闇の海王   作:チーズ

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まだ本編に入れませんでした…気長にご覧ください


修業

目を開けると真っ白な天井、窓に目を移すと青空が殺風景な病室に色を運んできている、直ぐ側の椅子に座っているのは黒髪の少女、その足元には黒い2メートル近い黒狐

 

「くいな!」

ミールは目を開けたくいなに顔を近づけた

 

「あれ?ミールどうしたの?」

くいなは状況を理解していないようなのでコウシロウが来た後何があったのか全て話した

 

「ごめんくいな、あなたも私と同じ吸血鬼になってしまったの…」

くいなはミールの魂を分けて命を助けられた、それによって強力な回復力、腕力、脚力を手にした

 

「ううん、謝らないで私はあなたと同じになれてうれしいよ?」

くいなはいつもと代わらない笑顔をミールに見せた

 

「あと、もう一つあるの私とコッコは何年間も太陽光に慣れてきたからもう当たっても体が大丈夫だけどあなたはまだ 」

 

「そっか、暫く太陽とはお別れだね」

暫くの沈黙の末ミールが口を開いた

 

「ねぇくいな、私の島に来ない?私の島には代々吸血鬼が太陽に慣れるための修業洞窟があるの、そこなら何とか早く馴れることが出来るかも…」

そしてまた沈黙が流れ今度はくいなが口を開いた

 

「分かった、私ミールの島に行く!」

くいなの答えにミールは頷いた

 

「お父さん、私ミールと海賊になる広い海を渡っていくの」

その言葉を聞いてコウシロウはうっすら涙を滲ませながら

 

「そうかい、君の人生だ悔いなく行きなさい…父さんはいつまでも応援しているよ…」

その言葉を聞いたミールとくいなそしてコッコはまだ明け方の港へと駆けていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミール側

「くいな、ここが私とコッコの家だよ!」

くいなはミールの家へと招き入れられた、目の前には大きな城とその両脇にそびえる塔があった

 

「え、でかくない?」

くいなが思わず驚きの声を上げた

 

「さぁ、早速修業しに行くよ!」

着いてすぐさま行くと言うミールに少し驚いたが、体が少しも疲れていない事に気がつきくいなも家から持ってきた必要最低限の物を持った

 

「え~と、着替えにテント位で良いかな~?」

ミールは倉庫から3~5人は入れそうなテントと着替えを持ってきた

 

「んじゃ行こうか」

二人と一匹は洞窟に向かった、城の脇を抜けると二つの大きな洞窟が姿を現した

 

「え?ミールどっちの洞窟?」

くいなが訪ねるとミールは

「左の洞窟は昔私が攻略したから行くのは右の洞窟ね」

と言った

 

「何か怖いね~」

くいながビビっているとミールはくいなの手を握り洞窟へとグイグイ引っ張っていった

 

「ねぇミール、何か門が見えるんだけど?」

くいなが指を指す方を見ると古びた遺跡のような門が見えた

 

「あそこが入り口よ…」

ミールとくいな、コッコは扉に向かっていく

 

「行くよくいな!」

そして2人と1匹は門をくぐった、その時

 

≪ゴゴゴゴゴォーー‼≫

 

洞窟に轟音を轟かせるそして門が閉まった

 

「あ、言い忘れてた…ここ一回入ると一番奥に行くまで二度と戻れないから」

 

「……」

 

「……」

 

「ミール?」

くいながミールを呼ぶ

 

「な、な~にくいな、顔が怖いよ……?」

ミールは顔をひきつらせながらくいなの顔を覗く

 

「そう言うことは先に言いなさいよ!!」

さっきの門の轟音に負けないほどの怒声が洞窟に響く

 

「ご、ごめんね…じゃあ先に言っとくね、ここから先は一つ一つ門があってそこに居る何かを倒さない限り先には進めないようになってるよ!」

ミールにその事を聞いたくいなは、大きなため息をして

「だから遅いって…」

 

その時進行方向にある扉の前で何かが動いた

「あぁ、最初の敵はアイツか~」

 

ミールは落ち着いた声で話した

「あれは不死者だね、昔私たちの祖先が血を吸った人間たちの末路、死ぬこともなく永遠に血を求めてさ迷い歩くの」

 

そんな説明をされている内に不死者はくいなに向かって突っ込んで来る

「うわっ!」

 

くいなはギリギリでかわしながら背中を切り裂いた、背中からは大量の血液が吹き出した

不死者は一瞬ガクンと膝を着いたが直ぐ様こちらに体を向けた

「不死者の弱点は心臓よ、そうすれば不死者の魂は解放されるわ!」

 

くいなは刀を鞘にしまって腰を落とした、その間にも不死者はこちらに走ってくる

「一刀流≪居合い斬り≫」

 

不死者がくいなに噛みつく瞬間鞘から放たれた白き刀身は不死者の体を真っ二つに両断した

「はぁはぁはぁ…」

 

くいなは動かなくなった不死者を見た、心臓に紫色の綺麗な石が刺さっている

「ミール、これは?」

 

くいなが訪ねるとミールは

「それが不死者の魂よ、吸血鬼に血を吸われた人間はその石を体に埋め込まれるの、それを取り込むことによって不死者は吸血鬼の呪縛から解放されるの」

 

くいなはミールに促されその石を口に運んだ

「何この石、力がみなぎってくる」

 

「当たり前よ、その石は元々吸血鬼の魂なんだからそれを取り込めばさらに自分の魂を強化出来るの、さぁ次の門へ行きましょ」

 

ミールの言葉に頷きくいなは次の門をくぐって行った




次回こそ本編に入れるのでお楽しみに
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