闇の海王   作:チーズ

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暖かい目でご覧ください


出合い

明るい満月に照らされた部屋、そっと窓を開けると冷たい夜風が部屋を包み込む、今日もまた少女は一人寂しい部屋の冷たいベットの上で目を開けた、血のように深紅に染まる瞳を……。

 

「コッコ、おいで」

少女はベットの下に手を出した、しかし少女が呼ぶ者の姿は無い

少女は不思議そうに首をかしげながらベットから冷たい床に降り黒いコートを羽織って探しに出掛けた、冷たい夜風と明るい満月は少女の美しい漆黒の黒髪を優しく照らし出しなびかせた、少女は家を出ると何時も散歩をする海岸に向かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、くいな起きろ!」

くいなが目を開けると、くいなの肩を揺らしながら必死に起こそうとする少年がいた

 

「あれ?ゾロどうしたの」

くいなが聞くとゾロは

 

「探検に行こう!」

ゾロは目を輝かせながらくいなに言ってきた、話を聞くと満月の夜にこの島の隣にある無人島に行くと赤い目をしたお化けが出ると、八百屋の叔父さんに聞いたとのことだった

 

「それで今日が満月だったから丁度良いから行こう、って訳ね」

くいなが言うとゾロは大きく頷いた

 

「行こうぜくいな!」

くいなは暫く考えた後…楽しそうね!と言ってゾロと港に向かった、くいなは、よく父親と船釣りをするのでその小舟に乗り込み隣の島に向かった

 

「所でその赤い目をしたお化けに会ったらどうするの?」

くいなが聞くとゾロは、もちろん倒すんだ!と言ってきた

 

「そんな事だろうと思った」

くいなはそんなことをため息混じりにそう言うといよいよ島が近づいてきた

 

「さぁ、上陸するよ!」

くいなは桟橋を見つけたのでそこに船をつけ島を探索し始めた

 

「随分気味悪いわね」

辺り一面森におおわれている、そして至るところから動物の鳴き声や雄叫びが響き渡る

暫く道に沿っていくと分かれ道が会った、そこでゾロが二手に別れる事を提案してきた

 

「くいなは右と左どっちがいい?」

ゾロに聞かれ仕方なく左の道に行くことにした、30分後にこの別れる道に戻ってくる約束をして二人はそれぞれ別の道を歩き出した

 

「うわぁー、何も出ないでよ~…」

くいながそう言いながら少し行くといきなり道が開けた、そこには辺り一面満月の光を反射して輝く青い花畑が広がっていた

 

「……すごく綺麗」

くいなはその花畑に見とれているとひとつだけその青い花畑のなかに黒い点があることに気がついた

 

「何…あれ?動いてる…」

その点はくいなに近づくに連れて大きくなってくる

 

「大きな狐だ!」

そこには満月の光を浴びてキラキラと光る毛並みの良い黒い大きな狐がいた

くいなが恐る恐る狐の毛を触ると、ふわふわの羽毛のような毛並みでとてもさらさらしている、ずっと触っていたい気持ちになる

 

「あなたとても綺麗ね…」

すると今度は狐が大きな体でくいなを押してくる、まるでもっと撫でてと言わんばかりだ

くいなが暫く狐と戯れていると森の奥から何かがこっちに歩いてくる足音がした

 

「誰かいるの?」

くいなが言うとそれは森から出てきた、その少女は髪はこの狐と同じように漆黒で瞳は深紅に染まっている

しかし肌は白くこの世の物とは思えない程美しい顔立ちをしていた、そして背中には純白の刀と漆黒の刀が背中にばつを描くように背負われていた

 

「あなた誰?何故ここにいるの?」

少女は透き通るような美しい声と冷たく静かな声でくいなにたずねた

 

「私は隣の島の住民で名前はくいなと言います、ここには友人と来ました、あなたは?」

くいなが少女について訪ねると

 

「私はドラグル・ミール、この島の主です」

そう言うとミールはコッコおいでと言うと黒狐はミールの側へ駆け出した

 

「あなたの狐だったのね」

くいなが名残惜しそうに言うと

 

「えぇ、小さな頃から一緒に居るの名前はコッコよ」

ミールはコッコの頭を撫でながら言った

 

「ミールさんは、ここで何をしているんですか?ご両親は?」

くいなが聞くとミールは

 

「何もしていないわ、両親は私を置いて遠くへ行ってしまったの」

くいなは思いがけない返答に言葉を詰まらせた、するとミールは笑みを浮かべながら

 

「私、吸血鬼なの……」

と言った、くいなは思わず地面に腰を落としてしまった、よくみるとミールの口には二つの鋭い牙が見えた

 

「え、うそじゃあ私の血を……?」

くいなが震えながら聞くと

 

「プ、プハハハハハハ!!!」

突然ミールは腹を抱えて笑い出した

 

「吸血鬼ってのは本当だけどあなたの血は飲まないわ、今時の吸血鬼は血を吸わなくても普通の食事で全然大丈夫なの」

それを聞いたとくいなはほっと胸を撫で下ろした

 

「それよりはあなたの島の話を聞かせて、全然人が来なくて退屈だったのよ!」

ミールはくいなに色々な話を聞かせてもらった、くいなも最初は怖かったが話をしていくうちに次第に打ち解けた

そして30分程たった後くいなは時間だからとミールに告げて島を後にした、この事はミールとくいなの二人だけの秘密にして今度の満月の日にまた合う約束をした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミールサイド

「ひさしぶりに人間と話したね、とっても楽しかった~、くいな怖がって無いかな?」

ミールがコッコに訪ねるとコッコは首をかしげた

 

「あ~、早く満月にならないかな?」

 

くいなサイド

「今日は色々あったな、本当に吸血鬼何ているんだ、でも楽しかったな、早くまた会いたいな~」

そんなことを言いながらくいなは次の満月の日を心待にしていた

そして一ヶ月が過ぎとうとう約束の日になった、今回はくいな一人で島に向かい約束の花畑で待っていた、すると森からミールとコッコが出てきた

 

「くいな!本当に来てくれたんだ~!ありがとう」

ミールが満面の笑みでお礼を言うとくいなは、約束したから当たり前だよ!

と言った、そして今日は二人の事について話した、くいなが一人っ子だと言うことミールが実は110歳だと言う事、そして二人の将来の夢について語り合った

 

「私の将来の夢は、世界一の大剣豪になる事なの!」

くいながそう言うと、ならグランドラインを越えなきゃね、ミールはそう言うと

 

「私は海賊王になりたい、あなたと船に乗って」

ミールはそう言うとくいなの方を向いて

 

「私はあなたと旅に出たい、くいなあなた私の船に乗らない?」

くいなは暫く黙り考え込んで、少し考えたいと言った、そして時間になりくいなは島に戻っていった

そして次の月もくいなが島にきた、それが約1年程続いた時くいなが突然「私の島に来て」と言った、ミールは考えたが頷き次の満月の日の夜、くいなの島に向かった。




こんな感じでゆっくり書いていきます
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