらに近づいて来ているのが確認できた。
お婆さん「待っててね。直ぐに終わるからね…はあっ!はあっ!」
妖夢「ひゃあああっ?!」
露木「ん?しょっぱ?!婆ちゃん、何かしょっぱいよ?!」
お婆さんは辺りに塩をかけ始める。ある程度巻き終えると、今度は札のような物を出した。
お婆さん「――――――」
そして小さく念仏のような物を唱えている。妖夢はもうその場にしゃがみ込んで震えていた。
妖夢「ふっ、くぅぅぅ…!!?」
葵「よ、妖夢さん…?!」
藍「そういえば葵達にも言ってなかったな…。妖夢は『半人半霊』という種族だ。つまり幽霊でもあり人でもある存在だ」
健汰「じゃ、じゃあいまお婆ちゃんがやっている事って…」
咲夜「…妖夢を半殺しにしようとしているのと同じだと思うわ」
葵「えぇ?!ええぇっ?!よくわかんないけど、お婆ちゃん止めて!!」
お婆さん「―――――」
葵の静止も届かず、お婆ちゃんはただただ唱え続けていた。
葵「ゆ、祐彦!お婆ちゃんを止めて!!」
祐彦「す、すまない葵…。婆ちゃんのソルトスプラッシュを目にくらって行動不能だ…」
葵「え、えぇーー?!」
祐彦は先程お婆ちゃんが撒いた塩にかかってしまった為、ずっと1人でもがき苦しんでいた。
妖夢に至ってはもう倒れており、目に光が灯っていなかった。
お婆さん「これで終わりだよ。万物において全てを還せよ―――」
妖夢「ぁぁ...」
葵「お婆ちゃん、止めてぇぇぇ!!!!」
咲夜「仕方ないわね…『咲夜の世界』」
『ピタッ…』
時は止まった。今この世界で動けるのは十六夜咲夜ただ1人。その間に咲夜はお婆ちゃんが持っている札を奪う。
咲夜「とりあえず此処に置いておきましょう…。…?」
時間を動かそうとした時、とあるものに視線が止まる。
露木「…」
咲夜「(何かしら…今こっちを見たような気がしたけど…。…気のせいよね)――そして時は動き出す」
『グググ…!!』
お婆さん「ッ?!な、何じゃ札が…?!」
妖夢「プハァッ?!ゼェー…ハァー…ゼェー…ハァー…!!」
露木「…何なんだ、今の感じは…(気のせい、か…)」
葵「お婆ちゃん、止めて!!」
お婆さん「あ、葵ちゃん…?!」
妖夢「(は、半霊は50mまで移動可能…!今の内に…!!)」
妖夢は半霊だけをこの建物から出し、出来る所まで遠くへと移動させる。
お婆さん「む?霊が消えた…?除霊が成功したのじゃろうか…まぁよい。」
妖夢「よ、よかったぁ…」
露木「うし、これ頂戴、婆ちゃん!」
露木はそう言いながらダンボール箱を3つ持ってくる。
祐彦「本当にヴァリヴァリセンヴェが好きなんだな」
露木「あぁ!1噛みすればヴァリっと…もう一度噛むとヴァリっと。このヴァリがたまらないんだ!!」
お婆さん「全部で340円だよ。」
露木「うすっ!」
葵「それじゃあお婆ちゃん、私達はもうそろそろ行くね!」
お婆さん「はい、気を付けて行くんだよ」
葵達は店を出て、再び道を歩み始める。
妖夢「こ、殺される所でした…」
葵「(ねぇねぇ、半人半霊ってどういう事?!直ぐ近くに霊がいるの?!)」
妖夢「(はい…。私は半分人間で、半分幽霊という特殊な体なんです…。もういつもの感覚で見えていると錯覚していました…)」
健汰「(いつもの感覚って、他の人には見えているの?)」
藍「(いや、霊感のある者でないと妖夢の半霊は見えないだろう。)」
露木「…」
祐彦「?どうした、露木。お前が黙っているなんてらしくない…」
先程からずっと歩いていて、先程まで元気だった露木の口数が減っている事に祐彦が気付く。
露木「いや、何かさっき変な感じがしてよ…。咲夜さん、変な事を聞くけどお婆さんが除霊作業の終盤に取り掛かった時に何かした?」
藍達『?!』
祐彦「…?どういう事だ?」
祐彦は露木の言っている事を理解できず、もう一度問う。
露木「いや、口にしづらいんだけどよ…。何か、変な感覚になったんだ。縛られているような…変な感覚に。で、何故かそのときに咲夜さんが浮かんだんだ」
咲夜「…おそらくそれは気のせいでしょう。第一私はそれ程特異な事など持ち合わせておりませんし…」
露木「いや、ゴメン。変な事言っちゃって…」
祐彦「おい、本当にどうした…?この暑さで頭でも狂ったか?」
露木「ん~…よくわからない…」
祐彦は露木を心配そうな目で見る。明らかにおかしいと感じるからだ。
祐彦「これはもうやめておいた方がよさそうだな…。すまない、葵。俺達はここで帰らせてもらう」
葵「え、あ、うん。気を付けてねー…」
祐彦「ああ。ほら行くぞ、露木」
露木「あ、あぁ…」
祐彦と露木は来た道を戻り、各自の家へ帰っていった。
藍「どういう事だ、能力を感じ取ったのか?」
健汰「咲夜さんの能力って時間停止だっけ…?」
咲夜「はい…さすがに危ないと思ってやむを得ず…」
妖夢「元はといえば私の所為ですので、気を落とさないでください…」
葵「で、でも時間が止まっている間って咲夜ちゃん以外認識できない筈じゃ…」
藍「だからこそだ…。咲夜、この世界では時間停止を極力控えろ。あの2人には話していないのだからな…」
咲夜「えぇ、そうするわ…」
葵達はこの後、公園…コンビニ…喫茶店など様々な場所へ行き、藍達を案内したのだった。
そして案内が終わり、家に帰った頃にはもう5時を超えていた。
葵「ふぅ…楽しかったー♪」
健汰「(お姉ちゃん…日焼け止めの効果時間を完全に考えていなかったな…)」
橙「ふにゃぁ~~…この世界の地面は硬くて疲れやすいですぅぅ~…」
藍「コンクリートだから仕方ないさ、橙。慣れればきっと大丈夫だからな」
橙「はいぃ…」
妖夢「しかし現代は暑いですね…日差しも強ければ地面からの熱も凄いし…」
咲夜「こんな所で毎日過ごしているならちょっと尊敬するわ…」
健汰「幻想郷ってそんなに快適な場所なの?」
藍「あぁ、これほど自然は少なくないし、地面も土だからな…。だが便利の面で考えるとこちらの方が圧倒的にいいな。」
健汰「へぇ…ちょっと興味が湧いたよ、幻想郷に」
葵「ちょっとー、何でみんな玄関で話をしているのー?部屋で話せばいいじゃない~!」
健汰たちがずっと部屋に向かってこないから、葵は気になったらしい。
藍達は「あぁそうだった」と思い出したかのように、部屋へと向かった。
妖夢「あれ…英克さんの姿がありませんけど…」
葵「お父さんなら仕事に行ったよ。書置きされているからね…」
健汰「多分藍さん達が居るから少しは父さんも気を楽にして行けたんじゃないかな。いつもなら何か一言言っていくんだけど」
葵「だとしたら藍さん達にお礼を言わないとね。ありがとう、みんな…!」
藍「お礼を言われる立場になんて立っていないさ。むしろ私達がお礼を言う立場だな…」
健汰「これ…デジャヴ?」
妖夢「アハハハ…何か見た事ある光景ですね…」
この後、夕食を食べて各自、就寝まで過ごしたのだった。
~今日の
『レミリアの料理』
レミリア「フフフ…腕によりかけて作ったわ!残したら許さないからね!」
フラン・美鈴「 ・ ・ ・ 」
フラン達の目の前に広げられた料理と言っていいのかわからない固形物が並べられていた。
フラン「お、お姉様…この
レミリア「どこからどう見ても卵焼きでしょ」
美鈴「お、お嬢様…このブクブクと煮立っている
レミリア「それはコーンスープよ。ほら、早く食べて!感想を聞きたいから」
フラン「め、美鈴から食べていいよ…」
美鈴「い、妹様ぁ?!」
レミリア「ほら美鈴、早く食べなさい」
美鈴にとってこの時間はとてつもなく長く感じた。ほんの数秒が1分や10分に感じる。
このまま硬直している訳にもいかないので、美鈴は決心した。スプーンを手に取り、スープをすくう。そして一気に口へと運んだ。
レミリア「どうかしら…?」
美鈴「…ム゙ッ?!」
奇声が出たと同時に美鈴の顔がどんどんスープと同じような色になってくる。
最後には―――
『ドサッ…』
意識を手放したのであった。
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回は、家の周辺についての案内でしたね。
現代は幻想郷よりも安全…と思いきや、とある駄菓子屋で待ち構えていたのはお婆さん!
そのお婆さんが妖夢をあと少しで成仏させてしまいそうでしたね…。
もしかすると幻想郷よりも現代の方が危険…?
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!
~人物紹介~
No,5『信寺 露木(のぶでら ろき)』
葵と古くからの友達、いわゆる幼馴染。アニメにでてくるキャラの真似をする。そして戦闘には慣れていないが、対抗する術は持ち合わせているらしい。糸を使う作業は誰よりも丁寧、かつ迅速という特技をもっている。
No,6『古森 祐彦(こもり ゆづひこ)』
葵と古くからの友達、いわゆる幼馴染。アニメにでてくるキャラの真似…というか性格が一緒なのでこれが素。視野が広く、冷静沈着で仲間想い。剣に多少の腕があり、全国大会では準決勝戦までいける実力とのこと。